新型インフルエンザ対応 更新版 従業員行動ガイド[4] (国内:人→人感染発生) (ブタ由来インフルエンザA/H1N1)

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新型インフルエンザ対応 更新版 従業員行動ガイド[4] (国内:人→人感染発生) (ブタ由来インフルエンザA/H1N1) 新型インフルエンザ対応 更新版 (ブタ由来インフルエンザA/H1N1) 従業員行動ガイド[4] (国内:人→人感染発生) 2009年7月30日 NML<A5D>  人事部 安全健康管理室

0.目次 項目 1.はじめに P3 9.消毒について P18 2.新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/N1H1)とは P4 ページ 1.はじめに P3 9.消毒について P18 2.新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/N1H1)とは P4 10.来訪者対応 P19 3.予防・感染拡大防止について P5-6 11.研修・教育施設の運営に関するガイドライン P20 4.発症・感染疑い時の対応内容 本人の対応内容 職場上司・事業所安健等の対応内容 P7 P8 12.参考:その他の対応 P21 13.治療方法 P22 5.対応フロー ①職場にて従業員の発症・感染疑いの場合 ②職場にて従業員が濃厚接触者となった場合 ③自宅にて従業員の発症・感染疑いの場合 ④自宅にて従業員が濃厚接触者となった場合 P9 P10 P11 P12 14.出張について(海外・国内) P23 15.国内感染が拡大した場合 P24 6.濃厚接触者の対応 特定・対応方法 濃厚接触者の出勤可否判断基準 本人が濃厚接触者となった場合に行うこと P13 P14 P15 16.連絡・問合せ先 事業所安健連絡先一覧 事業所診療所 その他 P25 P26 P27 7.自宅療養、自宅待機中の注意事項 P16 17.Q&A P28 8.就業上の取り扱い P17 Appendix P30-32 まず、FY07のデータを見て「様々な施策を打ってきているが、効果的に手を打てているのか?」「“間接部門のほうがストレスが高い”と思っていたが、生産部門の方が高いのはなぜなのか?」と疑問に思いました。 (いわき、追浜、九州、横浜は特に高かった) そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

1.はじめに ・このガイドは新型インフルエンザの発生時に従業員の皆さんが職場やご自宅でどのように行動し、対処したらよいかがわかるように作成しています。このガイドは発生状況に応じて随時Updateします。 ・新型インフルエンザへの対応は、皆さん各自の的確な判断と迅速な行動が大変重要となります。いざという時のために、いつでも見られるようにしておきましょう。 ・新型インフルエンザA/H1N1は通常のインフルエンザと同様に治療可能な疾病とされていますので、パニックにおちいらず、冷静に対応をしてください。 ・また、昨年お配りした「新型インフルエンザ予防ガイド」とあわせてお読みください。 【新型インフルエンザ予防ガイド】 *お手元にない方は下のリンクをご覧ください。 *予防ガイドは強毒性の鳥インフルエンザを想定して作成していますが、弱毒性の新型インフルエンザA/N1H1対応にも活用できます。 (081020)新型インフルエンザ予防ガイド.pdf まず、FY07のデータを見て「様々な施策を打ってきているが、効果的に手を打てているのか?」「“間接部門のほうがストレスが高い”と思っていたが、生産部門の方が高いのはなぜなのか?」と疑問に思いました。 (いわき、追浜、九州、横浜は特に高かった) そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

2.新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)とは 新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)とは、A型インフルエンザウイルスによってひきおこされる豚の呼吸器の疾患で、豚の間で定期的に流行しているものです。今回のインフルエンザは毎年冬に流行する季節性インフルエンザと同じタイプです(鳥インフルエンザはH5N1型で強毒型)。一般に弱毒型で感染したとしても軽く済み感染しない人もいるだろう、とも言われています。 ■ 感染したときの症状は? 突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等であり季節性インフルエンザと類似しているといわれています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐が多いことが指摘されています。 ■ 感染経路は? 通常のインフルエンザと同じように、患者のせきやくしゃみでウィルスが飛び、それを人が口や鼻から吸い込んで感染します(飛沫感染)。また患者の唾液等のついたものが手にさわって、それが経口的に入るという経路も想定されています。

