Research and Development Solar Electric Vehicle Takashi ASANO SOLAR WING 1992-1994
CONTENTS • FIRST PROCESS What is solar car race ? RESEARCH CONCEPT DESIGN MAKING What is solar car race ? SOLAR CAR RACE SUZUKA '92 - ‘94
First Concept of our Team 環境、エネルギー問題への取り組み。 自動車のデザインを主業務としてきた中での先行提案。 技術力、デザイン力を世間に発表したい。 自分たちでデザインし、自分たちで創って、自分たちで乗る。楽しい乗り物を作りたい。 サーキットを走ってみたい。 企業イメージアップまた、スポンサーの勧誘しやすさ。 マスコミの注目。 Concept of our Team • プライベーターで、環境エネルギー問題に一石を投じたい!また、一般の人達に少しでも この環境エネルギー問題を考える意識を持ってもらうため、子供たちには太陽エネルギー のすばらしさをうったえ興味を与え、将来の夢と希望を抱いてもらうため、各地のイベン トに積極的に参加しています。 彼らが大人になったとき、このことをきっかけに真剣に 考えてくれたらすばらしいことだと思います。 こういった活動が、長い目で見た、地球 と人間の関係を良くすると信じ、社会的な意義を以て継続させることが我々に課せられた 義務と考え、更に活動を続ける予定です。
Research • Solar Panel Motor Battery アモルファスシリコン (低変換効率-腕時計、電卓等に使用) アモルファスシリコン (低変換効率-腕時計、電卓等に使用) 多結晶シリコン(変換効率10〜13%) 単結晶シリコン(変換効率15〜20%) ガリューム砒素(変換効率25%)重量増、高コスト 真夏の最高の太陽光でも、1㎡あたり最大1000wと言われている太陽エネルギーが、 仮に実用レベルの単結晶タイプで変換効率15%だとすると、発電量は最大150wと なる。電球が点灯するくらいでしかない。一般的なソーラーカーには約8㎡の太陽電 池が使用されており、それでも1200wにしかならない Motor DCモーター(ブラシの接触による抵抗大で効率低下、メンテ悪い) DCブラシレスモーター(小型軽量で効率高い、メンテ容易、高価) Battery 鉛蓄電池 ニッケル亜鉛電池 酸化銀亜鉛電池
Regulation ソーラーカーとは? 太陽エネルギーを動力源として走行する車輌であって少なくとも3個の車輪を有するもの。 ソーラーカーとは? 太陽エネルギーを動力源として走行する車輌であって少なくとも3個の車輪を有するもの。 クラス分け 1.Today Classソーラーパネルの総発電量が800w以下とし、鉛蓄電池を搭載した車輌2.Tomorrow Classソーラーパネルサイズ4.44m×2m以下、パネル外端部を結んでできる長方形の面積8㎡以下 車輌寸法:全長6m、全幅2m、全高1m〜1.6m 車輌重量:ドライバーを除き350Kg以下(ドライバーは1名70Kg) 蓄電池の容量:2KWh以下 ブレーキ:35Km/hから14mの距離で停止できるもの その他:サイドブレーキ、方向指示器、ブレーキランプ、シートベルト、スピードメーター、消化器、バックミラーの装着義務。 最小回転半径6m以内
IDEA SKETCH-1
IDEA SKETCH-2-1
IDEA SKETCH-2-2
IDEA SKETCH-2-3
IDEA SKETCH-Final
Drawing 1/20
Model 1/20
1/1 Tape Drawing Plan of Master Model
Body Making
Al.Frame
Frame and Body
Painting
SOLAR WING 1994
What is solar car race ? ソーラーカーレースは太陽と風と道路勾配を相手に、バッテリーの シュミレーションゲームで、非常に知的な現代的なスポーツです。 車体 ・μr:ころがり抵抗 ・Wt:車重 ・γe:電気効率 ・γ :機械効率 ・Cd:空気抵抗 ・A :全面投影面積 走行条件 ・日射量 ・勾配 ・路面荒さ Concept(ねらいと目標設定) 現在のソーラーカーはいかに効率よく少ないエネルギーを使うかと いうことにあり、実用性云々でなく、効率を競う純粋な競技用のレ ーシングカーといったもので、ほとんどが同じコンセプトで造られ ている。 ・太陽電池の変換効率 ・太陽光の効率の良い受け方 ・ボディの空気抵抗の低減 ・車体重量の低減 ・転がり抵抗の低減:タイヤ ・モーターの効率 ・バッテリーの性能
Solar Car Race in the World World Solar Challenge(オーストラリア) Tour de sol(スイス) American Tour de Sol(バーモント州〜マサチューセッツ州ボストン) The 1990 GM Sunrace USA(フロリダ州〜ミシガン州) 朝日ソーラーカーラリー(神戸、幕張、愛知、横浜) ソーラーチャレンジイン北海道(北見市) ソーラーカーレース鈴鹿 ソーラーカーラリーイン能登 ソーラーカーレースin TI サーキット World Solar Car Rally in AKITA(大潟村)
