スキー部MA8試験対策部隊 作成:yosshi-

Slides:



Advertisements
Similar presentations
第 2 章 : DNA 研究法 2.2DNA クローニング クローニングベクター 大腸菌以外のベクター ゲノム分子生物学 年 5 月 7 日 担当 : 中東.
Advertisements

細胞の構造について復習しよう 植物細胞と動物細胞を見てみよう どんなちがいがあるかな? すべての生き物の身体は
1
生物学 第6回 転写と翻訳 和田 勝.
2012年度 総合華頂探求(生命情報科学実習) 華頂女子中学高等学校 2年 医療・理系コース 小倉、北川、木村、久留野、田中、野村、山下
RNA i (RNA interference).
特論B 細胞の生物学 第2回 転写 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
生物学基礎 第4回 細胞の構造と機能と      細胞を構成する分子  和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
研究テーマ 福山大学 薬学部 生化学研究室 1) 脂質代謝を調節するメカニズムに関する研究 2) がん細胞の特徴と
動物への遺伝子導入 hGH 遺伝子 右:ひと成長ホルモン遺伝子を 導入したラット 左:対照ラット
遺伝子導入とクローン技術.
活性化エネルギー.
Targeting of Receptor for Advanced Glycation End Products Suppresses Cyst Growth in Polycystic Kidney Disease The Journal of Biological Chemistry, 2014,
1)解糖系はほとんどすべての生物に共通に存在する糖の代謝経路である。 2)反応は細胞質で行われる。
寿命の問題を考える 寿命はなぜ決まっているのか 老化、加齢の問題とは何か.
奈良女子大集中講義 バイオインフォマティクス (1) 分子生物学概観
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 水素伝達系.
代謝経路の有機化学 細胞内で行われている反応→代謝 大きな分子を小さな分子に分解→異化作用 第一段階 消化→加水分解
緩衝作用.
解糖系 グルコース グルコキナーゼ(肝) ヘキソキナーゼ(肝以外) *キナーゼ=リン酸化酵素 グルコース6-P グルコースリン酸イソメラーゼ
3)たんぱく質中に存在するアミノ酸のほとんどが(L-α-アミノ酸)である。
分子医学の急進展:遺伝子を中心として.
・神経 続き シナプス 神経伝達物質 ・ホルモン ホルモンの種類 ホルモン受容体 ホルモンの働き
セントラルドグマ 遺伝情報の流れ DNA→RNA→蛋白質→代謝などの生命活動 DNA→遺伝情報を記録した「設計図」 全部の「設計図」→ゲノム
生体分子を構成している元素 有機分子   C, H, O, N, P, S(C, H, O, N で99%) 単原子イオン 
翻訳 5’ → 3’ の方向 リボソーム上で行われる リボソームは蛋白質とrRNAの複合体 遺伝情報=アミノ酸配列
個体と多様性の 生物学 第5回 突然変異とDNA修復機構 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
個体と多様性の 生物学 第6回 体を守る免疫機構Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
コレステロール その生合成の調節について 家政学部 通信教育課程 食物学科 4年 大橋 万里子 佐藤 由美子 鷲見 由紀子 堀田 晴 子
高脂血症の恐怖 胃 基礎細胞生物学 第14回(1/22) 2. 胃酸の分泌 1. 胃 3. 消化管(小腸)上皮細胞の更新
農学部 資源生物科学科 加藤直樹 北村尚也 菰田浩哉
PTLV-1の起源と進化 ~ニホンザルに感染してるSTLV-1の系統学的位置の解明 ~
メンデルの分離の法則 雑種第1世代どうしを交配すると草丈の高いものが787個体、草丈の低いものが277個体であった。
コンゴー赤染色 (Congo red stain) アミロイド染色
個体と多様性の 生物学 第8回 生きること、死ぬこと 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
コレステロールの合成 と 脂肪酸の合成 これからコレステロールの合成と脂肪酸の合成についての説明をはじめます。★
細胞と多様性の 生物学 第7回 細胞外からの情報が核に伝わる 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
細胞周期とその調節.
DNAメチル化とクロマチン構造の変化による転写制御のモデル
植物系統分類学・第15回 比較ゲノミクスの基礎と実践
特論B 細胞の生物学 第5回 エネルギー代謝 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
生命科学基礎C 第8回 免疫Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
研究内容紹介 1. 海洋産物由来の漢方薬の糖尿病への応用
遺伝子の解析 第1弾 DNAについて&PCR法
Central Dogma Epigenetics
遺伝子診断と遺伝子治療 札幌医科大学医学部 6年生 総合講義 2001年4月16日 2019/4/10.
1月19日 シグナル分子による情報伝達 シグナル伝達の種類 ホルモンの種類 ホルモン受容体 内分泌腺 ホルモンの働き.
生命科学基礎C 第1回 ホルモンと受容体 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
カルビンーベンソン回路 CO23分子が回路を一回りすると 1分子のC3ができ、9分子のATPと 6分子の(NADH+H+)消費される.
テイラーメード医療のための 確率・統計 1.
卒業研究進捗報告 2009年  月   日 研究題目: 学生番号:         氏名:          
何が遺伝子か ● ウイルスの構成要素: タンパク質と核酸だけ; どちらが遺伝子か?
個体と多様性の 生物学 第3回 突然変異とDNA修復機構 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
Keirin 生物 第1部 体細胞分裂の過程 第1部 実験4 <体細胞分裂の過程>.
個体と多様性の 生物学 第6回 体を守る免疫機構Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
アミノ酸の分解とアンモニアの代謝 タンパク質やアミノ酸はどこにでもあるありふれた食材ですが、実は分解されるとアンモニアという、体に非常に有害な物質を産生します。これは、普段われわれが何も気にせずに飲んでいる水が、実はH+(酸)とOH-(アルカリ)で出来ているのと似ているように感じます。今回、アミノ酸の分解に伴って産生されるアンモニアを、生体はどのようにして無毒化しているかを考えましょう。
遺伝性疾患・先天性疾患  染色体・遺伝子の異常とその分類  遺伝性疾患  先天性疾患.
細胞の膜構造について.
1.細胞の構造と機能の理解 2.核,細胞膜,細胞内小器官の構造と機能の理解 3.細胞の機能,物質輸送の理解 4.細胞分裂過程の理解
ギャップ結合の機能評価 H27.8.1 体験学習.
タンパク質.
老化研究 最近の進展 ウェルナー症の原因遺伝子の特定 Yuら(1996) 遺伝子ノックアウト法によるヒト老化モデルマウス ( kl - /
村石悠介・橋口岳史 農学部資源生物科学科1回生
11月21日 クローン 母性遺伝.
物質とエネルギーの変換 代謝 生物体を中心とした物質の変化      物質の合成、物質の分解 同化  複雑な物質を合成する反応 異化  物質を分解する反応 
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
細胞膜受容体-天然物リガンド間架橋に最適化した架橋法の開発
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
集中講義(東京大学)「化学システム工学特論第3」 バイオインフォマティクス的手法による化合物の性質予測(1) バイオインフォマティクス概観
分子生物情報学(0) バイオインフォマティクス
Presentation transcript:

