食生活指針 普及啓発用スライド集 【留意事項】 ○食生活指針の解説要領をもとに、健康づくりを推進する観点から、

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食生活指針 普及啓発用スライド集 【留意事項】 ○食生活指針の解説要領をもとに、健康づくりを推進する観点から、 普及啓発用のパワーポイントとして作成したものです。 ○本資料は、食生活指針の改定(平成28年6月)時点の資料です。 各種データは最新のものとは限りませんので、予めご了承ください。

食生活指針改定の趣旨

食生活指針改定の流れ 昭和60年 「健康づくりのための食生活指針」策定 平成2年 「対象特性別の食生活指針」策定 昭和60年 「健康づくりのための食生活指針」策定 国民ひとりひとりが食生活改善に取り組むよう策定。 平成2年  「対象特性別の食生活指針」策定 個々人の特性に応じた具体的な食生活の目標として、以下の対象特性別の指針を策定。 ・成人病予防のための食生活指針 ・女性(母性を含む)のための食生活指針 ・成長期のための食生活指針 ・高齢者のための食生活指針 平成12年 「食生活指針」策定 健康・栄養についての適正な情報の不足、食習慣の乱れ、食料の海外依存、食べ残しや食品の廃棄の増加等により、栄養バランスの偏り、生活習慣病の増加、食料自給率の低下、食料資源の浪費等の問題の解決に向け、文部省・厚生省・農林水産省の三省で新たな「食生活指針」を策定。 平成17年 「食事バランスガイド」作成 食生活指針を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考として、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示した。 平成28年 「食生活指針」改定 「食生活指針」策定から16年が経過し、その間に食育基本法の制定、「健康日本21(第二次)」の開始、平成28年3月には食育基本法に基づく第3次食育推進基本計画が作成されるなど、食生活に関する幅広い分野での動きを踏まえて改定。

食生活指針の策定以降の食に関する施策の進展 平成12年 平成12年3月 「食生活指針」の策定 平成12年度~ 第3次国民健康づくり対策(「健康日本21」)開始(~24年度) 平成14年8月 健康増進法公布 国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の健康の増進を図るための措置を講じ、国民保健の向上を図ることを目的として制定(平成15年5月1日施行)。 平成17年6月 食育基本法公布 国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむことを目的として制定(同年7月15日施行)。 平成18年度~ 食育推進基本計画開始(~22年度) 平成23年度~ 第2次食育推進基本計画開始(~27年度) 平成25年度~ 第4次国民健康づくり対策(「健康日本21(第二次)」)開始(~34年度) 平成25年12月 「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産登録 平成28年 平成28年度~ 第3次食育推進基本計画開始(~32年度) 平成28年6月 「食生活指針」の改定

食生活指針の改定内容 肥満予防とともに高齢者の低栄養や女性のやせの予防が重要な健康課題になっていることを   踏まえ、適度な身体活動量と食事量の確保の観点から、該当項目を7番目から3番目に変更。 食品ロスの削減等環境に配慮した食生活の実現を目指し、表現を一部見直し。 食生活指針(平成12年) 食生活指針(改定版) ①食事を楽しみましょう。 ①食事を楽しみましょう。 ②1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。 ②1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。 ③主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。 ③適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の  維持を。 ④ごはんなどの穀類をしっかりと。 ④主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。 ⑤野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども  組み合わせて。 ⑤ごはんなどの穀類をしっかりと。 ⑥食塩や脂肪は控えめに。 ⑥野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども  組み合わせて。 ⑦適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。 ⑦食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。 ⑧食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい  料理も。 ⑧日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の  継承を。 ⑨調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。 ⑨食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。 ⑩自分の食生活を見直してみましょう。 ⑩「食」に関する理解を深め、食生活を見直して  みましょう。

国民の食生活の現状と課題

(1)生活の質(QOL)、健康、疾病 平均寿命の国際比較 日本の平均寿命は、男性80.50年、女性86.83年で、世界有数の長寿国である。 今後更に平均寿命が延びることが予測されている。 平均寿命の国際比較 (年) 資料:厚生労働省「平成26年簡易生命表の概況」 ※平均寿命の諸外国との比較は、国により作成基礎期間や作成方法が異なるため、厳密な比較は困難であるが、 現在入手できる資料を用いて比較するとこのようになる。

