軽油価格の 状 況.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 ( 様式8 ) 提案書雛型ア 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 ア.地域見守りサービス創出における調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
Advertisements

損害保険業界 藤井 稔. 主な損害保険会社 ()は 2008 年度正味収入保険料 (億円) 東京海上日動火災保険 ( 21,342) 東京海上火災保険+日動火災海上保険 2004 三井住友海上火災保険 ( 14,510 ) 三井海上火災保険+住友海上火災保険 2001 損害保険ジャパン ( 13,081.
平成 26 年度における自動車排出窒素 酸化物等の排出量の推計について 資料2. 自動車 NOx 排出量の推移〔対策地域〕 1 平成 24 年度に平成 27 年度目標を達成 乗用系、小型貨物系、大型貨物系ともに排出量は減少傾向 (注)四捨五入の関係で車種別の合計値と全車種の合計値が一致しない場合がある。
経常収支とは?  一国の国際収支を評価する基準の一つ。  この 4 つのうち、 1 つが赤字であっても他で賄え ていれば経常収支は黒字となる。 貿易収支 モノの輸出入の 差 所得収支 海外投資の収益 サービス収支 サービス取引額 経常移転収支 対価を伴わない 他国への援助額 これらを合わせたものが経常収支.
航空業界 業界分析 じゃりー アニー まろん ソプラノ. 本日の流れ 1.航空業界概要 2. ANA と JAL 3. LCC 4.国際線.
軽油価格高騰に対処するための トラック運送業に対する緊急措置について (参考資料). トラック運送業における燃料サーチャージ制の導入促進 1.基準となる燃料価格の設定 燃料サーチャージが燃料価格の変動幅を基に算出することから、 変動前の燃料価格等を基準価格として設定 3.燃料サーチャージ額の算出 距離制貸切運賃に対応した燃料サーチャージ額の算出例.
海上コンテナ輸送における 船社戦略についての検 討 流通情報工学課程 99760 増森 大輔 指導教官鶴田 三郎 黒川 久幸.
否定派 ロードプライシン グ導入の是非. ロードプライシングとは? 特定の道路や地域、時間帯における自動車 利 用者に対して課金することにより、自動車 利用 の合理化や交通行動の転換を促し、自動車 交 通量の抑制を図る施策 前提条件 今回のディベートでは、 交通量が著しい一般道路を対象 導入達成を「2020年東京オリンピッ.
多々納 裕一 京都大学防災研究所社会システム研究分野
道路運送法改正後における バス政策について
チーム豊田   中間発表 エコカーは本当にエコか~? 青木 大河原 杉浦 安田.
最低賃金1000円の是非.
自動車NOx排出量の推移〔対策地域〕 平成24年度に平成27年度目標を達成 乗用系、小型貨物系、大型貨物系ともに排出量は減少傾向
社会保険等未加入に対する取組へのお問い合わせ先
企業における母性健康管理体制の現状と課題についてお話いたします。
トラック事業の現状と課題.
売上高に対する燃料費の比率(燃料費÷売上高)
現代の金融入門   -第1章 金融取引- 08BA210Y  一二三 春菜.
量的質的金融緩和は 日本にとってプラスか? 否定派.
オムニチャネル、グローバルリスク対応 R&Dコンサルティングのご提案 オムニチャネル、グローバルリスク対応
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
資料1 トラック運送事業の現状と課題 平成19年11月21日.
事業用自動車による事故は増加・高止まり、走行キロ当たり事故件数も近年増加
建設情報化協議会(CIC)・ 株式会社 ネレウス
