曲げを受ける鉄筋コンクリート部材 （状態III）

Presentation on theme: "曲げを受ける鉄筋コンクリート部材 （状態III）"— Presentation transcript:

1 曲げを受ける鉄筋コンクリート部材 （状態III）
コンクリート工学研究室 岩城一郎

2 曲げを受ける鉄筋コンクリートはり

3 弾性体はりの力と変形の関係

4 曲げ耐力算定のための仮定

5 応力－ひずみ関係のモデル化

6 コンクリートと鉄筋の応力－ひずみ関係

7 コンクリートの応力-ひずみ関係のモデル化
f’cm f’ck=f’cm・（1-k・δ） f’cr f’ck f’cd k1・f’cd コンクリート強度のばらつきを考慮 現場における材料のばらつきを考慮 実際の一軸圧縮強度と圧縮強度試験との違いを考慮 f’cr=f’ck／（1-k・δ） f’cd=f’ck／γc ここで，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f’cm：コンクリート供試体の圧縮強度の平均値 f’cr：コンクリート供試体の目標強度（配合強度） f’ck：コンクリートの設計基準強度 f’cd：コンクリートの設計圧縮強度（圧縮強度の設計値） γc：コンクリートの材料係数（実構造物と供試体との相違を考慮：コンクリートの運搬・打込み条件に基づく変動，施工不良　i.e.　締固め不十分，型枠不良，養生の相違による局部的欠陥，長期載荷状態の影響等を考慮） k1・f’cd：コンクリートの応力－ひずみ関係における最大圧縮応力，k1は一般に0.85

8 コンクリートの応力-ひずみ関係のモデル化
0.002<ε’c≦0.0035 0<ε’c≦0.002 岡村甫著：鉄筋コンクリート工学（三訂版），市ヶ谷出版

9 例題 　　コンクリートの設計基準強度f’ckを24MPaとするときの設計圧縮強度f’cd ，コンクリートの応力－ひずみ関係における最大値を求めよ．ただし，コンクリートの材料係数γcは1.3，k1の値は0.85とする．

10 曲げ耐力算定のための4つの仮定

11 終局状態における単鉄筋コンクリートはりのひずみ分布，応力分布

12 終局状態における単鉄筋コンクリートはりの等価応力ブロック

13 RCコンクリートはりの曲げ耐力算定手順 f’cd，fydの算出 等価応力ブロックの導入→圧縮（コンクリート）と引張（鉄筋）の合力の算定
力の釣合式 中立軸（深さ）cの算定→yc，zの算出 （ひずみの適合条件） モーメントの釣合式→曲げ耐力の算定

14 例題