■ 大阪府障がい者自立支援協議会 ケアマネジメント推進部会 平成 26 年度実施事業(案) 「大阪府相談支援ハンドブック」(平成 24 年度当部会で作成)の充実 ※事例を中心に、ポイントの充実、時点修正等を加えた補足版のイメージ ■ コンセプト ① サービス等利用計画作成促進につながるよう、具体的な事例を通じて、計画作成及びモニタリングでの着眼点、ポイント 等を可視化 ② 全国的にも利用実績が少ない地域移行支援、地域定着支援について、具体的な活用事例を通じて、支援内容を周知 ■ 構成(案) ※参考:平成 24 年度「相談支援ハンドブック」事例( 12 例;障がい者 6 例、障がい児 6 例) 章 相談支援ハンド ブック( H24 )目 次 主な内容 H26 年度版に向けた考え方 1 相談支援制度の概要制度、相談支援専門員の役割、計画相談の流れ、地域相談の流れ一部時点修正( H26 施行分) 2アセスメント障がい者、障がい児のアセスメント(訪問票、アセスメントツール の解説) 修正なし 3サービス等利用計画 作成の実際 サービス等利用計画作成の事例(※)事例における計画作成、モニタ リング時の着眼点やニーズ整理 方法等を可視化 4巻末資料関係ホームページ等の紹介時点修正 【障がい者の事例】【障がい児の事例】 1 発達障がいの事例~「できた」と実感できることにより就労への一 歩を目指す~ 23 歳 1乳幼児期の事例~発達の遅れに抵抗を示し、支援を受けるまでに時間 がかかったケース~ 3歳3歳 2 就労支援の事例~福祉サービス(就労移行支援)の利用により、職 場定着を果たす~ 25 歳2 小学校就学に向けた支援事例~児童発達支援から小学校へのつなぎ~ 6歳6歳 3 施設入所を希望していたが、相談支援を受けたことによりケアホー ム利用が実現した事例 47 歳3医療的ケアが必要な事例~中学校進学に向け、学校生活と放課後や休 日を充実させたい~ 12 歳 ( 小 6 ) 4 施設からの地域移行の事例~身体障がい者施設から一人暮らしに向 けて~ 49 歳 4対人関係の課題をかかえている事例~子どもの願いに着目し、自信の 回復を目指す~ 13 歳 ( 中 1 ) 5 病院からの地域移行の事例~地域移行支援の利用により、自分に 合った支援を探って退院する~ 48 歳 5家族支援が必要な事例~家族全体の課題に配慮しながら、本人の希望 を叶える~ 12 歳 ( 中 1 ) 6施設入所者の事例~施設入所中の本人のこれからの生活のあり方を 考える~ 56 歳6高校卒業後の進路決定の事例~教育・労働関係機関、医療関係者、就 労系サービス事業所との連携~ 18 歳 ( 高 3 ) この 章の 拡充 事例の掲載内容:事例の概要 → 支援プロセス(経緯、相談支援の展開) → 計画等記入例(※) → 支援のポイント及び留意点(ニーズ把握からアセスメント、計画作成、モニタリング、 全体を通じて) (※)記入例:別紙1・2(申請者の現状(基本情報))、サービス等利用計画(計画、週間計画表)、モニタリング報告書 資料1 1
事例の構成イメージ ① ケースの概要 ・ご本人のプロフィール(年齢、性別、家族構成、手帳の所持、障がい支援区分等)、生活歴、現在の状況、支援状況 等 ➢面談で把握すべきポイント等(希望(ご本人、ご家族等)、課題(困っていること)等) ② アセスメント~計画作成 (記入例) ・アセスメント票 ➢課題の把握、抽出、分析等 ・ニーズ整理票 ➢5ピクチャーズによる整理 ➢支援の見立て、方向性の導き方 ➢ニーズの絞込み・焦点化 ・サービス等利用計画(案)、週間計画表 ➢アセスメント、ニーズ整理から導き出したサービス等利用計画(支援の方針、目標、サービス等の種類等) ③ モニタリング~計画変更 (記入例) (※可能な限り、モニタリングによる評価の結果、本人の生活変化等によりサービス等計画変更に結びついた例を掲載) ・モニタリング報告書 ※モニタリング時の着眼点 ・計画の変更 ※ご本人の生活・気持ちの変化等が分かる記載、支援経過 ★地域移行支援の事例について、地域移行支援と地域定着支援による支援内容を紹介 ④ 総評(振り返り) ・計画及び支援内容の振り返り、まとめ(配慮、工夫点等) ・社会資源の活用方法等(個別課題から地域課題への展開(地域で生活する上で共通に起こりうる課題、関係機関との連携強化) 等) ※困難ケース → 権利擁護等の制度、(障がい福祉サービス以外の)関係機関との連携等 ◎着眼点がケースごとに異なる ⇒支援ポイントの焦点化(可視化) アセスメントからニー ズ整理までの留意点と 「サービス等利用計 画」へのニーズ反映の ポイント 2