3.予防・感染拡大防止について ① 1)発熱を伴う体調不良の際は出社せず、かかりつけの医師または発熱相談センターに相談してください 3.予防・感染拡大防止について ① 1)発熱を伴う体調不良の際は出社せず、かかりつけの医師または発熱相談センターに相談してください ■38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある場合は、まず上司に報告し、出社せずかかりつけの医師ま  たは発熱相談センターに相談しましょう 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 2)妊婦、基礎疾患のある従業員等への感染防止の励行 ■ 妊娠中、基礎疾患(免疫抑制剤使用者、抗ガン剤使用者、糖尿病で合併症を保有している人、慢性心疾患、肺疾患保有者)を持っていると重症化することが多いため、特に感染予防に注意を払いましょう   ※気になることがありましたら、かかりつけの医師または産業医に相談しましょう。 3)通勤時のマスクの着用の励行 ■ 電車、バス等の人混みでは、できるだけマスクを着用し、感染の予防をしましょう(市販の不織布製のマスクで可) 4)手洗い・うがいの励行 ■ 出社・帰宅後や不特定多数の者が触るようなものに触れた後の手洗い・うがい を日常的に行いましょう ■ 手洗いは、石鹸を用いて最低15秒以上行うことが望ましく、洗った後は、清潔な布やペーパータオル等で水を十分に拭き取りましょう 5)日常生活の注意 ■ 流行地への渡航、人混みや繁華街への不要不急な外出を控えましょう ■ 十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとり、規則的な生活をし、感染しにくい状態を保ちましょう

3.予防・感染拡大防止について ② 4)咳エチケット 咳エチケットは感染拡大をおさえるマナーです。 <方法> 3.予防・感染拡大防止について ② 4)咳エチケット 咳エチケットは感染拡大をおさえるマナーです。 <方法> ■ 「おさえる」:咳をする際、ティッシュなどで口と鼻をおさえる ■ 「そむける」:咳をする際、周囲の人から顔をそむける ■ 「すぐ捨てる」:口と鼻をおさえたティッシュや使用済みマスクは、すぐにゴミ箱を捨てる。(ゴミ箱はふた付が望ましい) ■ 「咳をしていれば、マスクをつける」:咳の症状はあればマスクをつける。また、咳をしてい人には着用を勧める。

4.発症・感染疑い時の対応内容 4-1.本人の対応内容 4.発症・感染疑い時の対応内容 4-1.本人の対応内容 本人が感染(疑いあり含む) 家族等が感染(疑いあり含む) ※本人:濃厚接触者 職場にいる場合 自宅にいる場合 発症・ 感染疑い 【本人が発症、感染疑いあり】 〔本〕上司に都度、状況報告 〔本〕別室待機 〔本〕上司より対応の指示を受ける 〔本〕外部医療機関を受診 〔本〕自宅待機 〔本〕かかりつけの医師または発熱相談センターに電話相談 【家族等が発症、感染疑いあり*】                  ※P15参照 ※一定の条件を満たす場合は出勤可能  P14参照 〔本〕家族等が外部医療機関を受診 感 染 確 認 【本人のA/H1N1またはA型インフルエンザの感染を確認した場合】 〔本〕上司に都度、結果報告 〔本〕自宅療養、症状の程度や基礎疾患の状態により入院 ※自宅療養の期間:①、②の長い方の期間             ①発症した日の翌日から7日経過             ②解熱日の翌々日 〔本〕治癒の確認                                         〔本〕産業医判断 ※5参照 〔本〕出勤 【家族等のA/H1N1またはA型インフルエンザの感染を確認した場合】 〔本〕本人の自宅待機  (発症日から7日間) 〔本〕本人の非感染の確認 〔本〕産業医判断 ※P10参照 非感染 【本人の非感染を確認した場合】 〔本〕上司に結果報告 〔本〕体調回復後、出勤 【家族等の非感染を確認した場合】 *発症、感染の疑いありとは 38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 〔本〕:本人の対応 

