承認・認証制度への対応の現状 ~歯科材料の分野から~

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【医療機器業界】参入企業の人事戦略ポイン ト 当レジュメは、過去に行われたましたセミナーテキストの抜粋となります。 関係諸法規の変更がある場合も有りますので、ご注意下さい。 参考資料.
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受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-1:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (平成22年度医療情報化促進事業の検討内容を踏まえ、被災地において被災.
(社)日本画像医療システム工業会 会長 桂田 昌生
多々納 裕一 京都大学防災研究所社会システム研究分野
市場機会の発見・評価・選択.
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 FPガスγ線による再臨界検知システム開発補助
日本歯科器械工業協同組合 株式会社 吉田製作所 安全管理部 山口幸宏
(提案者名を記載) ○○○○ 平成22年度「医療情報化促進事業」 提案書 (様式8) 提案書雛型ア、イ及びウ
ここに若林の絵が入る Ⅰ 従来型サービスの課題 Ⅴ Solaris基盤ヘルスチェックサービス ●従来型サービス Ⅱ 新サービスの概要
資料2 ソフト連携事業の先行事例 ~共同購入によるコスト削減の事例~.
大谷経営労務管理事務所のISO9001認証取得について
リスク評価 ・管理技術開発 有害性評価手法 暴露評価手法 リスク評価手法 リスク管理手法 化学物質総合管理分野のロードマップ(1) (目標)
お薬の販売方法について ご存知ですか? 健康被害救済制度 苦情相談窓口 医薬品の副作用等による被害を受けられた方を救済する
設定した将来の社会ニーズに基づく課題(研究開発テーマ)
4 第3次障害者基本計画の特徴 障害者基本計画 経緯等 概要(特徴) 障害者基本法に基づき政府が策定する障害者施策に関する基本計画
国立医薬品食品衛生研究所 岩田直樹 會澤優成 池本慎一郎.
マーケティング計画.
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 原子炉建屋に対する外部事象の調査
パッケージソフトウェア利用コンピュータシステム構築委託契約書 パッケージソフトウェア、OS、第三者ソフトウェアの使用許諾契約
資料3 地独法人 大阪健康安全基盤研究所 (平成26年4月設立予定) ➣公衆衛生領域における公的な科学的・技術的中核機関(地衛研)
顧客 「ISO9001」と「ISO22000」の違い ISO22000 ISO9001 リスクをなくす 顧客満足 食の安全性 品質の差別化
アンケート調査結果よりわかった主なポイント・協議会での委員の意見
平成26年4月から ペースメーカや人工関節等を 入れた方に対する 身体障害者手帳の認定基準が変わります ご注意ください
トラック 医薬品品質システム(PQS).
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農家等への「家畜衛生情報」の発信、広報誌「通信衛星」の発行
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「沖縄におけるスポーツサイエンスの拠点化に向けた
トレーニングの際はスライド, ノートの両方を確認してください
ICH E2E :医薬品安全性監視の計画(案)パブリックコメント
品質実施作業部会(Q-IWG) 現状と最新情報
東京医科歯科大学 歯科器材・薬品開発センター シンポジウム
付属書Ⅰ.5 ハザード分析と 重要管理点 (HACCP).
DVD 「医薬品とは -高等学校医薬品教育用教材-」 現行制度に係るポイント 一般社団法人 くすりの適正使用協議会 日本製薬工業協会
20XX年度 ○○施策導入について (例)  社内講師の計画的育成とトレーニング導入について ○年○月○日 所属・担当者名.
次世代医療機器評価指標作成事業 運動機能回復型ロボット審査 WG 第2回会議 向け
品質リスクマネジメント ICH Q9 付属書Ⅰ:リスクマネジメントの方法と手法
「沖縄におけるスポーツサイエンスの拠点化に向けた
「経理・財務サービス スキルスタンダード研究開発事業」
付属書Ⅰ.7 予備危険源分析 (PHA).
平成30年度に新たに設置する精神医療懇話会について
平成26年4月から ペースメーカや人工関節等を 入れた方に対する 身体障害者手帳の認定基準が変わります ご注意ください
心臓機能障害(ペースメーカ等植え込み者)の 診断書・意見書を作成される医師の皆さまへ
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
その他 手法の組合せ.
※記入例を事前に確認すること 技術名称: 申請者名: 登録区分: 活用の効果(従来技術との比較) 従来技術 : 技術概要 特記事項
(新エネルギー等の導入・普及に当たっての評価方法や基準への適合性評価の課題)
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【実施機関】 助成先:〇〇〇〇 共同実施先:〇〇〇〇 委託先:〇〇〇〇
第2章 空間データの取得と作成 7.空間データの品質
II. 6 …の一環としての品質リスクマネジメント
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特殊薬剤・医療用機器・材料の在庫・供給の問題
鳥取県震災対策アドバイザー派遣事業 震災等への備えとして、簡易なリスク診断・改善提案等を行う
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追加資料 補足説明資料 大阪府薬事審議会  医薬品等基準評価検討部会 平成30年1月16日.
第11回特区計画で追加された案件の概要 プロジェクト名 区分 案件の概要 1 PIC/S等 GMPに準拠した医薬品・医療機器の製造促進
資格取得スキルⅠb (ITパスポート試験対策講座)
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 照射試験体検査結果の評価
目標 民間・計量関連 機関の取組み 研究開発(計測知的基盤)の 取組み 関連施策の 計量・計測システム分野の導入シナリオ
健康教育導入について 宮崎県薬剤師会 健康教育推進委員会  鈴木 啓子.
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【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 装置据付作業
○ 大阪府におけるHACCP普及について S 大阪版 評価制度を設ける 大阪府の現状 大阪府の今後の方向性 《従来型基準》
マーケティング・チャンネル戦略.
Presentation transcript:

承認・認証制度への対応の現状 ~歯科材料の分野から~ 第2回 東京医科歯科大学 歯科器材・薬品開発センター シンポジウム 承認・認証制度への対応の現状 ~歯科材料の分野から~ 日本歯科材料工業協同組合       ㈱ジーシー 中里良次

承認・認証制度における課題と意見(まとめ) 〈前回(第1回)〉 承認・認証制度における課題と意見(まとめ) <課題> ・ 製品の開発・生産・提供に関わる労力・費用の増加 → 製品価格の上昇 ・ 薬事申請の労力・費用(直接費・間接費)の増加   → 新製品上市の遅延                                     新製品の海外流出 ・ 製品の維持に関する労力・費用の増加  → 市場規模の小さい製品の整理 <意見>    ・ 企業努力による対応 + 現状(旧法)とのギャップを埋める施策 ・ 承認(認証)基準作成、運用上の軽減措置 ・ 新製品開発への援助・負担軽減      → 希少疾病用医療機器のような支援・援助      → 企業・大学等の共同開発(役割分担) ・ 従来製品への規制の弾力的運用      → 過去の実績に基づく安全性レベルによる規制の適用      → (評価に基づく)少量生産製品の保護 〈 「薬」と「機器」の運用差 〉 ・製造所の追加 → 医薬品=記載整備 ,機器=一変 ・添付文書の製造所記載 → 医薬品=不要,機器=必須(通知)

「・・・・医療機器の品質,有効性及び安全性の確保のために・・・・」 薬事法の目的 「・・・・医療機器の品質,有効性及び安全性の確保のために・・・・」 〈企業活動〉  ① 「安全性」と「有効性」を基本設計において担保  する。 ② その設計の品質を常に一定して生産(供給)  する。

< QMS 1.「品質」の確保 1) “設計通り” に常に安定して製造されるよう, 品質(製造)管理を行う (企業活動 = 薬事規制) 1) “設計通り” に常に安定して製造されるよう, 品質(製造)管理を行う QMS GMP < ・ 「検査」による品質維持  (検査に依存した品質管理) ・ 「プロセス管理」による          不良の予防 (製造工程ハード&ソフトウェアー                の一貫管理)

Q M S 1.「品質」 の確保 2) “確実”かつ“効率的”な品質の確保 (企業活動 > 薬事規制) 《未然防止》 【3H管理】 2) “確実”かつ“効率的”な品質の確保 《未然防止》 ●ヒューマンエラー ・フールプルーフ化 ・標準のビジュアル化 Q M S  【3H管理】   ・ 変化 ・ 初めて ・ 久しぶり

〈QMS連繋概念図〉 ※ 図削除 〈 H 製造所の今年の外部 QMS 審査状況 〉 管理構造の違い 1回/1.3月 9回 < 1×3日 9回 <   1×3日 3回 < 県実地調査 登録認証機関実地調査 3日 1回 ISO定期審査(9001) 17日/年 4×2日 2回 ISO定期審査(13485) 頻度 日数 回数/年 〈 H 製造所の今年の外部 QMS 審査状況 〉 審査の重複 QMS

