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日本産業技術教育学会 全国大会 第57回 研究発表会 熊本大学 24(日)

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1 日本産業技術教育学会 全国大会 第57回 研究発表会 熊本大学 2014.8.24(日)
高校情報科の授業における 生徒の学習意欲の構造的把握 日本産業技術教育学会 全国大会 第57回 研究発表会 熊本大学 24(日) 兵庫教育大学大学院,院生の井本です。宜しくお願いします。▼ ○兵庫教育大学大学院・院生 井本絵里 兵庫教育大学大学院 森山 潤

2 高校情報科の授業における 生徒の学習意欲について, その因子構造を把握すること
研究の目的 高校情報科の授業における 生徒の学習意欲について, その因子構造を把握すること 本研究の目的は,▼高校情報科の授業における生徒の学習意欲について,その因子構造を把握することです。

3 はじめに 【背景】 2008年 学習指導要領の改訂 情報科の科目 「社会と情報」「情報の科学」 “情報活用能力の育成”の重視
はじめに 【背景】 2008年 学習指導要領の改訂 情報科の科目  「社会と情報」「情報の科学」 “情報活用能力の育成”の重視 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 知・徳・体のバランスとともに “学習意欲”の重視 生徒の学習意欲を高める 実践ストラテジーの構築が求められている 2009年の高等学校学習指導要領の改訂により,▼情報科の科目構成が「社会と情報」及び「情報の科学」の2科目に再編されました。 この中では,▼情報活用の実践力,情報の科学的な理解,情報社会に参画する態度の3要素からなる情報活用能力の育成を重視しています。 また,新しい指導要領では,▼確かな学力や豊かな人間性とともに学習意欲の向上も重視されており,▼生徒の学習意欲を高める実践ストラテジーの構築が求められているといえます。

4 学習意欲 = 授業内における学習に対しての動機づけ (Motivation) 行動を喚起し,一定の目標に方向づける過程
はじめに 【学習意欲】 学習意欲 = 授業内における学習に対しての動機づけ   (Motivation) 行動を喚起し,一定の目標に方向づける過程 (教育心理学辞典,教育出版, p.296) 積極的,能動的に学習しようとする態度や傾向のこと (現代教育評価事典,金子書房,p.66) (現代教育評価事典,金子書房,pp.63-64)  ①積極性・能動性  ②内発性  ③価値志向性 そもそも学習意欲とは,動機づけと同義のものであり,行動を喚起し,一定の目標に方向づける過程,また,積極的,能動的に学習しようとする態度や傾向のことを指します。 学習意欲には,▼自ら学習しようする積極性・能動性や,報酬などのためでなく知りたい・分かりたいから学習する内発性,学習によって自己を向上させると考える価値志向性などの特性があります。

5 高校情報科を対象にした学習意欲の研究は見当たらない
はじめに 【先行研究】 先行研究: 大西ら(2012)学生の学習意欲を維持・発展させることを  目指したプログラミング実験の実施報告,津山高専紀要  54,65-70, 王ら(2007)プログラミング教育における動機づけ教授方法  の提案と評価,日本教育工学会論文誌 31(3), ,2007 ▼情報教育における学習意欲の先行研究には,以下のようなものがあります。しかしこれらは,▼高専や大学生を対象にしており,高校情報科を対象とした先行研究はこれまでのところ見当たらないいのが現状です。 高専や大学生が対象 高校情報科を対象にした学習意欲の研究は見当たらない

6 H県内の公立高校3校を対象に,自由記述形式による調査
はじめに 【先行研究】 前報  井本絵里・森山潤(2013)  高校情報科の授業における生徒の学習意欲に関する探索的検討  日本産業技術教育学会近畿支部講演論文集,pp.39-40 H県内の公立高校3校を対象に,自由記述形式による調査 学習意欲が促進された場面を分類,カテゴリを作成 そのため,我々は,H県内の公立高校3校にて自由記述形式の調査を行い,その結果を学習意欲が促進された場面ごとに分類し,カテゴリを作成しました。