【資料3】 条例検討会議について 平成28年8月30日 福岡市障がい者在宅支援課.
第10回 追加資料:物流関連法規 【労務・調達関連法規】 ・労働基準法( 最低基準 の労働条件を定めた法律;週40時間制等)
トラック運送業における下請・荷主適正取引推進ガイドラインの策定について
内航海運活性化・グリーン化に関する懇談会 中間とりまとめ【概要】
製品ライフサイクルと マーケティング戦略.
第05回 2009年11月04日 今日の資料=A4・5枚 社会の認識 「社会科学的発想・法」 第05回 2009年11月04日 今日の資料=A4・5枚
社団法人大阪府産業廃棄物協会 Osaka pref. Industrial Waste Association
コーヒーの向こう側.
名古屋市の自動車から排出される CO2を削減するには
緊急保証制度(原材料価格高騰対応等緊急保証)の概要
Click 技術研究発表会 ロ ド ー テ ィ ン グ 制 御 の 調 整 ヒ 小谷受変電設備工事 あきら.
若者の自動車離れ 2011年6月23日 MR9001佐藤洋平.
アンケート調査結果よりわかった主なポイント・協議会での委員の意見
食糧自給率低下によって 日本が抱える危機とその対策
プロジェクトの選択基準 と CBAの役割と限界
多額の税金投入を 要しない鉄軌道事業の実現
原油価格高騰に係る中小企業対策 <ご案内>
人材育成 1.従業員の雇用 1-1 従業員採用への配慮事項 1-2 人材の募集 1-3 労働契約の締結 Appendix-1 労働者保護法規
平成30年度第1回 基山町都市計画審議会 (H30.7.5) 資料
北海道既存住宅流通促進協議会優良住宅ストック増進事業 「北海道CLAIV住宅ファイル」「北海道CLAIV適合認定住宅」
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
下請取引適正化推進セミナー 【事例研究コース】 ご案内
睡眠不足に起因する事故の 防止対策を強化します!!
貨物利用運送事業について.
地球温暖化防止に必要なものは何か E 石井 啓貴.
『ものづくり企業の経営力を強化する物流改革 2013年7月2日(火)開催
第1四半期決算概要 2006年度 平井 茂雄 常務取締役 執行役員経営管理第1本部長 2006年7月31日 1
次世代自動車振興センター(NeV)の 補助事業について (クリーンエネルギー自動車、充電インフラ)
平成24年4月から 業務管理体制整備の届出が必要となります。 休止・廃止届を事前届出制にするなどの制度改正が併せて行われました。
電動の総2階建てバス (フルダブルデッカ-) の開発研究計画
財務的な観点からみた 新市立病院計画 小樽商科大学大学院 堺 昌彦
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
第6章 生計費の測定 生計費=生活費(cost of living) 生活水準の比較
エコアクション21で企業価値を高めることができます
資料10-1 エコアクション21  事業概要.
セーフティネット保証5号に係る中小企業者の認定の概要
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
LPガス容器と電気製品等との保安距離の確保について
認定支援機関による経営改善計画策定支援 国 基金管理団体 (別紙2) 事業の内容 事業イメージ
資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
長野県では、7割の事業所が処遇改善加算Ⅰ取得済です
特集 『豊かなモビリティ社会』=「誰もが安全で自由な移動を享受できる社会」 ■政策1 「サポートカー限定免許」の創設
時間外労働等改善助成金(団体推進コース)
「働き方改革」を阻害する不当な行為をしないよう気を付けましょう!!
貨物利用運送事業について.
Presentation transcript:

トラック運送事業者と荷主とのパートナーシップ構築セミナー 「トラック運送業における燃料サーチャージ導入促進に向けて」 1.軽油価格の状況 2.軽油価格上昇による影響 3.燃料サーチャージ導入に向けて 平成25年10月●●日 公益社団法人●●●トラック協会 ●●●● ●●●●

軽油価格の 状 況

2009年以降、軽油価格が上昇 軽油価格の推移 ドバイ原油の推移 上昇傾向 ドル円の推移 138.5円/ℓ 106ドル/バレル 2009年を底に上昇傾向 (原油高は燃料高に寄与) 出所:IMF資料より作成 ドル円の推移 98.5円/ドル 2009年初頭より、 約40%の軽油価格が高騰 急激な円安 (燃料高に寄与) 出所:(一財)日本エネルギー経済研究所 石油情報センター「一般小売価格 給油所 軽油価格」より作成 (http://oil-info.ieej.or.jp/price/price.html])

トラック運送業界の軽油価格の負担は増大 営業トラックの軽油の負担総額の推移 1.2兆円 負担増! 2.3兆円 2.2兆円 2.2兆円 (単位:億円) 1.2兆円 負担増! 2.3兆円 2.2兆円 2.2兆円 1.9兆円 1.7兆円 1.1兆円 出所:自動車燃料消費量調査 (国土交通省)、自動車保有車両数(財団法人自動車検査登録情報協会)より全ト協が試算 軽油価格は、前ページデータの年度別の平均値を採用。2013年は1月から9月末までの平均値を採用。

業界全体で1円上昇で167億円の負担増 167億ℓ 167億円 13.7億ℓ 13億7千万円 約6,400億円 約524億円 全国 東京都 軽油消費量  167億ℓ (営業用貨物自動車) 軽油消費量 トラック運送業界 への影響額 1円上がると年額で 167億円 コストアップ 2009年と比較すると約40円アップ 年額換算で 約6,400億円 軽油消費量   13.7億ℓ (営業用貨物自動車) 1円上がると年額で 13億7千万円 コストアップ 2009年と比較すると約40円アップ 年額換算で 約524億円 コストアップ ※  ※  ※ 軽油価格調査(全ト協)により、平成21年3月と平成25年3月のローリー価格の差額(38.25円)に167億円及び13.7億円をかけて試算。 出所:自動車燃料消費量調査 (国土交通省)、自動車保有車両数(財団法人自動車検査登録情報協会)・軽油価格調査(全ト協)より試算

軽油価格上昇による影響 5

事業継続できない軽油価格に突入 2ページの軽油価格を考慮すれば、極めて深刻な状況にあります。 事業継続が不可能になる「軽油価格」 ※  事業継続できない軽油価格に突入 2ページの軽油価格を考慮すれば、極めて深刻な状況にあります。 事業継続が不可能になる「軽油価格」 ※ ※ 軽油価格でも事業継続可能な事業者は、トラック運送事業の他、倉庫・不動産業など関連事業も行っているものと思われる 出所:「軽油価格上昇による事業経営への影響等に関する実態調査」(公社)全日本トラック協会、平成25年3月調査  上記軽油価格は、各事業者の調達価格であり、地域要因、大量購入割引等が反映されているため、2ページの軽油価格  と一致しない場合があります。

軽油価格高騰に対処するための自助努力の徹底 ○軽油価格の上昇に対して多種多様な自助努力を実施していますが、現在の軽油価格の水準では経営努力も限界に達しています。 出所:「軽油価格上昇による事業経営への影響等に関する実態調査」(公社)全日本トラック協会

 燃料価格上昇分は、運賃転嫁できない 出所:「軽油価格上昇による事業経営への影響等に関する実態調査」(公社)全日本トラック協会、平成25年3月調査)

約6割が自助努力は既に限界 トラック運送事業継続について  約6割が自助努力は既に限界 トラック運送事業継続について 出所:「軽油価格上昇による事業経営への影響等に関する実態調査」(公社)全日本トラック協会、平成25年3月調査)

