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1 はじめに 2 防災主任配置に至る経緯 3 防災主任の役割 4 具体的な業務の例 5 教職員の連携・役割分担 6 おわりに
校内の体制整備の必要性について 宮城県教育研修センター 平成24年度専門研究「防災教育グループ」 1 はじめに 2 防災主任配置に至る経緯 3 防災主任の役割 4 具体的な業務の例 5 教職員の連携・役割分担 6 おわりに ~進行要領例~ 約5分 これから,「校内の体制整備の必要性」についての講義を始めます。内容については,スライドにあるとおりです。
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1 はじめに 防災教育の推進のために 宮城県では平成24年度から,県内の公立学校すべてに防災主任を配置しました。東日本大震災での経験と教訓を踏まえ,各校で防災教育を推進するためには,体制整備が必要であると考えたからです。 体制整備を進めるに当たって,まずは防災主任の役割を理解することが第一歩だと考えます。また,全教職員による協力も不可欠であり,それぞれがどんな役割を果たせば,より効果的に防災教育が推進できるか,考えながら聞いてほしいと思います。 校内の体制整備の必要性について
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防災教育等の推進のための体制整備の必要性
2 防災主任配置に至る経緯 平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) 防災教育等の推進のための体制整備の必要性 防災主任制度創設 平成24年2月 ・県立学校で制度化 ・市町村立学校で制度化 はじめに,「防災主任配置に至る経緯」についてお話しします。 東日本大震災を経て,学校における防災教育の重要性が再認識されました。宮城県では「防災教育等の推進のための体制整備が必要」と考え,議会での協議や法令の改正など,防災主任の制度化を進めました。 ※「防災主任の役割」(宮城県教育庁教職員課課長 寺島史朗)より 校内の体制整備の必要性について
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防災主任 防災担当主幹教諭 2 防災主任等配置に至る経緯 防災教育,防災計画の立案,学校における 地域防災その他の防災に関する事項について
2 防災主任等配置に至る経緯 防災主任 公立学校に各1名 防災担当主幹教諭 地域の拠点に1名以上 防災主任に関する法令 (「県立学校の管理に関する規則」より) 防災教育,防災計画の立案,学校における 地域防災その他の防災に関する事項について 連絡調整に当たり,及び必要に応じ指導,助言 を行う。 (一部抜粋) そして,全国に先駆け,平成24年4月から県内すべての公立学校に防災主任を1名ずつ配置しました。また,防災担当主幹教諭を,各市町村の拠点となる学校に1名以上配置しています。 防災主任に関する法令によると,防災主任は,防災に関する事項について連絡調整や指導・助言を行うものとして位置付けられています。 ※各市町村教育委員会の学校管理規則にも同様の規定があります 校内の体制整備の必要性について
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児童生徒への指導 地域防災推進の 連絡調整の役割 校内の体制整備 地域連携 3 防災主任の役割 防災教育推進 の中心的役割
3 防災主任の役割 ※平成24年度「新任防災主任研修会講話資料」より作成(イメージ図) 児童生徒への指導 ・年間計画の立案, 校内研修の企画・実施 等 防災教育推進 の中心的役割 地域防災推進の 連絡調整の役割 校内の体制整備 地域連携 次に,「防災主任の役割」についてです。防災主任は,防災教育推進の中心的役割,及び地域防災推進の連絡調整役として位置付けられており,重要な役割を担っていると言えます。 しかし,防災主任一人が,防災に関する全ての業務を担い,その責任を負うというものではありません。防災主任は「中心的な役割」「調整役」であり,防災教育等の推進に当たっては,全教職員による協力体制が必要です。 ・防災機能の整備 ・家庭,地域,自治体 の防災部局と連携 校内の体制整備の必要性について
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4 具体的な業務の例 校内業務の例 防災主任を中心に,全教職員で ~日常・平常時~ 「防災教育全体計画」の立案・実践 避難訓練等の企画・実施
