PG-STEAMER(PGS) 導入操作テキスト 目次 0: 仕組みと共通操作 1: ファイルの入出力 2: 2次元表示・編集 3: レポート化・出力 4: 画像処理 5: 3次元表示・編集
0章:仕組みと共通操作 「メインメニュー」 「マウス操作」 「ファイルフォーマット」 「処理結果のファイル保存」 上下段のアイコンを組み合わせて使います。下段のアイコンから実際に処理するウインドウが表示されます。 「マウス操作」 「ファイルフォーマット」 PGSは独自フォーマット (画像.xdmとヘッダxhmのペア) を使い、すべてのデータは、まずこれに変換してから、 表示・処理をします。(TiffやJpegなどは変換しなくても直接「表示」できますが、「処理」をおこなう場合は、 変換しておきましょう。) もちろん、最終的に.xdmから、他のフォーマットに変換出力することもできます。 「処理結果のファイル保存」 サブメニューのウィンドウの から、”xdm”や”Tiff”に保存できます。
1章:ファイルの入出力 「ファイルの入力」 「ALOS(CEOS)やASTERを座標付きで入力する場合」 上記だけでは座標が付きません。引き続き簡単幾何補正をおこない、座標情報付きのxdmを作成します。 この簡単幾何補正は、上記インポート時に自動で付与された5点のGCPにより、ボタン一つでおこなえます。 オリジナル 補正結果 単位をmetreに変えて画像の解像度を入力 例:PRISMの場合、X/Y Size欄に2.5と入力
「ファイルの出力」
2章:2次元表示・編集 1 2 5 3 4 6 「データ表示と各ウィンドウの役割」 まず、 から画像を開きます。 「データ表示と各ウィンドウの役割」 まず、 から画像を開きます。 1 操作アイコン 2 5 メイン画面 ファイル名と 内装バンド 3 レイヤーと 投影情報 4 全体画面 マウスの座標値(左) / DN値・標高値(右) 6 「表示画像の移動と拡大縮小」 ⑤ビューの画像上で、右ボタンを押しながらスライドすると、移動します。 ⑤ビューの画像上で、マウスローラーを回すと拡大縮小します。手前=拡大・奥=縮小。 ではマウスで囲んだエリアに拡大、 で元に戻すことができます。セットで使うと便利です。 では、ウィンドウサイズと画像が1:1の均等サイズに調整します。 「ファイル情報とスケールバーとプロット」 でヘッダ情報を確認できます。 でスケールバーを添付できます。 でプロット表示・保存できます。
「ストレッチング 2パターン」 A→ メニュー選択。 でメニュー選択します。 B→ 任意設定。 でお好みの設定をおこないます。設定を保存しておくこともできます。 「表示バンドの変更とRGB合成」 ↓バンド変更 ②ビューのファイル名をダブルクリックし、内装バンドを表示。 バンドを選択し、 ⑤ビューへスライド。 “Select Composite Type”ダイアログで“OK”。表示が切り替わります。 ↓RGB・HIS合成 ②ビューのファイル名を そのまま⑤ビューへスライド。 “Select Composite Type”ダアログで、 “RGB”を選択し、各バンドをRGBに振り 分けて、“OK”。表示が切り替わります。 「レイヤーの非表示と順序変更と削除」 ③ビューの電球をクリック、消灯すると、非表示になります。 ③ビューのレイヤー名を上にスライドすると、 順序変更されます。 ③ビューのレイヤーを右クリックし、”Remove” を選択すると、削除されます。
「投影法の変換」 ③ビューの投影情報欄をクリックし、 “Map Property”ダイアログで投影法を 選択し、“OK”。表示が切り替わります。 ⑥ビューのマウス位置の投影情報も 変更されます。 「距離面積測定とベクタデータ保存」 から、長さ・面積を選択し、画像上にラインを引き、最後にダブルクリックすると計測できます。 から、ポリライン・ポリゴンを選択し、”Start New Digitizing” で同様にベクタデータに保存できます。 「ベクタデータとDEMの表示」 から、保存したベクタやDEMなど他のデータを呼び出し、自動で重ねて表示できます。 *ただし、すべてのデータになんらかの投影情報がないと重なりません。 「カラーテーブルと半透明化」 から、カラーテーブルを表示しお好みのパレットを与えることができます。 ③ビューのレイヤーを右クリックし、”Transparency” で、透明度を変更できます。透かして下のレイヤーを見れます。 「表示編集した画像の保存 2パターン」 A→ BMP、JPEG、Tiff 化。 “Save” (左から3番目)アイコンからフォーマット選択→保存。 B→ レイアウト機能に転送。 “Map Composer” (左から4番目)アイコン から転送。レイアウトをする。3章に続く。