健康寿命の国際比較 国際比較でみた日本の健康寿命は、男性71.1年、女性75.6年で、男女とも世界一位を誇る日本は、健康長寿国である。 資料:Global Burden Disease Study 2013 ※国際比較の観点から、Global Burden Disease Study 2013のデータを使用。なお、日本の健康寿命(男71.19年、女74.21年)は、「日常生活に制限のない期間」で評価しているのに対し、当データは疾病状況の重みづけをして健康状態を評価している。

諸外国における成人の肥満者(BMI30以上)の割合の変化 世界的に大きな健康課題となっている肥満は、多くの国においてここ10年間でその割合が著しく増加しているが、日本では大きな変化はみられない。 諸外国における成人の肥満者(BMI30以上)の割合の変化 (%) 1 身長および体重は自己申告値でなく、測定値に基づく。 資料:OECD Health Statistics 2015

(2)栄養状態、栄養素・食物等の摂取状態 エネルギー摂取量 たんぱく質摂取量 エネルギーやたんぱく質摂取量は、男女とも60歳代が最も多い。 (20歳以上、性・年齢階級別) たんぱく質摂取量 (20歳以上、性・年齢階級別) (kcal/日) (g/日) 男性 女性 男性 女性 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」

主要な食品群別摂取量(20歳以上、男女計・年齢階級別) 魚介類、豆類、乳類、野菜類、果実類といった食品群の摂取量は、60歳以上の世代に比べ、若年世代では少ない。 主要な食品群別摂取量(20歳以上、男女計・年齢階級別) (g/日) 魚介類 (g/日) 乳類 (g/日) 果実類 (g/日) 豆類 (g/日) 野菜類 資料:厚生労働省 「平成26年国民健康・栄養調査」

運動習慣のある者の割合(20歳以上、性・年齢階級別) 運動習慣者の割合は、男性31.2%、女性25.1%。60歳以上の世代でその割合が高く、若年世代では低い。 運動習慣のある者の割合(20歳以上、性・年齢階級別) 男性 女性 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」

エネルギー摂取量の年次推移(1歳以上、男女計) エネルギー摂取量の推移は、戦後いったん摂取量は増加し、1970年代後半   以降は減少傾向。年齢調整した値でも同様の傾向。 エネルギー摂取量の年次推移(1歳以上、男女計) 資料:厚生労働省「国民栄養調査」、「国民健康・栄養調査」 ※図の値は粗集計値である。 ※年齢調整値は、平成22年の年齢階級別摂取量に昭和25年以降5年おきの年齢階級別人口をあてはめ、間接法で算出。 ※平成24年の粗集計値は、抽出率等を考慮した全国補正値である。

たんぱく質摂取量の年次推移(1歳以上、男女計) たんぱく質摂取量の推移も、戦後いったん摂取量は増加し、2000年代後半   以降は減少傾向。年齢調整した値でも同様の傾向。 たんぱく質摂取量の年次推移(1歳以上、男女計) 資料:厚生労働省「国民栄養調査」、「国民健康・栄養調査」 ※図の値は粗集計値である。 ※年齢調整値は、平成22年の年齢階級別摂取量に昭和25年以降5年おきの年齢階級別人口をあてはめ、間接法で算出。 ※平成24年の粗集計値は、抽出率等を考慮した全国補正値である。

食事摂取基準で目標量を設定している項目と現状値 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の目標量と現在の摂取量に差がみられたのは、食物繊維、ナトリウム、カリウム。 エネルギーを産生する栄養素の摂取量とバランスを維持しつつ、食物繊維と   カリウムの摂取量を増やし、ナトリウムの摂取量を減らすことが、当面の課題。 食事摂取基準で目標量を設定している項目と現状値 目標量(18~69歳) 現状値(20歳以上) 男性 女性 たんぱく質 13~20%エネルギー 14.4% 15.0% 76.0g/日 62.0g/日 脂質 20~30%エネルギー 24.8%* 26.7%* 59.2g/日 50.0g/日 飽和脂肪酸 7%エネルギー以下 6.6% 7.3% 15.5g/日 13.4g/日 炭水化物 50~65%エネルギー 60.8%* 58.3%* 289.5g/日 231.8g/日 食物繊維 20g/日以上 18g/日以上 15.1g/日 14.4g/日 ナトリウム(食塩相当量) 8.0g/日未満 7.0g/日未満 10.9g/日 9.2g/日 カリウム 3,000mg/日以上  2,600mg/日以上 2,388mg/日 2,174mg/日 *これらの比率は、個人の値を平均したものである。 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

