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A-5 ホワイトボードなどを用いた チーム会議の方法を知ろう 研修スライド 校内研修 研修流れシート 【研修のねらい】

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1 A-5 ホワイトボードなどを用いた チーム会議の方法を知ろう 研修スライド 校内研修 研修流れシート 【研修のねらい】
 ホワイトボードなどを用いた     チーム会議の方法を知ろう ファシリテーター用 受講者用 【研修のねらい】 ホワイトボードなどを用いて,可視化しなが ら行うチーム会議の効果的な方法とは?その ポイントを学ぶ。 研修スライド 研修受講者に提示するスライド資料です。 チーム会議マニュアル 研修中の補助資料及び研修後の参考資料としてご活用ください。 【研修時間】  60分程度 【推奨時期】  4月 【準備物】 □コンピュータ   □プロジェクター □スクリーン    □ホワイトボード  □マーカー(黒・赤・青3色✕グループ数)      *グループ分の数を用意しておきます。 □記録用機器(デジカメ,タブレットなど) □チーム会議マニュアル   (参加人数分印刷・研修会前に配布) 【研修形態】  校内研修 研修流れシート チーム会議報告書 研修受講者に提示するスライド資料です。 研修後の記録用紙,または報告用紙としてご活用ください。 【留意事項】 ●チーム会議で扱う児童生徒を,学年ごとに事前に決めておくと,研修がスムーズに進められます。 ●研修の中ではチーム会議を3~4人で行う設定にしていますが,各学校の実情に合わせたグルーピングを事前に行うようにしてください。 ●「チーム会議マニュアル」については印刷の上,冊子にしていただき事前に配布してください。 ●校内研修の時間確保が難しい場合は,学年単位で研修を行うことが可能です。 【参考文献】  「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016 Copyright (C) 2019Miyagi Prefecture. All Rights Reserved

2 【参考文献】「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016
ホワイトボードなどを用いた チーム会議の方法を知ろう  それでは,これから「ホワイトボードなどを用いたチーム会議の方法を知ろう」の研修を始めます。 【参考文献】「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016

3 ホワイトボードなどを用いた チーム会議の方法を知ろう ホワイトボードなどを用いて,
ねらい ホワイトボードなどを用いて, チーム会議を可視化しながら 効果的に行う方法を学ぶ  研修のねらいはホワイトボードなどを用いて,チーム会議を可視化しながら効果的に行う方法を学ぶことです。  そのため,研修では,先生方に本校の児童生徒を事例としたチーム会議を実際に体験してもらい,流れを理解してもらいます。  チーム会議を効率的に行えるようになることで,より効果的な支援策をチームで生み出せるようにしていきましょう。  それでは,先生方に事前に配布した「チーム会議マニュアル」を用いながら,研修を進めていきたいと思います。 4

4 チーム会議とは 不登校の早期解決のために ・児童生徒の実態把握 ・アセスメント(見立て) ・プランニング(支援策と役割の設定)
 不登校の早期解決を目指すには,学級担任が1人で抱え込まずにチームとして不登校児童生徒を支援することが重要です。  このチーム支援の手立てとして「チーム会議」を実施し,アセスメントやプランニングを効果的に行います。  このチーム会議については,宮城県教育委員会が平成27年3月に公表した,「中1不登校の解消に向けて」に示されています。  チーム会議マニュアル1ページにも説明がありますので,そちらも参考にしてください。 「中1不登校の解消に向けて」        (宮城県)より チーム会議マニュアルp.1参照

5 チーム会議はいつやるの? 連続3日間欠席している… 欠課や早退が 気になる… チーム会議 「中1不登校の解消に向けて」(宮城県)より
 まず,チーム会議をどのタイミングで行うかですが,児童生徒が何らかの理由で連続3日間(累積で6日間)欠席した場合や,欠課や遅刻・早退が増えてきた場合など,気になる様子が見られた際に,気付いた人が,担任や学年(部)主任に相談し,必要に応じて「チーム会議」の場を設定します。  また,長期欠席の児童生徒がいて,支援が行き詰まっている場合も,一歩踏み出すために,チーム会議を行います。 欠課や早退が 気になる… チーム会議

6 チーム会議はいつやるの? ◇大切なことは・・・ ・放課後の実施にこだわらず できるときに行う ・タイミングが合えば空き時間 に実施する
 できるときに行う ・タイミングが合えば空き時間  に実施する  「チーム会議」というと,何となく構えてしまうかもしれませんが,「支援のための相談」と捉え,あまり固く考えずに行ってほしいと思います。  「放課後に改めて」と思わず,できるときに行うことがポイントです。タイミングが合えば空き時間などでも構いません。

