ソフトウェア開発及びソフトウェア プロジェクトマネジメント(VIII)

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1業務の実施方針等に関する事項 【 1.1 調査内容の妥当性、独創性】  事業の基本方針、目的及び調査内容 記述内容 ・仕様書を踏まえて、本事業の基本方針、目的について具体的に記述する。 ・仕様書を踏まえて、本事業の内容について具体的に記述する。 ・当局が提示した内容以外に、当該事業を効果的・効率的に実施するための新たな提案がある場合、その内容を具体的に記述する。
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【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「逆止弁」の要求仕様
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①プロジェクトとは ②プロジェクト・マネジメント
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 破断試験の計測準備

【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) ペデスタル外調査装置の装置改善仕様及び改善効果の整理
【1 事業の内容及び実施方法】 事業内容(実施方法を含む)
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【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 免震建屋地震応答解析の整理
3-1システム戦略 3-1-3ソリューションビジネス (Point) ・代表的なサービスを通じ、ソリューションの考え方を理解

プロジェクト管理 (情報システム開発におけるプロジェクト管理)
事業計画 発表者名 | 会社名.
進捗管理 1.進捗度算出 (1)進捗尺度 進捗把握の単位は、細分化されていることが望ましい。 可能ならば1人1週間の作業量を1単位とする
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「熱流動解析および水素濃度解析」の要求仕様
要員管理 要員の質、量、配置、作業状況を管理する 一般的な注意点を下記に示す (1)組織 ・組織構成を明快にする -指示命令系統
構成管理 構成管理とは、ソフトウェア開発に於ける成果物をある時点で凍結し、 以降の変更を管理する事をいう
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 竜巻条件の設定作業


事業内容(実施方法を含む) 記述内容 6.1(別紙1) 提案書雛形 【雛形頁番号1】
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 水-空気試験ループの製作

要約 きりん、まぐろ、PB.
【1 事業の目的、内容及び実施方法】 1.1 事業目的
プログラム実行履歴を用いたトランザクションファンクション抽出手法
プログラム実行時情報を用いたトランザクションファンクション抽出手法
【1 事業の内容及び実施方法】 事業内容(実施方法を含む)
PMO  山本洋徳.
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) グレーチング切断装置の設計
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 水素発生量評価試験
【1 調査の目的、内容及び実施方法】 1.1 調査目的
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【1 調査の目的、内容及び実施方法】 1.1 調査目的
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【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1アクセス装置の概念検討
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【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 電気・計装現地工事の施工設計(現場調査も含む)
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1調査内容の妥当性、独創性】
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1事業実施の基本方針、業務内容等】
【1 事業の内容及び実施方法】 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 試験片の加工
【1 事業の内容及び実施方法】 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 高性能多核種除去設備タンク用保温材
保守請負時を対象とした 労力見積のためのメトリクスの提案
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 実機大収納缶の健全性確認試験の計画
6.1(別紙1) 提案書雛形 【雛形頁番号1】 事業内容(実施方法を含む) 記述内容
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 薬品配管施工設計・保守点検架台製作
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 試験体数・パラメータ計画
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 ジルカロイ試験管 断面SEM観察
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 照射試験体検査結果の評価
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 瓦礫類・伐採木管理票の分類・情報整理の検討
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 試験体の製作
(別紙1) 提案書雛型 令和元年度 沖縄型テレワーク実装推進調査 ー提案書ー                        (日付)                        (企業名)                        (連絡先等)
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 3方向地震入力の検討条件の設定
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 装置据付作業
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「モックアップ試験の計画検討」の要求仕様
事業内容(実施方法を含む) 記述内容 6.1(別紙1) 提案書雛形 【雛形頁番号1】
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) クロスフロー試験装置の製作(屋外設備)
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ソフトウェア開発及びソフトウェア プロジェクトマネジメント(VIII) 北航软件学院 马平 博士 副教授 maping@buaa.edu.cn

レビュー 1.タイム・マネジメントには、(? )のプロセスがある。 各プロセスの主なアウトプットは? 2.WBSでスケジュールを作る流れ   各プロセスの主なアウトプットは? 2.WBSでスケジュールを作る流れ 3. アクティビティ順序設定の技法?区別? 4.作業間の依存関係は? 5.CPM? PERT? 6.スケジュールの表現形式? 7.所要期間の短縮技法は?例を挙げて 6.干特图 里程碑 网络图等 7.再見積り(2.4.3.1) ファスト・トラッキング(Fast tracking) (2.4.3.2) クラッシング(Crashing) (2.4.3.3)

クリティカルパスの例

PMBOKプロセス群と知識エリアのマップ       プロセス群 知識エリア 立ち上げ 計画 実行 コントロール 終結 統合マネジメント プロジェクト計画の策定 プロジェクト計画の実行 統合変更管理 スコープ・マネジメント スコープ計画 スコープ定義 スコープ検証 スコープ変更管理 タイム・マネジメント アクティビティ定義 アクティビティ順序設定 アクティビティ所要期間見積り スケジュール スケジュール・コントロール コスト・マネジメント 資源計画 コスト見積り コストの予算化 コスト・コントロール 品質マネジメント 品質計画 品質保証 品質管理 人的資源マネジメント 組織計画 要員調達 チーム育成 コミュニケーション・マネジメント コミュニケーション計画 情報配布 実績報告 完了手続き リスク・マネジメント リスク識別 定性的リスク分析 定量的リスク分析 リスク対応計画 リスクの監視・コントロール 調達マネジメント 調達計画 引合計画 引合 発注先選定 契約管理 契約完了

コンセプトフェーズでの見積り手法 見積り法 方法 説明 精度 類推見積り Analogous Estimate 類似のプロジェクトの費用を参照 -25%~+75%が目標 パラメトリック見積り Parametric Modeling 道路工事なら1m単価x何m PGならステップ換算、画面/帳票換算 -20%~+25%が目標 ボトムアップ見積り Bottom-up Estimate WBSのワークパッケージをベースにした詳細見積り -5%~+10%目標 見積り精度 Order of Magnitude コンセプトフェーズ段階のフィージビリティ 概算見積りで詳細データがない 類推見積り 予算化 Budget プロジェクト承認のための大枠 パラメトリック or 概略WBS -10%~+25%が目標 確定 Definitive 入札提案書(Bid Proposal)、入札評価(Bid  Evaluation)等で使用。仕様書、図面、データ等が必要 WBS

