医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREP S) 「成果目標シート」 作成要領 (雛形含む) 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 国際事業部 2015 年 9 月 9 日 改訂 1.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
事例研究の進め方. 事例研究の目的  研究会本来の目的であるテーマ研 究を行うための予備研究(演習)  テーマ研究をまとめるために必要 なデータやツールが何かを検討す る  検討したツールやデータの有用性 を検証する  視覚化.
Advertisements

地方航空路線活性化プログラム 提案書 提案名: ○○ 提案者: ○○ 代表者(提案責任者): ・組織名: ○○ ・住 所: ○○ ・担当者: ○○ ・連絡先: TEL 整理番号: 様式1.
1 国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS ) 「成果目標シート」 作成要領 (雛形含む) 国立研究開発法人科学技術振興機構 国際科学技術部 SATREPS グループ 2015 年 4 月 1 日 改訂.
圧力容器/格納容器の健全性評価技術の開発(原子炉建屋-大型機器系連成 地震応答解析による地震力算定) 入札 提案書 1 【 1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1 . 1 . 1 現状想定されるプラント状態における地震応答解析  事業内容(実施方法を含む)  事業内容(実施方法を含む)について具体的に記述する。
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「逆止弁」の要求仕様
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(先進的通信アプリケーション開発型)) 研究開発課題 ○○の研究開発
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 FPガスγ線による再臨界検知システム開発補助
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) ペデスタル外調査装置の装置改善仕様及び改善効果の整理
<調査・先導研究課題〇> ●●●●●●● ● ●
(提案者名を記載) ○○○○ 平成22年度「医療情報化促進事業」 提案書 (様式8) 提案書雛型ア、イ及びウ
平成28年度SCOPE(重点領域型研究開発(先進的通信アプリケーション開発型)) 研究開発課題 ○○の研究開発
Building Research Institute
「超小型高出力パルスレーザーの応用に関するアイディア募集」
国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) 「成果目標シート」 作成要領(雛形含む)
<研究開発項目〇> ●●●●●●● ● ● <提案題目> △△ △ △△研究開発
別紙4 1.事業の概要 【事業名】 ○○ 【事業代表者】 ㈱○○ ○川○介 【実施予定年度】平成○~○年度 平成28年 月 日
生理活性化合物の合成 ライフ 主たる提供特許 技術概要
事業内容(実施方法を含む) 記述内容 6.1(別紙1) 提案書雛形 【雛形頁番号1】
日本糖尿病学会のアクションプラン2010(DREAMS)
<研究開発分野> 次世代人工知能技術分野 <研究開発項目⑦> 次世代人工知能技術の社会実装に関するグローバル研究開発
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成30~○年度 平成30年 月 日 (1)事業概要
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成29~○年度 平成29年 月 日 (1)事業概要
「沖縄におけるスポーツサイエンスの拠点化に向けた
長期滞在型テレワークの誘致及び導入検討調査
(領域統括:氏氏 名名 ○○大学 ○研究科 教授)
住民参加による低炭素都市形成計画策定 モデル事業公募要領 「成果目標シート」 作成要領(雛形含む) 平成25年5月
○○○○○○○○○○○○○○○○○○ の要素技術開発
『超小型高出力パルスレーザーの応用・レーザー製品化に関する募集』公募
『超小型高出力パルスレーザーの応用・レーザー製品化に関する募集』公募
IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究
「沖縄におけるスポーツサイエンスの拠点化に向けた
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」 (次世代人工知能技術の日米共同研究開発) ●●●●●●●●の研究開発
