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パートナーシップ・ナーシング・システム 「PNS」 について

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Presentation on theme: "パートナーシップ・ナーシング・システム 「PNS」 について"— Presentation transcript:

1 パートナーシップ・ナーシング・システム 「PNS」 について
                              新人研修 2018/11/8

2 後半はPNSの実際のDVDを見てグループワーク
本日の研修目的・内容 <目的>PNSの意義と効果について理解する。 <研修内容>   ・PNS導入までの現状   ・パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)    の概要     *PNSの定義     *用語の定義     *PNSの成果     *パートナーシップ・マインドとは     *パートナーシップ・マインドの3つの心     *パートナーシップ成功の条件     *PNS補完の四重構造     *パートナーシップの成功要因     *PNSの良かった点(メリット)     *PNSで不都合に感じる点(デメリット)     *副師長をコアとしたグループ編成     *年間パートナーの決め方      *勤務体制例 後半はPNSの実際のDVDを見てグループワーク スキル チエ アイ

3 長年、「モジュール型継続受け持ち方式」をとってきた
経験関係なし 一人で複数の患者を受け持ち 朝早くから出勤し、患者情報収集 業務が時間内に追われず超過勤務 看護師の疲労蓄積 患者の変化に気づくことが遅れる 自己完結型                     看護師の力量で 左右される看護 インシデント発生 モジュール型継続受け持ち方式の問題点  ・経験に関わらず1人の看護師が復数の患者を担当   1名の看護師が複数の患者を受け持つこの体制は、看護師の力量により、患者の観察・状況判断、業務内容・就業時間に差    が出る。  ・プライマリーナースとして勤務時は必ず受け持ち患者の担当   新人看護師も患者にとっては同じであり、自分で責任をもたなければならない。

4 7:1看護体制導入で多数の新人看護師を育成 指導ナースになる人が少ない 新人を育てる人材不足 7:1看護で現場は楽になった?
           7:1看護で現場は楽になった?           臨床経験の少ない看護師が病棟に増えた        指導ナースになる人が少ない        新人を育てる人材不足    安全な看護の提供ができていると言える? ・平成19年から7:1看護体制導入で、新採用看護師が増加した(60~100人)。 ・新人看護師は、不安があっても何度も先輩看護師に確認することを躊躇し、自己判断で看護する。 ・新卒看護師による基礎看護技術面でのインシデント・クレームが増えた。 ・教育担当者や指導ナースは、教えたからできているだろうと思い、患者さんからのクレームで、新人看護師の理解不足を知るなど  など・・・。

5 看護師の数は増えたが働く環境の改善につながっていない
始業時間8時30分の30分~60分前から業務をしている 人は増えても超過 勤務時間は減らない 次の勤務者に申し送りをしても、「私の仕事」として、多数の看護師が仕事をしている

6 福井大学医学部附属病院で発案された新看護方式を導入
そこで 福井大学医学部附属病院で発案された新看護方式を導入 パートナーシップ・ナーシング・システム PNS

7 パートナーシップ・ナーシング・システム
PNS導入 自己完結型の看護 二人三脚の看護 定義 看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的とし、2人の看護師がよきパートナーとして、対等な立場で、互の特性を活かし、相互に補完し協力し合う看護提供方式 2人の看護師は、毎日の看護ケアを始め、委員会活動、病棟内の係の仕事に至るまで、1年を通じたパートナーとして、その成果と責任を共有する。

8 用語の定義 パートナー:1年を通じて、看護ケアや病棟内外の割り当てられた業務を補完し合う、 2名の看護師(原則2名)
パートナー:1年を通じて、看護ケアや病棟内外の割り当てられた業務を補完し合う、 2名の看護師(原則2名) ペア:毎日の看護ケアを行う2名一組のそれぞれの看護師のこと グループ:副看護師長をコアとした何組かのパートナーの集まり チーム:毎日の看護ケアを行う2名一組の看護師の集まり

