超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 合同ゼミ開催にあたり社工協働バックキャスティングによる新しいイノベーション創出論 工学研究院・准教授 (兼務)先端科学高等研究院・超高信頼性自己治癒材料研究ユニット・主任研究者 中尾 航
先端科学高等研究院とは 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 平成 25 年度文部科学省国立大学改革推進補助金の支援で平成 26 年 10 月に設置 横浜国立大学のフラッグシップとなる学長直轄の研究組織 「リスク共生学」の創出
研究分野 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 バックキャスティングが必要不可欠な自己治癒材料開発 材料イノベーションの遍歴 石器時代 青銅器時代 鉄器時代 プラスチック時代 複合材料時代 スマート材料時代 22C 21C 20C スマート材料の本命 = 化学反応誘起機能材料 ( 生物の機能はほとんど化学反応で生じる ) 例 ) 長繊維強化自己治癒セラミックス(骨のような構造) 既存の材料:化学反応=劣化因子 生体の模倣 酸化物繊維束 非酸化物界面層 酸化物母材 化学反応が き裂を再接合する。 化学反応を稼動中に 利用するリスク 化学反応を稼動中に 利用するリスク 化学反応による アドバンテージ 化学反応による アドバンテージ < (使用環境を想定した) ・最適な化学反応の選択 ・化学反応の最適配置
社工協働バックキャスティングによる 新しいイノベーション創出論とは 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 社会許容性が考慮されたより先の未来からのバックキャスト 時間 30 年後 ビジネスモデル (or 社会ビジョン ) 最終製品イメージ コア新技術 10 年後 社工協働による未来予測 イノベーション普及戦略 多価値解析 国際標準化 周辺技術の発展予測 etc バックキャスティングの技術開発
研究協働の例 1 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 IAS では、ユニット内で社工連携 中尾 航 自己治癒材料学 超寿命材料研究会 (GMI研究拠点) デルフト工科大学(オランダ) 欧州の自己治癒材料研究拠点 日本企業群 自己治癒材料部材開発を企図している企業群研究拠点 (自動車メーカー、航空機メーカー等) 材料物理研究所(チェコ) 部材の破壊力学評価に関する 研究拠点 海外連携 安心・安全の科学 研究教育センター 鶴見裕之 マーケティング 国際社会科学研究院 尾崎伸吾 計算破壊力学 澁谷忠弘 信頼性工学 工学研究院 真鍋誠司 技術経営論 ダニエル・ヘラ― グローバル経営論
研究協働の例 2 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 研究開発プロジェクトでは、産学官連携 14.8% の高効率化を 実現したジェットエンジン 14.8% の高効率化を 実現したジェットエンジン 我が国の総 CO 2 排出量 の半分相当を削減 我が国の総 CO 2 排出量 の半分相当を削減 ジェットエンジンの高温部分 のオールセラミック化 (タービンの軽量化、無冷却化) 航空機メーカー セラミックスメーカー 原材料メーカー オープンイノベーションの 産学官コンソーシアムにより推進
研究協働の例 3 超高信頼性自己治癒材料研究ユニット合同ゼミ資料 大学院生循環による国際共同研究体制 (JSPS :拠点形成事業 ) 超高信頼性 自己治癒材料 研究ユニット 社工ダブルループ: 材料イノベーションの新規価値指標の創出とそ の評価手法の確立 工学府・研究院 および 環境情報学府・研究院 国際社会科学府 ・研究院 物質・材料研究機構 オストラバ工科大 (チェコ) 材料物理研究所 (チェコ) デルフト工科大学 (オランダ) スイス連邦工科大チューリッヒ校 (スイス)