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(スマートネットワークロボット)) 研究開発課題 ○○の研究開発
平成26年度先進的通信アプリケーション開発推進型研究開発(新規提案課題) 開発課題 ○○の開発
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成30~○年度 平成30年 月 日 (1)事業概要
「地域経済産業活性化対策調査(沖縄市が整備するアリーナ施設を核としたまちづくり等に関する基礎調査)」
(様式1) IoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究 提案書要約版
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1アクセス装置の概念検討
~ 獣医師の皆さん、抗菌剤の慎重使用等対策を進め、
研究開発名称 対象とする技術のイラストや図 【事業番号:001】 提案者:◯◯株式会社 研究開発の概要 年度毎概算経費
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成28~32年度 平成28年 月 日 (1)事業概要
事業区分: 課題調査事業 コンソーシアム等名称: ○○ 事業名: △△ 代表団体名: □□ 参加団体: ▲▲、■■ 協力団体: ●●、◎◎
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 電気・計装現地工事の施工設計(現場調査も含む)
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1調査内容の妥当性、独創性】
単独事業者での応募にあたっては、コンソーシアム等名称、参加団体の記入は必要ありません。 事業区分: 課題調査事業 コンソーシアム等名称:
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1事業実施の基本方針、業務内容等】
研究開発計画書 (様式4)※NEDO資金支援希望の場合のみ必須(2枚以上、数枚以内におさめてください。) 共同研究 委託 研究開発の概要
資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
人工知能技術適用によるスマート社会の実現 ○○テーマ
研究開発名称 (対象とする技術のイラストや図) 提案者:○○株式会社 研究開発の概要 概算経費
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 薬品配管施工設計・保守点検架台製作
平成31年度 自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築に関するプロジェクト 企画提案書
提案書フォーマット(1/4) 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) 「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 照射試験体検査結果の評価
拠点システム構築事業 サブサハラアフリカ諸国の教育改善
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 瓦礫類・伐採木管理票の分類・情報整理の検討
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成29~○年度 平成29年 月 日 (1)事業概要
(別紙1) 提案書雛型 令和元年度 沖縄型テレワーク実装推進調査 ー提案書ー                        (日付)                        (企業名)                        (連絡先等)
【提案者】 ○○○○株式会社(委託等:国立大学法人○○大学) ○○○○株式会社
調査項目:(事業環境/健康投資/品質評価から選択) コンソーシアム等名称:
研究開発名称 (対象とする技術のイラストや図) 提案者:○○株式会社 研究開発の概要 概算経費
2019年度資金分配団体申請 様式2事業計画書 1.申請事業名: 2.申請団体名: 3.助成事業の種類: 事業
事業内容(実施方法を含む) 記述内容 6.1(別紙1) 提案書雛形 【雛形頁番号1】
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) クロスフロー試験装置の製作(屋外設備)
代表申請社名:〇〇 実施体制:〇〇〇/〇〇〇/…
(対象とする技術のイラストや図を必要に応じて挿入してください)
Presentation transcript:

医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREP S) 「成果目標シート」 作成要領 (雛形含む) 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 国際事業部 2015 年 9 月 9 日 改訂 1

成果目標シートとは 2 1.『成果目標シート』とは、研究の主要な達成成果目標を、図表 として示したものです。 2. AMED が各研究に期待する内容(地球規模課題の解決への貢献、 相手国ニーズの充足、我が国への貢献等)を参考に達成すべき成果 目標(知見、技術・材料・システム、提言など)を具体的、定量的 な仕様をつけて記載してください。 3.このシートは研究者、関係者の目標の共有と具体的な研究活動 の策定・推進のために作成していただくものですが、 AMED の進捗・ 評価の資料としても使います。中間評価以降、本シートは HP 上に評 価報告書に付して公開します。 4.成果目標シートは、国際共同研究開始までに作成し、全体研究 計画書提出時に必ず添付ください。その後も、状況の変化などに応 じ、研究主幹・担当者等の承認を受けた上で変更することが可能で す。

シート作成についての作業手順 1.提案応募時に作成したシートをベースに、研究主幹・ AMED 担当 者らと相談し、適宜ブラッシュアップしてください。 2.必須記載項目については雛形を参考にそれぞれ設定して下さい。 研究項目や付随的成果(従たる評価項目)の項目および内容につい ても、ご提案の研究構想を踏まえて、適宜ブラッシュアップして下 さい。 付随的成果(従たる評価項目)は、わが国の科学技術の発展、産業、 社会生活、政策への貢献などについて記載頂くため、その記載内容 は、相手国側と調整する必要はありません。 なお、本要領中の「成果目標シート雛形」もしくは作成例を用い る場合は、その中にある説明(黄色い吹き出し)や記載内容を適宜 削除下さい。 3

4 成果目標シート 記載必須項目 上位目標 ・当該プロジェクトが最終的に目指すもの(プロジェクト終了後 5 - 10 年で実現する ことを想定)。 ・社会実装に至るまでの道筋。 努力目標 ・上位目標へ進むためのステップ 。 プロジェク ト(達成) 目標 ・プロジェクトで、得る知見、開発する技術・材料・システムないし提言など(プロ ジェクトで実施する事柄や活動ではありません)。 内容やレベルが明確にわかるように具体的、定量的仕様(機能、精度、経済性など) を付けて下さい。 ・プロジェクトのサブ項目の設定および実験計画の作成、推進体制の構築、進捗管理・ 資源投入の判断は、この達成目標を目指して行う。 マイルス トーン ・プロジェクト(達成)目標にいたるまでに達成されるべきものあるいは構成要素。 内容やレベルが明確にわかるように具体的、定量的仕様を付けて下さい。 ・マイルストーンが達成目標の何%になるかを研究項目別に設定。 付随的成果 ・プロジェクトにより付随的に派生する成果。 具体的な項目は、 “ 日本政府、社会、産業への貢献 ” 、 “ 科学技術の発展 ” 、 “ 知財の獲 得、 国際標準化の推進、生物資源へのアクセス等 ” 、 “ 世界で活躍できる日本人人材の育 成 ” 、 “ 技術及び人的ネットワークの構築 ” 、 “ 成果物(提言書、論文、プログラム、マニュ アル、 データなど) ” であり、この順番で記載して下さい。各項目で成果として記載すべき ものが 無い場合は、 “ 該当なし ” として下さい。 本項目の記載内容は、相手国側と調整する必要はありません。

プロジェクト目標 上位目標 0% マイルストーン: プロジェクト(達 成)目標にいたるまでに達成されるべき ものあるいは構成要素。 内容やレベルが明確にわかるように具 体的、定量的仕様を付けて下さい。 縦軸のパーセンテージはプロジェクト目 標達成に向けた達成度を表します。 5 付随的成果 20% 40% 60% 80% 100% 成果目標シート 雛形 ・プロジェクトにより付随的に派生する成果(具体的 な項目は、 “ 日本政府、社会、産業への貢献 ” 、 “ 科学 技術の発展 ” 、 “ 知財の獲得、国際標準化の推進、生物 資源へのアクセス等 ” 、 “ 世界で活躍できる日本人人材 の育成 ” 、 “ 技術及び人的ネットワークの構築 ” 、 “ 成果物(提 言書、論文、プログラム、マニュアル、データな ど) ” であり、この順番で記載して下さい。各項目で 成果として記載すべきものが無い場合は、 “ 該当なし ” として下さい。 ) 付随的成果は、主にわが国への貢献について記載頂く ため、その記載内容は、相手国側と調整する必要はあ りません。 当該プロジェクトが最終的に目指すも の(プロジェクト終了後 5 - 10 年で実現 することを想定) 上位目標へ進むためのステップ プロジェクトで、得る知見、開発する技術・材 料・システムないし提言など(研究期間内で達成 すべきもの)。 研究項目