7 「実習による実践的な学びの魅力」カテゴリ
はじめに 【先行研究】 「筆記より実技メインの授業は楽しくて好きだった。」 「実習による実践的な学びの魅力」カテゴリ 「パソコンを触るのが好きなのでやる気が出た。」 「ICTに対する興味・関心の高さ」カテゴリ たとえば,「筆記より実技メインの授業は楽しくて好きだった。」のようなコメントは▼「実習による実践的な学びの魅力」カテゴリ ▼「パソコンを触るのが好きなのでやる気が出た」のようなコメントは「ICTに対する興味・関心の高さ」カテゴリとするなど, ▼計339コメントを15カテゴリに分類しました。 計 339コメント 15カテゴリ

8 学習意欲を促進する要因に関する15カテゴリ 1 実習による実践的な学びの魅力 2 ICTに対する興味・関心の高さ
1 実習による実践的な学びの魅力 2 ICTに対する興味・関心の高さ 3 既習得の知識・操作スキルの向上 4 自己の興味・関心を活かせる実習課題 5 学習内容の幅広さや奥深さへの気づき 6 実習を自ら経験することの楽しさ 7 新しい知識・操作スキルの習得 8 自分のアイディアを発表する機会 9 現在の生活における有用性 10 将来の生活における有用性 11 作品完成時の達成感 12 未経験の活動への興味 13 他者との協力・協働 14 実習課題の難易度の低さ 15 問題解決における工夫の余地 こちらが15カテゴリの一覧となります。

9 はじめに 【研究のアプローチ】 そこで本研究では, 前報で作成したカテゴリに基づく測定尺度を構成し, 高校情報科の授業における生徒の学習意欲の 構成要素を因子分析的に検討する。 STEP1 カテゴリに基づく質問項目の作成 STEP2 高校生を対象とした質問紙調査→因子分析 STEP3 学習意欲の構成因子と情報科の授業に対する意識との 関連性の検討 本研究では,前述したカテゴリに基づく測定尺度を構成し,高校情報科の授業における生徒の学習意欲の構成要素を因子分析に検討しました。 具体的には,▼カテゴリに基づく質問項目を作成し,高校生を対象に質問紙調査を行いました。それを因子分析にかけ,学習意欲の構成因子を抽出するとともに,情報科の授業に対する意識との関連性の検討しました。

10 研究方法 それでは,研究の方法について説明します。

11 共通教科「情報」(社会と情報or情報の科学)を履修済み 調査時期:2014年1~3月
調査対象者 H県およびK県内の公立高校4校 普通科  1年生 877名(男子 383名,女子 494名) 有効回答 738名(男子 320名,女子 418名) 有効回答率 84.2% 共通教科「情報」(社会と情報or情報の科学)を履修済み 調査時期:2014年1~3月 まず,▼調査はH県およびK県内の公立高校の1年生877名に質問紙を配布し,行いました。 有効回答率は84.2%でした。

12 調査票

13 「情報科の授業における生徒の学習意欲」を把握する項目 (前報のカテゴリに基づく)
調査票 調査対象者の状況を把握する項目 情報機器の活用状況 情報学習の好き・嫌い意識 情報学習の得意・不得意意識 情報活用能力への習得期待 「情報科の授業における生徒の学習意欲」を把握する項目 (前報のカテゴリに基づく) 質問項目は,①情報機器の活用状況,②情報学習の好き・嫌い意識,③情報学習の得意・不得意意識,④情報活用能力への習得期待,⑤学習意欲を感じた授業場面の5項目です。 ▼学習意欲を感じた授業場面では,

14 「実習による実践的な学びの魅力」カテゴリ
学習意欲を促進する要因に関する15カテゴリ 「実習による実践的な学びの魅力」カテゴリ 【質問】情報の授業では,実習で実践的に学ぶことが できるので,やる気がわいた。 1 実習による実践的な学びの魅力 2 ICTに対する興味・関心の高さ 3 既習得の知識・操作スキルの向上 4 自己の興味・関心を活かせる実習課題 5 学習内容の幅広さや奥深さへの気づき 6 実習を自ら経験することの楽しさ 7 新しい知識・操作スキルの習得 8 自分のアイディアを発表する機会 9 現在の生活における有用性 10 将来の生活における有用性 11 作品完成時の達成感 12 未経験の活動への興味 13 他者との協力・協働 14 実習課題の難易度の低さ 15 問題解決における工夫の余地 こちらが15カテゴリの一覧となります。