4 具体的な業務の例 校内業務の例 ~日常・平常時~ 「防災教育全体計画」の立案・実践 避難訓練等の企画・実施 防災マニュアルの作成・見直し 施設・設備の安全点検 校内研修の企画・実施 等 ~災害発生時~ 避難誘導 安否確認 情報収集 避難所運営への 支援対応 等 ~復旧時~ 災害復旧対応への支援対応 ここで,防災主任の具体的な業務について見ていきましょう。 平成24年に宮城県教育委員会が発行した「みやぎ学校安全基本指針」によれば,防災主任の具体的な業務例を3つの視点で分類して示しています。「日常・平常時」はもちろんのこと,「災害発生時」も「復旧時」も,事前の備えが大切であることは言うまでもありません。防災に関する多様な業務が考えられることから,防災主任を中心としながら校内で役割分担し,全教職員で取り組むことが大切だと言えます。 防災主任を中心に,全教職員で 校内の体制整備の必要性について
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4 具体的な業務の例 校外業務の例 地域防災を推進するコーディネーター 自治体防災部局との連絡調整 地域内学校との情報交換・実践交流
4 具体的な業務の例 校外業務の例 自治体防災部局との連絡調整 地域内学校との情報交換・実践交流 自治会や町内会,企業,施設,地域学校安全 委員会等との連絡調整・連携推進 自治会等との合同防災訓練・避難所運営訓練の 実施 等 地域防災を推進するコーディネーター また,校外業務の例として「自治体防災部局との連絡調整」や「自治会との合同防災訓練」などを挙げています。このことから,防災主任は地域防災を推進する「コーディネーター」としての役割も担っていると言えます。 地域内の学校間で連携を図る際などは,各市町村に配置された防災主幹教諭が,各校の防災主任の中心となって,防災教育を進めることも考えられます。 校内の体制整備の必要性について
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5 教職員の連携・役割分担の例 校 長 総括 全教職員 教 頭 渉外 防災主任 教務主任 安全主任 養護教諭 事務・業務員 学級担任等
5 教職員の連携・役割分担の例 校 長 総括 ※イメージ図 全教職員 ・校内研修 ・防災マニュアル作成 ・防災教育指導計画作成 ・校内安全点検 等 教 頭 渉外 防災主任 中心的役割 連絡調整 教務主任 研修会の設定 安全主任 避難訓練 養護教諭 心のケア 事務・業務員 備蓄品の購入・管理 学級担任等 授業実践 これまでの解説を基に,校内における体制整備について考えてみましょう。 このスライドは,小学校における教職員の連携・役割分担の一例です。学校や地域の実態を考慮して,校内の体制を整備する必要があります。また,教職員の経験や専門性なども考慮しながら役割を分担することで,業務を円滑に進められると考えます。例えば,「心のケアに関する資料は養護教諭に」「防災に関する地域の情報収集は教頭先生に」など,既存の業務分担を生かすことが大切です。 校内の体制整備の必要性について
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防災主任を中心に 全教職員が関わって 防災教育の推進を!
6 おわりに 防災主任を中心に 全教職員が関わって 防災教育の推進を! 防災主任制度や防災主任の役割などから,防災教育等の推進のために,校内の体制整備が必要であることがお分かりいただけたでしょうか。その体制の中で,防災主任は中心的な役割として,組織をまとめていかなければなりません。そして,全教職員が協力しながら取り組んでいくことにより,防災教育が推進されることはもちろんのこと,災害時においても迅速で適切な対応ができるものと考えます。 校内の体制整備の必要性について
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校内の体制整備の必要性について 主な参考文献 ・「新任防災主任研修会講義資料」(H24 宮城県教育研修センター)
平成24年度専門研究「防災教育グループ」 主な参考文献 ・「新任防災主任研修会講義資料」(H24 宮城県教育研修センター) ・「みやぎ学校安全基本指針」(H24 宮城県教育委員会) 校内の体制整備の必要性について
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