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これから目指す授業づくり ~音楽科が今,求められているもの~ 山梨県総合教育センター 薬袋 貴               2006,10,27.

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1 これから目指す授業づくり ~音楽科が今,求められているもの~ 山梨県総合教育センター 薬袋 貴               2006,10,27

2 今,音楽科が抱える課題 音楽科ではどんな力を付けるのか。 音楽科は本当に必要か。 音楽科がなくなる・・・。

3 今,学校に何が問われているか 社会に対して誠実に生きること 法律遵守(コンプライアンス) 顧客中心のサービス 指 導
指 導 顧客中心のサービス どの子にも確実な支援をする どの子も学力を確実に身に付ける 保護者・地域に信頼される 川池聰先生より

4 文部科学省HPより

5 現行の小学校学習指導要領の目標  『表現及び鑑賞の活動を通して,音楽を愛好する心と音楽に対する感性を育てるとともに,音楽活動の基礎的な能力を培い,豊かな情操を養う。』    3つのキーワード      「音楽を愛好する心」      「音楽に対する感性」     ☆「音楽活動の基礎的な能力」  ☆子どもたちに,直接的に学習課題を通して身に付けられる力

6 小学校音楽科の目標 ① ② 音楽を 音楽に 対する 愛好す 感性 る心情 豊かな情操 音楽活動の ③ 基礎的な能力 楽しい音楽活動
表現と鑑賞の活動を通して 川池聰先生より

7 音楽科における確かな学力 「音楽活動の基礎的な能力」を 身に付けることの重要性 音楽科で子どもたちが身に付ける力の分析
          身に付けることの重要性 音楽科で子どもたちが身に付ける力の分析 小,中学校9年間を見通した音楽科教育を目指し,学習指導要領の内容を関連させるキーワードを抽出しカテゴリー化」をする。 (音楽鑑賞教育振興会(おんかん)/『音楽科では何を指導しているのか』)

8 小学校音楽科で子どもが身に付ける力 ♪ ◇ ♪ 学習の中核は? 感性・情意的な側面 音楽的な要素の側面 技能的な側面 文化理解的な側面
音楽科では何を指導しているのか(音楽鑑賞教育振興会発行) 感性・情意的な側面 曲想・イメージ (例) 曲想を感じ取って表現を工夫したり、 楽曲全体を味わって聴いたりする。 音楽的な要素の側面 リズム・旋律・音の重なり、 和声・音色(楽器・声)・強弱・ 速度・構成や形式 (例) リズムの特徴や働きを感じと手、表現 したり聴いたりする。 技能的な側面 聴唱、聴奏・視唱、視奏・発声 (発音・呼吸を含む)楽器の奏 法・合わせる・創作 の記録 (例) 自分の声の特徴に気付き、自分の声 を生かした発声や、曲趣に合った発声 を工夫する。 文化理解的な側面 声と楽器・総合的な芸術・ 我が国の音楽・世界の諸民 族の音楽 (例) 日本各地に伝わる民謡や郷土の 音楽などに親しみ、我が国の音楽 文化に対する理解を深める。 学習の中核は?

9 学習指導要領の変遷 ~これまでの学習指導要領を振り返って~
学習指導要領の変遷 ~これまでの学習指導要領を振り返って~ 昭和22年 昭和26年 昭和33年 昭和43年 昭和52年 平成元年 平成10年(現在) 現行の指導要領の改訂までの6回の変遷の中で見えてくるものは何か? *アンケートによる分析 *音楽之友社雑誌「教育音楽」小学校版からの分析

10 アンケートによる分析 46の項目からなる質問(分類) ・音楽に関する基礎的能力について ・経験した音楽科の授業や諸活動などについて
  アンケートによる分析                                        46の項目からなる質問(分類) ・音楽に関する基礎的能力について     読譜や旋律の認知・聞えた音楽への反応・和声感など ・経験した音楽科の授業や諸活動などについて     音楽経験の印象や授業の楽しさ・教師からの影響など ・音楽科教育に対する意識について     音楽科の重要性や子どもへの希望など ・現在の日常生活での音楽経験について     生活の中での音楽愛好・音楽の好み・音楽愛好の意志など 17歳から60歳までの男女502名からなる(1998年調査)

11 アンケート分析から見えてきたこと Ⅰ 1.昭和43年世代は、他の世代より優れてい る点が多いが、経験した音楽活動について
アンケート分析から見えてきたこと Ⅰ 1.昭和43年世代は、他の世代より優れてい     る点が多いが、経験した音楽活動について    はよい印象をもっていない。 2.昭和52年世代の「ゆとり教育」以降、音楽          的能力は低下の傾向にある。 3.平成元年世代においては音楽科教育の 様々な研究が進んでいる中で、音楽的能    力は戦後全体の中で下位を示している。

12 各年代ごとの音楽教育研究会での研究テーマを集計し、文言をキーワードとしてカテゴリー化
43世代・52世代・元年世代の比較 音楽教育雑誌「教育音楽」(音楽之友社)から 43年世代 52年世代 元年世代 心情面・・・・・・・・・・20% 態度・・・・・・・・・・・・・5% 音楽能力・・・・・・・・32% 感得させたい力・・・18% 感性に関する・・・・・12% 授業論・・・・・・・・・・・13% 心情面・・・・・・・・・・46% 態度・・・・・・・・・・・・33% 音楽能力・・・・・・・・・・6% 感得させたい力・・・・0% 感性に関する・・・・・・2% 授業論・・・・・・・・・・13% 心情面・・・・・・・・・・32% 態度・・・・・・・・・・・・33% 音楽能力・・・・・・・・・3% 感得させたい力・・・・3% 感性に関する・・・・16% 授業論・・・・・・・・・・13% 各年代ごとの音楽教育研究会での研究テーマを集計し、文言をキーワードとしてカテゴリー化