(3)食行動 ライフステージごとの食行動の主な特徴 子供では、9割近くが朝、昼、夕の3食必ず食べることに気をつけていると回答する   一方で、家族と一緒に食べる共食などの生活体験が乏しい子供もみられる。 成人では、20~30歳代で、朝食の欠食が多い、食事バランスがとれていないなどの 問題点がみられる。特に男性では、自分で調理し食事づくりをする機会が少なく、外食 の頻度が高い傾向にあり、女性でも20歳代は同様の傾向にある。 高齢者では、食事に関する意識は高いものの、加齢に伴い、買い物や料理が不便になるといった状況が生まれてくる。また、単独世帯の割合が増加しており、家族と食事を   一緒に食べる機会がない人もみられる。 ・朝食の欠食 1) :4.4%  ・朝食を一人で食べる 2) :15.3%  ・「朝、昼、夕3食必ず食べる」ことに気をつけている 2) :89.4% ・ふだん朝食を「ほとんど食べない」者 3): [20~60歳代(20歳代)] 男性 18.9% (24.6%)、女性 10.6% (13.0%) ・主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのが、「ほとんど毎日」の者 3):  [20~60歳代(20歳代)] 男性 59.8% (31.9%)、女性 66.0% (47.1%) ・自分で調理し食事をつくることが、「ほとんどない」の者 4):  [20~60歳代(20歳代)] 男性 34.3% (22.2%)、女性 3.2% (14.7%) ・外食をする機会が週1回以上の者 4): [20~60歳代 (20歳代)] 男性 36.4% (62.6%)、女性 21.6% (36.8%)  ・主食・主菜・副菜を3つそろえて食べることが1日に2回以上あるのが、「ほぼ毎日」の者 3):  [70歳以上] 男性 67.2%、女性 69.5% ・ふだん、食事を「家族とは一緒に食べていない」者 5) : [70歳以上] 男性 12.0%、女性 20.6% 資料:1)文部科学省「平成27年度全国学力・学習状況調査」、2) 独立行政法人日本スポーツ振興センター「平成22年度児童生徒の食事状況 等調査報告書」、3) 内閣府「食育に関する意識調査(平成27年10月)」、4) 内閣府「食育に関する意識調査(平成26年12月)」、 5) 内閣府「平成24年度高齢者の健康に関する意識調査」

(4)食文化 食文化の継承と伝承(20歳以上、男女計・年齢階級別) 郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸づかいなどの食べ方・作法を「受け継いでいる」者の割合は、60.0%。 受け継いで、地域や次世代に伝えている者は41.6%。 食文化の継承と伝承(20歳以上、男女計・年齢階級別) (%) ※ ※「受け継いでいる」と回答した該当者の割合と、「伝えている」と回答した該当者の割合を掛け算出 資料:内閣府「食育に関する意識調査(平成27年10月)」

(5)食料の安定供給、食料資源 食糧需給表の動向 日本の食料自給率(カロリーベース)は、平成9年度以降、40%前後と 横ばいで推移。   横ばいで推移。 食糧需給表の動向 資料:農林水産省「食料需給表」

食生活指針の構成と各項目の解説

(1)食生活指針の構成 食生活指針全体の構成 「食生活指針」は、食料生産・流通から食卓、健康へと幅広く食生活全体を視野に入れ、作成されていることが大きな特徴である。その内容は、生活の質(QOL)の向上を重視し、バランスのとれた食事内容を中心に、食料の安定供給や食文化、環境にまで配慮したものになっている。 項目の1番目と10番目は、「・・・しましょう」と表現し、まずは健全な食生活をどう楽しむかを考え、2~9番目の内容を実践する中で、食生活を振り返り、改善するというPDCAサイクルの活用により、実践を積み重ねていくことをねらいとしている。 食生活指針全体の構成

①食事を楽しみましょう。 毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。 おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで 食べましょう。 (2)指針の各項目について ①食事を楽しみましょう。 食生活指針の実践のために 毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。 おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで 食べましょう。 家族の団らんや人との交流を大切に、また、 食事づくりに参加しましょう。

