1 次世代 Suica で “ 脱・東日本 ” チームケッタ 兼子・宮脇・大友
2 次世代 Suica の概要 カード型のメリットはそのまま維 持 新たにカード表面に電子ペーパー型ディスプレイを搭載 チャージ残高や乗換案内・広告など様々な情報表示が可 能
3 利用イメージ 駅で使える電車内で使える 温泉地で使える レストランで使 える レシート代わりに 座席案内に 入湯券に 乗り場案内に
4 利用イメージ 美術館で使える 観光地の駅で使え る お土産代わりに 居場所が表示で きる。 地図看板を探さなくてもいい。 鑑賞した絵を持ち帰る。 観光地限定の Suica 用の壁紙
5 次世代 Suica のメリット・デメ リット メリット ・形状はカード型とまったく同一 ・多種多用な情報を表示可能 ・乗車券以外に街ナカでの利用にも適して いる → 加盟店が任意の情報を表示できる ・表示スペースの制約が大幅に緩和 ・指定席券や特急券としても使用可能 SF 機能以外に現在使用されているほとんどの切符・紙券の代替として使用可能 デメリット ・電子ペーパーコストの増加 ・コストを何処で回収するか (A5→15 万 ) ・電子ペーパーに広告を表示したメリット は? ・果たして本当に便利なのか? 新幹線から特急、指定席券、街ナカの食堂の食券や チラシの配布まで様々な分野に応用可能 鉄道事業との相乗効果 鉄道~街ナカの連携が可能 街ナカでの利便性 UP ! 全ての乗車券に使用可能
6 Suica ・ IC 乗車券の現状分析
7 なぜ “ 脱・東日本 ” なのか? 300km 500km 750km ★ JR が他の乗物に比べ有利なのは、 300 ~ 750km 圏 東日本だけでは もったいない!!
8 全国に IC 乗車券はたくさんあ る! JR 東海: TOICA JR西日本: ICOCA JR東日本: Suica JR 北海道: Kitaca 関東圏私鉄: PASMO 関西圏私鉄: PiTaPa 静岡鉄道: LuLuCa 北陸鉄道: ICa 高松琴平電鉄 :IruCa 上記以外にも 北海道 : ドゥカード(道北バス) : バスカード(北海道北見バ ス) 東北 : バス IC カード(福島交通(郡山・須賀川地区)) 関東 : せたまる(東京急行電鉄世田谷線) :IC バスカード(関東 鉄道バス) : でんてつハイカード (日立電鉄交通サービス) 北陸・中部 : バス IC カード(山梨交通グループ各社) :KIPS PiTaPa カード(近畿日本鉄道) :LuLuCa+PiTaPa カード(静 岡鉄道・しずてつジャストライン) : ナイスパス(遠州鉄 道) :ayuca (岐阜乗合自動車) :passca (パスカ)(富山ライ トレール) 近畿 :CI-CA (シーカ)(奈良交通) :NicoPa (神姫バス) 中国・四国 :Hareca (岡山電気軌道・両備バス・下津井電 鉄) : スカイレール IC カード(スカイレールサービス) :IC い~ カード(伊予鉄道) 九州・沖縄 : ひまわりバスカード(北九州市交通局) : 長崎ス マートカード(長崎県交通局・長崎自動車・さいかい交通・ 島原鉄道(バス)・佐世保市交通局・西肥自動車) : 宮交バス カ(宮崎交通) :RapiCa (鹿児島市交通局・南国交通・ジェイ アール九州バス(鹿児島地区)) : いわさき IC カード(鹿児島 交通・林田バスなど)
9 さらに今後発行予定のカード 2008 年: PASPY (広島地区) 2008 年春: nimoca (西日本鉄道) 2008 年秋: Kitaca (北海道旅客鉄道(札幌地区)) 2008 年内: ST カード(仮称)(札幌市交通局) 2009 年頃:名称未定(九州旅客鉄道(福岡・北九州地区)) 2009 年頃:名称未定(福岡市交通局) 2010 年度:名称未定(名古屋鉄道) 2010 年度:名称未定(名古屋市交通局) 2010 年度:名称未定(豊橋鉄道・豊鉄バス) ・交通事業者ごとに IC カードが乱立してしまう。 ・各事業者が電子マネーを始めたとしても知名度・交渉力が 弱い ・ Edy は全国 1 社 交通事業者系は現在 ※ 27 種類+計画中 ※ 9 社 ・加盟店、事業者、双方共に交渉相手の増加 ・利用者にとっても名称の増加で使い勝手が 低下 ※交通事業者のみ ( 航空会社除く ) PASMO 、 PiTaPa はそれぞれ 1 種類として計 算