複雑であること。 試行錯誤が必要なこと。 仕様が不明確であること。 補充内容 ソフトウェア開発の見積り 補充内容  ソフトウェア開発の見積り ソフトウェア開発の見積もりを困難にしている要因  複雑であること。  試行錯誤が必要なこと。  仕様が不明確であること。 

補充内容  ソフトウェア開発のコスト  ソフトウェア開発のコストを工程別に分けていくと、次のようになる。  機能設計  内部設計  プログラミング  単体テスト  結合テスト  その他、環境設定など

補充内容 見積もり技法 見積もり技法としては 下記のものが知られている。 類推法 積算法 COCOMO FP法 COCOMO II 補充内容     見積もり技法  見積もり技法としては  下記のものが知られている。  類推法  積算法  COCOMO  FP法  COCOMO II るいすい[類推][名词;n]相似;analogy るいすい[類推][名·他サ]类推

補充内容 見積もり技法 類推法 積算法 過去の類似の開発事例から開発規模を類推する手法。 補充内容   見積もり技法 類推法   過去の類似の開発事例から開発規模を類推する手法。   問題点:過去のプロジェクトのデータを役に立つほど蓄積できるのは、大手の開発業者に限られる。しかも現在は開発手法がかなり変化してきているので、過去のデータは役に立たない場合が多い。 積算法   必要な作業項目を細分化していって、それらの工数を見積もり合成する手法。ソフトウェア開発においては、開発工程と機能分類のマトリックスで作業項目を細分化する。その細分化された作業項目をどのように見積もるかと言うことについては、この手法では関知していない。

補充内容 見積もり技法 COCOMO FP法 COCOMO II 開発するソフトウェアの行数を把握し、その行数を開発工数に換算する手法。 補充内容      見積もり技法 COCOMO   開発するソフトウェアの行数を把握し、その行数を開発工数に換算する手法。   問題点:まだ開発していないソフトウェアに行数をどのように把握するのかという問題がある。これははっきり言って勘で行うしかない。また同じ行数でも難易度が高いものと低いものがある。つまり換算率が異なる。COCOMOとは、Constructive Cost Modelの略。1981年にベームが開発した手法。 FP法   Function Pointの略。システムの画面や帳票、データべースのレコードなどを洗い出し、それぞれの複雑さを点数化して、その値から開発の工数を算出するもの。   問題点:大部分の見積もり作業は、これらの要素が確定する以前に行わなければならないという根本的な問題がある。 COCOMO II   簡単に言えばCOCOMOにFP法の要素を取り入れたもの。

見積り技法 概要 特徴 使用上の注意 概算法 (類推法) 積算法 (積上げ法) 標準タスク法 CoCoMo ファンク ションポイ ント法 過去に実績のあるプロジェクトをベースとして、 対象となるプロジェクト工数やコストを見積も る。主にプロジェクトの初期段階で行われるこ とが多いです。 見積りコストが安価 で済む。 類似プロジェクトが 過去にあれば信頼性 は高くなる。 過去のプロジェクト実 施者に見積りを依頼 のデータベースを活用 したりする。 積算法 (積上げ法) プロジェクト上で必要となる作業項目をWBSに よって洗い出し、その作業ごとの工数を個別に 見積もる。それから、個別の工数を積み上げて 計算する WBSを細かくすること で、見積り精度向上 させることができる。 WBSを細かくすればする ほど、見積りコストが 上昇する。 標準タスク法 開発工程を標準的な複数のタスクに定義し、そ れぞれ過去の実績から設定された作業工数を与 える(標準タスクテーブル)このテーブルをも とに対象となるプロジェクトの見積りを算出する 積算法を標準化した ものである。標準化 しているため,見積り に統一性があり、 ユーザの理解も得やすい。 標準値の設定に開発規 模などの付加的要件を 反映させ、定期的に標 準値を見直す必要があ る。 CoCoMo プログラムのソースコードの行数で見積りを行う。 過去、主に、アセンブラやCOBOLなど、メインフ レーム中心のソフトウェア開発で利用された。 開発規模を見積もる技 法ではなく、ソース コード行数と工数との 変換技法と考えると理 解しやすい。 ウォーターフォール型 の開発を想定している。 数万から数十万ステッ プ規模の見積りに適し ている。 ファンク ションポイ ント法 (FP法) 画面入力や帳票出力、使用ファイル、外部インタ フェースなどの機能数(ファンクションポイン) によって見積りを進める。開発形態の多様化に対 応して、多くの企業で採用されだした。機能は5 つのタイプ(内部論理ファイル、外部インタェ ースファイル、外部入力、外部出力、外部照会) にわけてカウントされる。 開発環境に影響される ことなく、ソフトウェ アの開発規模を測定す ることができる。 FPは規模の大きさを示 すものなので、開発工 数を求めるには、別途 変換テーブルの作成が 必要となる。 COCOMOⅡ ソースコードの行数から工数に変換すること になっている。工数調整にソフトウェアの再 利用やプロジェクトメンバーの経験などの要 素が重み付けされる。 新規開発のみでなく、 再利用を含んだ開発に も対応することができ 開発のどの時期に見積 もるかによって、3つ のモデル(基本COCOMO、 中間COCOMO、詳細 COCOMO)に分かれる。

標準タスク法の例

ファンクションポイント算定手順 トランザクション 《処理》the transaction.

補充内容 EVMSで進捗を管理する 全体価値、達成価値、実経費を求める スケジュール差異とコスト差異を求める  全体価値、達成価値、実経費を求める  スケジュール差異とコスト差異を求める  スケジュール効率とコスト効率を求める  スケジュールとコストを予想する EVMS (earned value management system) EVM / アーンドバリュー・マネジメントシステム / 出来高管理システム  作業の進ちょくや達成度を(通常は)金銭的に表現したものであるアーンドバリュー(earned value)を統一的な尺度として、プロジェクトのパフォーマンス(コスト、スケジュール)を定量的に測定・分析し、一元的な管理を行うプロジェクト管理手法のこと。  一般にWBSをベースに必要な工数を算出し、ここから金銭価値で表現した計画を作成し、チェックポイントごとの達成予定額(パフォーマンス・メジャメントベースライン:PMB)を設定する。計画では各作業の金銭総和がプロジェクトの総コストとなる。プロジェクト実施段階でも達成作業量も金銭表現して達成予定額と比較することで、作業進ちょくのスケジュールを定量的に把握する。同時に実出費と達成額を比較することで、コスト面の進ちょくも測定できることになる。  スケジュール、コストの両面で、計画値からの乖離(かいり)を常時把握することで、プロジェクトのパフォーマンスを動的に測定し、精度の高い完了時期や完了時のコスト予測が可能となる。また、完了遅延や予算超過の程度も予測できるため、プロジェクトオーナーにとってリスク管理の有効なツールとなる。また、PMBOKにおいても、進ちょく管理の基礎的ツールとして位置付けられている。  歴史的には古く、まず1962年のミニットマンミサイル開発計画で適用され、1967年に米国国防総省の調達規定の一部として、C/SCSC(Cost/Schedule Control Systems Criteria)と呼ばれる35項目の管理基準が設定された。この基準を民生への適用も視野に入れ、米国国防産業協会(NDIA:National Defense Industrial Association)の要望に基づいた若干の修正と用語解説を付加したものがリリースされ、1998年6月には米国規格協会(ANSI:American National Standards Institute)がEVMSの名称で、ANSI/EIA-748-1998として発行した。  米国では一定額以上の政府系の入札では応札業者に対応が義務付けられており、国防総省やNASAでは大規模なEVMS教育が行われている。カナダ、英国、スウェーデンなどでも国内規格として活用され、日本においても経済産業省がシステム開発プロジェクトの管理手段として採用を推奨している。

