第6回 JavaScript ゼミ セクション3-6 発表者 直江 宗紀. 組み込み関数  JavaScript に予め用意された関数  特定のオブジェクトに依存していない  単に関数名で呼び出すことが可能.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
復習 配列変数の要素 5は配列の要素数 これらの変数をそれぞれ配列の要素と呼ぶ この数字を配列の添え字,またはインデックスと呼ぶ
Advertisements

復習 配列変数の要素 5は配列の要素数 これらの変数をそれぞれ配列の要素と呼ぶ この数字を配列の添え字,またはインデックスと呼ぶ
プログラミング演習II 2004年11月 30日(第6回) 理学部数学科・木村巌.
JavaScript プログラミング入門 2006/11/10 神津.
IO - 入出力 小西 亨.
JavaScriptゼミ第2回 2-2 変数とリテラル 発表者 直江宗紀.
プログラミング基礎I(再) 山元進.
JavaによるCAI学習ソフトウェアの開発
ファーストイヤー・セミナーⅡ 第8回 データの入力.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(C言語第3回) 岩村雅一
情報基礎A 第10週 プログラミング入門 VBAの基本文法2 データ型・If ~Then~Else
第2回:Javaの変数と型の宣言 プログラミングII 2007年10月2日.
第4回 個人の動画配信補足のためのWeb構築
第9回JavaScriptゼミ セクション6-2 発表者 直江 宗紀.
JavaScript    プログラミング入門 3-2 Stringオブジェクト 2006/10/27 神津 健太.
第8回 プログラミングⅡ 第8回
精密工学科プログラミング基礎 第9回資料 (12/11 実施)
プログラミング 平成24年10月30日 森田 彦.
第10章 char 文字列; 文字列を入力させるよ!.
プログラミング 平成25年11月5日 森田 彦.
ちょっとした練習問題① 配列iroを['R', 'W', 'R', 'R', 'W' , 'W' , 'W']を宣言して、「W」のときの配列の番号をprintfで表示するようなプログラムを記述しなさい。
JAVA入門.
第4回JavaScriptゼミ セクション2-8 発表者 直江 宗紀.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(後半第3回) 岩村雅一
第7回JavaScriptゼミ セクション4-5 発表者 直江 宗紀.
第7回 プログラミングⅡ 第7回
第4回 コンピューティングの要素と構成 平成22年5月10日(月)
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
P n ポインタの基礎 5 q m 5 7 int* p; int 型の変数を指すポインタ int* q; int 型の変数を指すポインタ int n=5, m=7; int 型の変数 int array[3]; int* pArray[3]; p = &n; ポインタにアドレスを代入しているのでOK.
プログラミング基礎B 文字列の扱い.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(後半第3回) 岩村雅一
精密工学科プログラミング基礎Ⅱ 第4回資料 今回の授業で習得してほしいこと: 文字列の扱い ファイル入出力の方法 コマンドライン引数の使い方
2013年度 プログラミングⅡ ~ 計算してみよう ~.
2015年度 プログラミングⅡ ~ 計算してみよう ~.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(C言語第3回) 岩村雅一
情報処理Ⅱ 第2回:2003年10月14日(火).
オブジェクト指向言語論 第六回 知能情報学部 新田直也.
プログラミング言語論 第六回 理工学部 情報システム工学科 新田直也.
C言語 はじめに 2016年 吉田研究室.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(後半第3回) 岩村雅一
15.1 文字列処理の基本 15.2 文字列処理用ライブラリ関数
アルゴリズムとプログラミング (Algorithms and Programming)
地域情報学 C言語プログラミング 第2回 変数・配列、型変換、入力 2017年10月20日
データの表現 2進数 0と1を使う。 基数(基準になる数)が2. 101(2) かっこで2進数と示すことがある。
基礎プログラミング演習 第6回.
x y 復習 変数とその種類 変数とは何か? →データ(数値)を入れておく箱 変数名 変数名とは何か?
計算機プログラミングI 第3回 プリミティブ値 クラスメソッド クラス変数 式と演算 変数の利用
基本情報技術概論(第13回) 埼玉大学 理工学研究科 堀山 貴史
第2回独習Javaゼミ 第3章 セクション4~5 発表者 直江 宗紀.
ウェブデザイン演習 第6回.
情報処理Ⅱ 2006年11月24日(金).
情報処理Ⅱ 第7回 2004年11月16日(火).
Nakano School of Business 経営情報ビジネス科 【 Java概論(Test4)】
プログラミング基礎a 第3回 C言語によるプログラミング入門 データ入力
プログラミング 4 文字列.
プログラミング演習I 数値計算における計算精度と誤差
プログラミング入門2 第6回 関数 情報工学科 篠埜 功.
情報処理Ⅱ 第2回 2004年10月12日(火).
第3回簡単なデータの入出力.
情報処理Ⅱ 2005年11月25日(金).
15.1 文字列処理の基本 15.2 文字列処理用ライブラリ関数
プログラミング基礎a 第3回 C言語によるプログラミング入門 データ入力
JavaScript    プログラミング入門 2-3 式と演算子 2006/10/12 神津 健太.
printf・scanf・変数・四則演算
復習 いろいろな変数型(2) char 1バイト → 英数字1文字を入れるのにぴったり アスキーコード → 付録 int
岩村雅一 知能情報工学演習I 第7回(後半第1回) 岩村雅一
12: コマンドライン引数 C プログラミング入門 基幹2 (月4) Linux にログインし、以下の講義ページ を開いておくこと
計算機プログラミングI 第5回 2002年11月7日(木) 配列: 沢山のデータをまとめたデータ どんなものか どうやって使うのか
第3回Bashゼミ for文処理について 発表者 直江 宗紀.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第9回(C言語第3回) 岩村雅一
Presentation transcript:

第6回 JavaScript ゼミ セクション3-6 発表者 直江 宗紀

組み込み関数  JavaScript に予め用意された関数  特定のオブジェクトに依存していない  単に関数名で呼び出すことが可能

eval() 関数 eval() 関数とは  文字列で書かれた式を引数とし評価する  返り値はその式を計算した数値  書式: eval( string )string: 文字列の式 使用例 var result ; result = eval(“2 * 5 + 1”) ; document.write(“result = ”+result) ; >result = 11

eval() 関数の特徴 利用可能な事項  変数に代入した文字列として書いた式も引数 test=“5+2” ; result=eval(test) ;// result には7が代入される  文字列中に変数、メソッドが入れられる a=2 ; result=eval(“Math.cos(Math.PI)+a”) ; // result には1が代入される (-1+2 の計算 )  戻り値、内容が数字以外の物は利用不可

応用プログラム例 function disp(num){ document.calc.display.value += num ; } function calculate(){ document.calc.display.value=eval(document.calc.display.value) ; } 簡易電卓 - 中略 - ( プログラム全一覧は付録1に添付 )

応用プログラム結果

parseInt() 関数 parseInt() 関数とは  引数として文字列の数字を整数へ変換する  書式: parseInt( string, [ radix ] ) 引数: string - 数値に変換する文字列 radix - 基数  戻り値として整数値

parseInt() 関数(2) 他の進数も扱える  2進数  8進数  16進数 途中変換できない文字があれば 無視される parseInt(“3AA”) → 2文字目以降無視 先頭文字が数値以外  NaN を返す parseInt(“aa”) → NaN を返す 式結果 parseInt(“2”)2 parseInt(“A”,16)10 parseInt(“1100”,2)12 parseInt(“0x11”)17 parseInt(“011”)9 表 parseInt() 関数の実行例

parseFloat() 関数 parseFloart() 関数とは  数値の文字列を浮動小数点数値に変換  指数表記の物も変換可 (1.4e3,1.4*10^3 など )  書式: parseFloat( string ) 引数: string – 数値に変換する文字列  戻り値として浮動小数点数値

parseFloat() 関数(2) 途中変換できない文字があれば 無視される parseFloat(“4.34AAA”) → 後ろの文字を無視 先頭文字が数値以外  NaN を返す parseFloat(“A1”) → NaN を返す 式結果 parseFloat(“3.14”)3.14 parseFloat(“4.34AAA”)4.34 parseFloat(“1.3e3”)1300 parseFloat(“1.2e-3”) parseFloat(“A1”)NaN 表 parseFloat() 関数の実行例

非数であるか調べる isNaN() 関数とは  引数に与えた値が NaN( 非数 ) か調べる NaN – Not a Number の略  書式: isNaN( testValue ) 引数: testValue – 調べる値 戻り値: true または false

エンコード、デコード Webでは  半角英数字のみしか扱えない場合が多い ASCII キャラクタと呼ばれる7ビット表現文字列  URLなどにスペース、日本語の複数バイト文字 を 含めることは不可 最近対応できる技術が出てきてるが、それは例外とする  URLで複数バイト文字を使う場合 → 使用可能な文字列へ変換 ( エンコード ) する必要

escape() 関数,unescape() 関数 エンコード、デコードを行う関数  escape() 関数 書式: escape( string ) 引数: string – エンコードする文字列 戻り値:エンコードされた文字列  unescape() 関数 書式: unescape( string ) 引数: string – デコードする文字列 戻り値:デコードされた文字列

エンコード、デコードプログラム 例 function decode(form){ var myString = unescape(form.encodeTxt.value) ; document.myform.decodeTxt.value = myString ; } function encode(form){ var myString = escape(form.decodeTxt.value) ; document.myForm.encodeTxt.value = myString ; } [ 元の文字列 ] [ エンコードされた文字列 ] (プログラム全一覧は付録2に添付)

プログラム結果

エンコード、デコード(2) escape(),unescape() の出力  Webブラウザのバージョンによって違う  古い → URLエンコード形式出力  新しい → ユニコード表記出力の物も  しかし、URLではURLエンコード形式のみ有 効 → バージョン問わずURLエンコード形式欲し い

エンコード、デコードの関数 URLエンコード形式出力の関数  エンコード関数 encodeURI() encodeURIConponent()  デコード関数 decodeURI() decodeURIConponent()  引数はエンコード、デコードしたい文字列

関数の動作の違い エンコード、デコードそれぞれ2つの関数  “Conpoment” が付いてるついてないの違い 付いてない → 予約文字はエンコード ( デコード ) しない 付いてる → 予約文字もエンコード ( デコード ) する 予約文字とは  正規表現などで用いるメタキャラクタのこと  種類 「, 」 「 / 」 「 ? 」 「 : 」 「 ; 」 」 「 & 」 「 = 」 「 + 」 「 $ 」 等

実例プログラム プログラム全一覧は付録2~4に添付 次ページ結果図のウィンドウについて  左から順に escape(),unescape() 利用結果 encodeURI(),decodeURI() 利用結果 encodeURIComponent(), decodeURIComponent () 利用結果

エンコード、デコード実例

練習問題 1. プログラム例「簡易電卓」を元に、式中に 戻り値が数値のメソッドを利用しても計算 が行われることを確認せよ。また、三角関 数及び対数計算も簡単に行えるように改良 した、簡易関数電卓も作成せよ。 2. input タグまたは textarea タグにより入力さ れた文字列を検索サイトに送り検索せるプ ログラムを作成せよ。 (補足)「 」の後にエンコード文字列 を入れ、 window.open() 関数の引数に渡すと良い