広視野望遠鏡を用いた ガンマ線バーストの可視光同時観測 理化学研究所 玉川 徹 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
コラボレーション 玉川徹(理研)、臼井文彦(JAXA)、浦田裕治(理研・東工大) 阿部圭一(埼玉大)、恩田香織(理研・東理大)、田代信(埼玉大) 寺田幸功(理研)、牧島一夫(東大・理研) 森正樹(ICRR)、河合誠之(東工大・理研) 吉田篤正(青学大・理研)、他WIDGETチーム 観測所・ME1 WIDGET設営地より南アルプスを望む (宇宙線研から場所と電力を提供していただきました) 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
研究目的と背景 ? ガンマ線バースト発生機構の解明 残光 8.9等級 ? 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
何が必要か? ガンマ線バースト探査衛星と同じ視野を常時観測 広い視野 高い時間分解能 自動運用 GRB HETE-2 Swift 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
これまでの履歴 2002年11月 広視野望遠鏡の可能性を調査 2003年9月 プロジェクトスタート 2003年11月 明野への設置を打診 2002年11月 広視野望遠鏡の可能性を調査 2003年9月 プロジェクトスタート 2003年11月 明野への設置を打診 2004年4月 理研において小屋システム稼動 2004年5月 明野観測所に小屋移設 2004年6月 試験観測開始 2004年9月 完全自動観測開始 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
WIDGET小屋とリモート観測支援機器 2m 2m 3m スライディング・ルーフ 東工大望遠鏡 監視カメラ 雨滴センサ 電波時計 気象台 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
WIDGETカメラシステム 広い視野ゆえの問題点 限界等級の制限 レンズの収差 検出器(CCDカメラ)Apogee Alta U10 チップ Atmel THX7899 フォーマット 2048 × 2048 pixel 画素サイズ 14. 0 × 14. 0 μm 受光面サイズ 28. 7 × 28. 7 mm 光学系キヤノン EF24mm F1.4L USM フィルター ノーフィルター 視野 62°× 62° 空間分解能 1. 8 arcmin 架台 高橋製作所 NJP-Temma2赤道儀 広い視野ゆえの問題点 限界等級の制限 レンズの収差 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
視野 62° 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
限界等級 V = 10. 4mag (5sec exposure,3s) +0.6mag (5sec×10frames) (2004年6月23日測定) 等級の安定度 ~0. 2mag Optical flash Bright GRB Fast decay 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
Astrometry GRB発生場所を特定できるか? 10° 位置決め(中心部) ⊿RA~0.1″ ⊿Dec~5.0″ 62° 1 pixel (1.8分角)以内に GRBを追い込むことができる 位置決め(周辺部) ⊿RA~1.0″ ⊿Dec~25.0″ 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
遠隔監視 Web データ回収(月一回程度) Quick Look(常時、携帯) 観測状況の確認(毎朝) 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
監視カメラ群 小屋の動作状況 赤道儀の運用状況 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
2004年12月16日夜のCCDムービー 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
NAME TIME(JST) 反太陽方向からの 離角 WIDGET GRB040810 23:15:35 27.6° くもり GRB040825B 01:21:37 8.9° GRB040912 23:12:16 7.0° GRB040924 20:52:11 34° GRB041006 21:18:08 6° GRB041211 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
夜晴れない….. お清め 年間~5イベントの同時観測 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
まとめ 視野:~62°×62° 位置追い込み精度:1 pixel 以下 限界等級:10.4mag(5s)、11.6mag(30s) 2004年6月より運用開始 バースト待ち 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR
Ashra upper limit (GRB041211) Congratulations! Ashra upper limit (GRB041211) 2004年12月18日共同利用成果発表@ICRR