アーンド・バリュー・マネジメント アーンド・バリュー・マネジメントとは、 予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価するプロジェクト管理の技法である。1967年に米国防総省の調達規則の一部として制定された C/SCSC(Cost/Schedule Control System Criteria)が元となっている。1990年代、クリントン大統領政権下における国家的プロジェクトのパフォーマンス改善を通じて見直され、発展してきた。プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK) の2000年版では、コスト・マネジメントの技法として言及されて (7.4.2.3) いる。進捗の進み/遅れのような指標(スケジュール差異)も日数/時間という単位ではなくコストを単位として求められる点に特色がある。

補充内容 EVMSで進捗を管理する ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS, Work Breakdown Structure) アーンド・バリュー・マネジメントをプロジェクトに適用しようとするプロジェクト・ マネジャーには 以下に挙げる基本情報が必要である。 ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS, Work Breakdown Structure) 階層化され詳細化された、全てのプロジェクト構成要素のリスト プロジェクトのマスター・スケジュール(PMS, Project Master Schedule) 各タスクの納期と担当者が示されたガントチャート 計画価値(PV, Planned Value) 当該期間末までに完了しているものとして計画された作業の予算 アーンド・バリュー(EV, Earned Value) 当該期間末までに進捗した作業を、その作業の計画価値に対する比から評価した価値 実コスト(AC, Actual Cost) 当該期間末までに実際に投入した総コスト 完成時総予算 (BAC, Budget at Completion) プロジェクトの完了時点におけるPV

補充内容 EVMSで進捗を管理する 次のような評価値を算定することができる コスト差異(CV, Cost Variance) EV - AC(0以上であれば良好) スケジュール差異(SV, Schedule Variance) EV - PV (0以上であれば良好) コスト効率指数 (CPI, Cost Performance Index) EV÷AC(1以上であれば良好) スケジュール効率指数 (SPI, Schedule Performance Index) EV÷PV(1以上であれば良好) 完成時総コスト見積り(EAC, Estimate At Completion) AC + (BAC - EV)÷CPI プロジェクト・マネジャーは、これらの情報を基に次のような評価値を算定することができる。

EVMS (Earned Value Management System) PV ベースライン AC  実コスト EV アーンドバリュー BAC 完了予算コスト VAC:完成時での差異 SV:スケジュール差異 期間表示 SV:スケジュール差異 コスト表示 CV:コスト差異 EV 予測のプロジェクトの時間遅れ 現時点 計画完了時点 PV ベースライン EV AC コスト 時間 EAC 完了予測コスト

EVMS:Erned Value Management System ・BCWS Budgeted Cost of Work Scheduled =>PV 計画された作業に対する予算化されたコストのこと。一般にS字カーブを描く。   計画された価値 PV Planed Value という。 これが 進捗測定用 ベースラインとなる。 ・BCWP Budgeted Cost of Work Performed =>EV 指定された段階で完了した作業に対する計画上の予算化されたコストのこと。完了したWPの予算化されたコストの累積で計算する。   獲得EV Earned Value という。 ・ACWP Actual Cost of Work Performed =>AC 指定された段階で完了した作業に対する実際に費やされたコストのこと。間接費も含まれる。    実コスト AC Actual Cost という。 ・CV Cost Variance       CV=EV-AC 実際に処理した作業にかかったコストの計画値からの差異 ・SV Schedule Variance    SV=EV-PV 実際に処理した作業の計画からの遅れまたは進みの絶対値 ・EAC Estimate At Completion EAC=AC+(BAC-EV)/PF  完成時予測総コスト                                 PF Performance Factor(CPI or SPI or CPI×SPI) ・VAC  Variance At Completion  VAC=EAC-BAC 完成時予測総コストと計画時総コストの差異 ・CPI Cost Performance Index   CPI=EV/AC 実施した作業の計画のコストの実質コストに対する比率の指標 ・SPI  Scheduled  Performance Index SPI=EV/PV 実施した作業の計画のコストの計画コストに対する比率の指標 ・TCPI To Complete Performance Index (BAC-EV)/(EAC-AC) 現時点以降のCPIを表す。   アーンド・バリュー・マネジメント アーンド・バリュー・マネジメントとは、予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価するプロジェクト管理の技法である。1967年に米国防総省の調達規則の一部として制定された C/SCSC(Cost/Schedule Control System Criteria)が元となっている。1990年代、クリントン大統領政権下における国家的プロジェクトのパフォーマンス改善を通じて見直され、発展してきた。プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK) の2000年版では、コスト・マネジメントの技法として言及されて (7.4.2.3) いる。進捗の進み/遅れのような指標(スケジュール差異)も日数/時間という単位ではなくコストを単位として求められる点に特色がある。 日本においても、経済産業省が実証プロジェクトを通じてアーンド・バリュー・マネジメントのガイドラインを策定しているなどの動きがあり、政府の調達案件では今後アーンド・バリュー・マネジメントの技法による管理を行うことを受注の条件とすることも検討されていると言われている。 アーンド・バリュー・マネジメントでは、ある時点までにプロジェクト・チームが完成した成果とプロジェクト開始時に予測した見積りとが比較される。この比較から、プロジェクトが完了状態からどれほど離れているかについての標準が与えられる。既にプロジェクトに投入された作業量から推定することによって、プロジェクト・マネジャーは完了時点までにどれほどのリソースが使用されるかの見積もりを得ることができる。 この技法はクリティカル・パスの概念に基づいている。プロジェクトのパフォーマンスを測定し管理する手法には、他にクリティカル・チェーン法がある。クリティカル・チェーン法では、代わりにバッファ管理を採用している。その理由は、アーンド・バリュー・マネジメントではプロジェクトの制約条件(即ちプロジェクトのクリティカル・チェーン)とプロジェクトの非制約条件(即ちプロジェクト・ネットワーク中のクリティカル・チェーン以外のパス)が明確に区別されないためである。この性質は、時によるとより良いアーンド・バリュー評価を追求しようとするプロジェクト・マネジャーに、クリティカルな作業を犠牲にして非クリティカルな作業の遂行を促進させうるものであり、その結果プロジェクトの完了は遅れてしまう。これは、部分的な評価は全体的な評価に従属するという意識が不足した結果として、局所的な最適化を行ってしまうという問題である。 アーンド・バリュー・マネジメントをプロジェクトに適用しようとするプロジェクト・ マネジャーには以下に挙げる基本情報が必要である。 ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS, Work Breakdown Structure) 階層化され詳細化された、全てのプロジェクト構成要素のリスト プロジェクトのマスター・スケジュール(PMS, Project Master Schedule) 各タスクの納期と担当者が示されたガントチャート 計画価値(PV, Planned Value) 当該期間末までに完了しているものとして計画された作業の予算 アーンド・バリュー(EV, Earned Value) 当該期間末までに進捗した作業を、その作業の計画価値に対する比から評価した価値 実コスト(AC, Actual Cost) 当該期間末までに実際に投入した総コスト 完成時総予算 (BAC, Budget at Completion) プロジェクトの完了時点におけるPV プロジェクト・マネジャーは、これらの情報を基に次のような評価値を算定することができる。 コスト差異(CV, Cost Variance) EV - AC(0以上であれば良好) スケジュール差異(SV, Schedule Variance) EV - PV (0以上であれば良好) コスト効率指数 (CPI, Cost Performance Index) EV÷AC(1以上であれば良好) スケジュール効率指数 (SPI, Schedule Performance Index) EV÷PV(1以上であれば良好) 完成時総コスト見積り(EAC, Estimate At Completion) AC + (BAC - EV)÷CPI