15 こちらが,学習意欲を感じた授業場面にかんする質問項目の一覧です。

16 結果と考察 結果と考察です。

17 調査対象者の状況:情報機器の活用状況 スマートフォンの活用率が高く, パソコンの活用率が低い まず調査対象者の状況についてです。
「情報機器の活用状況」では,▼全体の91.6%がスマートフォンを「日常的に使っている」と回答しました。しかし,▼ パソコンを「日常的に使っている」と答えたのは,全体の13%にすぎず,▼スマートフォンの活用率が非常に高いことが分かりました。 スマートフォンの活用率が高く, パソコンの活用率が低い

18 情報学習の好き・嫌いに,男女間の差は認められなかった(χ2(1) =0.55 ns)
調査対象者の状況:情報学習の好き・嫌い 情報学習の好き嫌いでは,男女とも80%以上が好き,まあまあ好きと回答し,▼男女間に差は認められませんでした。 情報学習の好き・嫌いに,男女間の差は認められなかった(χ2(1) =0.55 ns)

19 調査対象者の状況:情報学習の得意・不得意意識
情報学習の得意・不得意意識では,情報学習が得意だと答えた生徒は全体の45.3%でした。▼男女別では,男子が49.7%に対し女子が41.9%と,女子は男子に比べて情報科の授業に不得意感を有している生徒が有意に多いことがわかりました。 女子は,男子に比べて 情報科の授業に不得意感を有している (χ2(1)=4.48 p<.05)

20 調査対象者の状況:情報活用能力への習得期待
「情報活用能力への習得期待」の男女別の平均値です。情報の科学的な理解への習得期待では,女子は男子に比べて習得期待が有意に低いことがわかりました。 このような傾向をもつ調査対象者の調査結果です。 女子は,男子に比べて, 「情報の科学的な理解」への習得期待が低い ( t(637)welch=7.17  p<.01)

21 因子分析 こちらが,学習意欲を感じた授業場面に関する項目を因子分析した結果です。 14項目から3因子を抽出できました。
これらの因子をそれぞれ説明いたします。

22 「学習内容の有用性期待」因子 F1 「自分の将来の生活に役立ちそうなことを学習するので, やる気がわいた。」
「現在の自分の生活に直接役に立つことを学習するので,やる気がわいた。」 まずF1には,▼「自分の将来の生活に立ちそうなことを学習するので,やる気がわいた。」「現在の自分の生活に直接役に立つことを学習するので,やる気がわいた。」などの項目が含まれたため,▼自分の現在及び将来の生活に対して,学習したことが役立ちそうだと感じる期待感を示す項目だと考えられます。そこでF1を▼「学習内容の有用性期待」因子としました。 自分の現在及び将来の生活に対して, 学習したことが役立ちそうだと感じる期待感を示す

23 「興味・関心の深化効力」因子 F2 「もともとパソコンなどの情報機器に 興味・関心があるので,やる気がわいた。」
「実習の課題が易しく,自分にもできそうだと思うので,やる気がわいた。」 つぎにF2には,「もともとパソコンなどの情報機器に興味・関心があるので,やる気がわいた。」,「実習の課題が易しく,自分にもできそうだと思うので,やる気がわいた。」などの項目が含まれました。これらは自分が興味・関心のあることについて,さらに学びが深められそうだという期待感や,それを成し遂げられそうだと感じる効力感を示す項目だと考えられます。そこでF2を▼興味関心の深化効力因子としました。 自分が興味・関心のあることについて, さらに学びが深められそうだという期待感や, それを成し遂げられそうだと感じる効力感を示す

24 「学習活動への自己関与」因子 F3 「前で自分のアイディアや考えを発表する機会があるので,やる気がわいた。」
「自分の作品が完成したとき達成感を感じるので, やる気がわいた。」 F3は,「前で自分のアイディアや考えを発表する機会があるので,やる気がわいた。」「自分の作品が完成したとき達成感を感じるので,やる気がわいた。」などの項目が含まれました。これらは▼学習コミュニティの一員として学習活動に主体的に参画し,自らの考えやアイディア,工夫を活かして学習課題を達成することへの期待感を示す項目だと考えられます。そこでF3を▼学習活動への自己関与因子としました。 学習コミュニティの一員として学習活動に主体的に 参画し,自らのアイディアや工夫を活かして 学習課題を達成することへの期待感を示す

