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2 親世代 F1世代 F2世代 丸 x しわ R/R x r/r 優性形質のみ現れる “優性の法則” R/r 丸:しわ 3:1 丸  :しわ R/R,R/r:r/r 後代に再度,劣性形質が再出現する.”分離の法則”

3 *遺伝子の突然変異は 欠失、挿入、逆位、重複などにより起こる *染色体構造変異には。 異数体、倍数体 これらの変異を生じさせるものを変異原といい変異原の種類は 1)物理変異原 2)化学変異原 3)生物変異原 を含む

4 Mutagenesis M0 M1 M2 +/+ +/+,+/m Case 1: +/+ : +/m : m/m = 1 : 2 : 1 Case 2: ( +/+ : +/m ) : m/m = (1 : 2 ) : 1 = 3 : 1 *突然変異が現れる時期 発芽 幼苗(色,形態) 成苗 穂,小穂 (粒のサイズ) 胚乳 (もち,SUGARYなど)

5 「キヌヒカリ」にガンマ線照射を行った種子
oryzamutaic acid A

6 Fon1 mutant

7 OsBT1 encodes an ADP-glucose transporter

8 N-methyl-N-nitrosourea (MNU) treatment
a mild sugary mutant, sugary-h (sug-h) through the chemical mutagenesis =Starch branching enzyme IIa (OsBEIIa)  Lee et al (2017)Rice 10:33

9 BEIIb (Matsushima et al. 2010) Plant Cell Physiol 51:728-741.

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12 かすれ葉 巻き葉 正常 巻き葉ヘテロ 巻き葉 過剰頴 短穂 長護頴 淡緑葉  矮性 正常 たわわ ゼブラ葉 正常 細葉 器官数の異常

13 0.説明 1.分離系統による香り米の分離比検定 ・親系統における香りの確認:まっしぐら,恋ほのか  各自,2品種それぞれ2粒ずつを紙の上で潰して,2%KOHの入ったチューブにいれて65度(ヒートブロック)で10分間加熱してから香りを検定です。チューブには500ulずつ2%KOHをいれおくこと ・分離系統RIL(90系統で各班10系統)による香りの検定(1:1になっているか)。系統名を蓋にかいて,それぞれを班で確認する。 ・表の作成,カイ事情検定にて1:1からの分離比の検定

14 香り米についての説明  アジアのみならず,日本においてもさまざまな香り米が知られている.日本にも古くからあった香り米は明治以降のイネの育種では利用されることはなく遺伝資源としてしか保存されていない.在来種では,“じゃこうイネ”とか“香稲”などの名前がつけられている.インドでは“Basmati370”,タイでは“カオドマリ105”などが有名であり,外国イネの香り遺伝子を利用した“サリークイーン”などが育成された.青森県でも“サリークイーン”を利用して“恋ほのか”という香り米が育成されている.これらの香り成分は2アセチルピロリン(2AP)という揮発性物質であり,米粒のみならず葉からも放出される.BADH2遺伝子の変異が香りの原因となっている.この判定には2%KOH溶液に玄米,葉を破砕して加熱することで判定できる. “恋ほのか”は青森県の第一種認定品種であり、“Basmati370”からの香り米遺伝子を日本型栽培品種に導入した品種である. “恋ほのか”は夏の高温時における玄米を良好に保つ機能を有しており,今後の温暖化において青森県などの東北地方にも温暖化耐性形質を付与することが可能である. BADH2(ベタインアルデヒド脱水素酵素2): GABAを作り出す遺伝子群の1つであり,この酵素がなくなることにより香り物質である2−APが蓄積する.東南アジアの香り米のほとんどがこの遺伝子の内部欠損による.その欠失を利用したマーカーが開発された.香りは1劣性遺伝子により支配され,同マーカーで検定可能.

15 香り判定(あり+,なし−) 系統 1 2 3 4 5 6 7 最終判定 まっしぐら 恋ほのか 8 9 10

16 香りの分離比 χ2  データ 合計 なし あり 10 全体 90 5% 3.84,1% 6.63

17 2.突然変異処理によるAS996後代系統の変異率測定
・各班 72系統の10粒玄米形質と幼苗期の形質評価 ・各系統から10粒の籾をむいて,チャック付きビニル袋に整理する。袋には班番号と系統番号を記載する(1−1〜1−72) ・玄米:着色,未熟,もち,しわ(sugary),大胚,双子胚について確認する。明瞭なものがあれば写真を撮って記録する。系統番号ごとに整理すること ・殺菌剤(ベンレートT-20 1%)の入った液をビニル袋にいれて,それらを恒温器(30度)にいれて一日おく。 翌日に水洗いをしてから,トレイに播種。 ・2週間後までに幼苗の形態を確認(〜5/13をめど):アルビノ,黄色,薄緑,まだら,細葉,キメラなど ・形質と分離比の記載まとめ ・特徴ある形質の記録(デジタルサイト) ・翌日,播種 幼苗の表現型の確認は連休明け5/17までに調査してレポート提出

18 系統 玄米 幼苗形質分離 正常型 変異型 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

19 玄米形質 幼苗形質 未熟胚 着色 もち その他 アルビノ 黄色 薄緑 斑点葉 1 2 3


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