EVMS:Erned Value Management System EVMSによる進捗管理手法  1.CV、SVが10%の閾値を越えると異常と言う判断を下す。  2.CPI、SPIが0.9を下回る場合を異常と判断する。    異常を発見一時は、何らかの対応策をとる。    また、CV、SV、CPI、SPIが7回連続して悪化の傾向を示したら、    そのプロジェクトまたはWPを重点管理する。  ☆ VAC<CV 最終結果が現在地よりもよくなるという報告が上がったらおかしいと判断できる。  ☆ TCPI>CPI 現時点以降のCPIが過去のCPIより改善される報告が上がったらおかしい。  ☆ 算出したEAC>>報告された完成時総コスト     完成時総コストがEACよりも大幅に改善された報告書はおかしい。  ★ 変更管理 CCB Change Control Board の判断を仰ぐ    EVMSの基盤となるベースラインはスコープ(マネジメントまたは成果物)の変更が    行われたときのみ変更となる。つまり予算の見直し。   ・プロジェクト全体の変更管理 スコープ、スケジュール、コスト、品質、契約・・・の変更管理

<EVMS(アーンドバリュー分析> BAC(Total budget) PV(BCWS) EV(BCWP) SV (PV-EV) CPI ⑧進捗を管理する <EVMS(アーンドバリュー分析> (アーンドバリューとは、出来高のこと) BAC(Total budget) PV(BCWS) <計画予算コスト>その時点までにどれだけの仕事が終わっていなければならないか EV(BCWP) <出来高>実際にはどれだけの仕事が終わっているのか <実際発生コスト>終わった仕事にいくら費用がかかったのか <コスト差異> CV=正:予算以内  CV=負:予算超過 SV (PV-EV) <スケジュール差異> SV=正:計画より早い  SV=負:計画より遅れ CPI (EV/AC) <コスト効率指標>CPI>1:コストが計画より少ない  CPI<1:コストが計画より多い SPI (EV/PV) <スケジュール効率指標>SPI>1:作業が計画より早い  SPI<1:作業が計画より遅い <完成時総予算> <完成時総コスト見積り> VAC (BAC-EAC) 完成時での差異 AC(ACWP) CV (PV-AC) EAC コスト(円) 日 現在 納期 AC CV BAC EAC VAC PV EV SV

今日の内容 コスト・マネジメント

第8回. コスト・マネジメント 8.1 資源計画 8.2 コスト見積り 8.3 コストの予算化 8.4 コスト・コントロール 8.1 資源計画 8.2 コスト見積り 8.3 コストの予算化 8.4 コスト・コントロール 8.5 システム開発における考慮点

コストマネジメント

コスト・マネジメントのプロセス コスト・マネジメント コスト・マネジメントは次の図に示す 4つのプロセスがある。 資源計画 コスト見積り 4つのプロセスがある。                                                 計画のプロセス                           計画のプロセス                                     コントロールのプロセス コスト・マネジメント 資源計画 コスト・コントロール コスト見積り コストの予算化

8.1 資源計画 資源計画 インプット ツールと技法 アウトプット 1.ワーク・ブレークダウン ・ストラクチャー(WBS) 2. 過去の情報 8.1 資源計画 資源計画 インプット 1.ワーク・ブレークダウン   ・ストラクチャー(WBS) 2. 過去の情報 3.スコープ記述書 4.資源プール記述書 5.組織の方針 6.アクティビティ所要期間   見積り ツールと技法 1. 専門家の判断 2.代替案の識別 3.プロジェクトマネジ   メント・ソフトウェア アウトプット 1.資源に対する   要求事項

8.2 コスト見積り コスト見積り インプット ツールと技法 アウトプット 1.ワーク・ブレークダウン 1.類推見積り 8.2 コスト見積り コスト見積り インプット 1.ワーク・ブレークダウン   ・ストラクチャー(WBS) 2. 資源に対する要求事項 3.資源レート 4.アクティビティ所要期間   見積り 5.見積り関連刊行物 6.過去の情報 7.勘定科目表 8.リスク ツールと技法 1.類推見積り 2.係数モデル見積り 3. ボトムアップ見積り 4.コンピュータ・ツール 5.他のコスト見積り手法 アウトプット 1.コスト見積り 2. 詳細資料 3.コスト・マネジメント   計画書