9 3.新人看護師・経験看護師に対する教育効果・人材育成
ナースコールの減少 PNSのメリット・成果 1.看護の可視化・伝承・伝授 2.安心・安全な看護の実践 3.新人看護師・経験看護師に対する教育効果・人材育成 4.看護記録をリアルタイムで記録することによる超過勤務の削減・ワークライフ・バランスの実現   5.業務の定時終了 6.離職率の低下 互いの親和感・    コミュニケーションの増加 1.看護の可視化・伝承・伝授 2人が協働して看護実践を行うため、お互いのマニュアルに基づいた実践内容に加え、患者との会話、しぐさ、気配りなど、普段見えなかった看護実践がよく見える。これまで1人で行ってきたことに同業他者の目が入るため、必然的に「見られている」「聞かれている」という緊張感がお互いに高まる。そのことが「手抜きができない」「手抜きのない」看護実践につながっていく。 経験を積んだ看護師と一緒に日常的に経験を重ねることで、ベテランから中堅、新人へとマニュアル的な知識や暗黙知が伝わっていく。実践場面での教育であるが、若手の教育だけでなくベテランも自分の看護を振り返るよい機会となる 2.安心・安全な看護の実践 PNSでは目の前にペアがおり、1人のときのように誰かを探す手間が省け、必要なときに声をかけあって処置や看護ケアが直ぐに実践できる。また、看護師2人で行うことで看護師への負担感が軽減され、ケアもスムーズに効率よく終えることができる。患者にとっても、2人で行ってくれるので時間も短縮され、患者、看護師共に安心して、安全に処置や看護ケアを行うことができる。 3.新人看護師・経験看護師に対する教育効果・人材育成 先輩看護師は経験の浅い看護師の所作や観察方法を見て、その場で間違いを指摘したり正しい方法を教えたりすることができる。 4.看護記録をリアルタイムで記録することによる超過勤務の削減・ワークライフ・バランスの実現   5.業務の定時終了 6.離職率の低下

10 他者に依存するのではなく、 一人のプロフェッショナルとして自らの頭で考え、自らを助く心の持ちようである。
パートナーシップ・マインドとは 他者に依存するのではなく、 一人のプロフェッショナルとして自らの頭で考え、自らを助く心の持ちようである。

11 パートナーシップ・マインドの3つの心 自立・自助の心 与える心 複眼の心

12 他人の思惑や評価を気にせず、事の善し悪しの判断基準を心に持つ 同時に自分の心身を適度に制御する術を会得することが自立の条件
自立・自助の心 他人の思惑や評価を気にせず、事の善し悪しの判断基準を心に持つ 同時に自分の心身を適度に制御する術を会得することが自立の条件 自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし元気づける

13 与える心 他人を思いやるこころ『利他の心』 相手に求める心を捨て、与える心を育てることからスタート 自分に与えるものがない・・・と嘆かなくとも、与える心を起こすだけで充分

14 相手の心を想像し、相手の立場に視点を置いて考える(相手をよく見て考える)
複眼の心 相手の心を想像し、相手の立場に視点を置いて考える(相手をよく見て考える) 視座を変え、角度を変えてモノを見れば、それは違う価値を持つということ       思い込みしない 自分・相手を過信しない     お互い異なった目で確認するからこそミスを 未然に防ぐことができる

15 パートナーシップ成功の条件 1.価値観と情報を共有すること *どちらが上でもしたでもない。対等な関係 *両者の絆は、両者に生まれる「信頼感」 *情報を抱え込むことはパートナーシップを損なう *すべての情報を徹底的に共有する 2.パートナーシップ・マインドを持つこと *自立・自助の心(セルフ・ヘルプ) *まず与える心(バリューファースト) *「複眼の心」(マルチ・ビューポイント) 3.価値(アウトプット)に注力すること *先に与える:価値提供を先に考えるアウトプット志向の発想を持つこと Give&Takeではなく、Give&Give 感謝の心

16 パートナーシップをなぜ行うの? シナジー(相乗)効果を期待 補完性の原理 互に相談し、新しい考えやアイデアが生まれる 一言でいえば
      ■パートナーとなる人の特性・能力を活かし、資源の共有を行い         互に相談し、新しい考えやアイデアが生まれる         1+1=4にも6にもなる可能性 シナジー(相乗)効果を期待 補完性の原理

17 PNS補完の四重構造 他のグループ グループ パートナー 個人 補完 補完 補完 補完

18 パートナーシップの成功要因 シナジー効果を高める ●対等・平等であること・・・対等性は主体性を引き出す。相手を尊重し、虜る
●違いを活かす・・・パーソナリティー、考え方、趣味、経験知、力量の違いが・             シナジー効果を高める ●対等・平等であること・・・対等性は主体性を引き出す。相手を尊重し、虜る                  こと。どちらかが上位ということはない ●活動目的の合意と共有化・・・看護ケアを実践するにあたり、情報の共有化                     をし、きっちりと合意することが必要 ●信頼感と緊張感のある関係であること・・・相手に対する信頼、尊重する気                             持ち、相手の心を虜る気持ち ●特性や能力を生かした役割分担・・・両者ができることできないことを確認し                         ながら経験知の違いを生かし、その場                         で補完し合う。                         不十分な部分を互いに補う ●情報開示・・・パートナーとこまめに情報交換する