13 アンケート分析から見えてきたこと Ⅱ 学習指導要領の音楽科目標を忠実に具現化して,実践や研究が行われてきた。
アンケート分析から見えてきたこと Ⅱ 学習指導要領の音楽科目標を忠実に具現化して,実践や研究が行われてきた。 ・52年以降は心情面や態度に関する研究に偏重し,「音楽 性の基礎を培う」目標が軽視されていた。 ・平成元年からは,授業実践の題材は「音楽づくり」「音づく り」に関するものがほとんどである。公開研究会では「つくって表現する」 授業が多く見られた。   現行の学習指導要領では?

14 音楽がわかるということ。 学びの中核となるもの
   我々教師が音楽を志す動機となった要因は,さまざまあるでしょう。義務教育時に受けた授業の印象がきっかけとなってもいます。また,幼少よりお稽古ごととして,ピアノなどの演奏活動,そして小中学生時に合唱や吹奏楽等の活動などにかかわった経験にもよるでしょう。いずれにしろ,音楽的環境に身を寄せ,ある一定時期において継続的(長期的)に取り組むことにより,音楽のすばらしさを感受し,音楽的技能をも修得した経験を誰もがもっています。我々が,音楽に感動し,さまざまな情動が喚起されるのは,こうしたバックボーンの中で「音楽的能力」を身に付けていることによります。こうした能力をもち備えることで「音楽がわかる」ことに優れているためです。 確かな学力の定着が叫ばれ,すべての子どもたちに学力の保証が義務付けられて いる今日,音楽科の学力とは何か,そして何を中核にすべきかを考え,指導に当た らなければならない。  <教え込み教育からの脱却>  <教師の自己変革> 音楽的な要素の側面 学びの中核となるもの

15 音楽科の指導を進めるに当たって 1 小学校学習指導要領 【音楽】 2 小学校学習指導要領解説 音楽編
1 小学校学習指導要領 【音楽】 2 小学校学習指導要領解説 音楽編  3 「評価規準、評価方法等の研究開発」報告         (国立教育政策研究所教育課程研究センター) これらを拠りどころにして授業を進める。

16 小学校学年目標の構成と内容 2,表現の能力 3,鑑賞の能力 音楽活動の基礎的能力 楽しく 創造的に 進んで 1,興味・関心・意欲、態度・習慣
低学年 リズム 中学年 旋律 高学年 音の重なり 和声の響き 音楽活動の基礎的能力 低学年 高学年 楽しく 創造的に 楽しく 進んで 10 中学年 1,興味・関心・意欲、態度・習慣 川池聰先生より

17 小学校 音楽科で身に付ける能力 ① ③ 聴いたり楽譜を 歌ったり楽器を 見たりして演奏 演奏したりする する 見える音楽 ②
小学校 音楽科で身に付ける能力 聴いたり楽譜を 歌ったり楽器を 見たりして演奏 演奏したりする する 見える音楽 曲想や音楽を特徴付けている要素 を感じ取り工夫して表現する 見えない音楽 音楽をつくって表現する 聴いてそのよさや美しさを味わう 子どもが自分の思いや願いを実現する 川池聰先生より

18 音楽を特徴付けている要素 基本の要素 ①リズム ②旋律 ③和音 ④和声 ⑤強弱 ⑥速度 ⑦音色 ⑧拍 ⑨構成 ⑩フレーズ 工夫する要素
①リズム ②旋律 ③和音 ④和声 ⑤強弱  ⑥速度 ⑦音色 ⑧拍 ⑨構成  ⑩フレーズ 工夫する要素  ①速度の変化  ②強弱の変化  ③音の重なり   ④和声の響き  ⑤伴奏の響き  ⑥音の組合せ  ⑦楽曲の構成  ⑧低声部 感じ取る要素 ①旋律の反復 ②旋律の変化 ③旋律の対照 ④曲想 ⑤演奏形態 ⑥曲想の変化 ⑦音や声の組合せ 川池聰先生より 小学校学習指導要領「音楽」の内容分析から

19 工夫する 川池聰先生より

20 音楽のよさや楽しさを自らが感じ取り,表現しようとする活動の実践事例
本題材および本時の授業について 題材は、「和声的な響きを感じ取って表現すること」   題材である「和声的な響き」という音楽的要素に焦点をあて, “聴き取り” “感じ取り” “よさを味わい” “工夫する” 活動が一連の授業の中に盛り込まれ,鑑賞領域と表現領域との関連性をはかった題材設定となっている。 音楽のよさや楽しさを自らが感じ取り,表現しようとする活動の実践事例

21  歌を歌わせたり,楽器を演奏させたりすることが 目的 ではなく,主題構成による題材設定をし,少人数によるグループ学習を主体とし,一人一人を見取ることを大切にした授業実践。

22 「先に教材ありき」の 学習スタイルからの脱却が重要 音楽って,こんな要素を聴くとイメージが広がって楽しい!!
 学習スタイルからの脱却が重要 音楽って,こんな要素を聴くとイメージが広がって楽しい!! 音楽って,こんな要素を工夫するとおもしろい!! etc. 音楽の授業とは,  自らの力で<感じた・わかった・できた>という自己実現の場


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