8.2 見積り段階と見積り方法の適用例 フェーズ タスク 初期見積り 概算見積り 詳細見積り 8.2 見積り段階と見積り方法の適用例 定義 機能設計(分析) システム設計 開発 導入 適用 システムの 目的を定める 機能設計 プロジェクト計画 機能設計レビュー システム基本設計 システム詳細設計 設計レビュー プログラム設計 プログラム製作 システムテスト システムテストレビュー 納入/設置 システム 導入支援 適用支援 保証サポート フェーズ タスク      初期見積り     概算見積り        詳細見積り   ・ 類推見積り      ・ 係数モデル見積り  ・ 係数モデル見積り                           例: (画面数+帳票数)      例: SPR法             例: IFPUG法         X定数    ・ 係数モデル見積り  ・ ボトムアップ見積り  ・ ボトムアップ見積り        例: Early FP法    ・ ボトムアップ見積り Early Function Point Counting 開発初期段階でのFPカウント方法 (This page is also available in Dutch and in Japanese) NESMA(Netherlands Software Metrics Association)では、システム開発の初期段階で使用できる二つのFPカウント方法を開発した。: FP概算法 (estimated function point count) FP試算法 (indicative function point count) (後者のFP試算法は、"オランダ方式 (the Dutch method)"としてFPAリストサーバ/カナダ ケベック大学運営に、載っている。) ここでは、FPカウントの二つの異なる方法と、その適応性、検証の結果について説明する。   次の内容で説明を進める。 IFPUG法:The(detailed)Function point count FP概算法:The estimated function point count FP試算法:The indicative function point count IFPUG法、FP概算法、FP試算法の比較例 どのカウント方式をいつ使えば良いか 100以上のプロジェクトのデータによる検証結果  IFPUG法:The(detailed)Function point count IFPUG法は正式のカウント方法で、下記の手順で行う。 全てのファンクションについて、ファンクションタイプ (ILF, EIF, EI, EO, EQ) を決定する。 全てのファンクションの複雑度 (Low, Average, High) を評価する。 未調整ファンクションポイントを計算する。 概略の説明へ戻る FP概算法:The estimated function point count FP概算法は、下記の手順で行う。 全てのデータファンクション (ILF, EIF) の複雑度をLowに、 全てのトランザクションファンクション (EI, EO, EQ) の複雑度をAverageとする。 従って、正式のカウント方法との唯一の違いは、その複雑度の評価をファンクション毎に行うのではなく、デフォルト値で決める点である。 概略の説明へ戻る  FP試算法は、下記の手順で行う。 データファンクション (ILF, EIF) の数を決定する。 アプリケーションの未調整FP値を下記の計算で求める。 FP試算値 (FP) = 35 x ILFの数 + 15 x EIFの数 即ち、このFP試算値は、論理ファイル (ILF, EIF) のみに基づいて算出される。 FP試算法は、下記の仮定に基づいている。 ILFには、平均して、3つのEI (ILFに対する追加、変更、削除)と、2つのEO、1つのEQを伴う。 EIFには、平均して、1つのEO、1つのEQを伴う。 概略の説明へ戻る IFPUG法、FP概算法、FP試算法の比較例 この節では、三つのFPカウント方法を簡単な事例で説明する。事例は、顧客データと製品データを維持管理し、供給者データを参照するアプリケーションである。 より正確なFP値を求めるには、より詳細なユーザ要求仕様が必要となる。そのため、この事例では三つの方法をFP試算法、FP概算法、IFPUG法の順番で説明する。 FP試算法 ユーザ要求: ユーザは、顧客データと、製品データを維持管理し、供給者データを参照することを要求している。. この(ラフな)仕様でも、FP試算法には十分である。 ILF: 顧客データ、製品データ EIF: 供給者データ   データファンクション ファンクションタイプ FP値 (デフォルト) 顧客データ ILF 35 製品データ 供給者データ EIF 15     FP試算値  85 fp FP概算法 FP概算法を行うには、トランザクション・ファンクションについての情報も必要なので、より詳細なユーザ要求が必要となる。 ユーザは、顧客データに対して、追加、更新、削除、及び照会、そして、計算データを含む4種類のレポートを要求している。 ユーザは、製品データに対して、追加、更新、削除、及び照会、そして、計算データを含む1つのレポートを要求している。 ユーザは、供給者データに対して、供給者番号での照会機能と集計結果の帳票出力を要求している。 これら、より詳細なユーザ要求仕様には、実際のトランザクション・ファンクションの総数が示されていて、FP概算法が可能になる。.   データ/トランザクション  ファンクションファンクション  タイプ 複雑度 FP値 (未調整値) Low 7 5     顧客データの追加 EI Average 4 顧客データの更新 顧客データの削除 顧客データの照会 EQ 顧客レポート1 EO 顧客レポート2 顧客レポート3 顧客レポート4     製品データの追加 製品データの更新 製品データの削除 製品データの照会 製品関連のレポート     供給者番号照会 供給者関連のレポート      FP概算値   IFPUG法 IFPUG法を行うには、ファンクションタイプ (ILF, EIF, EI, EO, EQ) 毎の数だけでなく、個々の機能について複雑度 (Low,Average,High) も決める必要がある。 FPA法では、データファンクションとトランザクションファンクションの複雑度は、その機能に関連するDET,RET,FTRに基づいて決まる。このため、ユーザ要求(この事例のFP概算法の説明で記述しているが)をより詳細に分析する必要がある。つまり、どのDETとFTRがトランザクションファンクション (EI,EO,EQ) で使われているか、どのようなRETとDETでデータファンクション (ILF,EIF) が構成されているか、である。 このようにユーザ要求の詳細な分析をすると、その結果、例えば以下のようにFP値が求められる。   データ/トランザクション  ファンクション ファンクション FP値  (未調整値) 10 High 6 3      FP値   結論 この特殊な事例では、三つのカウント方法が、85FPで同じ機能規模となった。計測結果は、通常同じとはならないが、かなり近い値となる。この報告の最後に、FP概算法とFP試算法の精緻な検証結果を載せる。 概略の説明へ戻る 正式のFPカウント方式は、もちろん概算法や試算法に比べ、より正確である。しかし、より多くの時間と、より詳細な仕様を必要とする。 どのカウント方式を使うかは、プロジェクトマネージャの判断と、システムのライフサイクルのフェーズに依存している。 多くのアプリケーションに適用した結果、FP試算法は、驚くほど良い見積もり結果を示している。データモデルは、ほとんど労力を掛けずに作成または入手できるため、多くの場合FP試算法で算出する事は比較的容易である。 概略の説明へ戻る およそ100の開発済みのアプリケーションのデータを使用し、NESMAではFP概算法及びFP試算法の精度について調査を行った。 提供されたアプリケーションについて、3通りのカウント方法で同時に測定した。その結果を下記の2つのグラフに示す。 FP概算値(縦軸)と正式なFP測定値(横軸)の相関    FP試算値(縦軸)と正式なFP測定値(横軸)の相関 どちらのケースも、良い相関(直線的な)を示している。しかしながら、試算法のグラフにおいては、いくつかのケースで、かなりの差異(50%に到るずれ)が見られる。これが、FP試算法を使用する際の注意点である。このカウント方法の強みは、非常に短い時間で、アプリケーションのラフな規模見積りができることである。  出力の数が平均に比べ多い(または少ない)場合には、35や15という係数を変更することが必要になるだろう。しかし、この方式の考え方は、一般的に使用できるものである。 FP概算法での見積結果と、正式な計測結果とは非常に近い値となっている SPR法  昨今、プロジェクト管理に対する意識の向上と共に、プロジェクト管理ツール(以下、PMツール)を導入&活用する企業/組織/プロジェクトが増えてきています。 しかし、PMツールを導入するだけでは実際には十分な効果を上げることはできません。プロジェクト管理を成功させるためには、信頼性の高いプロジェクト計画を策定できるかどうかが前提条件となります。 高精度で信頼できる計画を策定するためには、ベースとなる経験的データが必要となります。しかしながら、経験的データとして精度の高い実績データを蓄積している組織は決して多くなく、大多数の組織はタスクの漏れや、サービス残業などの工数が集計されていないため、一般的に30%、多い時には70%もの工数が未集計となる傾向があるようです。このような経験的データを元に計画を策定しますと、当然のことですが過小見積りの計画となってしまい、プロジェクトの途中で要員追加の必要性が生じたり、納期に間に合わなくなってしまうといった問題が発生してしまいます。 KnowledgePLAN は、開発元である米国SPR社のコンサルタントによって世界中から集められた豊富なプロジェクト実績-”知識ベース”-と、ソフトウェアの開発における様々な要因(人的、技術的、プロセス的等々)の状況や変化が、対象となるプロジェクトの生産性や品質にどう影響するかをコントロールする”見積りアルゴリズム”により、あらゆるソフトウェア開発に対して高精度な見積り(プロジェクト計画の策定)を実現できるツールです。 この強力な知識ベースと見積りアルゴリズムにより、世界標準的な工数・工期・成果物量・欠陥数を見積ることができます。特に未経験のソフトウェアタイプの開発や、はじめてのプラットフォームでの開発など、予測の難しい開発に対しても、KnowledgePLANの持つ経験を活かして、客観性の高い計画の策定ができます。 KnowledgePLANが扱う、プロジェクトサイズの規模尺度には、FPA(ファンクションポイント法)とコード行数の2種類が指定できるようになっております。FPAにおいては、世界的に高い支持を得ているIFPUG法のほか、SPR簡易法、システム系ソフトウェアの開発に対応したフィーチャーポイント法を選択できます。コード行数においては、言語毎の生産性情報がツール内に豊富に保持されておりますので、殆どの言語が指定できます。 知識ベース内の全実績データは、規模をファンクションポイント値で捉えており(コード行数からの逆算法によるファンクションポイント値も含む)、これから計画策定しようとするプロジェクトの規模尺度に、ファンクションポイントで指定することが、KnowledgePLANの効果を最大限に引き出す有効な手段となります。 規模は、プロジェクトの進行状況によって、その規模の信憑性や正確性が変化しますが、KnowledgePLANでは3種類の規模設定方法を用意しておりますので、プロジェクトライフサイクルの中で使い分けることにより、段階的に見積り精度を高めていくことができます。 プロジェクト計画の策定においてもっとも重要なことは、 ・プロジェクトに要するすべての作業項目が明確になっていること ・個々の作業項目の正確な工数、成果物量、品質データを収集&蓄積できること と言っても過言ではありません。 KnowledgPLANでは、作業項目(タスクカテゴリ)が約150種類に分類されておりますので(追加も可能)、項目の見落としを減らしたり、その実績収集も容易にできるよう構築されております。 KnowledgePLAN を使ってプロジェクトの実績データを豊富に蓄積しましたら、オリジナル知識ベースを構築されることをお勧めします。一番信頼できる経験的知識は、世界標準の知識ベースでも日本標準の知識ベースでもありません。自社標準こそが一番価値のある知識ベースなのです。 知識ベースのカスタマイズ機能はオプション(別途、費用が必要)となっております。このオプションは本体のご購入時以外にも、ご必要になったときに、あとから追加することもできます。 KnowledgePLANをご利用になられる対象者としては、以下のような方または部門を想定しております。