7 チーム会議のメンバー 学級担任 学年 部 主任 ( ) 学年担当 養護教諭 など
  など チーム会議は,普段からその児童生徒に関わっている先生方で行います。  次にどのようなメンバーで行うかです。  「チーム会議」のメンバーは,支援が必要な児童生徒と日頃から関わりがある教職員です。「直接支援チーム」と呼びます。

8 チーム会議のメンバー ◇大切なことは・・・ ・そのときそろうメンバーで 話合いを始めること。 ※メンバーがそろわず,いつま
 話合いを始めること。 ※メンバーがそろわず,いつま   でも話合いが行えないとい   うことがないようにします。  ただし,メンバーが全員そろわなくても,そのときいるメンバーで始めることが大切です。  メンバーが多いほど有効な情報が集まりやすく,有効な支援策も見付かりやすいのですが,多くのメンバーをそろえるために,いつまでも話合いが行えない,ということのないようにしましょう。

9 ホワイトボードなどを使用する利点 ・情報や考えを可視化できる ・情報や考えを共有しやすい ・情報のつながりなどを見いだし やすい。
 やすい。 ・写真を撮り,記録として使うこと  ができる。  この研修では,ホワイトボードなどを用いたチーム会議の演習を行います。  情報や考えの可視化,共有などがしやすくなり,つながりが見えやすくなるためです。  また,書いた内容を写真に撮れば,負担なく記録を残すこともできます。

10 チーム会議の活動準備物(例) ホワイトボード(大・小) 黒板 A3のコピー用紙 静電気で壁や窓に張り付くシート
「ホワイトボード・ミーティング  」参照 A3のコピー用紙 静電気で壁や窓に張り付くシート  チーム会議では,考えを共有するために,事前にこのようなものを準備します。  ホワイトボードは簡易的な物で代用できます。記入スペースは狭くなりますが,数をそろえやすく,すぐに使え,持ち運びしやすいという利点があります。

11 手作り版ホワイトボード チーム会議マニュアルp.2参照
 他にもA3サイズの白紙をラミネートし,横に3枚つなげると,本研修で行うチーム会議に使いやすい,折りたたみのできる,手作り版ホワイトボードを作成できます。  状況に合わせて用意しやすいものを準備してください。  ホワイトボードに代わるものについては,チーム会議マニュアル2ページにまとめてありますので,後ほど確認ください。 チーム会議マニュアルp.2参照

12 ホワイトボードの使い方 縦線2本書きます 【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議マニュアルp.3参照
 それでは,ホワイトボードとマーカー3色(黒・赤・青)を活用した,チーム会議のモデルプランを紹介します。  まず,ホワイトボードの使い方を紹介します。縦線を2本引き,ホワイトボードを3つに区切ります。  続いて,それぞれの欄に【情報】【見立て】【支援計画】と書きます。チーム会議マニュアル3ページにもありますので,参考にしてください。 チーム会議マニュアルp.3参照

13 ホワイトボードの使い方 【情報】 【見立て】 【支援計画】 生徒に関する情報 ここに書かれた情報 から,児童生徒の 「困っていること」
や支援の際に役立つ 「強み」を探してい きます。 情報を基にした 生徒に対する見立て 「困っていること」に 対して,児童生徒が, どんな思いでいるのか を考えます。 見立てに基づいた 支援目標と支援策 アセスメントを基に支 援目標を決め,目標を 達成するための支援策  情報欄には児童生徒に関する情報を,見立て欄には情報を基にした児童生徒に対する見立てを,そして支援計画欄には「見立て」に基づいた支援目標と支援策を記入していきます。 14

14 アセスメント ホワイトボードへの使い方 プランニング 【情報】 【見立て】 【支援計画】 生徒に関する情報 ここに書かれた情報
から,児童生徒の 「困っていること」 や支援の際に役立つ 「強み」を探してい きます。 情報を基にした 生徒に対する見立て 「困っていること」に 対して,児童生徒が, どんな思いでいるのか を考えます。 見立てに基づいた 支援目標と支援策 アセスメントを基に支 援目標を決め,目標を 達成するための支援策 アセスメント プランニング  情報から見立ての部分までが「アセスメント」,そして支援計画の部分が「プランニング」に当たります。 15

