平成 20 年度 第 1 回 JEPP-HARIMAU 運営委 員会 1.今年度計画 概要 (山中) Manado WPR 設置直前報告 (橋口) 2.各観測点現状、データ解析現状 XDR/CDR 現状 (森・櫻井) EAR/WPRs (橋口・柴垣・山本) BMG-CDR 網 7 地点状況 (伍・森・濱田) BPPT Neonet 状況 (森) 3.来年度(最終年度)予算見通し (山中) 第 2 回連絡会・運営委( 12 月?)、合同成果発表会( 3 月下 旬) 次段階の展望( JICA 連携見通し、ポスト JEPP 見通し) 4.総合討論 * 18:00 ~ 懇親会 資料 0
(CPEA) FORSGC EAR IORGC FY2005 XDR 製作 2006 CPEA XDR 設置 WPR 開発・製作 MISMO WPR-Pontianak 2007 CDR-Serpong 2008 WPR-Manado MAHASRI 集中観測 (AMY =アジアモンスーン観測年 ) 2009 JEPP-HARIMAU ASEAN 諸国 IOMICS トライトンブイ 海大陸センター ? WPR-Biak 当初計画作成: 2005 年 8 月 予算削減に伴う修正: 2007 年 3 月 〔 〕
Hydrometeorological Array for ISV-Monsoon Automonitoring (HARIMAU) Japan EOS Promotion Program (JEPP) + Indonesian Research/Technology Grant AcehLampungPadangSurabayaBiakPontianakManado BMG CDRs Palau XDR+WPR JAMSTEC Pontianak WPR Manado WPR Biak WPR Kototabang EAR,BLR,XDR KU + LAPAN Mirai CDR JAMSTEC Serpong CDR MIA XDR
( Wu, Yamanaka and Matsumoto, 2008: JMSJ, in press) 午前 夜間 早朝 衛星観測 (TRMM) 「打ち水効果」によ る対流雲の日変化 午後 モデル計算 (MM5) 降雨による冷却(「打ち水」 効果) 海上雲へ吹込む陸風循環 日射加熱による陸上雲へ吹込む海風循環 早朝 午後 深夜
海大陸 中米 インドシナ 北豪 インド アマゾン 中央アフリ カ ブラジル 南アフリカ サヘル Canadian Arctic Eastern U.S. Greenland Alaskan Arctic Alaska Northwest Canada Central Canada Eastern Canada Western U.S. Central U.S. Central America Amazonia Brazil Argentine Russian Arctic Eastern Siberia Northern Europe Western Siberia Europe Central Russia Mediterranean Northern Africa Sahara Desert Sahel Central Africa Southern Africa South Africa Mongolia Tibetan Plateau Northern China Southern China India I ndochina Indonesia Northern Australia Central Australia Southern Australia Eastern Australia Central Asia Middle East Arabian Peninsula Antarctica East Asia 電中研グループによる地球シミュレータ上の NCAR-CCSM3 の 600 年( 1870 ~ 2450 )ランで 計算結果と観測結果の比較を行った 43 地域 (丸山他, 2000; Yoshida et al., 2005) 領域雨量 (mm/ 年 ) = 2000(mm/ 年 * 百 km) ×[ 海岸線(百 km )/陸面積(万平 方 km ) ↓ 陸面積 ( 万平方 km)× 領域雨量 (mm/ 年 ) = 2000 ( mm/ 年 * 百 km)× 海岸線(百 km) ( 2000 mm/ 年≒ 5.5 mm/ 日) 赤道インド洋~太平洋の雨は 日変化の雲の海岸線積分で決ま る ( ∬陸域の雨 = ∫ 海岸での水蒸気収 束 ) 雨量の海岸線長さ依存性 ⇒