8.3 コストの予算化 コストの予算化 インプット ツールと技法 アウトプット 1.コスト見積り 2. ワーク・ブレークダウン 8.3 コストの予算化 コストの予算化 インプット 1.コスト見積り 2. ワーク・ブレークダウン   ・ストラクチャー(WBS) 3.プロジェクト・スケジュール 4.リスク・マネジメント   計画書 ツールと技法 1.コストを予算化する   ツールと技法 アウトプット 1.コスト・ベースライン

コストの見積りと予算の配賦の方法 実績ベースの見積り 分析ベースの見積り 統計的総和による見積り 予算の配賦

8.4 コスト・コントロール コスト・コントロール インプット ツールと技法 アウトプット 1.コスト・ベースライン 2.実績報告書 8.4 コスト・コントロール コスト・コントロール インプット 1.コスト・ベースライン 2.実績報告書 3.変更要求 4.コスト・マネジメント   計画書 ツールと技法 1.コスト変更管理システム 2.実績測定 3.アーンド・バリュー   ・マネジメント(EVM) 4.追加の計画 5.コンピューター・ツール アウトプット 1.コスト見積り改訂版 2.予算更新版 3.是正処置 4.完成時総コスト見積り 5.プロジェクト終結 6.教訓

8.5 システム開発における考慮点 資源計画では、契約書、プロジェクト計画書、WBSに基づいて明確にする項目. 8.5 システム開発における考慮点 資源計画では、契約書、プロジェクト計画書、WBSに基づいて明確にする項目. コスト見積りでは、プロジェクト予算として含める項目. コストの予算化では、システム開発における予算を、通常は3種類で算定する。 コスト・コントロールはアーンド・バリュー・マネジメント(EVM)を使用して行う。