15 会議の手順(目安36分程度) 1 役割の確認 (1分程度) ↓ 2 アセスメント(20分程度) 3 プランニング(15分程度)
1 役割の確認 (1分程度)     ↓ 2 アセスメント(20分程度) 3 プランニング(15分程度)  次に,チーム会議の手順についてです。全体の流れはご覧の通りです。  始めに,話合いを進めるファシリテーターを決めます。  その後,アセスメントとプランニングを実施します。  チーム会議を実施することで,学級担任の孤立を防ぎ,チームとして児童生徒を支援していくことにつなげていきましょう。  詳しい流れは,チーム会議マニュアル4ページを参考にしてください。 チーム会議マニュアルp.4参照

16 1 役割の確認 ファシリテーター(進 行役)を決め,参加者 から情報を集めながら ホワイトボード等に書 き込みます。
 それでは,役割の確認をしていきましょう。始めにファシリテーターを決めます。  ファシリテーターは,参加者から情報を集めながらホワイトボードに書き込み,話合いを進めます。担任以外が担当するのが望ましいと思います。 全員が当事者意識を持ち,積極的に発言しましょう。ファシリテーターは担任以外が望ましいです。

17 ・参加者全員から情報や考えを引き出す。 ・ホワイトボードへの記入は読めれば十 分。ひらがなでも可。スピード重視。
◇ファシリテーター(進行役)のポイント ・参加者全員から情報や考えを引き出す。 ・ホワイトボードへの記入は読めれば十   分。ひらがなでも可。スピード重視。 ・発言者の言葉を省略せずそのまま書く。  ファシリテーターは,参加者全員の情報や考えを引き出します。ファシリテーターの留意点は,意見を取捨選択せず,参加者全員の意見を聞くことです。それにより,1人の意見に左右されないようにします。ホワイトボードへの記入は,読めれば十分です。時にはひらがなで書くなど,スピードを重視することが大切です。  また,発言者の言葉をそのまま書くことも大切です。省略しようとすると,ファシリテーターの主観が働いたり,後で見た時に,詳細が分からなくなる恐れがあるからです。  進行の際は,チーム会議マニュアル5ページの「ファシリテーター用進行マニュアル」を参考にしてください。 チーム会議マニュアルp.5参照

18 ◇ファシリテーター(進行役)のポイント 【オープン・クエスチョン】 話を深めながら,相手からより多く の考えや情報を引き出すのに有効な
【オープン・クエスチョン】   話を深めながら,相手からより多く  の考えや情報を引き出すのに有効な  質問方法。 オープン・クエスチョン というと? ○○さんが人に会うのが怖いと言っています。 具体的に どんな感じ? もう少し 詳しく教えてください。  ファシリテーターはオープン・クエスチョンを使って,参加者から考えを引き出します。「オープン・クエスチョン」とは,話を深めながら,相手からより多くの考えや情報を引き出すのに有効な質問方法です。例えば,「~というと?」「具体的にどんな感じ?」「他には?」などと質問することで,相手の考えや情報を引き出します。 オープン・クエスチョンは,「ホワイトボード・ミーティング  質問の技カード」より抜粋

19 オープン・クエスチョンの具体例 Aさんは怖いと言っています。 というと? 人に会うのが怖いのだそうです。 具体的にどんな感じ?
情報提供者 ファシリテーター Aさんは怖いと言っています。 というと? 人に会うのが怖いのだそうです。 具体的にどんな感じ? 廊下に出たくないとか。  これは,オープン・クエスチョンの具体例になります。やりとりは次のようになります。 (Tは情報提供者,Fはファシリテーター) T:「Aさんは怖いと言っています。」 F:「というと?」 T:「人に会うのが怖いのだそうです。」 F:「具体的にはどんな感じ?」 T:「廊下に出たくない」とか「部活の仲間に会うのが怖い」みたいです。 F:「もう少し詳しく教えてください。」    ・・・このように会話が続きます。  情報を詳しく聞くことで,児童生徒の詳細な様子を共有でき,アセスメントの手掛かりにもなるため,参加者から情報を引き出すことは,ファシリテーターの重要な役割です。 もう少し詳しく教えてください。 部活の仲間に会うのが怖いみたいです。

20 2 アセスメント  「見立て」とも言われ,不登校児童生徒に関する情報を基に,なぜそのような状態に至ったのか,本人が困っていることは何か,その背景・要因を探り,見えない本人の思いを推し量ること。また,本人の「強み」を把握すること。  次に,アセスメントについて説明します。  アセスメントは「見立て」とも言われ,不登校児童生徒に関する情報を基に,なぜそのような状態に至ったのか,本人が困っていることは何か,その背景・要因を探り,見えない本人の思いを推し量ることです。  また,本人の「強み」を把握することもアセスメントに含まれます。「見立て」と「強み」は,支援策を考える為の大切な準備になります。