25 因子の平均値 性別 男子は,女子に比べて, 「興味・関心の深化効力」因子が高い ( t(736)=3.07 p<.01)
3つの因子の平均値を比較したところ,「興味・関心の深化効力」因子において,男子の平均値は女子に比べて有意に高く,男子は自分の興味関心が深められそうだと感じたとき学習意欲が促進されやすいことがわかりました。 男子は,女子に比べて, 「興味・関心の深化効力」因子が高い ( t(736)=3.07  p<.01)

26 「情報の科学的な理解」への習得期待が,学習意欲を高める
重回帰分析 全体 情報活用の実践力への 習得期待 学習内容の 有用性期待 0.122 * R=0.47 F(3,734)=0.86 ** 0.148 ** 0.258** 情報の科学的な理解への習得期待 0.270** 興味・関心の 深化効力 R=0.42 F(3,734)=51.63 ** 0.221** 3因子を基準変数,情報活用能力への習得期待を説明変数として重回帰分析を行ったところ,▼情報の科学的な理解への習得期待から3因子への強い影響が認められました。このことから,▼情報の科学的な理解への習得期待が学習意欲の向上に大きな影響を与えているといえます。 情報社会に参画する態度への習得期待 学習活動への 自己関与 R=0.26 F(3,734)=18.15 ** 「情報の科学的な理解」への習得期待が,学習意欲を高める β≧0.2 0.1<β<0.2

27 重回帰分析 性別 「情報社会に参画する態度」への習得期待 女子 ↓ 「学習内容の有用性期待」因子 「興味・関心の深化効力」因子 向上に寄与
重回帰分析  性別 男子  「情報社会に参画する態度」への習得期待  「学習内容の有用性期待」因子  「興味・関心の深化効力」因子 女子 向上に寄与 学習内容の 有用性期待 0.224** R=0.44 F(3,316) =25.94** 情報活用の実践力 への習得期待 0.249** 0.185** 興味・関心の 深化効力 R=0.40 F(3,316) =20.08** 情報の科学的な理解 への習得期待 0.285** 0.134** 学習活動への 自己関与 R=0.27 F(3,316) = 8.45** 情報社会に参画する態度 への習得期待 0.216** 女子 学習内容の 有用性期待 R=0.50 F(3,414) = ** 0.175** 情報活用の実践力 への習得期待 次に男女別の重回帰分析では, ▼情報社会に参画する態度への習得期待において,女子のみが「学習内容の有用性期待」因子,「興味・関心の深化効力」因子に影響を与えることがわかりました。このことから▼ 0.135* 0.242** 興味・関心の 深化効力 R=0.42 F(3,414) = ** 0.238** 情報の科学的な理解 への習得期待 0.231** 0.210** 学習活動への 自己関与 R=0.28 F(3,414) = ** 情報社会に参画する態度 への習得期待 0.155** β≧0.2 0.1<β<0.2

28 重回帰分析 得意・不得意 「情報活用の実践力」への習得期待 得意 ↓ 「学習内容の有用性期待」因子 「興味・関心の深化効力」因子 向上に寄与
R=0.48 F(3,330) = ** 0.286** 情報活用の実践力 への習得期待 0.221** 0.203** 興味・関心の 深化効力 R=0.42 F(3,330) = ** 0.263** 情報の科学的な理解 への習得期待 0.160** 学習活動への 自己関与 R=0.21 F(3,330) = ** 情報社会に参画する態度 への習得期待 0.132* 不得意 「情報活用の実践力」への習得期待  「学習内容の有用性期待」因子  「興味・関心の深化効力」因子 得意 向上に寄与 学習内容の 有用性期待 R=0.41 F(3,440) = ** 0.241** 情報活用の実践力 への習得期待 興味・関心の 深化効力 R=0.33 F(3,440) = ** 0.222** 情報の科学的な理解 への習得期待 0.196** 0.240** 学習活動への 自己関与 R=0.24 F(3,440) = 8.43 ** 情報社会に参画する態度 への習得期待 0.173** β≧0.2 0.1<β<0.2