燃料サーチャージ 導入に向けて 10

燃料サーチャージ制の導入の趣旨と必要性 国土交通省『トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン』 抄 燃料サーチャージとは (平成20年3月14日/平成24年5月16日改訂) 燃料サーチャージとは 燃料価格の上昇・下落によるコストの増減分を別建ての運賃として設定する制度。現状の燃料価格が基準とする燃料価格より一定額以上、上昇した場合に、上昇の幅に応じて燃料サーチャージを設定または増額改定して適用する。一方、燃料サーチャージの設定時点より下落した場合には、その下落幅に応じて減額改定し、また、燃料価格が基準とする燃料価格よりも低下した場合はこれを廃止する。 燃料サーチャージ制を緊急に導入する必要性 ①軽油価格高騰に対し運転転嫁が困難 トラック運送業者は荷主等に対し運賃交渉力が弱いため、ほとんど運賃転嫁が進まず、運送事業者自らが負担せざるを得ない状況 ②運賃の収受等取引の適正化が不可欠 運賃の「買いたたき」等の不適正取引の実態が明らかになっており、その是正を図ることが急務 ③中小企業の底上げが急務 ④緊急かつ試行的な措置  このような状況に対処するためには、内航海運・航空貨物等の他業種において広く導入されている燃料サーチャージ制を早急に導入する必要があることから、国土交通省では、公正取引委員会とも協議の上、『トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン(別添)』を作成し、荷主及びトラック運送業者に導入を働きかけている。

「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」P9以降参照 燃料価格上昇による影響額の基本計算式 「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」P9以降参照 燃料消費量の計算式 走行距離÷燃費 =燃料消費量 影響額の計算式 燃料消費量×上昇額 =影響額  

距離制運賃における計算事例 事例1:「距離制運賃」(燃料価格ベース)の事例 事例2:「距離制運賃」(運賃比率ベース)の事例 燃料サーチャージ額=算出上の燃料価格上昇額(円)×燃料消費量(ℓ) (燃料消費量=平均走行距離(km)÷燃費(km/ℓ)) ※ 走行距離は、運行ルートごとに日ごろの走行距離を記録して計算します。燃費は車種別の平均値を用います。 事例2:「距離制運賃」(運賃比率ベース)の事例 燃料サーチャージ額 = 基本運賃額(円) × 転嫁率(%)  転嫁率は、燃料価格ごとに詳細に設定 ※ 基本運賃に対して、燃料価格上昇に応じた転嫁率を乗じて算出する。

時間制運賃における計算事例 事例1:「時間制運賃」(燃料価格ベース)の事例 事例2:「時間制運賃」(運賃比率ベース)の事例 燃料サーチャージ額=算出上の燃料価格上昇額(円)×1単位の燃料消費量(ℓ) (燃料消費量=1単位の平均走行距離(km)÷燃費(km/ℓ)) ※ 1単位当たりの平均走行距離を算出してください。 事例2:「時間制運賃」(運賃比率ベース)の事例 燃料サーチャージ額 = 基本運賃額(円) × 転嫁率(%)  転嫁率は、燃料価格ごとに詳細に設定 ※ 基本運賃に対して、燃料価格上昇に応じた転嫁率を乗じて算出する。

燃料サーチャージの導入事例① 事例1:十分な協議を重ねてサーチャージを導入した例 事例2:荷主が高い輸送品質を求める例  燃料サーチャージの導入事例① 事例1:十分な協議を重ねてサーチャージを導入した例 荷主は、高い輸送品質を求めるため、トラック運送事業者と輸送効率化、安全運行等に関して勉強会を実施するなど、日ごろから信頼関係を形成していた。 トラック運送事業者より、軽油高騰によりこれまでの輸送品質を確保するためには問題がある旨の申し出があったため、双方で何度も協議を重ねた。その結果、荷主は信頼関係を維持するために燃料サーチャージの導入を決断した。 事例2:荷主が高い輸送品質を求める例 荷主は高い輸送品質を求めるため、貨物の積み込み、積卸しでは厳格なマニュアルに即して作業する必要があり、ドライバーも熟練していないと対応できない等の理由がある中、トラック運送事業者は燃料高騰分の転嫁を要請した。 荷主は、トラック運送事業者からの提案を受け入れ、燃料上昇分については100%荷主が負担することで合意した。