21 【 2 アセスメントの手順 】 Step1 情報の共有 Spte3 強みの探索 Step2 情報からの見立て (1)「困っていること」の把握
【 2 アセスメントの手順 】  Step1 情報の共有 Step2 情報からの見立て (1)「困っていること」の把握 (2)話し合う「困っていること」の決定と転記 (3)「困っていること」の背景の見立て  アセスメントは,このような手順で行います。1つずつ確認しながら,実際の例で行ってみましょう。 Spte3 強みの探索

22 ホワイトボードへの記入例 拡大 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日)
【情報】 【見立て】 【支援計画】 1月31日(水1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) 拡大  情報の共有に入る前に,情報欄の上部に,該当児童生徒の日付,学年学級,氏名を黒マーカーで記入しましょう。  その下に,連続欠席日数や年間欠席日数,遅刻・早退日数,別室登校日数などを書いておきましょう。  実際のチーム会議では,事前に記入しておくとスムーズに会議を始めることができます。 児童生徒の基本情報を簡潔に整理!

23 2 アセスメント・Step1 情報の共有 主な観点 ・気になった様子 ・学習(成績・授 業の様子) ・性格・行動 ・家庭環境 ・友人関係
【情報】 【見立て】 【支援計画】 主な観点 ・気になった様子 ・学習(成績・授  業の様子) ・性格・行動 ・家庭環境 ・友人関係 ・部活動 ・発達障害  等 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  同じ学年の先生方で3~4人のグループを作り,ご自分の学年にいる不登校の児童生徒について,情報を書き出してもらいます。では,グループを作ってください。 【グループができあがった様子を見て】  では,情報の共有に入ります。  【情報】の欄には,「児童生徒の情報」を黒マーカーで記入していきます。  ファシリテーターはオープンクエスチョンでスライドの主な観点にあるような情報を引き出し,ホワイトボードに書き出します。  チーム会議マニュアル7ページにも説明がありますので,そちらも参考にしながら,7分間で情報共有を行ってください。では始めてください。 (状況により「あと○分です」などと声を掛ける) 【7分後】  時間になりました。必要な情報は集まったでしょうか。 チーム会議マニュアルp.7参照

24 2 アセスメント・Step2 情報からの見立て(1)
【情報】 【見立て】 【支援計画】 チーム会議マニュアルp.8参照 <観点> 1. 生命・身体の危険  2. 本人のプレッシャー 3. 本人の過剰反応 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。 本人が困っていることに赤線を引く  では次に,本人が困っていることに赤線を引いてみましょう。  大切なことは,先生方や周りの人たちが困っていることではなく,不登校児童生徒本人が困っていることに目を向けることです。  「困っていること」を見付ける際の観点はスライドの通り3点あります。  「1.生命・身体の危険」に該当するものがなければ「2.本人のプレッシャー」に該当するもの,2に該当するものがなければ「3.本人の過剰反応」に該当するものを探していきます。  3の「過剰反応」とは,状態がよいときは表れない行動のことです。観点については,チーム会議マニュアル8ページにもありますので,参考にしてください。  1分30秒取りますので,各グループで実際に本人が困っていることに赤線を引いていきましょう。  では,始めてください。 【1分30秒後】  時間になりました。

25 2 アセスメント・Step2 情報からの見立て(2)
【情報】 【見立て】 【支援計画】 早急に対応しなければならないものの優先順位を決め,3つ選びましょう。 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) ①部活に行くとき,お腹が痛くなった ②周りの目が気になる ③学校に行きたくない ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  ありがとうございます。  次に,赤線を引いた,本人が困っていることの中から早急に対応しなければならないものの優先順位を決め,3つまで選び,真ん中の欄に書きます。  チーム会議マニュアルの9ページにも説明がありますので参考にしてください。2分間でやってみましょう。では, 始めてください。 【2分後】  時間になりました。 チーム会議マニュアルp.9参照

26 怠けるな! サボるな! 27 ここで,見立てを行う前に,「見立て」の方法について例を通して考えていきたいと思います。
 ここで,見立てを行う前に,「見立て」の方法について例を通して考えていきたいと思います。  例えば,学校を休んで,ゲームばかりしている児童生徒がいたとします。行動だけを見れば「怠けている」「サボっている」と見えてしまいます。 27