19 PNSの良かった点(メリット) ・・・平成25年12月全看護師意識調査アンケート結果より 1.コミュニケーションや相談のしやすさ
2.ダブルチェックのしやすさ 3.業務の補完 14.申し送りの短縮・しやすさ 15.モンスターペイシェントへの対応 4.先輩看護師からの学び 13.患者対応のスピード化 5.業務の協働 12.新人や後輩への指導 6.パートナーを組むことによる安心感 11.確実な看護技術による看護の質向上 7.記録時間の短縮 9.超過勤務時間の短縮 10.インシデントの減少 8.休憩時間の確保

20 11.自分が実際に観察していないことを記録する抵抗感
PNS不都合に感じる点(デメリット) 1.PNSフローの不明確さ 2.コミュニケーション不足・ 情報伝達不足 3.パートナーへの気遣い 12.家庭環境の変化 4.自分流・私流ができない 11.自分が実際に観察していないことを記録する抵抗感 5.情報収集の増加 10.情報交換時の不安 6.新人教育への危惧 9.責任の所在 8.パートナーへの依存 7.患者とのコミュニケーションの減少

21 所属部署の看護師全員が集まる場所で決定する
年間パートナーの決め方 自選・他薦で決める みんなの目の前で自分で決める 所属部署の看護師全員が集まる場所で決定する 他人や看護師長による押しつけはダメ! 好き嫌いで選んではいけない キーワード:違いを活かす 考え方 年齢 性格 決めては、「違いを生かす」ことである。 「違い」とは、パーソナリティー、考え方、趣味、経験知などの違いを言う。 持ち味や得意分野の異なる者がパートナーシップを組むことでジナシー(相乗)効果が発揮されるので、 より多くの違いを持つ人、相手にあって自分にはない長所を認め合えるようなパートナーを選ぶ。 パートナーシップ・ナーシングシステムは、お互いを尊重し、情報を公開し共有するという姿勢が重要である。 2人で看護ケアをすることだけではPNSにはならない。 PNSでは、日々の看護ケア・看護業務をする時だけペアでいるのでは意味がなく、1年を通して看護業務を遂行するパートナーを決める ということが重要である。 好き嫌いでパートナーを選択しては意味がない。あくまでも、自分の長所を伸ばしてくれる、短所を補ってくれる人をパートナーとして選択する。 仕事のやり方 趣味

22 年間を通してお互いの活動を補完し協力しながらグループ活動を行う
副師長をコアとしたグループ編成 ○○副師長グループ 教育担当 ○○ ○○     ○○副師長グループ 教育担当 ○○ ○○     数組のパートナー 数組のパートナー PNS 年間を通してお互いの活動を補完し協力しながらグループ活動を行う 補完の四重構造

23 勤務体制例 9人体制の場合 【平日】 17時からは「長日勤1と長日勤2」、「長日勤3と長日勤4」がペアを組む 長日勤1 日勤1 長夜勤1
勤務体制例  9人体制の場合 【平日】 8:30 17:00 21:15 9:00 20:00 17時からは「長日勤1と長日勤2」、「長日勤3と長日勤4」がペアを組む 長日勤1 日勤1 長夜勤1 長日勤2 日勤2 長夜勤2 リーダー 長日勤3 長夜勤同士がペアを組む 日勤3 長夜勤3 長日勤4 日勤4 長夜勤4 日勤では「長日勤と日勤」がペアを組み、各チーム2組、計4組のペアで患者担当する

24 看護はリレー ◆時間で終わらせる仕組みを作る ・記録は先にする ・人に任せれる業務は後回しにする 21:15 終業 9:00 終業
21:15 終業 9:00 終業 8:30 始業 17:00 終業 20:00 始業 ◆時間で終わらせる仕組みを作る  ・記録は先にする   ・人に任せれる業務は後回しにする                                                                    

25 HAPPYになることを目指してがんばろー!!
参考文献・引用文献 1.橘幸子:新看護方式PNS(パートナーシップ・ナーシングシステム)看護のイノベーションを実現し,看護師を幸せにする!,看護部長通信,Vol11,No3,2013


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