平均寿命と健康寿命の差 ①-1 食事を楽しみましょう。 平成25年の健康寿命と平均寿命との差は、男性9年、女性12年。 健康寿命を伸ばし、この差を縮めていくことは、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障の負担軽減にもつながる。 平均寿命と健康寿命の差 (年) 男性 女性 平均寿命と健康寿命の差 資料:  ・平均寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」  ・健康寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」、「平成25年人口動態統計」、「平成25年国民生活基礎調査」、        総務省「平成25年推計人口」 より算出

ふだんからゆっくりよく噛んで食べている人の割合は、60歳以上の世代より若年世代で低い。 ①-2 食事を楽しみましょう。 ふだんからゆっくりよく噛んで食べている人の割合は、60歳以上の世代より若年世代で低い。 夕食を家族と一緒に食べる頻度が高い人ほど、ふだんからゆっくりよく噛んで食べている人の割合が高い。 噛み方の実践状況 (20歳以上、男女計・年齢階級別) 夕食の共食の頻度別、 噛み方の実践状況(20歳以上、男女計) (%) (%) ゆっくりよく噛んで 食べていない どちらかといえば 噛んでいない 噛んでいる 食べている ゆっくりよく噛んで 食べていない どちらかといえば 噛んでいない 噛んでいる 食べている 資料:内閣府「食育に関する意識調査(平成27年10月)」

②1日の食事のリズムから、 健やかな生活リズムを。 食生活指針の実践のために 朝食で、いきいきした1日を始めましょう。 夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。 飲酒はほどほどにしましょう。

朝食の頻度 ②1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。 特に20~30歳代では朝食の欠食が高い状況。 朝食を欠食する人では夕食時刻が不規則で、夕食後の間食も多くみられるなど、1日全体の食生活のリズムの乱れがみられる。 朝食の欠食は、肥満や高血圧などのリスクを高めるといった報告とともに、1週間たりの朝食摂取回数が少ないと脳出血のリスクが高くなるといった新たな報告もみられている。 朝食の頻度 成人 子供 (%) (%) 資料:  成人 : 内閣府「食育に関する意識調査(平成27年10月)」、子供 : 文部科学省「平成27年度全国学力・学習状況調査」

朝食欠食と脳卒中との関連について 国立がん研究センターなどが実施している多目的コホート研究「JPHC研究」で、朝食摂取回数が少ないと脳出血のリスクが高くなることが明らかになりました。 今回の研究では、平成7年に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、平成10年に、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2015年現在)管内に居住していた45~74歳の男女のうち、循環器疾患およびがんの既往がなく、アンケートの朝食に関する項目に回答した82,772人(男性38,676人、女性44,096人)を対象に分析が行われました。 研究開始時に実施したアンケートの一週間あたりの朝食摂取回数に関する質問項目への回答から、4つの群に分けて、その後の脳卒中および虚血性心疾患発症との関連を分析。平成22年まで追跡した結果、朝食を毎日摂取する群と比較して、朝食を週に0〜2回摂取する群の発症リスクは、脳卒中と虚血性心疾患を 合わせた循環器疾患で14%、脳卒中全体で18%、 脳出血で36%高くなっていました。 一方で、くも膜下出血、脳梗塞および虚血性心疾患に ついては、朝食の回数との関連は見られませんでした。 これまでにも、朝食の重要性が指摘されてきましたが、 今回の結果はそれを支持するものとなります。 脳出血の最も重要なリスク因子は高血圧ですが、朝食 の欠食から空腹によるストレスなどが生じ、朝の血圧 が上昇することで、脳出血のリスクが高くなっていた 可能性が示唆されました。 資料:国立研究開発法人国立がん研究センター    社会と健康研究センターHP( http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3768.html )

③適度な運動とバランスのよい食事で、 適正体重の維持を。 食生活指針の実践のために 普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。 普段から意識して身体を動かすようにしましょう。 無理な減量はやめましょう。 特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも 気をつけましょう。