27 怠けるな! サボるな! 学校に登校しづらくなっている? ゲームで心のバランスを取っている? 28
 でも,実は学校で嫌なことがあり,休んでいるうちに登校しづらくなっていたり,ゲームをすることで不安な思いを忘れ,心のバランスを取ろうとしていたりするのかもしれません。  このように,児童生徒の見えない思いを推し量る「見立て」は,効果的な支援を考えていく上で非常に大切なことになります。 28

28 2 アセスメント・Step2 情報からの見立て(3)
【情報】 【見立て】 【支援計画】 困っていることの背景・要因を探り,見えない本人の思いを推し量ります。 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) ①部活に行くとき,お腹が痛くなった ・部活動でBとCとトラブルがあり,困ってい  るのではないか ・不安が強く身体症状に表れているのでは  ないか ②周りの目が気になる ・BとCとのトラブルのことを友達に悪く思わ  れていると心配しているのではないか ・誰かに相談したいが,誰に相談してよいか  分からないのではないか ③学校に行きたくない ・不安が強いため,人と会うのを避けようとし  ているのではないか ・親に悩みを話せず,どうしてよいか分から  ないのではないか ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  では,困っていることの背景を見立てていきましょう。各項目の下に,赤色のマーカーで書き込みます。ファシリテーターの方は,「というと?」「もう少し具体的に教えてください」などのオープン・クエスチョンを活用して,見立てが深まるように進めていきましょう。チーム会議マニュアルは,10ページをご覧下さい。7分間取りますので,各グループで行いましょう。では,始めてください。 (状況に応じて「○分前です」など声掛けする) 【7分間後】  時間になりました。 チーム会議マニュアルp.10参照

29 ・支援の手掛かりになる本人の強みを見 つける。 ※強みとは,本人の「長所」「頑張って いること」「好きなこと」「趣味・特 技」など。
2 アセスメント・Step3 強みの探索 ・支援の手掛かりになる本人の強みを見  つける。 ※強みとは,本人の「長所」「頑張って  いること」「好きなこと」「趣味・特  技」など。  それでは,アセスメントの最後に,本人の強みに目を向けましょう。「強み」とは集めた情報の中の,児童生徒の長所,頑張っていること,好きなこと,趣味・特技などのことです。   また,本人を取り巻く人やモノで,支援につながる場合も「強み」になります。不登校の支援においては,「できないこと」を「できるようにする」という考えだけでなく,「できていること」をより生かしていくという考えが重要です。  その児童生徒が既に持っている「強み」を生かして,本人にとって有効な支援につなげていきます。  チーム会議マニュアル11ページには,「強み」の例も示してありますので,参考にしてください。 チーム会議マニュアルp.11参照

30 「強み」は誰にでもあります。「強み」を見つけたら, 青マーカーで線を引きます。
2 アセスメント・Step3 強みの探索 【情報】 【見立て】 【支援計画】 「強み」は誰にでもあります。「強み」を見つけたら, 青マーカーで線を引きます。 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) ○部活に行くとき,お腹が痛くなった ・部活動でBとCとトラブルがあり,困ってい  るのではないか ・不安が強く身体症状に表れているのでは  ないか ○周りの目が気になる ・BとCとのトラブルのことを友達に悪く思わ  れていると心配しているのではないか ・誰かに相談したいが,誰に相談してよいか  分からないのではないか ③学校に行きたくない ・不安が強いため,人と会うのを避けようとし  ているのではないか ・親に悩みを話せず,どうしてよいか分から  ないのではないか ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  スライドでは「部活は好き」,「アニメの話」,そして「友人は比較的多い」の3つを「強み」とし青線を引きました。  それでは,本人の強みになり得る情報に青線を引いてみましょう。2分取りますので各グループで行ってください。  情報の中に見付けられない場合は,ここで強みに関する情報を集めることも必要になります。それでは,始めてください。 【2分後】  時間になりました。

31 ・アセスメントでの「見立て」と「強み」を 生かした具体的な支援策を参加者全員で考 える。 ※ポイントは「いつ」「誰が」「どこで」
3 プランニング ・アセスメントでの「見立て」と「強み」を  生かした具体的な支援策を参加者全員で考  える。 ※ポイントは「いつ」「誰が」「どこで」  するのかを明確にすること。 個人の判断ではなくチームとして具体的な支援内容やタイミングなどを決めることがチーム支援の第一歩です!  では,次にプランニングに入ります。アセスメントでの「見立て」と「強み」を生かした具体的な支援策を考えてみましょう。  「いつ」「誰が」「どこで」するのかを明確にすることで,実際の支援者が迷うことのないようにしましょう。  また,チーム全体で効果的に関わることを念頭に置き,バランスよく役割分担しましょう。