8.5.1 システム開発における考慮点① ① 所要スキルと所要人数 ② 設備 8.5.1 システム開発における考慮点① 資源計画では、契約書、プロジェクト計画書、WBSに基づいて明確にする項目. ① 所要スキルと所要人数 ② 設備 ③ 購入ソフトウェア、開発ツール、検査ツールなどのソフトウェア、及び購入データや購入する知的財産権 ④ サービス ⑤ プロジェクト作業場所、備品、消耗品

8.5.2 システム開発における考慮点② ① 労務費(クラス別単価を使用) ② 調達費(請負外注費) ③ 設備費(ハードウェア機器) 8.5.2 システム開発における考慮点② コスト見積りでは、プロジェクト予算として以下の項目を含める。 ① 労務費(クラス別単価を使用) ② 調達費(請負外注費) ③ 設備費(ハードウェア機器) ④ ソフトウェア費(購入ソフト・開発ツール・検査ツール等) ⑤ サービス費(保守費、教育費、セットアップ費) ⑥ 経費(フロア費、用力費、設備・消耗品など)

8.5.3 システム開発における考慮点③ ① プロジェクト見積り原価 (システム開発のための希望単価をベースに算定) 8.5.3 システム開発における考慮点③ コストの予算化では、システム開発における予算を、通常は以下の3種類で算定する。 ① プロジェクト見積り原価    (システム開発のための希望単価をベースに算定) ② プロジェクト受注金額    (受注競争のために出した戦略的金額であり、適正マージンを含む) ③ プロジェクト予定原価    (リスクや値引き交渉などの原価削減努力を考慮した原価であり、    ベースラインとする)

8.5.4 システム開発における考慮点④ ① 作業の出来高は成果物ベースで評価する。 ② 費用は期間に運動した費用のみ抽出する。 8.5.4 システム開発における考慮点④ コスト・コントロールはアーンド・バリュー・マネジメント(EVM)を使用して   次のように行う。 ① 作業の出来高は成果物ベースで評価する。 ② 費用は期間に運動した費用のみ抽出する。 ③ 作業に要した費用は実績作業期間と作業者の単金を掛け合わせて    算出する。 ④ 出来高グラフで表示する。 ⑤ 予実対比でプロジェクト完了時のコストを予測 ⑥ コストが超過しそうであれば是正処置を考える。

復習とまとめ ケーススタディ

PMの枠組み プロジェクト マネジメントの 主要要件 1. プロジェクト 統合マネジメント 2. プロジェクト 範囲のマネジメント 3. プロジェクト 時間マネジメント 4. プロジェクト コストマネジメント 5. プロジェクト クオリティ マネジメント 6. プロジェクト 人材マネジメント 7. プロジェクト コミュニケーション 8. プロジェクト リスクマネジメント 計画 実施 コントロール 完了 立ち上げ 完了管理 開始 範囲の計画 範囲の定義 活動の定義 活動の一連性 活動期間の見積 スケジュール開発 リスクマネジ メント計画 リソース計画 コスト見積 コスト予算策定 開発計画 クオリティ計画 組織計画 メンバーの確保 実行計画 全体の変更管理 範囲の変更管理 スケジュール 変更管理 コスト変更管理 成果報告 リスクの モニタリングと リスクの明確化 リスクアセスメント リスク量の算出 リスク対応計画 コアプロセス 促進プロセス 範囲の確定 クオリティ保証 チーム開発 情報提供

2000年度版 契約の完了 プロジェクトの完了手続き 終結のプロセス 遂行のプロセス コントロールのプロセス 立上げのプロセス プロジェクトの立上げ スコープ変更管理 スケジュール管理 コスト管理 品質管理 リスク管理 進捗管理 変更管理 補助的プロセス 情報の配布 プロジェクトチームの育成 品質保証 引合 発注先選定 契約管理 プロジェクト計画の実施 スコープ計画 スコープ定義 作業定義 資源計画 作業順序設定 所要期間見積り コスト積算 スケジュール作成 予算設定 プロジェクト計画策定 計画のプロセス コアプロセス 成果物の検収 品質計画 コミュニケーション計画 プロジェクト組織計画 要員の調達 リスクの特定 リスクの定量化 対応策の策定 調達計画 引合計画 出典:「PMBOK」をもとに作成 2000年度版 リスク管理計画 リスクの定性分析 スコープの照合

WBS(Work Breakdown Structure)の作成 スコープ定義書はプロジェクトのWBSを作成すること。 スコープの定義と責任分担 WBS(Work Breakdown Structure)の作成 スコープ定義書はプロジェクトのWBSを作成すること。 作業1 作業2 作業3 作業4 作業5 作業6 作業7 組織1 組織3 組織2 組織7 組織6 組織5 組織4 CA WP WBS-OBSマトリックス WBS OBS WP:Work Package CA:Cost Account

RAM:responsibility assignment matrix : 責任分担表 S:承認、A:審査、P:支援 担当 A B C D E F 要件定義 S P 外部設計 内部設計 コード作成 テスト 総合テスト アクティヴィティ

ネットワークロジック図(スケジュール作成) PDM法 開始 仕事A 仕事B 終了 仕事G 仕事F 仕事E 仕事D 仕事C PDM : Precedence Diagramming Method 仕事C 仕事B 開始 終了 仕事A 仕事E 仕事D 仕事G ADM法 ADM : Arrow Diagramming Method 仕事F

ガントチャートとPERT ガントチャート PERT 期 間 仕 事 A B C D 高 最可能値(m) PERT加重平均=期待値 長 短 高 低 所要期間予測 楽観値(a) 悲観値(b) 最可能値(m) PERT加重平均=期待値 =(a+4×m+b)/6 ベータ分布 期  間 仕 事 A B C D ガントチャート PERT

コストの予算化 A 楽観値 B 最可能値 C 悲観値 期待値 Σ 標準偏差 Σ二乗 要件定義 50 70 100 71.67 8.33 69.44 外部設計 40 51.67 5 25.00 内部設計 120 150 121.67 コード作成 170 200 171.67 テスト 60 80 61.8 25 総合テスト 3.33 11.11 全体 430

予算の配賦方法 MR Project Budget プロジェクト予算 割り当てされた予算 UB コストアカウント部分 未確定部分 実績測定ベースラインPMB(performance measurement baseline) MR Project Budget プロジェクト予算 割り当てされた予算 UB コストアカウント部分 未確定部分 WPに割り当て PP 直接 AE 間接 MR:management reserve UB:undistributed budget PP:planning package AE:apportioned effort WP:work package PMB:performance measurement baseline 計画中のパッケージ PMに与えられた予備費 部門間接 今割り当てられない予算