2.「有効性」 「安全性」 の確保 1) “設計(基本構成)” で担保 ( 開発ステップでの作り込み → 「源流管理」) (企業活動 < 薬事規制) 1) “設計(基本構成)” で担保            ( 開発ステップでの作り込み → 「源流管理」) 〈歯科材料の特色〉 (クラスⅡ) ● 「有効性」の実現 : 有効性の代用特性 = 物性値 を活用。 ● 「安全性」の実現 : 原料・成分そのものの安全性が反映。 → 物性基準,安全性既知(前例)成分により,担保できる要素が大きい。 (既存製品からの構成(成分)及びその構成比等の変化が許容できる。)  ◎ メリット : ・ バリエーションの構築           ・ 診療における利便性,診療技術の変化への追従      ←      【改良の抑制】

2.「有効性」 「安全性」 の確保 2) “信頼性”の確保 (企業活動 ≠ 薬事規制) 〈歯科材料の安全管理の固有性〉 2) “信頼性”の確保 〈歯科材料の安全管理の固有性〉 ● 医師という特殊専門家が操作して最終形としたものが,医療機器とし て性能(有効性・安全性)を発揮。 ・“設計実現特性” と “使用実現特性” とのギャップ  ( 技術専門家 と 操作専門家 とのインターフェースの課題) → 市販後情報の活用 : 生物学的安全性評価 ○ : 「設計管理」+「リスク分析→リスク評価→リスクコントロール」  ← 規制 ◎ :+「製造後・市販後情報のレビュー」 ( = リスクマネジメント) → より扱い易いものにすることが 有効性・安全性 を高める

(社内安全管理組織) ※ 内容削除

3) (安全) 情報管理体制

3.「認証・承認(基準)」 のあり方 医療上特にその必要性が高い医薬品及び 医療用具(機器)の研究開発の促進ために 必要な措置 歯科用医療機器として ● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈 薬事法の目的 ② 〉 医療上特にその必要性が高い医薬品及び 医療用具(機器)の研究開発の促進ために 必要な措置

4.「承認基準」 の現状 0. 〈歯科用医療機器〉 コンタクトレンズ 眼内レンズ 経皮的冠動脈形成術用カテーテル 血液透析器、血液透析濾過器及び血液濾過器 中心静脈用カテーテル 創傷被覆・保護材 加速器システム 放射線治療シミュレータ X線骨密度測定装置 磁気共鳴画像診断装置 インスリンペン型注入器 輸液ポンプ 眼科用パルスレーザ手術装置 眼科用レーザ光凝固装置 眼科用レーザ光凝固装置プローブ 血液濃縮器 〈歯科用医療機器〉 0. ×:技術基準として参照する JIS がない ×:ISO規格もテクニカルファイルである 作成中 → 〈歯科用インプラント 〉

歯科用インプラント材(旧一般的名称) クラスⅢ 一般的名称、承認基準、及びインプラントシステムの関係 承認基準 歯科用インプラントシステム 〈クラスⅢ〉 歯科用 骨内インプラント材 〈クラスⅢ〉 歯科用インプラント材(旧一般的名称) クラスⅢ 歯科用インプラントフィクスチャ 〈クラスⅢ〉 フィクスチャー 歯科用インプラントアバットメント 〈クラスⅢ〉 ヒーリングアバットメント 暫間アバットメント アバットメント アバットメントスクリュー 歯科インプラント用上部構造材 〈クラスⅡ〉 ゴールドシリンダー ゴールドスクリュー アバットメント保護用コンポーネント 歯科インプラント補綴用器具 〈クラスⅠ〉 印象採得用コンポーネント 締結用スクリュー 歯科インプラント技工用器具 〈クラスⅠ〉 アナログ 研磨用コンポーネント 技工用スクリュー

= ↓ ↑ 5.歯科用医療機器「承認基準」 の実情 《承認基準》 後発医療用具の集大成 〈歯科材料の固有性〉 ● 単体での機能評価が最終性能の評価に繋がらない。   → 複合(組合せ)で最終性能を発揮。 ↓ ↑    基準値設定 ?? 《承認基準》  後発医療用具の集大成 =  医療上特にその必要性が高い医薬品及び医療機器の 研究開発の促進                         

→ → 《 より新規な医療機器に 十分な審査資源が割り振れる体制 へ 》 「認証・承認基準」の整備 認証・承認基準の逐次最適(新)化 最後に・・・(イメージとして) 後発・改良医療機器の審査~承認・認証の効率化 → 「認証・承認基準」の整備 ※ 認証・承認基準の逐次最適(新)化 ※※ → 《 より新規な医療機器に        十分な審査資源が割り振れる体制 へ 》 「保健衛生」の向上