4.発症・感染疑い時の対応内容 4-2.職場上司・事業所安健等の対応内容 4.発症・感染疑い時の対応内容  4-2.職場上司・事業所安健等の対応内容 部下が感染(疑いあり含む) 部下の家族等が感染(疑いあり含む) ※部下:濃厚接触者 職場にいる場合 自宅にいる場合 発症・ 感染疑い 【部下が発症、感染疑いあり】 〔職〕問診票の作成 ※添付File参照 〔職〕事業所安健に都度、状況報告 〔安〕職場上司に対応方法を指示 〔職〕部下に対応方法を伝達 〔安〕感染者管理(疑いあり含む) 〔安〕関係部門に報告 〔安〕診療所に報告 【部下の家族等が発症、感染疑いあり】                    感 染 確 認 【本人のA/H1N1またはA型インフルエンザの感染を確認した場合】 〔職〕事業所安健に都度、結果報告 〔安〕診療所、関係部門に報告 〔安〕濃厚接触者の特定指示、濃厚接触者の対応協議 ※6参照 〔職〕職場における濃厚接触者の特定 ※P13参照 〔安〕消毒の指示 〔職〕職場の消毒 ※P18,30参照 〔安〕産業医判断依頼、出社可否を〔職〕に伝達 〔職〕出勤可否判断結果を部下に伝達 【家族等のA/H1N1またはA型インフルエンザの感染を確認した場合】 〔職〕 〔安〕出勤可否を協議 非感染 【本人の非感染を確認した場合】 〔職〕事業所安健に結果報告 【家族等の非感染を確認した場合】 *発症、感染の疑いありとは 38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 〔職〕:職場上司の対応 〔安〕:事業所安健の対応

5.対応フロー①(職場にて従業員の発症・感染疑いの場合) 本人 職場(上司) 事業所安健 38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 「新型インフルエンザ問診表」を作成 (※添付File参照) 事業所安健に提出 診療所へ報告 職場上司に対応方法を指示 上司に体調不良を報告 別室にて待機 別室で待機を指示 事業所安健の指示に従う 自宅休養、外部医療機関受診 職場の消毒(※P18,30参照) NICSへ消毒指示 非感染の場合 感染の場合(疑いあり含む) 上司に報告 事業所安健に提出 感染者管理(疑い者含む) 濃厚接触者の特定(※P13参照) 診療所、事業所人事、A5Dへ報告 入院・自宅療養 体調回復後、 出勤可能 出勤可否の 産業医判断 は不要 治癒の確認 産業医判断のため上司に報告 「新型インフルエンザ経過確認表」 を上司に提出(※添付File参照) 事業所安健に報告 産業医と出社可否の判断 出社 出社指示

5.対応フロー②(職場にて従業員が濃厚接触者となった場合) 本人(濃厚接触者) 職場(上司) 事業所安健 従業員の感染(疑いあり含む) 発生を事業所安健に提出 感染者管理(疑い者含む) 濃厚接触者の特定(※P13参照) 診療所、事業所人事、A5Dへ報告 濃厚接触者の対応協議 ※ 保健所等の指示がある場合には従う 濃厚接触者へ対応の指示 出勤可の場合 自宅待機の場合 職場でのマスク着用等、 感染予防対策実施 自宅待機(発症日から7日間) 本人の非感染の確認 産業医判断のため上司に報告 「新型インフルエンザ経過確認表」 を上司に提出(※添付File参照) 事業所安健に報告 産業医と出社可否の判断 出社 出社指示

5.対応フロー③(自宅にて従業員の発症・感染疑いの場合) 本人 職場(上司) 事業所安健 38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 出社せず、自宅で待機 出社しないよう指示 かかりつけの医師または発熱相談センターに相談するよう指示 すでに他医療機関で「新型インフルでない」と診断を受けている場合、その旨を上司に報告 上司に報告 かかりつけの医師または発熱相談センターに 連絡し、指示に従う 「新型インフルエンザ問診表」 を作成(※添付File参照) 医療機関受診 非感染の場合 感染の場合(疑いあり含む) 事業所安健に提出 感染者管理(疑い者含む) 上司に報告 濃厚接触者の特定(※P18参照) 診療所、事業所人事、A5Dへ報告 入院・自宅療養 体調回復後、 出勤可能 出勤可否の 産業医判断 は不要 職場の消毒(※P18,30参照) NICSへ消毒指示 治癒の確認 産業医判断のため上司に報告 「新型インフルエンザ経過確認表」 を上司に提出(※添付File参照) 事業所安健に報告 産業医と出社可否の判断 出社 出社指示