研究課題名結核及びトリパノソーマ症の診断法 と治療薬開発 研究代表者名 (所属機関) ●● ●●(■■ 大学 教授 ) 研究期間 H20 採択( H21 年 11 月 15 日〜 H25 年 11 月 14 日) 相手国名ザンビア共和国 主要相手国研究 機関 ザンビア大学付属教育病院 ザンビア大学獣医学部 付随的成果 途上国における実用性が確認された迅速診断ツールの開 発 TB診断法 Tryps 診断法 迅速かつ安価な診断法の開発により対象疾病罹患者の減少 に資する プロジェクト目標 上位目標 Tryps 薬剤候補 Phase 1 を行うに値する 薬剤候補の同定 前臨床試験を実施す るに値する薬剤候補 化合物の作製 薬剤耐性TB診断法 開発された診断法が、ザンビア国の結核診断ネットワークで 採用される 安価で副作用の少な い治療薬の開発によ りトリパノソーマ症 による死亡者の減少 に資する 100% 80% 60% 40% 20% 0% 診断法開発に有用な 臨床分離株の遺伝子 データの取得 LAMP法による迅 速遺伝子診断ツール を開発 安全性評価の為の in vitro 評価系の 確立 抗 Tryps 活性を有するリー ド化合物を系統的に改変 した化合物群の合成 LAMP法による 迅速遺伝子診断 ツールを開発 モデルマウスを用いた 候補化合物の実験系の 確立 既存検査法との比 較により特異性お よび感受性を確認 大量合成系の 開発 家畜レベルの大動物を用 いて活性および安全性試 験をクリアした最終候補 化合物の選定 日本政府、社会、 産業への貢献 迅速診断法の導入により喫緊の地球規 模課題である結核およびトリパノソー マ症の拡大 蔓延対策が可能となり、 ザンビアを訪れる邦人の感染リスクを 低減できる。 科学技術の発展 結核およびトリパノソーマ症診断用 LAMP 法の乾燥キット化法の開発は、 当該感染症のみならず、他の感染症の 検査技術の向上につながる 知財の獲得、国際 標準化の推進、生 物資源へのアクセ ス等 結核検体(喀痰、尿)バンク 結核菌株バンク トリパノソーマ症検体(ヒト血液、 動物血液、ツェツェバエ)バンク トリパノソーマ株バンク 世界で活躍できる 日本人人材の育成 国際的に活躍可能な日本側の若手研 究者の育成(国際会議への指導力、 レビュー付雑誌への論文掲載など) 技術及び人的ネッ トワークの構築 結核検体収集ネットワークの構築 トリパノソーマ症検体収集、検査 ネットワークの構築 成果物(提言書、 論文、プログラ ム、マニュアル、 データなど) カウンターパートを筆頭著者とする レビュー付論文 BCL3 結核ラボ使用マニュアル 多剤耐性結核の頻度に関するデータ 既存検査法との比較 により特異性および 感受性を確認 遺伝子データに基づ いた薬剤耐性菌の試 験法を開発 診断法開発に有用な 臨床分離株の遺伝子 データの取得 協力機関でのトライアルにより、診断法の実用性を確認 成果目標シート(作成例)

参考1: AMED - SATREPS の研究課題評価についての情報 昨年度までの SATREPS の研究課題評価は、以下の JST SATREPS ホームページを参照して下さい。 ml ・ 対象プロジェクトおよび評価報告書 ・ 評価実施要領(中間評価、終了時評価) ・ 参考資料 に関する情報を掲載しています。

参考2: AMED の成果目標シートと JICA の PDM の位置づけに ついて 1. AMED と JICA では評価の視点が異なります。そこで、 AMED の成果目 標シートと JICA の PDM は、文言の記載をすべて合わせる必要はありませ ん。 2.しかしながら、プロジェクト目標は詳細計画策定調査の前に日本側関 係者内部(研究者・ AMED ・ JICA )で共通認識を確認してください。 以下、両者の定義の相違点です。 ・ JICA /PDM 上の上位目標: 達成されたプロジェクト目標が貢献すると期待される長期の開発目標 (プロジェクト終了 3 ~ 5 年後) ・ AMED 上位目標: プロジェクト終了後のアウトカムとして最終的に目指すもの。 (プロジェクト終了 5 ~ 10 年後)