スキー部MA8試験対策部隊 作成:yosshi- 代謝と遺伝 Ⅰ 期末復元解答・解説 スキー部MA8試験対策部隊 作成:yosshi- この解説書は、復元試験問題から抽出して解答・解説を目的として作成されたものであり、プリント、ノートを総合的・個人的にまとめたものです。よって誤答や説明不足などありましたら、作成者に申し出てください。 またこの解説書を用いたことにより使用者に不利益が生じた際、作成者への苦情・責任等は、一切応じませんのでご了承ください。 またこの解説書の許可のないコピー・複製は、禁止させていただいております。 価格:(TULLY‘sのエスプレッソ・マキアート@3杯)

2.X染色体優性遺伝で♂>♀の理由 1.脱アミノ 伊達➊ 患者・♀の遺伝子型:Xx ♂の遺伝子型:xY 正解:C→U 2.X染色体優性遺伝で♂>♀の理由 患者・♀の遺伝子型:Xx ♂の遺伝子型:xY ♀であっても優性遺伝のため症状はでるが、正常なXをもっているので症状は軽い。しかし♂はX染色体が一つしかなく、その表現型はすべて原因遺伝子(x)に由来するために重症となる。 伊達Pri30参照:OTC欠損症

4.ナンセンス変異って? 3.減数分裂の特徴2個⇔体細胞分裂との違い 伊達➊ 連続した二回のDNA複製で4倍体(4n)となる。 間期を挟まない連続した二回の分裂をする。 第一分裂後に細胞は成長しない。 分裂した娘細胞(配偶子)は、1倍体(1n)である。 (体細胞分裂は2n) 4.ナンセンス変異って? あるアミノ酸を指定するコドンの1塩基の変異により、終始コドンとなること。ゆえに翻訳が停止する。そのため翻訳されたタンパク質の活性は大きく減衰する。 伊達Pri9参照