SPEC 車 名 車体寸法 車体重量 ソーラーパネル モーター バッテリー 最高速度 最高巡航速度 SOLAR WING 車 名 車体寸法 車体重量 ソーラーパネル モーター バッテリー 最高速度 最高巡航速度 SOLAR WING (ソーラーウイング号) ボディの一部にに軽飛行機の素材が使用されていること 横から見ると翼断面形状をしていること 全長6m × 全幅1.85m × 全高1.05m ボデー 128kg バッテリー 72kg(1.95kw/h) 合計 200kg + ドライバー1人 70kg 多結晶タイプ、京セラ製 PSF50H-361 最大出力Pm(W) 22.19 最適電圧Vm(V) 16.56 最適電流Im(A) 1.34 開放電圧Voc(V) 20.7 短絡電流Isc(A) 1.50 素子温度25℃ 外形寸法492×416×0.9mm 重量210g 上記性能のモジュールを36枚 合計798.84W使用 MPPT (SRS-PT03A) 4ユニット併用・・・DCコンバータ ユニーク社製 DCブラシレス DR086S /CR20-75 YUASA製鉛蓄電池 総電圧108V CH34B17(8kg)×9直 ×1 容量合計1.957kw/h(72Kg) 100Km/h 50Km/h(最大日射時)
Solar Car Race SUZUKA'94 ■公認 ■主催 ■TIME TABLE ■競技内容 ■参加車両 ■天候 国際自動車連盟(FIA) 社団法人日本自動車連盟(JAF) 社団法人日本自動車連盟 読売新聞社 株式会社鈴鹿サーキットランド 1994年8月5日 選手受付、車検 8月6日 フリー走行、公式予選、決勝第1ヒート(2.5時間) 8月7日 決勝第2ヒート(2.5時間)、決勝第3ヒート(3時間) 鈴鹿サーキットフルコースを使い、延べ2日間、3ヒート合計8時間内に 最も長い距離(周回数)を走破した車両が優勝となる。 Tomorrow Class 15台 Today Class 33台 (合計48台で決勝レース開催) 予選、決勝を通して快晴(38℃を越す猛暑となった)
TIME TABLE
SUZUKA CIRCUIT
SUZUKA
of an elimination round Solar Car Race SUZUKA'94 of an elimination round Result 公式予選結果 NO.64 SOLAR WING 総合順位 8位 Today Class 2位 LAP-TIME 5'19.652 (平均速度68Km/h)
Solar Car Race SUZUKA ‘94 Start
At the race
ENERGY ■エネルギー収支計算 ・バッテリー容量は5時間率表記とする ・初期充電方法の開発により10%容量アップ ・初期充電方法の開発により10%容量アップ ・バッテリー温度40℃と上昇したことにより定格容量の10%増 ・ソーラー充電時の充電効率80% 以上の条件設定によりシュミレーションし、決勝レースに挑んだ 決勝第一ヒート 14:30〜17:00 2.5時間 充電 17:00〜 7:00〜 9:00 2時間 決勝第二ヒート 9:00〜11:30 2.5時間 充電 11:30〜14:00 2.5時間 決勝第三ヒート 14:00〜17:00 3時間 ・初期バッテリー容量 定格1956Wh(1HR)×1/0.6×1.2=3912Wh(5HR) 周回数 消費量Wh 残量Wh 残量% 初期値 3912 120 第1ヒート 18 1703.27 2208.7 67.8 ショートカット 45 2163.7 66.4 充電 -394.4 2558.1 78.5 第2ヒート 1131.43 1426.7 43.8 30 1396.7 42.8 -1012.8 2409.5 73.9 第3ヒート 21 2045.55 363.95 11.2
Result Solar Car Race SUZUKA'94 of the final round 決勝合計正式結果 NO.64 SOLAR WING 総合順位 9位 Today Class 2位 LAP-57 8:02'50.892
Team Member Takashi Asano Entrant-Representative Designer Driver Takashi Nagahara Director Engineer Driver Kazunori Yamada Designer Time Keeper Yoshinari Nakashima Body Making Chief Mechanic Yuji Fujisaka Electric Engineer Driver Shuji Kondou K-con co.Ltd Main Sponsor
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