32 【 プランニングの手順 】 Step1週間後の児童生徒をイメージして支 援目標を設定する Step2 具体的な支援策を考える
【 プランニングの手順 】 Step1週間後の児童生徒をイメージして支 援目標を設定する Step2 具体的な支援策を考える    (1) 支援策の検討    (2)役割分担の明確化 Step3 支援策チェックリストで確認する  プランニングは,ご覧のような手順で行っていきます。  1つずつ確認していきたいと思います。 Step4次回のチーム会議の予定を考える

33 3 プランニング・Step1 支援目標の設定 【情報】 【見立て】 【支援計画】 目標を決め,支援の方向性を一致させましょう!
1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) クラスに入り得意な授業を受ける (1時間) ①部活に行くとき,お腹が痛くなった ・部活動でBとCとトラブルがあり,困ってい  るのではないか ・不安が強く身体症状に表れているのでは  ないか ②周りの目が気になる ・BとCとのトラブルのことを友達に悪く思わ  れていると心配しているのではないか ・誰かに相談したいが,誰に相談してよいか  分からないのではないか ③学校に行きたくない ・不安が強いため,人と会うのを避けようとし  ているのではないか ・親に悩みを話せず,どうしてよいか分から  ないのではないか ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。 目標を決め,支援の方向性を一致させましょう!  では始めに,支援目標を決めます。  目標を決めることで,支援の方向性を一致させましょう。  支援目標は,1週間後の児童生徒に期待したい姿をイメージして決めます。  チーム会議マニュアル12ページの説明と,13ページの「支援目標参考シート」を参考に考えましょう。  目標は支援計画欄の上部に青色のマーカーで書き,四角の枠で囲みます。それでは,2分間で決めてみましょう。では,始めてください。 【2分後】  時間になりました。 チーム会議マニュアルp.12・13参照

34 3 プランニング・Step2 支援の具体化(1)(2)
□3 母にAの話を最後まで聴き,Aの      思いを受け止めてほしいことを伝    える    (1/31 放課後 主任 家庭訪問) 【情報】 【見立て】 【支援計画】 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) クラスに入り得意な授業を受ける(1時間) ①部活に行くとき,お腹が痛くなった ・部活動でBとCとトラブルがあり,困ってい  るのではないか ・不安が強く身体症状に表れているのでは  ないか ②周りの目が気になる ・BとCとのトラブルのことを友達に悪く思わ  れていると心配しているのではないか ・誰かに相談したいが,誰に相談してよいか  分からないのではないか ③学校に行きたくない ・不安が強いため,人と会うのを避けようとし  ているのではないか ・親に悩みを話せず,どうしてよいか分から  ないのではないか □1 BとCそれぞれからAの部活での様子に   ついて聞く    (2/1 放課後 担任,主任 廊下) □2 部活動の部員数名からAの部活での様   子について事情を聞く    ( 2/1 放課後 顧問 相談室) □3 母にAの話を最後まで聴き,Aの思いを   受け止めてほしいことを伝える    ( 1/31 放課後 主任 家庭訪問) □4 学級の生徒数名とAをサポートする内   容を相談する    ( 2/2 放課後 担任 教室) □5 アニメやスポーツ等の話を糸口にAと話   をする。そして誰と一緒にいると安心でき   るか確認する    (1/31 放課後 担任 家庭訪問) □6 Aが登校したら保健室で様子を見る。教   室に行けそうならDとEに迎えに来てもらう。   出られそうな授業があれば,1時間だけ参   加させる。    (登校後 養護教諭 保健室) ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  では,次に,具体的な支援策を考えましょう。  支援策が決まったら,支援計画の欄に青マーカーで記入します。次回の会議の際,予定していたプランニングがどの程度実行できたかを確認するため,□1というようにチェックボックスを記入します。  また,「いつ誰がどこで支援をするか」についても支援策の下に書きます。スライドの例で見てみると,支援策3では,「1月31日,放課後,主任,家庭訪問」とあります。  これは,「1月31日の放課後,主任が家庭訪問を行い,支援する」という内容となります。チーム会議マニュアルでは,14ページから16ページまでの内容に該当する部分です。 チーム会議マニュアルp.14~16参照