2.ミトコンドリア病の特徴(各疾患の共通した特徴??) 伊達❷ 1.ミトコンドリアDNA(mtDNA)遺伝子は何をコードする? 呼吸鎖系<電子伝達系>関係遺伝子(シトクロムb-c1など) タンパク質合成系遺伝子(rRNA、tRNA) 2.ミトコンドリア病の特徴(各疾患の共通した特徴??) DNAの伝播:母系遺伝。精子のmtDNAは卵子内に侵入できないので、すべて母親由来となる。 血液検査上:ミトコンドリアは遺伝子以上により働きが低下すると、大きく、数を増やすことでその不足を補おうとする。しかし酸化的呼吸では電子伝達系があまり機能せずに解糖系のみ亢進し、高乳酸・高ピルビン酸血症を呈する。 病理的・組織:Pri39にあるように骨格筋が侵される。そのため顕微鏡下で組織をみると異常ミトコンドリアは大きくスカスカで、染色した色も薄い。

※常染色体優性・劣性遺伝、X染色体優性・劣性遺伝の各異常による疾患名とその発症割合(♂:♀=?:?)を完璧に理解しておくこと! 伊達❷ 3.ミトコンドリア病が保因者でも必ず発症しない理由 mtDNAは母系遺伝であり、保因者の細胞内には正常型と異常型の双方が混在している。変異型mtDNA割合とその発現に応じて発症・症状の程度が変化するため、保因者であってもmtDNAが少なく発現しなければ発症しない。(←かなり怪しいので注意) ※常染色体優性・劣性遺伝、X染色体優性・劣性遺伝の各異常による疾患名とその発症割合(♂:♀=?:?)を完璧に理解しておくこと! ma7の復元問題をGetしとくといいよん

1.レトロトランスポゾンによる遺伝子移動の意義は? 竹上➊ 1.レトロトランスポゾンによる遺伝子移動の意義は? 真核生物でヒトを例にとると、LINEー1因子には逆転写酵素がコードされている。この周囲のエキソンが一度RNAへ転写され、逆転写酵素で別のDNAイントロンに移動・再編成されることで有益かつ多様性に富んだ形質を得ることができる。その反面、血液凝固第Ⅷ因子は遺伝子移動によってそのエキソン部分に変異をきたし、血友病の原因となることもある。つまり生物の進化・ゲノムに遺伝的多様性をもたらす意味がある。 2.レトロウイルスの生活環 P221fig6-36参照

(ヘモグロビンのサブユニットが複数ある理由の一つ) 竹上➊ 3.進化に寄与する遺伝子重複以外の変化3つ 遺伝子欠損 組み換え 水平伝播 点突然変異など 4.相同染色体・反復配列・遺伝子という単語を用いて遺伝子重複を説明しなさい。(要図示) P298fig9-5 参照 分裂の際、相同染色体上の比較的短い相同な反復配列部分がずれて赤道面に並ぶ。こうして不等交差によって同じエキソンを2つ含む染色体を全く含まない染色体が生じる。このうちエキソン二つの方は遺伝子重複といい、生殖細胞で起きた場合には子孫に受け継がれていく。(あやしい・・・) 例:グロビン遺伝子ファミリー (ヘモグロビンのサブユニットが複数ある理由の一つ)

6.第一段階で作用するDNA結合タンパクの結合モチーフ3つ 竹上➊ 5.図の1~6の穴埋め P279 fig8-13参照 1:エンハンサー領域 2:TATAbox 3:アクチベーター蛋白 4:メディエーター 5:RNAポリメラーゼⅡ 6:基本転写因子 6.第一段階で作用するDNA結合タンパクの結合モチーフ3つ ???:TFⅡD(TAF+TBP)、TFⅡA、TFⅡB ??? 調節タンパク5種あり、これが発現すると何種の細胞? A~Eと調節タンパクがあり、全く使わない場合と順序を考え、 25=32種 ???(求む!場合の数master!)

※レトロトランスポゾンとレトロウイルスの生活環は覚えておきましょう! 竹上➊ ※レトロトランスポゾンとレトロウイルスの生活環は覚えておきましょう! 原核生物のオペロン、細菌とウイルスの違い、基本転写因子とは何かについて勉強しときましょう!

