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多層的な知人関係に基づく 自己情報コントロールの実現

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Presentation on theme: "多層的な知人関係に基づく 自己情報コントロールの実現"— Presentation transcript:

1 多層的な知人関係に基づく 自己情報コントロールの実現
修士論文 最終発表 修士論文 最終発表 多層的な知人関係に基づく 自己情報コントロールの実現 政策・メディア研究科 修士課程2年 仲山 昌宏 修士論文 最終発表

2 目的 多層的な知人関係を組み込んだ 知人ネットワークモデルの提案 多層的な知人関係 知人ネットワーク 2019/04/25
修士論文 最終発表 目的 多層的な知人関係を組み込んだ  知人ネットワークモデルの提案 多層的な知人関係 知人ネットワーク 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

3 例:「公私の分離」 作品「釣りバカ日誌」の鈴木一之助氏 要求事項 鈴木建設の社長「鈴木社長」 釣りバカ「スーさん」
修士論文 最終発表 例:「公私の分離」 作品「釣りバカ日誌」の鈴木一之助氏 鈴木建設の社長「鈴木社長」 釣りバカ「スーさん」 要求事項 社長としての行動を社の内外に対してSNSで見せている ある平社員を師匠に、日々釣りに出かけている 平社員と特別の関係があることは伏せたい この平社員とのやりとりにもSNSを使いたい 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

4 事例の考察 社長として社内外へのつながりが存在する プライベートのつながりも存在するが、社長とは切り離していることを明らかにしておきたい
修士論文 最終発表 事例の考察 社長として社内外へのつながりが存在する プライベートのつながりも存在するが、社長とは切り離していることを明らかにしておきたい 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

5 要件定義 自分の秘密を守りたい 特定の相手以外に対して秘密にしたい 自分以外にも秘密を守って欲しい 自分のプロフィールを秘密にしたい
修士論文 最終発表 要件定義 自分の秘密を守りたい 自分のプロフィールを秘密にしたい 自分の知人関係を秘密にしたい 自分の行動を秘密にしたい 特定の相手以外に対して秘密にしたい 知人(あるいは知人の知人)以外には見せない 一部の知人以外には見せない 完全に隠せない情報は別人として見せたい 自分以外にも秘密を守って欲しい どの情報が誰に対して秘密なのかを、秘密を共有する知人に分かっていて欲しい 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

6 知人ネットワーク 知人関係に基づく公開性の制御 例:IM, SNS 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

7 多層的な知人関係 人間の知人関係は多層的である 「公私混同」 知人関係の「背景」の違い 2019/04/25 修士論文 最終発表
違う層どうしに共通している人がいれば「世界が狭い」などと言う 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

8 問題点(一つの利用者) 自分を表す利用者を一つだけ登録して使う 秘密が守れない 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

9 問題点(別の利用者) 全く別の利用者登録を使い分ける 自分が複数に分かれてしまい、管理できない
修士論文 最終発表 問題点(別の利用者) 全く別の利用者登録を使い分ける 自分が複数に分かれてしまい、管理できない 知人ネットワークを辿ることで秘密が漏れてしまう 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

10 複数人格モデルの提案 複数人格モデル 「人格」が行動主体の 単位となる 利用者は複数の識別子を持つ→「人格」
修士論文 最終発表 複数人格モデルの提案 複数人格モデル 利用者は複数の識別子を持つ→「人格」 知人関係の「層」ごとに一つの人格 「人格」が行動主体の 単位となる 属性情報 知人関係 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

11 複数の人格の管理 全ての人格も、自分の一部として管理できる 「人格」間の関係を特殊なリンクとして表現 2019/04/25
修士論文 最終発表 複数の人格の管理 全ての人格も、自分の一部として管理できる 「人格」間の関係を特殊なリンクとして表現 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

12 実装 目的 概要 本モデルの実現可能性の評価 参照実装による本モデルの普及 環境:Linux (CentOS 4.2) on IA32
修士論文 最終発表 実装 目的 本モデルの実現可能性の評価 参照実装による本モデルの普及 概要 環境:Linux (CentOS 4.2) on IA32 言語:Perl 5.8 フレームワーク:Catalyst RDBMS:MySQL 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

13 モジュール構成 MVCアーキテクチャ 今回の主な実装部分 Model: DBIx::Class ORM
修士論文 最終発表 モジュール構成 MVCアーキテクチャ Model: DBIx::Class ORM View: Template-Toolkit 今回の主な実装部分 Controller Model ViewのHTMLテンプレート 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

14 修士論文 最終発表 Screenshot(1) 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

15 修士論文 最終発表 Screenshot(2) 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

16 修士論文 最終発表 評価方針 必要性の確認 要件の実現 実現可能性 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

