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血糖値の調節 膵臓 肝臓 筋肉 血 糖 脳 インスリン ↑ 200 g/ 日 120g/ 日 乳 酸 乳 酸 グリコーゲン グリコーゲン グリコーゲン グリコーゲン ( 食事 ) 脂肪組織 Plasma Glucose Blood Glucose 尿糖 血糖値は制御された値 であり制御機構が正常 なら全く血糖は上昇し.
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11-2 知っておくと役立つ、 糖尿病治療の関連用語 一次予防、二次予防、三次予 防 1.1. インスリン依存状態 インスリン非依存状態 2.2. インスリン分泌 3.3. 境界型 4.4. グルカゴン 5.5. ケトアシドーシス、ケトン体 6.6. 膵島、ランゲルハンス島 7.7. 糖代謝 8.8.
消化器系のしくみと働き.
解剖生理学 12月16日(木) 炭水化物の消化・吸収 食環境デザインコース 3年 09210211~09210220.
糖質(炭水化物) 食 品 働 き 体や脳を動かすエネルギー源 1g= kcal 神経系に働く ポイント から摂取するのがよい。
脂質代謝.
中性脂肪(トリグリセライド、トリアシルグリセロール)
スポーツと栄養 片山貴志.
生物学 第8回 代謝経路のネットワーク 和田 勝.
無機質 (2)-イ-aーH.
脂質 細胞や組織から無極性有機溶媒で抽出することにより単離される天然有機化合物 エステル結合を有し,加水分解できるもの 脂肪,ワックスなど
タンパク質(Protein) ~基本的なことについて~.
骨格筋のインスリン抵抗性が肥満の引き金 1 参考 最近、エール大学のグループは、骨格筋のインスリン抵抗性がメタボリック症候群を引き起こす最初のステップであることを報告した。BMIが22-24の男性をインスリン感受性度で2グループに分け、食事(55%炭水化物、10%蛋白質、35%脂肪)を摂取してから、筋肉のグリコーゲン量をMRI(核磁気共鳴画像法)で調べたところ、インスリン感受性群に比べて、抵抗性群ではグリコーゲン生成が61%減少していた。肝臓のグリコーゲン量は2群間で有意差はみられなかった。しかし、肝臓の
1. 経口薬(飲み薬)による治療が 必要なのは、どんなとき? 2. 糖尿病の飲み薬の種類と特徴 3. 飲み薬による治療を正しく
活性化エネルギー.
細胞と多様性の 生物学 第4回 細胞におけるエネルギー産生 と化学反応のネットワーク 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
脂肪の消化吸収 【3】グループ   ~
外膜 内膜 R- (CH2)n -COOH R-(CH2)n-CO-S-CoA R-(CH2)n-CO-S-CoA CoA-SH
1)解糖系はほとんどすべての生物に共通に存在する糖の代謝経路である。 2)反応は細胞質で行われる。
栄養と栄養素 三大栄養素 炭水化物(糖質・繊維) 脂質 たんぱく質 プラス五大栄養素 ビタミン 無機質.
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 水素伝達系.
代謝経路の有機化学 細胞内で行われている反応→代謝 大きな分子を小さな分子に分解→異化作用 第一段階 消化→加水分解
緩衝作用.
解糖系 グルコース グルコキナーゼ(肝) ヘキソキナーゼ(肝以外) *キナーゼ=リン酸化酵素 グルコース6-P グルコースリン酸イソメラーゼ
1. 糖尿病による腎臓の病気 =糖尿病腎症 2. 腎症が進むと、生命維持のために 透析療法が必要になります 3. 糖尿病腎症の予防法・治療法
8章 食と健康 今日のポイント 1.食べるとは 何のために食べるのか? 食べたものはどうなるのか? 2.消化と吸収 3.代謝の基本経路
配糖体生成 + ROH ヘミアセタール アセタール メチルβ-D-グルコピラノシド (アセタール)-oside グリコシド
セラミド分解の標的導入は全身の代謝を改善し、脂肪肝を減らす
肝臓の機能(摂食時).
3)たんぱく質中に存在するアミノ酸のほとんどが(L-α-アミノ酸)である。
生体構成物質化学 早稲田大学理工学部化学科 担当 林 利彦.
第15章 表面にエネルギーを与える 生命と惑星の共進化による惑星燃料電池の形成
セントラルドグマ 遺伝情報の流れ DNA→RNA→蛋白質→代謝などの生命活動 DNA→遺伝情報を記録した「設計図」 全部の「設計図」→ゲノム
たんぱく質 (2)-イ-aーF.
生体分子を構成している元素 有機分子   C, H, O, N, P, S(C, H, O, N で99%) 単原子イオン 
Β酸化 1班:相川、青木、石井、石井、伊藤.
