高度情報演習 1A “ テーマC ” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/04/10.

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高度情報演習 1A “ テーマC ” 実践 画像処理プログラミング 〜画像認識とCGによる画像生成〜 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 青木 義満 2006/04/10

講義説明の前に・・・ 画像処理技術の発展  カメラの小型化,高性能化 :携帯カメラから計測用カメラまで  計算機性能の向上,画像処理研究の成果 → 画像処理の適用範囲,適用場面の拡大! 工場 固定環境 工場 固定環境 自動外観検査 屋内 固定環境 半動的環境 屋内 固定環境 半動的環境 屋外・家庭 完全動的環境 屋外・家庭 完全動的環境 ヒューマンインタフェース セキュリティ ロボット ヒューマンインタフェース セキュリティ ロボット ヒューマンインタフェース ITS,セキュリティ, ロボット,エンターテイメント その他 ヒューマンインタフェース ITS,セキュリティ, ロボット,エンターテイメント その他 場所 → 環境 → 分野 →

最先端画像処理システムの例 ITS (安全運転支援) ヒューマノイドロボット 画像計測 + ミリ波レーダー計測 → 様々な環境下での前方車両検知 視覚 + 聴覚 + 触覚センサ → マルチチャンネル情報を統合した コミュニケーション 監視・セキュリティ 顔画像認証,バイオメトリクス(生体情報)認証

Physics Information Engineering Information Engineering 医療支援 交 通 セキュリティ 外観検査 カメラ・ビデオ 顔、生体 ロボット 画像計測・認識・生成 Image Sensing Electrical Engineering Measurement & Control Artificial Intelligence 画像処理の研究分野 ・画像計測,認識,生成 → 様々な応用

画像処理とは? 画像計測・認識  画像中から特定の対象物の情報を抽出し,計測,認識 ステレオカメラによる 3 次元計測,顔検出・認識など 画像生成  コンピュータグラフィックス(CG)の技術を駆使し,意義のあ る画像( 2D, 3D )を生成 画像提示による情報理解支援 ステレオビジョンによる 3 次元 計測 顔検出

基本的な画像処理の流れ 画像入力 前処理 特徴抽出 計測・検出・分類 空間フィルタリング 2値画像処理 領域分割処理 パターンと図形の検出 パターン認識 必要に応じて処理結果を画像生成により提示!

画像処理の基本的手順(具体例:顔の検 出) 画像入力 前処理 特徴抽出 検出 ノイズ除去処理など 肌色特徴抽出 顔検出

画像認識の具体例(動画中からの顔検出) 検出の手がかり ・肌の色特徴 ・顔パターン特徴 (顔部品の空間配置)

講義(演習)のねらい 本講義・演習を通して・・・・  画像処理(画像計測・認識・生成)の一連の流れを 把握すると共に,プログラミングにより画像処理の 楽しさ,難しさ,可能性を知る  画像処理の基本的プログラミング技法,コンピュー タグラフィックスの基本的プログラミング技法を習 得する 画像処理システムに対する興味を高めたい!

講義内容(テーマC:青木担当) タイトル  「 2D モーションキャプチャシステムを作ろう!」 内容  画像計測・認識+CGによる画像生成  画像計測・認識 時系列の撮影画像から特定の物体,マーカを自動抽出,位置 を計測,記録する(モーションキャプチャ)  画像生成 コンピュータグラフィックスにより,記録したモーションを 再生,CG動画像を生成

講義内容( 6 回) 画像処理とは? 画像データの構成,画像の入出力演習 簡単な画像処理プログラミング(フィルタの設計と実装) 物体抽出及び2値化処理 ラベリングと重心算出(物体位置計測) CGによる軌跡再現,画像生成 ※最後に,挑戦課題を提示.学習した内容を基礎に,より実践 的な課題にチャレンジ!

講義の進め方 (テーマC:青木担当) 講義+演習  毎回演習開始前に,その回の「ポイント」を解説  解説終了後,演習実施  グループワークでなく,個人で行う 評価  毎回の演習課題,最後の挑戦課題による スタッフ  青木,TA(酒井,中澤,・・・)

講義情報 他 青木研 Web site → 講義情報より,講義関連 資料のダウンロード可能  質問等連絡先  青木義満:  酒井正樹:  中澤満: 青木研の場所  研究棟14F K-32