29 まとめ 情報科の授業における学習意欲の構成因子として3因子を抽出
学習内容の有用性期待 ・・・ 学習内容が自分の生活に役立ちそうだと感じるとき 興味・関心の深化効力 ・・・ 自分の興味・関心が深められそうだと感じるとき 学習活動への自己関与 ・・・ 学習活動へ主体的に参画し,自分の考え等を活かして      課題を達成できるとき 情報科の授業に対する意識との関連性 生徒の学習意欲の促進に対する「情報の科学的な理解」への習得期待の重要性 性別や授業に対する意識による差異 女子では「情報社会に参画する態度」への習得期待の重要性 得意群では「情報活用の実践力」への習得期待の重要性 まとめです。情報科の学習意欲の構成因子としては,▼学習内容が自分の生活に役立ちそうだと感じるときに抱く「学習内容の有用性期待」因子,自分の興味・関心が深められそうだと感じるときに抱く「興味・関心の深化効力」因子,学習活動へ主体的に参画し,自分の考え等を活かして課題を達成できるときに抱く「学習活動への自己関与」因子の3つが抽出されました。 この3因子と情報科の授業に対する意識との関連性としては,▼生徒の学習意欲を促進させるためには,情報の科学的な理解への習得期待を高めることが重要であることが示唆されました。また,女子では「情報社会に参画する態度」,得意群では「情報活用の実践力」への習得期待がそれぞれ重要な役割をはたしているなど,性別や授業に対する意識によって学習意欲に与える影響の差異が認められました。

30 今後は,抽出された3因子を用いて, 生徒の学習意欲を高める授業の手だてを 実践的に検討していく
今後の課題 今後は,抽出された3因子を用いて, 生徒の学習意欲を高める授業の手だてを 実践的に検討していく 今後は,抽出された3因子を用いて,生徒の学習意欲を高める授業の手立てを実践的に検討していきたいと思います。

31 ご清聴ありがとうございました。 ご指導のほどよろしくお願いします。 御清聴ありがとうございました。ご指導の崩土よろしくお願いいたします。

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33 ★非表示スライド★

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35 前報で,男女,得意・不得意群間に有意差があった ↓ 学習意欲の構造には,男女,得意・不得意によって 差があるのではないか?
仮説 前報で,男女,得意・不得意群間に有意差があった ↓ 学習意欲の構造には,男女,得意・不得意によって 差があるのではないか?

36 重回帰分析 男子 女子 全体 全体 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 情報活用の実践力 情報の科学的な理解
0.285** 0.212** R=0.43 F(3,316) = ** 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 全体 女子 0.120* 0.268** 0.184** 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 全体 R=0.46 F(3,414) = ** β≧0.2 0.1<β<0.2

37 重回帰分析 得意 不得意 全体 全体 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 情報活用の実践力 情報の科学的な理解
0.243** 0.231** R=0.44 F(3,330) = ** 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 全体 不得意 0.264** 0.164** 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 全体 R=0.38 F(3,440) = ** β≧0.2 0.1<β<0.2

38 重回帰分析 性別 男子 女子 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与
重回帰分析  性別 男子 R=0.44 F(3,316) =25.94** 情報活用の実践力 0.224** 学習内容の有用性期待 0.185** 0.134** 0.249** 情報の科学的な理解 R=0.40 F(3,316) =20.08** 興味・関心の深化効力 0.285** 0.216** R=0.27 F(3,316) = 8.45** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 女子 次に,男女別に分析を行った結果です。 0.175** R=0.50 F(3,414) = ** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 0.135* 0.242** R=0.42 F(3,414) = ** 情報の科学的な理解 0.238** 興味・関心の深化効力 0.231** 0.210** 0.155** R=0.28 F(3,414) = ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

39 重回帰分析 性別 男子 女子 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与
重回帰分析  性別 男子 R=0.44 F(3,316) =25.94** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 0.224** 0.185** 情報の科学的な理解 R=0.40 F(3,316) =20.08** 興味・関心の深化効力 0.134** R=0.27 F(3,316) = 8.45** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 女子 まず,情報活用の実践力への習得期待 0.175** R=0.50 F(3,414) = ** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 0.135* R=0.42 F(3,414) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 R=0.28 F(3,414) = ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

40 重回帰分析 性別 男子 女子 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与
重回帰分析  性別 男子 R=0.44 F(3,316) =25.94** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 0.249** 情報の科学的な理解 R=0.40 F(3,316) =20.08** 興味・関心の深化効力 0.285** 0.216** R=0.27 F(3,316) = 8.45** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 女子 R=0.50 F(3,414) = ** 情報活用の実践力 0.242** 学習内容の有用性期待 0.238** R=0.42 F(3,414) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 0.231** R=0.28 F(3,414) = ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