ダグラスバック法によるエネルギー測定 呼吸商(非たんぱく質呼吸商) 排出CO2量 消費O2量 呼吸商(RQ)= 非たんぱく質呼吸商(NPRQ)= 排出CO2量=呼気ガス中CO2量−大気中CO2量 消費O2量=大気中O2量−呼気ガス中O2量 尿中窒素1g(蛋白質6.25g消費)=O2消費量5.94L,排出CO2量4.75L.
メタボリックシンドロームはなぜ重要か A-5 不健康な生活習慣 内臓脂肪の蓄積 高血糖 脂質異常 高血圧 血管変化の進行 動脈硬化
コレステロール その生合成の調節について 家政学部 通信教育課程 食物学科 4年 大橋 万里子 佐藤 由美子 鷲見 由紀子 堀田 晴 子
脚本:楠見 監督:梶原 キャスト:ヒーロー:坂田 ヒロイン:工藤 盛り上げ担当:栗田:
炭水化物 (2)-イ-aーB.
高脂血症の恐怖 胃 基礎細胞生物学 第14回(1/22) 2. 胃酸の分泌 1. 胃 3. 消化管(小腸)上皮細胞の更新
たんぱく質、脂質、炭水化物をバランスよくとる
すずかけの木通信 平成29年 11月号 糖質制限は体に良いのか 糖質の問題点 糖化反応 血糖値の上昇
農学部 資源生物科学科 加藤直樹 北村尚也 菰田浩哉
有機バイオ材料化学 5. カルボニルの反応 5-1 アルデヒド・ケトンのその他の反応 5-2 カルボン酸やその誘導体の反応
一分子で出来た回転モーター、F1-ATPaseの動作機構 ーたんぱく質の物理ー
1. 水はどこにあるのか?.
コレステロールの合成 と 脂肪酸の合成 これからコレステロールの合成と脂肪酸の合成についての説明をはじめます。★
特論B 細胞の生物学 第5回 エネルギー代謝 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
1月19日 シグナル分子による情報伝達 シグナル伝達の種類 ホルモンの種類 ホルモン受容体 内分泌腺 ホルモンの働き.
トリグリセリドの吸収、合成 佐藤、神保、鈴木、諏訪、田中.
大豆 栄 養 と 薬 効 たんぱく質、脂質、ビタミンB群が多いなど、その栄養の豊かさから「畑の肉」と呼ばれている栄養食品です。動脈硬化予防や肥満をコントロールする働きがあります。大豆の脂質の多くはリノール酸で、コレステロールを洗い流す作用があり、脂肪異常症の予防に有効です。 注目されている栄養素は大豆サポニンとレシチンです。前者は、血管にこびりついたコレステロールや中性脂肪を洗い流す作用があり、高血圧・動脈硬化・認知症などの予防に役立ちます。
カルビンーベンソン回路 CO23分子が回路を一回りすると 1分子のC3ができ、9分子のATPと 6分子の(NADH+H+)消費される.
5大栄養素と水 (2)-イ-aーA.
急性膵炎 慢性膵炎.
アミノ酸の分解とアンモニアの代謝 タンパク質やアミノ酸はどこにでもあるありふれた食材ですが、実は分解されるとアンモニアという、体に非常に有害な物質を産生します。これは、普段われわれが何も気にせずに飲んでいる水が、実はH+(酸)とOH-(アルカリ)で出来ているのと似ているように感じます。今回、アミノ酸の分解に伴って産生されるアンモニアを、生体はどのようにして無毒化しているかを考えましょう。
生物学 第7回 エネルギー代謝 和田 勝.
細胞の膜構造について.
1.細胞の構造と機能の理解 2.核,細胞膜,細胞内小器官の構造と機能の理解 3.細胞の機能,物質輸送の理解 4.細胞分裂過程の理解
タンパク質.
The Nobel Prize in Medicine 1953
●食物の消化と吸収 デンプン ブドウ糖 (だ液中の消化酵素…アミラーゼ) (すい液中の消化酵素) (小腸の壁の消化酵素)
TCA-cycle 7月1日 25~30番 生化学Ⅱ .
1. 糖尿病による腎臓の病気 =糖尿病腎症 2. 腎症が進むと、生命維持のために 透析療法が必要になります 3. 糖尿病腎症の予防法・治療法
物質とエネルギーの変換 代謝 生物体を中心とした物質の変化      物質の合成、物質の分解 同化  複雑な物質を合成する反応 異化  物質を分解する反応 
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
特論B 細胞の生物学 第6回 エネルギーはどこから 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
細胞の構造と機能.
好気呼吸 解糖系 クエン酸回路 電子伝達系.
