オープンスタンダード・システム論 I 1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフトウェア
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.1 Free Software Foundation と Open Source Initiative
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.2 Free Software Foundation リチャード・ストールマン
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.3 フリーソフトウェア・ライセンス GPL(GNU General Public License) GNU is not UNIX コピーレフト概念 GPLv2 → GPLv3 草案 ・ DRM(Diital Rights Manage) への対抗
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.4 Open Source Initiative (OSI) エリック・レイモンド
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.5 OSS ライセンス( 1/2 ) 1) 自由な再頒布ができること 2) ソースコードを入手できること 3) 派生物が存在でき、派生物に同じライセ ンスを適用できること 4) 差分情報の配布を認める場合には、同一性 の 保持を要求してもかまわない 5) 個人やグループを差別しないこと
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.5 OSS ライセンス( 2/2 ) 6) 適用領域に基づいた差別をしないこと 7) 再配布において追加ライセンスを必要と しないこと 8) 特定製品に依存しないこと 9) 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制 限し ないこと 10) 技術的な中立を保っていること
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 1.6 伽藍モデルとバザールモデル : 二つの開発モデル
1. フリーソフトウェアと オープンソース・ソフト ウェア 参考文献 名和小太郎著『ディジタル著作権 ― 二重標準の時代へ ― 』みすず書房, 2004, p.231. The Free Software Foundation First International Conference on GPLv3(January 16-17, 2006: MIT) 確認: URL GPLv3 Draft: GNU General Public License; Discussion Draft 1 of Version 3, 16 Jan 確 認: URL: 基本には、ソフトウェア特許 ( 「破滅的なもの」 ) や DRM 技術 ( 手錠ソフト )) の拡大がある。 例えば RMI には、国際標準図書番号 (ISBN: International Standard Books Number) や国際標 準レコードコード (ISRC: International Standard Recording Code) などがある。 日本法では、コピー・コントロール技術の無効化を著作権法で禁止し、アクセス・コント ロール技術の無効化を不正競争防止法で禁止している。 ただし、著作権法における複製行為に関して著作権の権利制限規定との衝突については、 私的使用における権利制限を排除したが、他の権利制限規定はそのままであり、疑義が残 る点である。 E.S. レイモンド著;山形浩生訳『伽藍とバザール:オープンソース・ソフト Linux マニュ フェスト』光芒社, リチャード・ストールマン著;倉骨彰訳「 GNU プロジェクトとフリーソフトウェア運動」 所収 : クリス・ディボナ「ほか」編『オープンソース・ソフトウェア』オライリー・ジャパン, 1999, pp
2.オープンスタンダードと Web 汎用機と「 DUM 端末」 コンピュータを神官から人へ PC 文化、サブカルチャー → 結果は WinTel モデル の制覇 シンクライアント・システム サンマイクロ・システムズが提 唱 IBM 帝国へのアンチシステム
2.オープンスタンダードと Web2.0 2.2 Web2.0 での「新しい」提案 $ コンピューティング 「 DUM 」端末への先祖帰り? Ultra Mobile PC ? i-Phone ?
2.オープンスタンダードと Web 技術の可能性と社会的受容 ・ Googlezon EPIC 2014 ( フラッシュムービー )/ 米国メディア博物 館 制作, 年 WWW出現 1994 年 Amazon 誕生 1998 年 Goog l e 誕生 2008 年 GoogleZon 誕生 2014 年 EPIC デビュー
2.オープンスタンダードと Web プロファイリング・ビジネス
2.オープンスタンダードと Web GNU GPL と「複製」、「頒布」 ソフトウェアが、サーバでのみ 実行されたら ……. コピーレフトの骨抜き?
2.オープンスタンダードと Web GPL の「 Web (あるいは Distribution ) loophole 」 と Affero GPL ( AGPL ) Web サービス ( サーバモデル ) では、完全なソース・ コードをユーザに送信する(例えばボタンを押すと ソースがダウンロードできるというような)機能を つけ、その機能を除去してはならない ← しかし、改変の制限?
2.オープンスタンダードと Web 何も頒布しないからソースが見られ ない ・ソフトウェアの実行結果はユーザ は入手 できる。 ・コピーレフトが実質的に無化され た世界 ← プロプライエタリへの先祖 返り ?
2.オープンスタンダードと Web Web2.0 とソースコードの開示 ・ API の公開は、「地主 2.0 」の進展か? ・ソースコード開示の意味
3. OSS のビジネス・モデル 3.1 2つの OSS 開発者コミュニティ主導型 企業開発ソフトウェアの OSS 化 例示: MySQL MySQL AB 社 Eclipse IBM 社 OpenOffice.org Sun Microsystem 社
3. OSS のビジネス・モデル 3.2 背景 IT 環境の標準化、コモデティ化の進行 システムベンダー;収益構造の変化 ユーザ;投資コストの急速な低減化 独自システムのディスアドバンテージ化
3. OSS のビジネス・モデル 3.3 OSS ステークホルダーのメリット ・ユーザ ; 投資コストの急速な低減化 独自システムのディスアドバンテー ジ化 → アプリケーションと CGM が主戦場に ・メーカ /SI 業者;アプリケーションとシステム開発、 維持へ ・開発者;名誉 /Ver.Up の相互互恵 ・コミュニティ;ノウハウや事例の共有
3. OSS のビジネス・モデル 3.4 OSSの位相 ・OS;カーネルとディストリビューション ・ Web サーバ ・ Web アプリサーバ ;Apache HTTP Server ・メールサーバ ;sendmail, Postfix ・DNSサーバ ;BIND ・ファイルサーバ ;Samba ・DBサーバ ;PostgreSQL, MySQL ・VMM (Virtual Machine Monitor) ;Xen ・統合開発環境 ;Eclipse, WideStudio/WMT ・開発フレームワーク ;RubyonRails, Seasar2 ・運用管理 ;Hinemos ・Webアプリ ;XOOPS, Worldpress, OpenPNE ・Webブラウザ ;MozillaFirefox ・メールクライアント ;MozillaThunderbird ・オフィススイート ;OpenOffice.org など
3. OSS のビジネス・モデル 3.5 OSSの課題 (1/2) 導入コスト ・HWやOS ・ミドルウェア ・アプリケーション ミドルウェア導入時のチェックポイント ・性能;具体的な条件とチューニング ・信頼性;システム構成 ・構築・運用のノウハウ
3. OSS のビジネス・モデル 3.5 OSSの課題 (2/2) 情報の分散と不足 維持・管理の体制 商用ソフト組合せ時の動作保障 アプリソフトの不足
3. OSS のビジネス・モデル 3.6 まとめ Rer. ・ Sourceforge.net soueceforge.net.com ・ OpeniPedia osspedia.ipa.go.jp/ ・オープンソース定義 ( 日本語版 ) ・ Open Source Group Japan opensource.jp/