10 三大 IC 乗車券勢力図 JR 東海: TOICA JR西日本: ICOCA JR東日本: Suica 2000 万 枚 30 万枚 Suica が最も有力!! ⇒ JR 東にとってのチャンス! 320 万枚
11 潜在ニーズを探せ! JR 東海: TOICA JR西日本: ICOCA JR東日本: Suica 潜在ニーズは、 JR東海・西日本も大きい! 2000 万枚 /4000 万人 30 万枚 /1500 万人 320 万枚 /2000 万人
12 JR 東日本エリア内に留まると メリット ・エリア内なので展開がしやすい ・鉄道事業との親和性が発揮しやすい ・経営資源を集中できる デメリット ・ Suica =東日本だけ Edy =全国になってしまう Edy 2007 年 9 月現在 全国約 68,000 店 月間約 2,000 万件 約 3,270 万枚 ( カード・携帯内蔵 型 ) Suica 2007 年 9 月 1 日 関東圏 22,000 店 月間約 2,000 万件 2,193 万枚 ( カード・携帯内蔵 型 ) Edy 2007 年 9 月現在 全国約 68,000 店 月間約 2,000 万件 約 3,270 万枚 ( カード・携帯内蔵 型 ) Suica 2007 年 9 月 1 日 関東圏 22,000 店 月間約 2,000 万件 2,193 万枚 ( カード・携帯内蔵 型 ) 長期的に見ると街ナカで Edy に大敗するおそれ JR 側の視点
13 JR 各社の営業境界近辺のユーザーにとって利便性が低下 既に Suica 対応エリアの境界付近で起こっているように 会社境界付近でも同様の問題が起こる可能性が高い 営業エリアに拘ると、 JR ・私鉄各社ごとに IC カード乗車券が出来てしまう Edy の知名度や利便性に負けてしまう 相互乗り入れの複雑さ・名称が統一されてない事による利用率の低下 利用者の視点 ・いろいろなカードを持つのはめんどくさい ・日常生活では使えるけど旅行先では使えな い ・地方では乗換の度にカードが変わる ・いろいろなカードを持つのはめんどくさい ・日常生活では使えるけど旅行先では使えな い ・地方では乗換の度にカードが変わる だったら街ナカは Edy で電車は Suica でいいんじゃないの? あなたが今後、電子マネーに望むことはどのようなことですか?(いく つでも) ※マクロミル調査
14 Suica を JR 東日本エリア外に展開する と JR 側の視点 利用者の増 加 シェアの増 大 加盟店の増 加 携帯にプリ インストー ル さらに 利用者の増 加 手数料収入 の増加 Suica 事業 部が拡大 加盟店開拓 力の強化 エリアの拡 張
15 Suica を JR 東日本エリア外に展開する と 利用者側の視点 エリアの広が る 利用可能店の 増加 利用者の増加 で加盟店の増 加 携帯にプリ インストール カードを買う 手間が無くな る 気軽に使いや すくなる 1 回使って便 利さが分かる 毎日使うよう になる
16 東日本エリア外への展開方法
17 “ 脱・東日本 ” 実現のために PASMO のような事業者協議会の設立 新たに設立する事業者協議会 JR 東日本 JR 北海道 JR 西日本 JR 東海 PASMO PiTaPa 加盟私鉄 地方私鉄 バス事業者 コンビニ チェーン 店 飲食店 小売店 出資& Suica システム販 売 ・ 各地域の事業者と提携する事で JR 東日本だけでは出来ない全国的な展開を早期に達成 する ・協議会を経由する事で 事業者間の不用意な競争を無くす 新規事業者の参入コストの低下 ( 専用サーバーや機器開 発 ) RW 等の機器の生産コスト削減 →RW の低価格化 協議会に出資 ⇒交通事業者間の連携を強化