17 先行実験(概要) 目的:問題意識および方針の確認 手法: 実装のプロトタイプ版の公開 既存の人脈に基づく実験参加者の募集
修士論文 最終発表 先行実験(概要) 目的:問題意識および方針の確認 手法: 実装のプロトタイプ版の公開 既存の人脈に基づく実験参加者の募集 システム内のアナウンスにより、ウェブ回答の アンケートを実施 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

18 先行実験(結果) 利用者数:30 登録された人格の数:47 同一人物リンク:11 アンケート回答数:13 3人格を登録: 4
2人格を登録: 9 同一人物リンク:11 アンケート回答数:13 2019/04/25 修士論文 最終発表

19 先行実験(問題意識) 問題意識の確認 (振る舞いの使い分けの必要性)
修士論文 最終発表 先行実験(問題意識) 問題意識の確認 (振る舞いの使い分けの必要性) 「将来的にSNSのユーザ数が増えて会社の人とのやり取りが避けられなくなったら必要」(Aさん) 「相手によって分けたい部分もあるし、ハンドルと実名では交流関係も違う。 実名を明らかにしない方がうまくいく関係もある」(Bさん) 結論:多層的な知人関係が問題となっている 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

20 先行実験(方針) 方針の確認 「GREEみたいに名刺管理、mixiのネタ系、そんな感じが1つのSNSで使い分けられれば良い」(Cさん)
修士論文 最終発表 先行実験(方針) 方針の確認 「GREEみたいに名刺管理、mixiのネタ系、そんな感じが1つのSNSで使い分けられれば良い」(Cさん) 「参加に制約のあるネットワークであれば、複数の独立人格を持たせてもらった方が、意見表明も含めて使いやすい」(Dさん) 「SNSが巨大になればなるほど欲しい」(Eさん) 「悪いことをすると、複数の人格が一気に使えなくなるというのは抑止効果」(Aさん) 結論:複数人格モデルは正しい方針 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

21 要件の確認(1) 自分の秘密を守りたい 自分のプロフィールを秘密にしたい → これまで通り可能
修士論文 最終発表 要件の確認(1) 自分の秘密を守りたい 自分のプロフィールを秘密にしたい → これまで通り可能 自分の知人関係を秘密にしたい → 一部のSNSではこれまでも可能 自分の行動を秘密にしたい → 複数人格の使い分けにより可能 結論:十分に要件を満たしている 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

22 要件の確認(2) 特定の相手以外に対して秘密にしたい 知人(あるいは知人の知人)以外には見せない → これまで通り可能
一部の知人以外には見せない → 一部のSNSではこれまでも可能 完全に隠せない情報は別人として見せたい → 複数人格の使い分けにより可能 2019/04/25 修士論文 最終発表

23 要件の確認(3) 自分以外にも秘密を守って欲しい
どの情報が誰に対して秘密なのかを、秘密を共有する知人に分かっていて欲しい → 複数の人格を使い分けていることを敢えて明かすことで可能(同一人物リンク) 2019/04/25 修士論文 最終発表

24 問題点(別の利用者)の解決 層が分かれることで、知人ネットワークをたどって秘密が漏れることもなくなる 2019/04/25
修士論文 最終発表 問題点(別の利用者)の解決 層が分かれることで、知人ネットワークをたどって秘密が漏れることもなくなる 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

25 規模性の評価(1) 実装内の処理に対して、どのような計算量が発生するかを分析 もっとも複雑なものは「知人かどうか」
修士論文 最終発表 規模性の評価(1) 実装内の処理に対して、どのような計算量が発生するかを分析 もっとも複雑なものは「知人かどうか」 「自分が持つ人格のどれか」が相手の知人 「自分が持つ人格のどれか」が、「相手の知人の同一人物リンクの先」と知人 セッションの確認(アクセス毎) 知人の一覧 自分自身かどうか 知人かどうか 知人の知人かどうか 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

26 規模性の評価(2) O(logL+m・logM+logN) 既存: O(logM) もっとも増分が多いのはリンクの総数(M)
結論:従来と同様の規模性を持つ 2019/04/25 修士論文 最終発表

27 まとめ 目的:複数人格モデルの提案 評価 多層的な知人関係に応じた秘密を守れる 様々な知人関係の使い分けを管理できる モデルの有効性を評価
修士論文 最終発表 まとめ 目的:複数人格モデルの提案 多層的な知人関係に応じた秘密を守れる 様々な知人関係の使い分けを管理できる 評価 モデルの有効性を評価 先行実験による必要性の評価 本実装による規模性の評価 2019/04/25 修士論文 最終発表 修士論文 最終発表

28 今後 Deployment 分散化 参照実装のSNSとしての完成度向上 オープンソース化してリリース 異なるSNS間で複数人格を関連づけ
完全分散化 2019/04/25 修士論文 最終発表


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