ケース例ねらい(着眼点)内容(案)事例提供・執筆 在宅支援 < H24 :障がい者 事例 №.1 > ➢基本的な視点、留意点等を提示 (事例としては、スタンダードなもので、計 画作成にあたってのイメージを共有しやすい もの) ➢モニタリングの留意点、計画の検証方法等 の提示 ・在宅(家族同居)で、居宅介護、日中系 サービスを利用。 ・アセスメント、計画作成等プロセスの提 示 ・モニタリングによる状況変化の把握~計 画変更、支給量変更 施設入所者 < H24 :障がい者 事例 №.6 > ➢施設サービス利用者における留意点を提示 (ライフステージを支援する観点、地域生活 移行に向けたエンパワメント等;施設生活に 適応するという観点だけではなく、将来を見 すえて本人が希望する生活を実現する目標と なっているか) ➢施設での支援内容との調整、連携 ・施設の個別支援計画との連携、調整 ・地域移行に向けた目標、支援等 (精神科病院か らの)地域生活 移行 < H24 :障がい者 事例 №.5 > ➢地域生活への一連の移行の流れを提示 (精神科病院、一般相談支援事業所、障がい 福祉サービス事業所等との連携) ➢地域移行支援の計画と支援内容、エンパワ メント等 ➢地域定着支援の台帳、クライシスプランと 実際の支援 ・精神科病院から地域移行支援、地域定着 支援を活用した単身生活に至るまでの支援。 ・地域移行支援計画と外出同行、住まいさ がし等の実際の支援内容の紹介 ・地域定着支援台帳と緊急時支援等の実際 の支援等の紹介 障がい児 < H24 :障がい児 事例 №.5 > ➢関係機関(通所支援事業所、児童相談所 等) との連携 ➢家族支援と本人支援の調整 ・本人と家族のニーズの調整及び双方の支 援の観点から目標を設定し、サービスを利 用 事例(案) ◆その他のケース(案)(コラムとして) ・ニーズの把握が難しいケース、本人(又は家族)が支援を受け入れないケース等 ・医療的ケア、触法障がい者のケース 等 ○ 地域移行支援の活用例 ・具体的な支援内容(体験宿泊、障がい福祉サービスの利用)とご本人の気持ちの揺れ、変化への対応等 ○ 地域定着支援の活用例 ・(モニタリングではなく、)地域定着支援による見守り支援例(在宅生活を継続している方で活用した事例、家族と同居している が活用した事例)、実際の支援等(緊急時支援の実施状況) 3
検討スケジュール(案) 年月部 会検討内容(案)参考 6月6月 7月7月 ◆第 1 回部会 8月8月 9月9月 ◆第 2 回部会 ・相談支援従事者初任者研修修了 ( 1 回目) 10 月 ◆第 3 回部会 11 月 ・相談支援従事者初任者研修修了 ( 2 回目) 12 月 ・相談支援従事者初任者研修修了 ( 3 回目) 1月1月 2月2月 3月3月 ★支給決定前のサービス等利用 計画案提出に係る経過措置終了 ● 平成 26 年度事業計画 ( 案)についての審議 【構成について】 ・ハンドブック内容等についての検討 【事例について】 ・事例(ケーステーマ)の確定 ・事例ごとのイメージ調整、内容、ねらい(着眼点)等の 検討 ・事例執筆依頼 等 ● 相談支援ハンドブック(改訂版) たたき(案)について の審議 ・相談支援ハンドブック たたき(案)の検討 ・事例にかかる内容、課題分析、ニーズ等の整理にかかる 検討 ● 相談支援ハンドブック(改訂版)のまとめ ・事例等最終確認 ・ガイドブック(改訂)まとめ ハンドブックの周知、活用等 (市町村等への通知、ホームページ等での周知) 4