収納代行サービス 駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 3 年 MR0055 もとなり
目次 収納代行サービスの概要 どのように利益を出すのか 歴史 実際に起きたトラブルの例 1 、 2 まとめ 参考文献 2
収納代行サービスの概要 収納代行サービスとは、クレジットカード決 済、コンビニ決済、携帯キャリア決済といっ た多種の決済を一括の契約とシステムで導入 できるサービス。「決済代行」「集金代行」 とも呼ばれる。 各カード会社、コンビニ各社など個別に決済 を導入すると、それぞれ締日が異なり入金タ イミングが複数できてしまうなど、事務処理 が非常に煩雑になる。 一方で購入者の利便性のためにはなるべく多 様な決済手段を用意することが望ましいので、 こうしたニーズにこたえるために収納代行 サービスの利用が一般的。 [1] 3
4 払込票
5 収納代行の仕組み^^ 携帯会社ガス会社 通販会社 収納代行会社 コン ビニ 利用者
どのように利益を出すのか 従来取り扱ってきた公共料金の決済に加え近年ネットで注文した 商品の決済や引渡しを店頭で行うケースが増えている。店舗が受 取る手数料は公共料金などの場合、収納額にかかわらず1件50 ~60円程度。その手数料の半分程度を各社が受取る仕組みと なっている。 例えば携帯電話料金や、電気代にはこういった手数料(資金回収 のコスト)が元々含まれた価格と言うことになる。 システム費用の他、直接経費は少ないのでコンビニの売り上げが 減少する中で、安定的な収益源となってきている。 従来は銀行などがこの手数料を受取っていた。ゆうちょや銀行の ATM でも支払いはできる。 銀行やクレジットカード会社が「公共料金の引き落とし」にとい うのはこういった手数料収益が上がるから。 [2] 6
歴史 収納代行サービスは 1987 年にセブン イレブンが東京電力と提携したことが 皮切り。 ガス、水道料金等の支払いについても 広まった。 2003 年からは地方自治法施行令 2 およ び国民健康保険法 3 の改正によって、 地方税や国民健康保険料の納付まで可 能となった。 [5] 7
実際に起きたトラブル例 1 8
実際に起きたトラブル例 2 <委託事業者のミス等による二重請求 等> 公共料金の支払において、コンビニエン スストアの収納代行でも支払ったが、銀 行でも引き落としされてしまい二重払い になってしまった。 <詐欺的な委託事業者による利用> 出会系サイト業者から覚えのない料金を コンビニエンスストアから支払うよう連 絡が来る。 [4] 9
まとめ 食料品や雑貨などと一緒にレジで支払 えるので便利だがトラブルも起きやす い。 コンビニ店舗で支払いを行う顧客等に 関する個人情報が取得されることとな るので、情報管理や、得た顧客情報を、 顧客の同意を得ない限り収納業務以外 のために利用できないこと等を定める 必要がある。 10
参考文献 1. Yahoo 知恵袋 お金の世界のレバレッジ 教えてニフティ 経済産業省 H 公共政策大学院 tokyo.ac.jp/courses/2006/50010/documents/ pdf 払込票の画像 ※日付は閲覧日