3章:レイアウト・出力 “Map Composer” は、”Image Composer”から転送してきた画像をレイアウト編集するセクションです。 ”Map Composer” を利用するメリットは、表示した画像のスケーリングや分類凡例などが自動で添付され、 作業を大幅に削減できるところです。最終的に、プリント出力や汎用画像に保存します。 「基本操作」 操作はMicrosoft PowerPointと同じです。転送した画像を移動(スライド)、サイズ変更(隅をつまみ移動)、 プロパティ(ダブルクリック)を立ち上げます。 「シートサイズの変更」 左上のFileメニュー→Workspace Setup からお好みのサイズに変更できます。 「オブジェクトの添付」 上部の各アイコンをクリックし、シート上でドラック&ドロップすると配置されます。 ↑座標情報のある画像だと、スケールバーが自動的に縮尺計算します。画像サイズを変更するとそれにリンク。 分類結果画像だと、判例の色や文字が自動的に表示されます。日本語入力もできます。 「レイアウトの保存 3パターン」 A→ BMPやJPEG化。 左上Fileメニュー→Export Workspace→出力先選択→Export。 B→ プリント出力。 上部アイコンPrint から、設定した用紙サイズでプリンタ出力がおこなえます。 C→ impファイル化。 上部アイコンSave からファイル保存し、後ほど再編集できます。
4章:画像処理 「幾何補正の前処理 自動GCP取得」 GCP(対応点)を3点指定するだけで、残りは自動取得してテキスト保存します。それを幾何補正に利用します。 オリジナル画像 リファレンス画像 適当な名前入力 左右の画面から、対応するGCPをクリックし、このボタンで決定。 最低3点取得するまで繰り返す。 枠内から、取得GCPの数の調整ができます。 例:Threshold値を下げると取得GCPの数が増えます。 から、取得したGCPのリスト確認と、不要GCPの削除ができます。
「幾何補正 (自動GCP取得で得たGCPを利用する場合)」 取得済みのGCPを利用し、幾何補正をおこないます。 適当な名前入力 リファレンスに利用した画像の投影法を入力 取得済みのGCPテキストファイルを呼び出します。 で、必ず出力画像のピクセルサイズを指定してください。
「パンシャープン」 幾何補正したカラー画像と白黒画像を掛け合わせて、高品質画像を作成します。 「パンシャープン」 幾何補正したカラー画像と白黒画像を掛け合わせて、高品質画像を作成します。 低解像度のカラー画像 高解像度の白黒画像 手法と合成配分の調整
「教師付き分類」 手法を選択 ここに教師データが溜まり、使用するデータを選択 ポリゴン、 ポリライン、 既存ベクタ、 を選択し、 画面から教師データを指定 処理対象の名前 処理対象の色 教師データを指定。ダブルクリックで決定 対応する教師データを選択 上で教師データを選択してから、クリック。 ここに処理対象が溜まり、必要数まで繰り返す
5章:3次元表示・編集 「データ表示」 3次元表示をおこなえるデータは、なんらかの投影法を持ったものに限ります。持っていない場合、 事前に投影法を与える必要があります。 バンドに右クリックで配色 画像を重ねる場合 「データ表示」
「編集」 から、標高値の強調の調整ができます。 の”Background” から、雲(Pattern→Cloudy)などの背景を加えられます。 の”Level Option”から、水位シミュレーションができます。 「日本語入力と、オブジェクト配置と、ベクタデータ表示」 →”New” →”Select” →日本語フォントと日本語文字セットを選択 →”OK” → Text欄に文字入力→ → 画像内の配置希望箇所をクリック →”Apply” で日本語入力できます。 から、同様に”Select”からオブジェクトを選択 →”Scale”決定 →同様にオブジェクトを配置できます。 から、ベクタデータを呼び出し、重ねて表示できます。 「解析と保存」 =傾斜測定 =可視域解析 =BMP画像保存 =AVIムービー保存 「フライトシミュレーション」 で飛行経路を保存します。 → ”Fright Control”ダイアログ→ ”by the Path” 、保存した飛行経路を 呼び出すと、鳥瞰図表示からフライトシミュレーション表示に切り替わります。”Start” で飛行します。