5.対応フロー④(自宅にて従業員が濃厚接触者となった場合) 家族等身近にいる人の発症・感染疑いの場合 本人(濃厚接触者) 職場(上司) 事業所安健 家族等に38℃以上の発熱かつ下記2つ以上の症状がある(※P15参照) 【症状】鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感がある 出社せず、自宅で待機 出社しないよう指示 かかりつけの医師または発熱相談センターに相談するよう指示 すでに他医療機関で「新型インフルでない」と診断を受けている場合、その旨を上司に報告 上司に報告 かかりつけの医師または発熱相談センターに 連絡し、指示に従う ※ 保健所等の指示がある場合には従う 「新型インフルエンザ問診表」 を作成(※添付File参照) 家族等の自宅休養または医療機関受診 事業所安健に提出 感染者管理(疑い者含む) 非感染の場合 感染の場合(疑いあり含む) 診療所、事業所人事、A5Dへ報告 上司に報告 濃厚接触者の対応協議 濃厚接触者へ対応の指示 出勤可の場合 自宅待機の場合 自宅待機(発症日から7日間) 職場でのマスク着用等、 感染予防対策実施 本人の非感染の確認 出勤可能 出勤可否の 産業医判断 は不要 産業医判断のため上司に報告 「新型インフルエンザ経過確認表」 を上司に提出(※添付File参照) 事業所安健に報告 産業医と出社可否の判断 出社 出社指示

職場上司が職場事業所安健と協議の上、判断する 6.濃厚接触者の対応 6-1.特定・対応方法 トリガー 従業員および従業員の家族などの A型インフルエンザ感染が確認されたとき タイミング 速やかに実施 実施者 事業所安健の指示により、職場で実施 保健所から指示がある場合にはそれに従う 濃厚接触者の 特定方法 感染者の発症前日(24時間前)以降の行動を調査し、 感染者との濃厚接触者を特定する 濃厚接触者への 対応方法 出勤可否については、 職場上司が職場事業所安健と協議の上、判断する 保健所等の指示がある場合にはそれに従う ※不明な点は産業医の指示を仰ぐ 備 考 社外関係者に濃厚接触者がいると判断される場合、その社外濃厚接触者に対して、当社従業員が感染し発症した事実を可能な範囲で伝える ■ 濃厚接触者とは (厚労省定義から一部抜粋)  (1) 世帯内居住者:患者と同一住所に居住する者。  (2) 直接対面接触者:    職場、食堂、会議室等において、目安として2m以内の距離で、患者と対面で会話や挨拶等の接触があった者。    接触時間は問わない。  (3) 汚染物質への接触者:    手袋、マスク、手洗い等の防護対策なしで患者の使用したトイレ、洗面所等の清掃を行った者等。

6.濃厚接触者の対応 6-2.濃厚接触者の出勤可否判断基準 厚労省は、濃厚接触者について外出自粛の協力を求めていますが(2009年6月25日通達)、 事業の継続性を考慮し、濃厚接触者の出勤可否については、職場上司が、以下項目を考慮し職場事業所安健と協議の上、判断します。 ※不明な点は産業医より指示を仰ぐ 【 出勤可能とする判断基準 】  ・ 濃厚接触者は、A型インフルエンザ発症者が発生してから7日間、マスクを着用し   業務を継続できること  注)下記症状が見られた場合は、直ちにかかりつけの医療機関で受診し、自宅待機とする  <症状>  38℃以上の発熱かつ鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感があるなど2つ以上の症状がある場合 また感染拡大のリスクを抑えるため以下の点について留意してください。 【留意事項】 ・換気が可能な場合は、できるだけ職場の通気性を良くすること ・業務の際、 e-mail・電話等を使用するなど、できるだけ他者と直接対面しない工夫を各自行う 注) まずはこの方法で実施する。その後状況をみて変更をしていく。    国の新型インフルエンザ対応状況および感染状況に応じて順次変更する。

6.濃厚接触者の対応 6-3.本人が濃厚接触者となった場合に行うこと 6.濃厚接触者の対応 6-3.本人が濃厚接触者となった場合に行うこと  従業員および従業員の家族などのA型インフルエンザ感染が確認されたとき、以下に該当した場合、「濃厚接触者」となります。 ■ 濃厚接触者とは (厚労省定義から一部抜粋)  (1) 世帯内居住者:患者と同一住所に居住する者。  (2) 直接対面接触者:    職場、食堂、会議室等において、目安として2m以内の距離で、患者と対面で会話や挨拶等の接触があった者。    接触時間は問わない。  (3) 汚染物質への接触者:    手袋、マスク、手洗い等の防護対策なしで患者の使用したトイレ、洗面所等の清掃を行った者等。 濃厚感染者となった場合は、下記に従って行動してください。 出勤可否については、職場上司が職場事業所安健と協議の上、判断します  ① 出勤可の場合    職場でマスク着用等、感染予防対策を実施した上で、勤務する。  ② 出勤否の場合   1)従業員および家族などA型インフルエンザを発症した日から7日間自宅待機する   2) 7日間経過後、自身に症状が出ない場合は、上司に連絡をし、指示を待つ    ※新型インフルエンザ経過確認表(添付File)を作成し、上司に提出をしてください。   3) 産業医判断の後、出勤可能 まず、FY07のデータを見て「様々な施策を打ってきているが、効果的に手を打てているのか?」「“間接部門のほうがストレスが高い”と思っていたが、生産部門の方が高いのはなぜなのか?」と疑問に思いました。 (いわき、追浜、九州、横浜は特に高かった) そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