インドネシア「海大陸」 地球規模気候変動の心臓部 現地政府: 拠点敷地提供、元日本留学生多 数 大臣より感謝状、科学・社会両面で強い要請 ジャカルタ(本部) ODA 連携による科学的・社会的両面での地球規模課題( GEOSS )推進 <不採択> <社会的貢献> 「人類・地球共生」の 方法論の確立 ● 観測機器運用、情報伝 送・処理、防災・環境 等の キャパシティビルディ ング ● 毎年百万人が被災する 洪水・旱魃・煙害など 気候 災害の予測・対策立案 ● 常時数万人の在留邦人 の安全保護、活動促進 <科学技術振興> 「大気・海洋・地球シス テム科学」の確立 ● 巨大雲集団による季節内 変動 (ISV) の解明 ● 熱帯起源の気候変動(エ ルニーニョなど)や、 台風 発生・成長機構の解明 ● 東西 5 千 km の観測空白 域補完による全球気候 予 測の高精度化 ポンティアナ観測所 マナド観測所 ビアク観測所 (18 年度~) ( 20 年度予定) ( 18 年度~) ウインドプロファイラー (風の鉛直プロファイルを連続測定) パダン観測所 (18 年度~) ジャカルタ観測所 (19 年度~) 気象ドップラーレーダー (降雨と風の水平分布を連続測定) 地球観測システム構築推進プラン (JEPP = Japan EOS Promotion Program) 海大陸レーダーネットワーク構築( HARIMAU ) Hydrometeorological ARray for Isv-Monsoon AUtomonitoring 基本観測設備の構築 新規 JST 競争的資金 (日本発の先端的科学技術の推進) 海大陸巨大雲集団による地球環境コントロール機構 ● 海大陸多点観測用の次世代型大気レーダーシステムの開発 ● 海大陸巨大雲集団の変質・再組織化メカニズムの解明 ● 海大陸の存在による大気・水・海洋大循環と地球環境力学 新規 JICA マッチングファンド (科学技術による国際貢献の推 進) 海大陸若手研究者協働による地球規模気候変動予測 ● 海大陸版「理科年表」による、全地球観測における空白の 補完 ● 海大陸版「レーダーアメダス」による、現地住民・在留邦 人防災 ● 海大陸版「領域モデル」による、水・汚染物質の地球拡散 推定 ODA ならではの技術移転・現地貢 献 日本科学技術による地球規模課題解決 日本研究者による 先端的研究指導 現地育成研究者 による研究成果 インドネシア版「レーダーアメダス」(現地若手研究者に運用させる) 巨大雲集団による地球規模気候変動に関する現地機関共同研究 相乗効果
今後の計画、予算見通しについて 19 年度分 額の確定検査: 9/11 金 予算削減で 1 年遅れたが、 Manado WPR で観測網完成 インドネシア側計画、データ統合( DIAS )利用も進行中 AMY 特別観測: レーダー・プロファイラ連続観測で 成果: GEO 会議紹介、受賞(橋口副代表)、打ち水効果(伍 ら) 21 年度(最終年度) 耐え難いが削減覚悟 21 年度 JAMSTEC の改組、 22 年度防災科研統合 21 年度 JICA 連携(本年 10 月〆): 水野課題( IOMICS )共 同申請 洞爺湖サミットで確認の GEOSS 10 年計画の後半: ポスト JEPP ? 資料 8
21 年度予算要求 設備備品費(今年度- 2262 万円) 2000 万円 - Manado WPR 解析装置 - Biak,Pontianak,Manado WPR 保守 試作品費(京大・北大)(今年度- 189 万) 0 万円 人件費(研究者 2 名、京大・北大)(今年度並) 1620 万円 消耗品費(今年度+ 1911 万) 3937 万円 - MIA XDR 玉 - Jakarta CDR 玉 - 5 点同時観測 - EAR (京大) 旅費( 5 点同時観測、運営委・合同成果報告会)(今年度+ 72 万) 1050 万円 会議費・謝金(外部運営委員 4 名) (今年度並) 61 万円 通信運搬費 (今年度- 344 万円) 993 万円 - XDR ・ CDR 保守品 - 5 点データ衛星回線使用料 印刷出版費(成果報告書、論文等) (今年度+ 157 万円) 250 万円 借損料 ( 5 点同時観測借上車両) (今年度並) 50 万円 雑役務費 (今年度+ 66 万円) 1458 万円 - 5 観測点保守、観測補助、データ解析補助(京大・北大) 消費税相当額(今年度並として概算) 211 万円 間接経費(以上計 ×0.3 )(含人件費) (今年度- 177 万円) 3489 万円 合計 (今年度- 766 万円) 万円