情報検索概説II 第8回 パソコン組み立てと記憶装置 1999/11/25
コンピュータの基本構成 3つの重要な要素 バス CPU(中央演算処理装置) メモリ(主記憶) I/O(入出力) アドレス データ CPU 各種周 辺機器
CPU Central Processing Unit:中央演算処理装置 計算処理、データ処理など コンピュータ全体をコントロール 名前通り、中心的な存在
メモリ 記憶装置(特に主記憶、メインメモリと呼ばれる) データやソフトウエアを保持する 書き換え可能なRAM 読み込みのみのROM データやアプリケーションプログラム 読み込みのみのROM 基本ソフトウエアの一部など パソコンを起動させる最低限のソフトウエア
I/O Input/Output:入出力 キーボード、マウス ディスプレイ ハードディスク、フロッピーディスク ネットワーク接続
それでは分解してみましょう
記憶装置 主記憶 コンピュータ内部にある CPUと直結されている 高速に読み書き 補助記憶 アーキテクチャ的には外部 スピードよりも容量
主記憶装置 現在は、RAM(Random Access Memory)が主役 部分的にROM(Read Only Memory)も使われる DRAMという方式が一般的 部分的にROM(Read Only Memory)も使われる CPUと直結して、高速なデータの読み書きが可能 ただし、容量あたりのコストは高い 電源が入っている間だけアクティブであればいい
補助記憶装置 データやソフトウエアを保持する 一般にはファイル処理システムの下にいる つまり、OSの管理下でデータ保持などを行う 電源を切ってもデータを保持する スピードよりも容量の大きさ、あるいは容量あたりのコストが低くなるものとして使う
記憶装置についての補足 キャッシュ 仮想記憶 読み書きを高速化するための手法 要は中間的な場所で先読みや保持を行う CPUのキャッシュと補助記憶のキャッシュが一般的 仮想記憶 補助記憶を利用して、主記憶があたかもたくさんあるように機能させる 高速化のためのさまざまな手法がある
記憶装置の接続インタフェース IDE SCSI IEEE1394/FireWire USB シリアル端子 専用スロット
なんで主記憶と補助記憶があるか? すごく難しい問題 コストと機能バランスの問題 歴史的な理由
記憶装置の分類 記録方式 容量 接続形態 メディアが着脱可能かどうか メディアの扱いやすさ コスト
補助記憶装置の主役 フロッピーディスク ハードディスク CD-ROM DVD-ROM 近々、世間から姿を消すでしょう パソコンには必ず入っている 高速、大容量 CD-ROM DVD-ROM データやアプリケーションの配布手段として定着
補助的に使われる補助記憶装置 バックアップ、配布などで使われるもの MO(640MB、読み書きが可能) CD-R(640MB、書き換え不可追記のみ、広く利用されている、メディアが安い) CD-RW(640MB、書き換え可能、問題あり)
補助的に使われる補助記憶装置(2) DVD-RAM(これからのメディア、数GB) Jaz(1,2GB、あまり流行っていない) Zip(100/250MB、流行った) Click!(小さい、40MB、ドライブは電源不要) Superディスク(120MB、FDそっくりのディスク、FDもOK)
メモリ系 スマートメディア コンパクトフラッシュ メモリースティック(ソニー) マルチメディアカード(パナソニック) デジカメ、ビデオの記録装置として使われている パソコンとの接続 USBアダプタ PCカードアダプタ 専用スロット
テープ系 DAT 時間はかかるがメディアコストが安い 超大容量 サーバのバックアップに使われる