7.自宅療養、自宅待機中の注意事項 【自宅療養について(感染した場合)】 7.自宅療養、自宅待機中の注意事項  【自宅療養について(感染した場合)】 新型インフルエンザ患者であっても、基礎疾患のない軽症者や、基礎疾患があっても重症化の危険が少ないと判断される場合は、医療機関で診察を受けた後は、医師の指示に従い、自宅療養を行うことになります。 1.療養期間  次の①、②の長い方の期間  ① 発症した日の翌日から7日を経過するまで  ② 解熱した日の翌々日まで 2.療養のしかた  ① 必要のない限り、外出は避け、自宅で休養する。  ② 自宅でもマスクの着用、こまめな手洗い、定期的な部屋の換気等を行い、家族等身近な人への感染    拡大防止に努める。また、個室での療養が望ましい。  ③ 体温や症状の程度など、毎日確認し、記録する(経過観察表)  ④ 病院からもらった薬は、症状が無くなっても必ず最後まで飲みきる。  ⑤ 症状が重くなった場合は、躊躇せず医療機関、発熱相談センターに電話で相談をし、指示に従う 【自宅待機について(感染疑いあり、または濃厚接触者で出勤否の場合)】 1.待機期間  身近な人に上記症状が出た日から7日間 2.待機のしかた  ① 上記療養のしかた①~③と同様  ② 疑わしい症状*が出た場合は、医療機関、発熱相談センターに電話で相談をし、指示に従う 【症状*】38℃以上の発熱、かつ、鼻が出る・喉が痛い・咳が出る・悪寒または熱感があるなど、2つ以上の該当

8.就業上の取り扱い 対 応 就業上の取り扱い ・小学校6年生以下の子が通う学校や幼稚園等の休校・休園に伴い、自宅で育児にあたる場合 対 応 就業上の取り扱い ・小学校6年生以下の子が通う学校や幼稚園等の休校・休園に伴い、自宅で育児にあたる場合 従業員個人の判断により、学校や幼稚園等の休校・休園期間中、子の育児にあたる ファミリーサポート休暇、又は年休 ・家族が感染もしくは、その疑いがあると発覚した場合 ・職場にて濃厚接触者となった場合 ・従業員本人が感染の疑いがある場合 保健所、職場上司に指示された期間、自宅待機 各種休暇A 出社後に、発覚し、保健所、職場上司より、自宅待機の指示が出た場合は、即時、帰宅 就業定時間勤務とみなす ・従業員がA/H1N1またはA型インフルエンザに感染した場合 出社後に発症した場合、即時、帰宅 医師の指示に基づき、治療 ※自宅療養の期間: ①、②の長い方の期間 ①発症した日の翌日から7日経過 ②解熱日の翌々日 年休 (感染結果が判明した日より起算)

9.消毒について 消毒体制 従業員のA型インフルエンザの感染が確定した時 発生後速やかに実施 NICSにて実施 (24時間対応) トリガー タイミング 発生後速やかに実施 実施者 NICSにて実施 (24時間対応) 消毒箇所 当該従業員の接触箇所(半径2m以内を目安)、および行動範囲で接触したと思われる箇所 【重点消毒箇所】  机・引き出し取っ手、電話、PCキーボード、マウス、周辺のキャビネットの取っ手、 ドアノブ、照明SW等 消毒方法 ふき取り ※方法詳細はP.30参照 (高濃度エタノール不織布ガーゼ・次亜塩素酸ソーダ等を使用) 備考 職場で消毒をする場合は、 消毒セット(マスク・手袋・消毒薬・ビニール袋)を事業所安健より配布します 注) この体制は、国の新型インフルエンザ対応状況および感染状況に応じて順次変更する