41 重回帰分析 性別 男子 女子 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与
重回帰分析  性別 男子 R=0.44 F(3,316) =25.94** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 情報の科学的な理解 R=0.40 F(3,316) =20.08** 興味・関心の深化効力 R=0.27 F(3,316) = 8.45** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 女子 R=0.50 F(3,414) = ** 情報活用の実践力 学習内容の有用性期待 R=0.42 F(3,414) = ** 情報の科学的な理解 0.210** 興味・関心の深化効力 0.155** R=0.28 F(3,414) = ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

42 重回帰分析 得意 不得意 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力
0.286** 学習内容の有用性期待 R=0.48 F(3,330) = ** 情報活用の実践力 0.221** R=0.42 F(3,330) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 R=0.21 F(3,330) = ** 学習活動への自己関与 情報社会に参画する態度 不得意 R=0.41 F(3,440) = ** 学習内容の有用性期待 情報活用の実践力 R=0.33 F(3,440) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 R=0.24 F(3,440) = 8.43 ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

43 重回帰分析 得意 不得意 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力
R=0.48 F(3,330) = ** 情報活用の実践力 0.203** 0.263** R=0.42 F(3,330) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 0.160** R=0.21 F(3,330) = ** 学習活動への自己関与 情報社会に参画する態度 不得意 R=0.41 F(3,440) = ** 学習内容の有用性期待 情報活用の実践力 0.241** 0.222** R=0.33 F(3,440) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 0.240** R=0.24 F(3,440) = 8.43 ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

44 重回帰分析 得意 不得意 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力 学習活動への自己関与 学習内容の有用性期待 興味・関心の深化効力
R=0.48 F(3,330) = ** 情報活用の実践力 R=0.42 F(3,330) = ** 情報の科学的な理解 興味・関心の深化効力 0.132* R=0.21 F(3,330) = ** 学習活動への自己関与 情報社会に参画する態度 不得意 R=0.41 F(3,440) = ** 学習内容の有用性期待 情報活用の実践力 R=0.33 F(3,440) = ** 情報の科学的な理解 0.196** 興味・関心の深化効力 0.173** R=0.24 F(3,440) = 8.43 ** 情報社会に参画する態度 学習活動への自己関与 β≧0.2 0.1<β<0.2

45 共通教科「情報」 目標 科目構成 社会と情報 情報の科学 「情報及び情報技術を活用するための知識と技能を習得させ,情報に関する科学的な見方や考え方を養うとともに,情報及び情報技術が果たしている役割や影響を理解させ,社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力を育てる」

46 情報活用能力とは 情報活用能力 情報活用の実践力 情報社会に参画する態度 情報の科学的な理解

47 情報の科学的な理解 定義:「情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解 と,情報を適切に扱ったり,自らの情報活用を評価, 改善するための基礎的な理論や方法の理解」

48 共通教科「情報」 「普通教科に関する各教科・科目及び標準単位数」 ↓ 「各学科に共通する各教科・科目及び総合的な学習
「各学科に共通する各教科・科目及び総合的な学習    の時間並びに標準単位数」 表記の変更に伴い   普通教科「情報」  ↓   共通教科「情報」

49 結果と考察 情報活用能力への習得期待 習得期待 性別 全体(n=284) 男子(n=95) 女子(n=189) 平均 S.D.
情報活用の実践力 3.31 0.70 3.24 0.63 3.27 0.65 情報の科学的な理解 2.78 0.85 2.54 0.80 2.62 0.82 情報社会に参画する態度 3.12 0.84 3.04 0.78 3.07

50 知・徳・体

51 学力の3要素 基礎的・基本的な知識・技能の習得 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な 思考力・判断力・表現力等
主体的に学習に取り組む態度 学校教育法 第30条第2項

52 アンプラグドCS コンピュータを使わずに,体験的にコンピュータの 基本的な原理について学習する方法
Unplugged Computer Science コンピュータを使わずに,体験的にコンピュータの 基本的な原理について学習する方法 特定のソフトウェアやプログラム言語の習得を前提 としない コンピュータやソフトウェアの変化に影響されな 低年齢でも理解しやすい

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56 中学・高校生の情報関連用語に対する認知度及び情 報活用能力の習得意欲に関する日中韓比較


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