燃料サーチャージの導入事例② 事例3:運送原価を検証してトラック事業者の自助努力を理解した例  燃料サーチャージの導入事例② 事例3:運送原価を検証してトラック事業者の自助努力を理解した例 トラック運送事業者は、これまで原価計算を行っていなかったが、軽油高騰に際し原価計算に取り組んだ。その結果、荷主との取引が赤字であることが判明し、燃料サーチャージ導入の申し入れを行った。荷主は、トラック運送事業者が提出した運送原価資料を検証することによって、コスト削減努力が限界であることを十分に理解することができ、その上で継続的かつ良好な取引を行うために、燃料サーチャージの導入が妥当と判断し、導入に踏み切った。 事例4:運送原価の引下げができるような改善を実施した例 荷主との話合いのなかで、トラック運送事業者は配送ルートの見直し、積載量の大きい車両を用意するなど、輸送の効率化に向けた取組を行い、燃料高騰分を相殺するだけの運送原価の削減を行うことができた。 また、こうした取組を踏まえ、荷主がトラック運送事業者における運送原価の詳細を理解したため、コスト削減しても吸収できなかった燃料高騰分については、燃料サーチャージを導入した。

燃料サーチャージの導入事例③ 事例5:地域を代表する企業としての社会的責任に配慮して導入した例 事例6:コンプライアンスに配慮して導入した例  燃料サーチャージの導入事例③ 事例5:地域を代表する企業としての社会的責任に配慮して導入した例 荷主は、地域を代表する企業(地元の名士)であり、社会的責任にも配慮し、また自らがリーダーシップをとるという強い意思があった。トラック運送事業者はそれを認識し、荷主に対し繰り返し燃料サーチャージの導入交渉を行った。その結果、荷主は燃料高騰分を運賃に転嫁した。 事例6:コンプライアンスに配慮して導入した例 トラック運送事業者は、荷主に対し日頃より燃料高騰の状況を説明し、燃料サーチャージの導入を要請していた。荷主は、独占禁止法(優越的地位の濫用)、下請法遵守の観点から、トラック運送事業者からの燃料サーチャージの導入の協議に応じないことはコンプライアンス上問題があることを認識し、燃料高騰分の転嫁を実施した。

燃料サーチャージの導入事例④ 事例7:着荷主から燃料高騰分の転嫁が認められた例 事例8:元請事業者から下請事業者に転嫁した例  燃料サーチャージの導入事例④ 事例7:着荷主から燃料高騰分の転嫁が認められた例 荷主は、トラック運送事業者から、繰り返し燃料サーチャージ導入の依頼があったため、取引先である着荷主に交渉して、燃料サーチャージ分の費用負担の了承を得られたため、燃料高騰分については運賃引上げにより対応した。 事例8:元請事業者から下請事業者に転嫁した例 ○下請事業者が元請事業者に対し燃料サーチャージへの理解を図り、元請事業者は荷主に対して、運賃転嫁交渉を余儀なくされ、導入に成功した事例 ○元請事業者の直下の1次下請事業者で、日頃から配車等のニーズに的確に対応しており、信頼関係が強固で元請から高く評価されている事例(他事業者に容易に変更できない)  ○元請事業者が、運賃転嫁をしなければ安全確保が困難と判断した事例 ○高い輸送品質が求められ、下請事業者を簡単に変更できない特徴を有する輸送の事例(特に継続的取引の場合)

荷主の皆さまへのお願い  軽油価格高騰により、トラック運送事業者の自助努力は限界に達しており、多くの事業者が事業存廃の危機に瀕しています。今後も安定した輸送サービスを提供するため、トラック運送事業者から話し合いの申し出があれば、是非応じてくださるようお願い申し上げます。 国土交通省と経済産業省は、日本経済団体連合会(経団連)、日本商工会議所をはじめ多くの荷主団体を通じて、荷主事業者に燃料サーチャージの導入を働きかけています。 国土交通省は、「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン(平成24年5月改定)」を発出しています。 (http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000004.html) ★資料の入手方法 トラック 燃料サーチャージ 検 索