18 協議会設立のデメリット 事業者ごとの思惑の不一致 相互利用の定款の作成コスト 参加事業者のメリット? 事業者単独の独自システムよりメリットはある のか? 地方事業者が参加するメリットは? システム構築の費用? チャージ金の清算などの相手が複数になる 発行エリア外で IC カードを再発行できるか? 協議会を介する事により事業者間の手続きを簡略化し なおかつ構築時の費用や維持費を安くできる
19 事業者協議会の役割 新たに設立する事業者協議会 JR 東日本 JR 北海道 JR 西日本 JR 東海 PASMO PiTaPa 加盟私鉄 地方私鉄 バス事業者 コンビニ チェーン 店 飲食店 小売店 事業者間の金銭のやり取りを協議会経由で行うこと により、各社間の事務手続きの削減 各事業者にとっても取引相手は協議会 1 社で OK
20 協議会を通じた役割分担で各地方に Suica を広げる 各事業 者 遊園地温泉地 テーマ パーク 飲食店 ドライ ブイン 商店街 タク シー 宅配便 土産物 屋 自動販 売機 協議会 コンビニ 飲食店 ( チェーン 店 ) 百貨店家電量販店 大手タク シー 自販機会社 地域密着型店舗重視 大規模チェーン店重 視 協議会と各事業者で明確に 開拓する店舗を分業化する 効率化と共に交渉力が強化でき る
21 利用エリア開拓のイメージ JR 東日本のエリアだけでな く 全国的な展開が可能に! 平行して開拓するのでエリアが満遍なく広がる
22 全国展開した次世代 Suica を活用し て
23 Suica コンシェルジュサービス コンシェルジュ=『何でも屋さん』 旅行のあらゆる悩みを Suica が解決! ~基本コンセプト~ ん?今どこ にいるん だ?? お土産どれ がいいんだ ろう・・・ 穴場に行き たい・・・ この絵、綺 麗だな あ・・・ 旅行における本質的なニーズである『快適さ』に応える!!!
24 これからの時代 少子・高齢社会 ユビキタス社会 協議会により全国にひろがった Suica ネットワーク ↓ 2つの社会背景に適したサービス ~高齢者の楽しみや生きがいは、「旅行」( 48.9 %)~ (H17 「高齢者の生活実態」参照 ) ↓ JR 東日本主要ビジネスとなる! 高齢者にとっての 新しいライフスタ イルの提案 をビジネスにする 様々な商品や サービスの連 携が必要! わが国は世界 でも最初に 『高齢社会』 を迎える国 JR 東日本を2つの インフラ ( 鉄道と Suica) を活かした 事業でさらに発展 させる!
25 ビジネスモデル 地域密着型店舗 & 地元観光協会 ユーザー Suica コンシェルジュ Suica コンシェルジュによる特典 電子ペーパーのクーポン券 旅先の情報提供 改札・ R/W にタッチ 情報掲載料・広告料 手数料・リース料 + 広告・情報掲載料 顧客情報・ネットワーク提供
26 ユーザーの拡大が可能に! 最も利用率の低いのは 50~59 歳の女性 旅行を趣味とするのが最も多い世代である この世代に電子マネーの快適さを体感させる! おばちゃんたちに抵抗 感をなくさせよ う!!! ※マクロミル実施調査 今後の高齢者世 代の囲い込み
27 『コンシェルジュツアー』として発展! 1. 鉄道事業を活かした独自サービス 2. 旅行で多い小額決済 3. まだ世の中に存在していない旅行の概念 カード一枚で旅行が もっと楽しく快適に JR東日本の強みを 活かすことが可能 日本のツアー旅行を Suicaが変えていく 海外の人々にもこのツアーを提供し、 Suicaによるインバウント増加を実現 Suica Is wonderful! 『海外旅行で 現金を持つ不 安』が 日本ではない!