島根大学法文学部 野田哲夫 (情報経済論担当) nodat@soc.shimane-u.ac.jp 地上デジタル放送とは? 島根大学法文学部 野田哲夫 (情報経済論担当) nodat@soc.shimane-u.ac.jp
アナログからデジタルへ(1) 音声や画像・映像を送る方法が変わる 通信 放送
アナログからデジタルへ(2) → → アナログ波 音声や画像・映像の波をそのまま電波にして送るので、品質が落ちやすい。 音声や画像・映像の波をそのまま電波にして送るので、品質が落ちやすい。 電話での雑音、放送でのゴーストなど → →
アナログからデジタルへ(3) → → デジタル波 音声や画像・映像の波を0と1の信号に数字化(デジタル化)して送るので、受け取る側で品質を復元できる。 デジタル波を使うと情報を正確に伝達できる。 また情報の圧縮が可能なので、一度に多くの情報を送ることができる。 1 0 1 0 → →
アナログからデジタルへ(4) 音声や画像・映像を送る方法が変わる 通信 101001100101001101110010100101010 放送 字幕・解説
通信のデジタル化(1) 1990年後半からデジタル・ネットワークの世界的通信網=インターネットが普及 コンピュータを使った通信で絵(画像)や動画(映像)のやりとりが双方向で可能になった。
通信のデジタル化(2) 2000年代に入ってくるとインターネットが高速化(ブロードバンド)、映像配信サービス=「インターネット放送」も一般的になってきた。 Gyao、YahooBB、YouTube
通信のデジタル化(3) インターネット回線を用いたテレビ放送= 「IPマルチキャスト放送」の実用化も進んでいる。 中山間地域の地上デジタル放送として期待 →放送と通信の融合
放送のデジタル化(1) デジタルテレビ放送では、アナログ放送より多くの情報を正確に 送ることができる。 →多チャンネル化 送ることができる。 →多チャンネル化 →高精細化(ハイビジョン)
放送のデジタル化(2) デジタルテレビ放送では、データを送ることで新しいサービスが生まれる。 →データ放送による天気 予報などの情報 →データ放送による天気 予報などの情報 →高齢者や障害者の ための字幕放送、 解説放送
放送のデジタル化(3) 放送のデジタル化の歴史 1996年 CSデジタル衛星放送開始 2000年 BSデジタル衛星放送開始 2003年 地上デジタル放送(三大都市圏)開始 2006年10月1日 地上デジタル放送(山陰都市圏)開始 2011年7月 BS・地上アナログ放送終了? ↓
地上デジタル放送を見るには(1) アンテナ VHFアンテナの場合→UHFアンテナを設置 UHFアンテナの場合 現行の放送と受信方向が違う場合 現行の放送と受信方向が違う場合 →UHFアンテナを設置 現行の放送と受信方向が同じ場合 →そのまま受信 CATVの場合 → 14頁へ
地上デジタル放送を見るには(2) テレビなどの受信機 デジタルテレビを購入 → 高い ↓ デジタルテレビを購入 → 高い ↓ デジタルチューナーや同内蔵録画機器を購入して、アナログテレビ(現在のテレビ)と接続 なお、アナログテレビには このシールがついています。 地上デジタルマーク → ↑ アナログ放送停波告知シール
地上デジタル放送を見るには(3) CATV(ケーブルテレビ)に加入している場合 パススルー方式(松江、鹿島、平田、雲南、奥出雲) パススルー方式(松江、鹿島、平田、雲南、奥出雲) →地デジ対応テレビ・チューナなどで受信可能 (チューナーは月額レンタル) トランスモジュレーション方式(出雲) →専用の機械(セットトップボックス)が必要
ワンセグ放送 地上デジタル電波の一部(ワンセグ)を使って携帯電話などでも地上デジタル放送を受信することがきる。 ワンセグ放送 地上デジタル電波の一部(ワンセグ)を使って携帯電話などでも地上デジタル放送を受信することがきる。 文字情報は携帯の画面でもはっきりと見えるようになる。
地上デジタル放送への対応(1) 高画質化、多チャンネル化などのサービスは拡大する。 高齢者や障害者のための字幕放送・解説放送が可能になる。 また画面分割による手話放送の可能性は拡大する。
地上デジタル放送への対応(2) 大型で高価なデジタルテレビ(プラズマや液晶薄型)だけがデジタルテレビではない。 →今後、小型で安価なものが出る可能性。 現行のアナログテレビもチューナーなどによって地上デジタルを受信できる。 2011年まではアナログ放送を受信できる。 →急ぐ必要はないので、ゆっくり考えよう。 急かす宣伝、セールスは怪しい!