35 【 支援策チェックリスト 】 「見立て」と「強み」を支援策に生かせているか 支援策が具体的で実行可能なものになっているか
心のエネルギーを充電する(減らさない)支援策になっているか 支援策が目標の実現に向かっているか 「いつ」「誰が」「どこで」が明記されているか 役割分担のバランスが適切になっているか 【 支援策チェックリスト 】  なお,支援策を決めた後,ご覧の6つの観点でチェックを行いますので,これらを意識して具体的な支援策を考えてみてください。  チェックリストは,チーム会議マニュアル17ページにもありますので,そちらもご確認ください。 チーム会議マニュアルp.14~16参照

36 3 プランニング・Step2 支援の具体化(1)(2)
【情報】 【見立て】 【支援計画】 1月31日(水)1-2 A(女) 連続欠席3日目(年10日/遅早0日/別0日) クラスに入り得意な授業を受ける(1時間) ①部活に行くとき,お腹が痛くなった ・部活動でBとCとトラブルがあり,困ってい  るのではないか ・不安が強く身体症状に表れているのでは  ないか ②周りの目が気になる ・BとCとのトラブルのことを友達に悪く思わ  れていると心配しているのではないか ・誰かに相談したいが,誰に相談してよいか  分からないのではないか ③学校に行きたくない ・不安が強いため,人と会うのを避けようとし  ているのではないか ・親に悩みを話せず,どうしてよいか分から  ないのではないか □1 BとCそれぞれからAの部活での様子に   ついて聞く    (2/1 放課後 担任,主任 相談室) □2 部活動の部員数名からAの部活での様   子について事情を聞く    ( 2/1 放課後 顧問 相談室) □3 母にAの話を最後まで聴き,Aの思いを   受け止めてほしいことを伝える    ( 1/31 放課後 主任 家庭訪問) □4 学級の生徒数名とAをサポートする内   容を相談する    ( 2/2 放課後 担任 相談室) □5 アニメやスポーツ等の話を糸口にAと話   をする。そして誰と一緒にいると安心でき   るか確認する    (1/31 放課後 担任 家庭訪問) □6 Aが登校したら保健室で様子を見る。教   室に行けそうならDとEに迎えに来てもらう。   出られそうな授業があれば,1時間だけ参   加させる。    (登校後 養護教諭 保健室) ・先週から部活動を欠席していた。 ・「同じバスケ部のBとCが冷たい」と話して  いた。 ・前にも同じようなことがあったが,その時  は気にせず,他の友達と一緒にいた。 ・1週間前周りの目が気になると話していた。 ・成績は良好で授業にしっかり取り組む。 ・部活(バスケ)は好き。 ・3学期の始めごろ,休み時間に珍しく1人  で保健室に来た。アニメの話をして,授業  前には教室に戻った。 ・2学期はBとCと一緒に保健室に来ていた。 ・友人は比較的多い。 ・父,母,姉,祖父,祖母の6人家族。 ・昨日の朝は頭が痛いと言って欠席したが,  今朝は「学校に行きたくない」と言っていた。 ・母は,「何を考えているか分からない」と  言っていた。 ・冬休み,家族で旅行,部活を欠席した。 ・年明けの休日,母が部活に送る時,お腹  が痛いとトイレに入り,しばらく出てこなか  った。帰宅後は普段と変わらない様子  だった。  それでは,スライドを参考にしながら,実際にプランニングを行っていきます。ファシリテーターの方は,「というと?」「もう少し具体的に教えてください」などのオープン・クエスチョンを活用しながら,より具体的な支援策を引き出せるようにしましょう。  時間は10分間取ります。  では,始めてください。  (状況に応じて「○分前です」など声掛けする) 【10分後】  時間になりました。

37 3 プランニング・Step3支援策チェックリストで確認する
【 支援策チェックリスト 】 「見立て」と「強み」を支援策に生かせているか 支援策が具体的で実行可能なものになっているか 心のエネルギーを充電する(減らさない)支援策になっているか 支援策が目標の実現に向かっているか 「いつ」「誰が」「どこで」が明記されているか 役割分担のバランスが適切になっているか  ありがとうございました。  それでは,プランニングが実際に行えるものになっているかを支援策チェックリストを参考に確認してみましょう。必要に応じて変更を加えてください。時間を2分間取ります。では,始めてください。 【2分後】  時間になりました。

38 3 プランニング・Step4 次のチーム会議の日程決め
最後に,状況に応じて次回のチーム会議の予定を立てる(できるだけ複数回会議を行い,継続的な支援を行うことが望ましい)。  では,プランニングの最後になります。  次回のチーム会議の予定を立てましょう。  繰り返しチーム会議を実施し,その時々の児童生徒の様子を見取り,それに合わせた支援を継続的に行うことはとても重要なことです。 チーム会議マニュアルp.18参照