– 日本人の食事摂取基準(2015年版)で目標とするBMIの範囲に対応した割合 - ③-1 適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。 肥満者(BMI25.0以上)の割合は、30~60歳代男性で約30%みられる。 やせの者(BMI18.5未満)の割合は、若年女性で19.5%みられる。 特に高齢者では、低栄養の予防が重要。 BMI※の分布  – 日本人の食事摂取基準(2015年版)で目標とするBMIの範囲に対応した割合 - ※BMI=〔体重(kg)÷(身長(m))2〕 目標とするBMIの範囲(18歳以上)1,2 BMI 低 BMI 高 目標とするBMIの範囲内の人 70歳以上 50-69歳 18-29歳 30-49歳 肥満の予防 低栄養の予防 (%) 年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2) 18~49 18.5~24.9 50~69 20.0~24.9 70以上 21.5~24.93 1 男女共通。あくまでも参考として使用すべきである。 2 観察疫学研究において報告された総死亡率が最も低 かったBMI を基に、疾患別の発症率とBMI との関連、 死因とBMI との関連、日本人のBMI の実態に配慮し、 総合的に判断し目標とする範囲を設定。 3 70 歳以上では、総死亡率が最も低かったBMI と実態 との乖離が見られるため、虚弱の予防及び生活習慣 病の予防の両者に配慮する必要があることも踏まえ、 当面目標とするBMI の範囲を21.5~24.9 kg/m2 とした。 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

エネルギー収支バランスの基本概念 エネルギー収支バランスとは 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」 におけるエネルギーの指標 摂取 消費  エネルギー収支バランスは、「エネルギー摂取量-エネルギー消費量」として定義されます。  成人においては、その結果が体重の変化と体格(body mass index:BMI)であり、エネルギー摂取量 がエネルギー消費量を上回る状態(正のエネルギー収支バランス)が続けば体重は増加し、逆に、エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回る状態(負のエネルギー収支バランス)では体重が減少します (下図参照)。  多くの成人では、長期間にわたって体重・体組成は比較的一定で、エネルギー収支バランスがほぼゼロに保たれた状態です。肥満者や低栄養の者でも、体重、体組成に変化がなければエネルギー摂取量とエネルギー消費量は等しくなります。したがって、健康の保持・増進、生活習慣病予防の観点からは、エネルギー摂取量が必要量を過不足なく充足するだけでは不十分であり、望ましい BMI を維持するエネルギー 摂取量(=エネルギー消費量)であることが重要となります。 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」  におけるエネルギーの指標  以上を踏まえて、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」 ではエネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示す 指標としてBMI を採用しました。成人期を3つの区分に分け、 目標とするBMIの範囲を提示しました。 摂取 消費 体重の変化、体格(BMI) 図 エネルギー収支バランスの基本概念 エネルギー摂取量とエネルギー消費量が等しいとき、体重の変化はなく、健康的な体格(BMI)が保たれる。エネルギー摂取量がエネルギー消費量を上回ると体重は増加し、肥満につながる。エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回ると体重は減少し、やせにつながる。 資料:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

虚弱(フレイルティ)とサルコペニアについて 虚弱(フレイルティ)とは  フレイルティとは、老化に伴い種々の機能低下を基盤として、種々の健康障害に対する脆弱性が増加している状態、すなわち健康障害に陥りやすい状態を指します。  確立された定義はありませんが、代表的なものとして、Friedらのフレイルティの定義があり、①体重減少、②主観的疲労感、③日常生活活動量の減少、④身体能力(歩行速度)の減弱、⑤筋力の低下のうち 3項目に該当した場合にフレイルティとされます。 サルコペニアとは  サルコペニアとは、「加齢に伴う筋力の減少、又は老化に伴う筋肉量の減少」を指します。2010 年にヨーロッパ老年医学会、栄養学に関連する4つのヨーロッパ又は国際学会が共同で European Working Group on Sarcopenia in Older People を立ち上げ、骨格筋量の減少を必須として、それ以外に筋力又は運動機能の低下のいずれかが存在すれば、サルコペニアと診断するという定義を提唱しました。 フレイルティ・サルコペニアの病態と栄養   フレイルティの診断項目には、身体機能の減弱や筋力の 低下が組み込まれており、サルコペニアとフレイルティは 密着な関連があります。  右図のように、低栄養が存在すると、サルコペニアに つながり、活力低下、筋力低下・身体機能低下を誘導し、 活動度、消費エネルギー量の減少、食欲低下をもたらし、 さらに栄養不良状態を促進させるというフレイルティ・ サイクルが構築されます。 図 フレイルティ・サイクル 資料:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