3.鋳型DNA100分子で15サイクルだと何分子になるか? 吉竹➊ 1.PCR法には何を用いるか? DNA断片、耐熱性DNAポリメラーゼ、緩衝液、振とう器、温度計、 設計したプライマー(オリゴヌクレオチド)、タイマー デオキシヌクレオシド三リン酸(4種類) 2.PCR法のサイクル模式図の作成 pri YYー8 の右上の図参照 3.鋳型DNA100分子で15サイクルだと何分子になるか? 1サイクルで倍になるので(理論値) 100×215=100×1024×32=3276800分子

吉竹❷ 吉竹❸ 吉竹❹ 省略

4.標的細胞膜上のシグナルを受け取るタンパク? 米倉➊ 1.これ何型?P535 fig16-3 (A)  ans:内分泌型 2.Aって何? ans:ホルモン 3.Bって何?具体的には? 内分泌細胞(ホルモン産生細胞): 膵β細胞→インスリン→血糖降下(グルコース取り込み↑) 膵α細胞→グルカゴン→血糖上昇(解糖促進) 副腎髄質→アドレナリン→血圧上昇、代謝亢進  など 4.標的細胞膜上のシグナルを受け取るタンパク? ans:受容体

5.受容体は、大きく二つに大別される。 米倉➊ 存在場所:細胞膜上と細胞核内 リガンド:タンパク質やイオン 水溶性でインスリン、Ca2+ 5.受容体は、大きく二つに大別される。  存在場所:細胞膜上と細胞核内 リガンド:タンパク質やイオン 水溶性でインスリン、Ca2+        :ステロイド、脂質  疎水性でエストロゲンやアドレナリン 伝達 :タンパク質(酵素・Gタンパク)やcyclicAMPなどの2ndメッセンジャーを介して核へ伝達される。(カスケードを経る) :シグナルが核内へ直接

1.これはどこにある受容体?P559 fig16-31 2.Xって何? 3.Pって何?? 米倉❷ ans:細胞膜上 ans:GTP 1.これはどこにある受容体?P559 fig16-31   ans:細胞膜上 2.Xって何? ans:GTP 3.Pって何?? 二量体シグナル分子によって架橋した受容体分子は、細胞質側にあるチロシンキナーゼドメインのキナーゼ活性が高まり、互いのチロシン数分子をリン酸化する。このリン酸化が、続くアダプターなどの様々なタンパク質をリン酸化してシグナルが伝達される。

4.①患者の30%にRasタンパクが異常活性見られる疾患 米倉❷ 4.①患者の30%にRasタンパクが異常活性見られる疾患 ans:癌 ②どうしてその疾患になるのか? 変異があるとRasタンパク自身の持つGTP加水分解酵素活性がなくなる。つまりGTP→GDPとしてRas不活化ができない状態、分子スイッチ:常時onとなっている。こうして細胞増殖シグナルが常に伝達されてしまい、細胞が無限増殖する一因となってる。

3.O2- →(ans:SOD・スーパーオキシドジスムターゼ)→H2O2 4.下線部aの理由? 米倉❸ 1.空欄1・2・b?   ans:1・ミトコンドリア 2・活性酸素(ROS) b・フリーラジカル 2.O2-って何? ans:スーパーオキシドイオン(スーパーオキサイド) 3.O2- →(ans:SOD・スーパーオキシドジスムターゼ)→H2O2      →(ans:カタラーゼとグルタチオンペルオキシダーゼ) →H2O 4.下線部aの理由? フリーラジカルは不対電子をもっており、極めて反応性が高い。よってDNA鎖の塩基と反応し、鎖の切断、変異をもたらすためにタンパク機能が低下もしくは失われる。

2.光学顕微鏡で染色体を見ることのできるのは? 3.中心体が複製されるのは? 4.テロメアの伸長は何期? 5.転写不活性の時? 岩淵➊ 1.細胞周期の5期?   ans:G0期、G1期、S期、G2期、M期 2.光学顕微鏡で染色体を見ることのできるのは? ans:M期 3.中心体が複製されるのは? 4.テロメアの伸長は何期? ans:G2期                 ans:S期??? 5.転写不活性の時? ans:G0期

1.有糸分裂中期の図と特徴? 1.変異E2FとRb? 1.慢性骨髄白血病(CML)の作用機序? 岩淵❷ 岩淵❸ 岩淵pri参照 1.有糸分裂中期の図と特徴?   岩淵pri参照 岩淵❸ 1.変異E2FとRb?   岩淵pri参照 1.慢性骨髄白血病(CML)の作用機序?   岩淵pri参照