39 3 プランニング・Step4 次のチーム会議の日程決め
 チーム会議マニュアルの18ページも参考にして,予定を立ててみましょう。  では,1分間とりますので,実際に予定を立て,ホワイトボード右下か空いている所に記載しましょう。  では,始めてください。 【1分後】  時間になりました。 チーム会議マニュアルp.18参照

40 3 プランニング・Step4 次のチーム会議の日程決め
・ホワイトボードを写真に撮り,次回  の会議や管理職への報告資料として  利用 ・欠席者への対応を決めておく  (「学年主任が連絡する」など) その時々の児童生徒の状況を把握し,それに合った支援を継続的に行いましょう。  チーム会議を終えた後についてですが,ホワイトボードなどをその都度,写真で記録しておき,次回の会議資料としてや管理職の先生方への報告資料として生かしてください。  また,チーム会議の欠席者への対応として,「欠席したメンバーには学年主任が連絡する」などと決めておくことで,情報の共有を図りましょう。 チーム会議マニュアルp.18参照

41 【参考文献】 「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016
チーム会議の流れ  チーム会議の手順をまとめます。アセスメントでは,左上の日時,氏名,欠席状況をはじめとする情報に基づき,本人の困っていることの見立てと本人の強みの探索までを行います。そして,アセスメントでの「見立て」と「強み」を踏まえて,具体的なプランニングを考える,という流れになります。このチーム会議の手順を整理しておき,今後のチーム会議に生かしていきましょう。 【参考文献】 「ちょんせいこのホワイトボード・ミーティング」 小学館 2016

42 アセスメント及びプランニングの違いを見てみましょう!
 アセスメントとプランニングの例 アセスメント及びプランニングの違いを見てみましょう! シェアリング  では,シェアリングに入ります。他のグループでどのような児童生徒に対して,どのようなアセスメントとプランニングを行ったのか,お互いに見合って今後のチーム会議の参考にしましょう。  3分間取りますので,席を立って,ホワイトボードを見て回ってください。  では,始めてください。 【3分後】  時間になりましたので,席にお戻りください。

43 ・考えたこと ・感じたこと ・今後生かして いきたいと思うこと 本日の研修から 44
 いきたいと思うこと 【研修の振り返りとして,参加者からの感想発表を行ってください。】  それでは本日の研修を通して,考えたことや感じたこと,今後生かしていきたいと思うことなどを話し合ってください。  時間は3分です。  では,始めてください 【3分後】  それではいくつかのグループに聞いてみたいと思います。 【感想を聞いたら復唱するなどの応答】  そうですよね,ありがとうございます。 44

44 ホワイトボード等を用いた チーム会議の方法を知ろう
まとめ ①チーム会議は,できる時に集まれるメンバーで   実施!  それでは,最後に本日の研修のまとめです。  1点目,チーム会議は,できる時に集まれるメンバーで実施しましょう。  全員揃わなくても,タイミングを大切にして必ず実施します。

45 ホワイトボード等を用いた チーム会議の方法を知ろう
まとめ ①チーム会議は,できる時に集まれるメンバーで   実施! ②ホワイトボードなどで話合いを可視化!  2点目,ホワイトボードなどを用いて話合いを可視化しましょう。  可視化することで考えが整理され,報告の負担も軽減できます。

46 ホワイトボード等を用いた チーム会議の方法を知ろう
まとめ ①チーム会議は,できる時に集まれるメンバーで   実施! ②ホワイトボードなどで話合いを可視化! ③アセスメントでは見えない本人の思いを推し量   り,強みを見いだす!  3点目,アセスメントでは,見えない本人の思いを推し量り,強みを見いだしましょう。  本人が困っていることだけでなく,本人の強みをどう支援に生かすかということに目を向けることも大切です。

47 ホワイトボード等を用いた チーム会議の方法を知ろう
まとめ ①チーム会議は,できる時に集まれるメンバーで   実施! ②ホワイトボードなどで話合いを可視化! ③アセスメントでは見えない本人の思いを推し量   り,強みを見いだす! ④プランニングはチームで具体的に決める!  4点目,プランニングはチームで具体的に決めましょう。「いつ」「誰が」「どこで」するのかを明確にし,チームで対応できるように心掛けましょう。  今日の研修が,先生方の日頃の不登校支援において何かヒントになれば幸いです。これで,「ホワイトボードなどを用いたチーム会議の方法を知ろう」の研修を終わります。


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