日常生活で身体を動かす※ことの実践度(20歳以上、性・年齢階級別) ③-2 適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。 日常生活で身体を動かすことが十分に習慣化できている割合は、高齢者より   若年世代で少ない。 日常生活で身体を動かす※ことの実践度(20歳以上、性・年齢階級別) (%) 男性 女性 ※健康維持・増進のために、日常生活で、毎日60分間くらい体を動かすこと。 資料:厚生労働省「平成25年国民健康・栄養調査」

④主食、主菜、副菜を基本に、 食事のバランスを。 食生活指針の実践のために 多様な食品を組み合わせましょう。 調理方法が偏らないようにしましょう。 手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に 組み合わせましょう。

1日2回以上ある頻度(週当たりの日数)(20歳以上、男女計・年齢階級別) ④主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。 1日に主食・主菜・副菜がそろう食事を2食以上とっている人の割合は57.7%。 20歳代では39.6%、30歳代では45.3%と低く、若い世代を中心にバランスのとれた食事がとりにくくなっている状況がみられる。 主食・主菜・副菜をそろえて食べることが   1日2回以上ある頻度(週当たりの日数)(20歳以上、男女計・年齢階級別) (%) ●主食・主菜・副菜とは● <主食>  米、パン、めん類などの穀類で、主として糖質エネルギーの供給源となります。 <主菜>  魚や肉、卵、大豆製品などを使った副食の中心となる料理で、主として良質たんぱく質や脂肪の供給源となります。 <副菜>  野菜などを使った料理で、主食と主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維などを補う重要な役割を果たしています。 資料:内閣府「食育に関する意識調査(平成27年10月)」

⑤ごはんなどの穀類をしっかりと。 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を 適正に保ちましょう。 食生活指針の実践のために 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を 適正に保ちましょう。 日本の気候・風土に適している米などの穀類を 利用しましょう。

炭水化物エネルギー比率の状況と食事摂取基準の目標量(DG) ⑤-1 ごはんなどの穀類をしっかりと。 炭水化物エネルギー比率は、すべての年代で「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における目標量の範囲内にある。 炭水化物エネルギー比率の状況と食事摂取基準の目標量(DG) (20歳以上、性・年齢階級別) 現状値(H26) (% エネルギー) 男性 女性 DGの範囲:50~65% エネルギー 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

エネルギー摂取量(20歳以上、性・年齢階級別) ⑤-2 ごはんなどの穀類をしっかりと。 穀類由来の炭水化物を、毎食しっかりとっている人と、1日のうち1食以下 しかとっていない人では、1日当たりのエネルギー摂取量が大きく異なる。 1日の食事での主食としての 穀類摂取状況(20歳以上、性別) 主食としての穀類摂取状況別 エネルギー摂取量(20歳以上、性・年齢階級別) 男性 女性 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」 ※「主食としての穀類摂取」とは、穀類由来の炭水化物摂取量40g以上とした。 ※妊婦除外。 男性 女性

⑥野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、 魚なども組み合わせて。 食生活指針の実践のために たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、 ミネラル、食物繊維をとりましょう。 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、 カルシウムを十分にとりましょう。

⑥-1 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。 野菜及び果実摂取量は、20~40歳代で低い状況にあり、「健康日本21(第二次)」で掲げる目標値とも差がみられる。 野菜摂取量の状況 (20歳以上、男女計・年齢階級別) 果実摂取量の分布 (20歳以上、男女計・年齢階級別) 目標値:30% 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」 ※ジャムを除く

野菜類の摂取量別、カリウム・ビタミンC・食物繊維摂取量 ⑥-2 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。 野菜を350g以上とっている人とそうでない人では、1日当たりのカリウム、 ビタミンC、食物繊維の摂取量が大きく異なる。 野菜類の摂取量別、カリウム・ビタミンC・食物繊維摂取量 (20歳以上、男女計・年齢階級別) (mg/日) カリウム (mg/日) ビタミンC (g/日) 食物繊維 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」

果実類の摂取量別、カリウム・ビタミンC・食物繊維摂取量 ⑥-3 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。 果物を100g以上とっている人とそうでない人では、1日当たりのカリウム、   ビタミンC、食物繊維の摂取量が大きく異なる。 果実類の摂取量別、カリウム・ビタミンC・食物繊維摂取量 (20歳以上、男女計・年齢階級別) (mg/日) カリウム (mg/日) ビタミンC (g/日) 食物繊維 ※ジャムを除く 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」