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1 http://www.cabrain.net/news/article/newsId/35194.html;jsessionid=A8F9A1CE265FDAE78120C529DB619C61

脂肪酸の酸化分解過程で生じるATPが利用さる 栄養系の代謝と相互交換 2  栄養素の代謝と相互変換  【ポイント】  糖質(ブドウ糖)は、肝臓で、脂質(トリグリセリド)や蛋白質(アミノ酸)に変換される。  蛋白質(アミノ酸)は、糖質(ブドウ糖)や脂質(脂肪酸)に、変換出来るが、高蛋白食は、窒素を尿素に処理する為に、肝臓に負担がかかる。  脂質は、糖質(ブドウ糖)や蛋白質(アミノ酸)には変換出来ないが、脂肪酸分解(β-酸化)で生成されるエネルギー(NADH2やATP)は、肝臓で、糖新生に利用される。脂肪酸分解(β-酸化)により生成されるアセチル-CoAが、TCA回路で代謝(燃焼)される為には、糖質から生成されるオキサロ酢酸が必要(脂肪は、糖の炎によって燃える)。  三大栄養素の、糖質(炭水化物)、蛋白質、脂質につき、体内での主な代謝と、変換の相互関係を、下の図にまとめました。   糖質(グルコース)は、脂肪組織で脂質(脂肪酸、中性脂肪など)に、肝臓でアミノ酸やコレステロールに、変換出来ます。  蛋白質(アミノ酸)は、主に肝臓で代謝され、糖新生でグルコースに変換出来、また、糖原性アミノ酸は脂肪酸に変換出来ます。  しかし、脂質(脂肪酸)は、グルコースやアミノ酸に変換することは、出来ません。  脂肪酸のβ-酸化で生成されるアセチル-CoAは、TCA回路で代謝され、NADH2+などが生成され、ミトコンドリアで、エネルギー(ATP)が生成されます。この際、アセチル-CoAが、TCA回路で代謝されるためには、オキサロ酢酸と言う、グルコースの代謝産物が必要です:「脂肪は、糖の炎によって燃える」(Fat burns in the flame of carbohydrates 脂肪酸の酸化分解過程で生じるATPが利用さる 糖質 脂質 蛋白質

糖質の代謝 3 50gのグルコースから14gの脂肪産生 1.糖質(炭水化物)  糖質は、消化管内で消化され、グルコース(ブドウ糖:Glc)などの短糖類に分解され、小腸から吸収され(注1)、門脈を経て肝臓に入ります。  グルコースは、大部分が、肝臓でグリコーゲン合成酵素(glycogen synthase、旧glycogen synthetase)により、グリコーゲンとして貯えられ、残りは、血液中に放出されたり、脂肪酸に変換(転換)されます(注2)。肝臓では、脂肪酸は、グルコースがら作られるグリセロール3-リン酸(α-グリセロリン酸)と結合して、トリグリセリド(中性脂肪)が生成され、VLDLとして、血中に分泌されます。脂肪組織では、脂肪酸は、グルコースから作られるグリセロール3-リン酸(α-グリセロリン酸)と、エステル結合されて、トリグリセリド(中性脂肪)として貯えられます。糖質からエネルギーを得て、脂肪として貯えるのが、生命活動の基本です。  グルコースは、細胞質で解糖(注3)を受けて、ピルビン酸(焦性ブドウ糖)になり、さらに、ミトコンドリアのマトリックスでアセチル-CoAとなり、TCA回路(tricarboxylic acid cycle、別名、クエン酸回路、Krebs回路)に導入され、NADH2+、FADH2、GTPが生成されます。  TCA回路は、リンゴ酸(注4)、オキサロ酢酸、クエン酸などから構成されています。  NADH2+やFADH2は、呼吸鎖の電子伝達系で酸化され、プロトン(H+)濃度勾配が形成され、エネルギー(ATP)が生成されます(注5)。  糖新生と言って、絶食時などには、筋肉由来のアラニンなどのアミノ酸や、筋肉や赤血球で産生される乳酸(Lactate)とピルビン酸や、脂肪細胞でトリグリセリドが分解されて生じるグリセロール(グリセリン)から、肝臓でグルコースが作られ、血液中に供給されます(糖新生の経路を参照して下さい)。  グルコース(ブドウ糖)の小腸からの吸収は、Na+-ブドウ糖共輸送体(SGLT1:sodium-dependent glucose transporter 1)により、Na+の吸収と共役して行われるので、Na+はグルコース(ブドウ糖)の小腸からの吸収に必要 50gのグルコースから14gの脂肪産生 血管 小腸 門脈 肝臓 解糖 グルコース グリコーゲン貯蔵(600kcal) グルコース 糖質 脂肪細胞 グルセロール3リン酸 中性脂肪 解糖 脂肪酸 貯蔵 糖新生 グルセロール3リン酸 加水分解 脂肪酸 糖性アミノ酸(過剰アミン酸)

糖質の代謝回路図 4 注1:グルコースの小腸の細胞内への吸収は、Na+と一緒の共輸送なので、食塩はグルコースの吸収を良くさせます インスリンは、血糖放出は抑制するが、中性脂肪の産生を促進する 注2:肝臓で、α-ケトグルタル酸(2-オキソグルタル酸とも呼ばれる)が、酵素(GDH)により、アンモニアと反応して、グルタミン酸(Glu)が出来ますので、グルコースは、アミノ酸にも、変換出来ます

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