日経デジタルコアでの議論 「セキュア」なユビキタス・ネットワーク IPv6 Suumit 2001.12.4 日経デジタルコア 重森 泰平.

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日経デジタルコアでの議論 「セキュア」なユビキタス・ネットワーク IPv6 Suumit 2001.12.4 日経デジタルコア 重森 泰平

世界情報通信サミット 2001 “ユビキタス時代を拓く -いつでも高速ネットワーク” 2000 “デジタルデバイド時代のネット戦略”             -いつでも高速ネットワーク” 2000 “デジタルデバイド時代のネット戦略” 1999 “ネットワーク経済の創造” 1998 “サイバーウォーフェアと                          世界協調” アイラ・マガジナー米商務省補佐官 ダイアン・ドゥーガン GIIC創設者 ウィリアム・ケナード 元米FCC委員長 ヨルマ・オリラ ノキア会長 ビル・ゲイツ マイクロソフト会長 メグ・ウィットマン eBay社長

Nikkei DigitalCore-Community Media 内外の ①識者 ②企業の代表者 ③行政担当者 がITの課題を議論

「CODE」スタンフォード大学レッシグ教授の論点 ■自由に対する脅威 ※例:「省エネ促進」 市場 28度以下は高価に 個人の 自由 アーキテクチャ =CODE 法 28度以下は作らせない 28度以下にすると罰金 21世紀のIT社会 社会の規範 ソフトウェアのあり方が 社会全体を規定する 28度以下は 倫理的に恥ずかしい

企業 ユーザー(ネチズン) 政府 インターネットの草創期 ※ネットの天性=「規制しにくい」 ※自由なイノベーションがネット社会成長の原動力     企業 ・ビジネスモデル模索 ・収益性成立困難 ・ドットコム・バブル崩壊     政府 ・規制しにくいシステム ・ネット対応の法整備急務 ユーザー(ネチズン) ・匿名性が基本 ・著作権の概念取り払う ・イノベーションは共有財 ※ネットの天性=「規制しにくい」 ※自由なイノベーションがネット社会成長の原動力

ネットは自由→「規制しやすい」環境へ 1)インターネットは「規制できない」→「規制しやすい」へ 2)企業・社会の「過剰認証」に政府も加わる→「CODE」への規制強化 3)自由を保障するための国の規制が逆説的に重要         決めごと・規則・ルール         プログラミング・符号体系・暗号 ※CODE ソフトウェア、アーキテクチャのあり方

1)ユビキタス時代=ITを意識しない空間の実現 IPv6への問題提起 1)ユビキタス時代=ITを意識しない空間の実現   →マシン間の会話が重要に。   →利便性とプライバシーのトレードオフ(電子財布・電子政府・・・)   →自己責任と法制度、技術開発 2)セキュリティと言論の自由のトレードオフ ・9.11以降のネットと社会のガンバナンスのあり方 ・ISP法案に関する論点 3)ポリシーを決めるプロセスのオープン性   →CODEを決めるのは誰か? ★確実なビジネスプラットフォームと「あいまいさ」の葛藤 ・ネットワーク遍在時代には機器の認証が頻繁になされる。その度 ごとにID、パスワードなどやっていられない。マシン同士の認証が進む。その際はマシン同士のプライバシー管理も必要で、P3Pなどが考えられているが、完全ではない。 ・人間が意識しないで、ITが空気のような存在になるのがユビキタス。その時、プライバシーを自分で管理できるようになるのか。「自己責任」だけではできないのではないか。自己責任を超えたところを制度と技術でカバーする、そういう次元にもうきていると思う。

9月11日以降 アメリカ国民の意見 賛成 反対 わからない/無回答 顔の画像認識技術による様々な場所での監視 86% 11% 2% 9月11日以降 アメリカ国民の意見 賛成 反対 わからない/無回答 顔の画像認識技術による様々な場所での監視 86% 11% 2% 銀行口座の監視 81% 17% 全国民への国民背番号の導入 68% 28% 4% 道路など公的な場所での監視カメラの設置 63% 35% インターネットのチャットルームや掲示板の監視 32% 5% 携帯電話や電子メールの監視 54% 41% アメリカではテロの後、安全のためにプライバシーを犠牲にすることも許される風潮に。しかし成立した愛国者法におけるネットの監視部分は04年までの時限立法になるなどバランスのとれた議論がなされているが、こういった価値観も登場し、それは実現可能だ、ということ。 Data: Harris Interactive

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