推定平均必要量(EAR)(6歳以上、性・年齢階級別) ⑥-4 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。 カルシウムは、学校給食のある小学生を除いて、その摂取量が低い状況。 カルシウムの適量摂取のために、牛乳・乳製品、緑黄色野菜を含む野菜、   豆類、小魚など、様々な食品をとることが重要。 カルシウム摂取量の状況と食事摂取基準の 推定平均必要量(EAR)(6歳以上、性・年齢階級別) カルシウムの供給源 (20歳以上、男女計) (mg/日) 男性 女性 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

⑦食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。 食生活指針の実践のために 食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。 食塩摂取量の目標値は、男性で1日8g未満、 女性で7g未満とされています。 動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく とりましょう。 栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を 身につけましょう。

食塩摂取量の状況 食塩の供給源(20歳以上、男女計) ⑦-1 食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。 食塩摂取量は10.0gであり、依然として過剰摂取の状況。 食塩を多く含む食品や料理を控えるなど、食塩の摂取量を減らすことが重要。 食塩摂取量の状況 (20歳以上、男女計・年齢階級別) 食塩の供給源(20歳以上、男女計) (g/日) 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」

脂肪エネルギー比率の状況と食事摂取基準の目標量(DG) ⑦-2 食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。 脂肪エネルギー比率は、20歳代女性を除いた全世代で「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における目標量の範囲内にある。 脂肪エネルギー比率の状況と食事摂取基準の目標量(DG) (20歳以上、性・年齢階級別) (% エネルギー) 男性 女性 DGの範囲:20~30% エネルギー 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

⑦-3 食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。 n-6系脂肪酸は全ての年代で、n-3系脂肪酸は50歳代女性を除いた全年代で、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」における目安量を上回っている。 n-6系脂肪酸摂取量の状況と食事摂取基準の 目安量(AI)(20歳以上、性・年齢階級別) n-3系脂肪酸摂取量の状況と食事摂取基準の 目安量(AI)(20歳以上、性・年齢階級別) (g/日) (g/日) 男性 女性 男性 女性 資料:厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」、 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」

⑧日本の食文化や地域の産物を活かし、 郷土の味の継承を。 食生活指針の実践のために 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にし て、日々の食生活に活かしましょう。 地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を 取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽し みましょう。 食材に関する知識や調理技術を身につけましょう。 地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました! 「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録  南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに 寄り添うように育まれてきました。  このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、「和食; 日本人の伝統的な食文化」と題して、平成25年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。 「和食」の4つの特徴 ①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重  日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、 各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを 活かす調理技術・調理道具が発達しています。 ②健康的な食生活を支える栄養バランス  一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われて います。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を 実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。 ③自然の美しさや季節の移ろいの表現  食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで 料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。 ④正月などの年中行事との密接な関わり  日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。 「和食」紹介リーフレット 資料:農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/index.html)

⑨食料資源を大切に、 無駄や廃棄の少ない食生活を。 食生活指針の実践のために まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを 減らしましょう。 調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を 心がけましょう。 賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。

家庭から排出される食品廃棄物の推計結果 ⑨食材資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。 家庭から排出される食品廃棄物の平成24年度推計結果は8,845千トン、食品ロス量の推計結果は3,116千トン。 食品の購入や調理にあたって適量を心がけることや、調理や保存を上手に   行い、無駄や廃棄を少なくすることが重要。 家庭から排出される食品廃棄物の推計結果 資料:環境省「平成26年度地方自治体における食品廃棄物等の再生利用等の取組実態調査」 平成26年度地方自治体における食品廃棄物等の再生利用等の取組実態調査 資料:環境省「平成26年度地方自治体における食品廃棄物等の再生利用等の取組実態調査」

⑩「食」に関する理解を深め、 食生活を見直してみましょう。 食生活指針の実践のために 子供のころから、食生活を大切にしましょう。 家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた 「食」に関する知識や理解を深め、望ましい習慣 を身につけましょう。 家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったり してみましょう。 自分たちの健康目標をつくり、よりよい食生活を目指しましょう。