10.来訪者対応 体制 トリガー 当該事業所所在の都道府県が第3段階のまん延期*になった場合 (事業所所在の都道府県の方針に準拠する) (事業所所在の都道府県の方針に準拠する)  タイミング 速やかに実施 対応方法 (感染状況に応じ 方法を変更) ポスター掲示 来訪者への注意喚起 受付・警備 マスクを着用 (状況に応じて判断) 必要備品 ポスター 安健より配布 マスク 消毒薬 受付・警備室に常備する 備考 来客者への対応方法、工場見学受け入れについては、事業所所在の都道府県の方針に準拠し、事業所毎に判断をする ※ まずはこの方法で実施する。その後状況をみて変更をしていく。 ※「第3段階のまん延期」とはP31参照

11.研修・教育施設の運営に関するガイドライン 方 針 判断基準 備 考 大規模研修 ※複数の都道府県から受講生が集合する研修 開催地所在の地方自治体(市町村レベル)の基準に従う。 市町村主催のイベント・集会に関する措置に準拠する。(市町村ホームページ参照) 企業の社会的責任の観点より、他府県への感染拡大を防止する。 自動車大学校 学校所在の地方自治体(市町村レベル)の基準に従う。 市町村における専門学校に対する措置に従う。(市町村発令参照) 自社内研修 事業活動の方針に従う。 ← 事業活動の一形態である。 (通常の会議開催等と同様)

12.参考:その他の対応 項目 方 針 対 応 ゲストホール 厚生施設 (体育館等) 寮 食堂 売店 方 針 対 応 ゲストホール 運営については、開催地所在の地方自治体(市町村レベル)の対応(※)に従う。 ※地方自治体主催のイベントや所有施設に関する運営状況に準拠  ・当該事業所所在の都道府県が第3段階のまん延期*になった場合、市町村の方針に準拠し、状況により受付・警備はマスクを着用 ・工場見学実施等の判断は状況を見て事業所毎に行う 厚生施設 (体育館等) ・継続/閉鎖の判断は状況を見て事業所毎に行う 寮 原則、自宅で発生した場合と同様の対応をとる 集合寮の場合、寮監が対応する ・感染者が出た場合には寮監が対応する ・感染拡大防止のために、感染者の自室待機・共用スペースの消毒を実施する(寮対応マニュアルに従う) 食堂 事業が継続する限り、通常通り、営業を継続する ・食堂スタッフが発症した場合、接触箇所の消毒を実施  売店 ・売店スタッフが発症した場合、接触箇所の消毒を実施  まず、FY07のデータを見て「様々な施策を打ってきているが、効果的に手を打てているのか?」「“間接部門のほうがストレスが高い”と思っていたが、生産部門の方が高いのはなぜなのか?」と疑問に思いました。 (いわき、追浜、九州、横浜は特に高かった) そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。 ※「第3段階のまん延期」とはP31参照

13.治療方法 ■ 治療方法は? 感染した際の対処方法としては、人間が本来持っている抵抗力を最大限に発揮させることがポイントとなります。 ・できるだけ安静にし、十分な睡眠と栄養をとりましょう ・室内を十分な湿度(50~60%)に加湿するとともに適度な室温(22~23℃)に保ちましょう ・下痢や高熱で脱水症状をおこす場合がありますので、水分を十分に補給しましょう ■ 治療薬は? 米CDCはA/H1N1ウイルスの感染の治療や予防にオセルタミビル(訳註:商品名タミフル)またはザナミビル(訳註:商品名リレンザ)の使用を推奨しています。もしも感染したら、抗ウイルス薬で症状を和らげるか回復を早くすることが可能です。治療のために、発症後すぐ(症状が出てから2日以内)に抗ウイルス薬の使用を開始すれば、最善の効果が期待できます。 ★ 感染が疑わしい場合は、かかりつけの医師または発熱相談センター に連絡し、指示にしたがいましょう。 そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

14.出張について(海外・国内) ■ 新型インフルエンザ発生に伴う 渡航制限 及び注意喚起をご覧ください。(WIN掲載中) ・ 海外渡航時の注意は、以下に記されていますので、各自確認してください   - WIN 海外出張ナビ   - 外務省海外安全ホームページ  http://www.anzen.mofa.go.jp/ そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

