1 先修科目 42 化学Ⅱ 高校で化学Ⅰ、Ⅱを履修した人が対象。 指定学科は医学部医学科。 定員 100 名を越えた場合は、指定学科 以外の学生は登録できない。 例外は 4 年次学生。 化学Ⅱは、月曜日の 2 限目、木曜日の 4 限目にも開講している。
2 教科書: R.Chang ・ J.Overby 著、化学 基本の考え方を学ぶ (下)、東京化学同人 講義内容: 「化学Ⅱ」 高校化学Ⅰ・Ⅱ 12 章 分子間力・液体と固体 分子間力と水素結合、結晶構造、物質の状態変化 14 章 化学反応速度論 化学反応の速さ 15 章 化学平衡 化学平衡 16 章 酸と塩基 酸と塩基の反応 17 章 酸塩基平衡と溶解平衡 電解質水溶液の平衡、溶液と溶解平衡 18 章 熱力学 19 章 酸化還元反応と電気化学 酸化還元反応、電池と電気分解 22 章 有機高分子化学 生活と物質:糖類とタンパク質、生命と物質:核酸
3 講義予定: 第 1 ~ 3 週: 12 章 分子間力・液体と固体 第 3 ~ 4 週: 22 章 有機高分子化学 第 5 ~ 7 週: 18 章 熱力学 第 8 ~ 9 週: 14 章 化学反応速度論 第 10 週: 15 章 化学平衡 第 11 ~ 12 週: 16 章 酸と塩基 第 12 ~ 13 週: 17 章 酸塩基平衡と溶解平衡 第 14 ~ 15 週: 19 章 酸化還元反応と電気化学 第 16 週 期末試験( 2 月 2 日予定)
4 ◎ 基本的に上記スケジュールで講義 を行うので、毎週教科書の指定され た部分を予習しておく。講義は予め 予習してあることを前提に行う。 ◎ 講義では教科書の内容を逐一扱う ことはしない。それは、教科書の内 容の半分以上は高校で学習済みのも のであり、また教科書の記述も非常 に丁寧なので、その内容のかなりの 部分は理解することができるから。
5 ◎ では、講義で何を行うのか。 1. 高校化学では扱われていなかった項目、比較 的分かりづらいと思われる項目を重点的にとり あげる。 2. 予習してよく分からなかった点について質問 を受け付ける。(質問は随時受け付ける。講義 時間外でも教員室で質問を受け付ける。) 3. 教科書の記述の誤りあるいは誤解しやすい部 分を指摘し、解説する。 4. 教科書は一般的な内容なので、医学部を対象 とするこのクラスでは、生化学関連の内容を少 し追加して紹介する。
6 ◎ 成績評価は期末試験によって行う。 ◎ 期末試験の範囲は、教科書の該当す る部分( 12 章、 14 ~ 19 章、 22 章)全て と講義で補足した部分とする。 ◎ 期末試験は教科書、ノートの持ち込 み可。 ◎ 必要なら追試を行う。
7 教科書について: R.Chang ・ J.Overby 著、化学 基本の考え方を学ぶ (下)、東 京化学同人 原書は、米国の 1 年間の教養課程の教科書として書か れている。 「化学Ⅰ」と「化学Ⅱ」においては、第 2 章から第 5 章 、第 13 章、第 20 章、第 21 章はとりあげなかったが、 それは時間の制限によるものであり、それらを含め て教科書全体に目を通しておくことが望ましい。 原書は第 6 版と版を重ねた定評のある教科書であり、 医学部の学生にとって基礎化学に関するハンドブッ ク(座右の書)足る内容である。
8 第 1 回 10 月 6 日(月) 第 2 回 10 月 16 日(木) 第 3 回 10 月 20 日(月) 第 4 回 10 月 27 日(月) 第 5 回 10 月 31 日(金)