会社からの指示があるまでは 通常の通勤・勤務をお願いします。 15.国内感染が拡大した場合 会社からの指示があるまでは 通常の通勤・勤務をお願いします。 そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

16.連絡・問合せ先 16-1.事業所安健連絡先一覧 ■ 感染が疑わしい場合等の対応について 各事業所安健主管課 または 人事部安全健康管理室(A5D) 織部-3、小道野 そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

16.連絡・問合せ先 16-2.事業所診療所 ■ 感染予防、症状などの問合せについて 【診療所連絡先一覧】 ■ 感染予防、症状などの問合せについて 【診療所連絡先一覧】  そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

16.連絡・問合せ先 16-3.その他 http://www.anzen.mofa.go.jp/ ■ 就労関連事項について ■ 就労関連事項について 人事部報酬、労務グループ(A5C)  児山-3、岡村(6311-2704 新本社6636-7099) ■ 海外赴任・出張について 人事部報酬、労務グループ(A5C) 八幡-3、山田(6311-2703 新本社6636-7093) ■ その他新型インフルエンザ関連情報 厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html 厚生労働省 各都道府県による新型インフルエンザ相談窓口 (発熱相談センター) http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html 外務省 海外安全ホームページ  http://www.anzen.mofa.go.jp/ そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。

17.Q&A Q1.家族が新型インフルエンザに感染したが、自分に症状がないので、出勤してよいか? A.家族が発症した場合、社員本人に発熱、咳等の症状が無くても自宅待機し、会社の指示をあおいでください。 Q2.職場で発症者の疑いのある者が出た場合、他の従業員はどうしたらよいのか? A.①上司に連絡をしてください ②事業所安健に連絡し指示をあおいでください ③発症者の社内行動範囲を特定し、消毒業者(NICS)に伝えてください。④2日目以降、接触した箇所を「職場の消毒手順」に従い消毒してください。濃厚接触者の対応(出勤可否など)については、上司、事業所安健などからの指示によります。 Q3.新型インフルエンザの診断ができるのはどこの医療機関になりますか? A.まず、かかりつけの医師または発熱相談センター(保健所等)に連絡し、医療機関などを受診して下さい。                                               地域の発熱相談センターは、こちらから⇒http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html Q4.新型インフルエンザと風邪の見分け方を教えてください A.急な発熱、咳など、一般的なインフルエンザと同様の症状ですが、勝手に判断することなく、かかりつけの医師または発熱相談センターに連絡し、指示に従ってください。 そこで、全事業所を訪問し、問題を抱える課長・係長・工長、事業所人事・安健スタッフ、産業医・診療所スタッフのヒアリングを実施しました。 そこから見えてきたのが、ここにある3つの問題です。 この問題を改善するために実施してきたことについて、今から紹介します。 尚、今回手がけたことは次年度以降の施策への仕掛けでもありますので、FY09へのつながりもあわせて紹介していきたいと思います。 (参考)厚生労働省 新型インフルエンザに関するQ&A http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html1

Appendix

※ 自宅で発生した場合や、通院等に使用した車にも同様の手順で消毒しましょう 職場の消毒手順 従業員のA型インフルエンザの感染が確定した時、その日に職場を消毒します。原則NICSさんが消毒に入りますが、職場で消毒をする場合には、以下の手順でお願いします。尚、事業所安健からは、消毒セット(マスク、手袋、消毒薬、ビニール袋)が渡されます。 1.消毒の前に、マスク・手袋を着用します 2.当該従業員の接触箇所(半径2m以内を目安)、および行動範囲で接触したと思われる箇所を、   消毒薬に浸した不織布(またはペーパータオル)で拭き取ります。     【重点消毒箇所】     机・引き出し取っ手、電話、PCキーボード、マウス、周辺のキャビネットの取っ手、ドアノブ、     照明SW等 3.作業後は、使用したマスク・手袋をビニール袋に入れ、口を閉め、一般ゴミとして廃棄してください。   廃棄方法(事業系一般廃棄物または産業廃棄物のいずれで処理するか)は各事業所の基準に従って処理   をお願いします。但し、各事業所のある自治体で廃棄方法のガイドラインや指導等が出されている場合は、   それに従ってください。 4.その後、うがいと手洗いをしましょう。手は石鹸で洗いましょう。 ※ 自宅で発生した場合や、通院等に使用した車にも同様の手順で消毒しましょう

発生段階と方針 厚労省HPより 第三段階 まん延期

来訪者対応 ポスター

END