作 業 内 容 リスト ①プロダクツと明確な目標を設定する ②プロダクツを管理可能なところまで分解する ③作業の相互関係を考える 作 業 内 容 リスト ①プロダクツと明確な目標を設定する ②プロダクツを管理可能なところまで分解する ③作業の相互関係を考える ④作業の所要期間を見積もる ⑤スケジュールを作成する ⑥コストを積算する ⑦予算のベースラインを設定する ⑧進捗を管理する

<プロジェクトのメンバーとその顧客は、良く話し合い両者の合意を得る> ①プロダクツと明確な目標を設定する ・プロジェクトが成功裡に完成したかどうか判断できる定量的な基準を示す。 ・定量的でない目標の設定(「顧客満足」など)は大きなリスクを伴う。 主要なプロダクツ プロジェクト 成果物・サービス コスト プロジェクトの 定量的な達成目標 品質 スケジュール <プロジェクトのメンバーとその顧客は、良く話し合い両者の合意を得る> <合意事項を文書化する>

プロダクツを管理可能なところまで分解する手法 <WBS(Work Breakdown Structure)> ②プロダクツを管理可能なところまで分解する プロダクツを管理可能なところまで分解する手法 <WBS(Work Breakdown Structure)> レベル1 プロダクツ レベル2 レベル3

どこまで分解するの? WBSの目的は、プロダクツを 管理可能なコンポーネントに分けること 管理可能なコンポーネントとは、 ②プロダクツを管理可能なところまで分解する WBSの目的は、プロダクツを 管理可能なコンポーネントに分けること 管理可能なコンポーネントとは、 ①コスト、作業所要期間、資源所要量の正確な見積りが可能であること ②当該作業の責任と権限を明確化できること である すなわち、PMは、プロダクツをWBSを用いて ①コスト、作業所要期間、資源所要量の正確な見積りが可能なところ ②当該作業の責任と権限を明確化できるところ まで分解する必要がある。 レベル1 プロダクツ レベル2 レベル3 出典:「PMBOK」をもとに作成

WBS作成の留意点 <MECEに分ける> MECEとは、 Mutually =要素が互いに ②プロダクツを管理可能なところまで分解する WBS作成の留意点 <MECEに分ける> MECEとは、 Mutually =要素が互いに Exclusive =重複がなく(原意:排除しあっていて) Collectively =集めると Exhaustive =全体を尽くす

<ケーススタディ> <4人分の事務所>を新設する。 期限は3ヶ月。予算は200万円以内。 第1レベル 第2レベル ②プロダクツを管理可能なところまで分解する <ケーススタディ> <4人分の事務所>を新設する。 期限は3ヶ月。予算は200万円以内。 基礎 外装 内装 許可取り付け 工事計画 基礎・土台 屋根ふき 壁枠・屋根枠 外壁 塗装 仕上げ 電気器具 床総仕上げ 清掃 冷暖房 絶縁 タイル ドア 第1レベル 第2レベル 電気配線 窓

<練習問題1> あなたが最近手がけたプロジェクト、あるいは現在予定しているプロジェクトの中から、主要なプロダクツを取り出し、それをもとにWBSを作成してください。 分割はレベル2まで。 時間10分(ひとりの方に5分程度で発表してもらいます)

③作業の相互関係を考える 工事 計画 壁枠・ 屋根枠 電気 配線 冷暖房 絶縁 器具 床総 仕上 プロジェクト 開始 許可 取付 基礎 土台 屋根 ふき タイル ドア 塗装 清掃 終了 外装 内装 外壁 窓

あなたが作ったWBSをもとに、作業間の相互関係を設定してください。 ③作業の相互関係を考える <練習問題2> あなたが作ったWBSをもとに、作業間の相互関係を設定してください。 時間10分(ひとりの方に5分程度で発表してもらいます)

④ 作業の所要期間を見積もる <数学モデルで所要期間を見積もる> 期待値±σ×1に収まる確率 68.26% ④ 作業の所要期間を見積もる <数学モデルで所要期間を見積もる> To-最も楽観的な作業期間の予測値(Optimistic) Tm-最も起こりそうな作業期間の予測値(Most likely) Tp-最も悲観的な作業期間の予測値(pessimistic) Te(作業期間の期待値)= 6 To+4Tm+Tp σ(作業期間の標準偏差)= Tp-To 期待値±σ×1に収まる確率 68.26% 期待値±σ×2に収まる確率 95.46% 期待値±σ×3に収まる確率 99.73%

④作業の所要期間を見積もる 相対的な発生確率 短い 長い Tm(最も起こりそうなケース) Tp(悲観的ケース) 期待値=(To+4Tm+Tp)/6 出現する期間値 高い 低い To(楽観的ケース) 出典:「PMBOK」より抜粋

④作業の所要期間を見積もる

あなたが作ったWBSをもとに、作業の所要時間を見積もってください。 ④作業の所要期間を見積もる <練習問題3> あなたが作ったWBSをもとに、作業の所要時間を見積もってください。 時間10分(ひとりの方に5分程度で発表してもらいます)

<これまでやったこと、今からやることの確認> スコープ計画 スコープ定義 作業定義 資源計画 作業順序設定 所要期間見積り コスト積算 スケジュール作成 予算設定 プロジェクト計画策定 ①プロダクツと明確な目標を設定する ②プロダクツを管理可能なところまで分解する ③作業の相互関係を考える ④作業の所要期間を見積もる ⑤スケジュールを作成する ⑥コストを積算する ⑦予算のベースラインを設定する ⑧進捗を管理する 進捗管理 +

クリティカルパスとは、フロートが0以下になっている作業チェーン ⑤スケジュールを作成する <クリティカルパスを見つける> 作業名 作業 期間 (ES:最早開始日) (EF:最早終了日) (LS:最遅開始日) (LF:最遅終了日) <フロートとは> (最遅終了日)-(最早終了日) (最遅開始日)-(最早開始日) クリティカルパスとは、フロートが0以下になっている作業チェーン フロート>0 → その作業のスケジュールは動かす余裕がある。 フロート=0 → その作業のスケジュールはクリティカルである。 フロート<0 → 計画しなおさないとその作業はできない。 ※クリティカルパス=緊急経路 ※フロート=余裕

<ES、EFを見つける> A B D C Ex.1 ⑤スケジュールを作成する 作業名 4 3 5 1 ④ ⑤ 7 9 ⑩ 13 計算方向 期間 ES (最早開始日) EF (最早終了日) LS (最遅開始日) LF (最遅終了日) A 4 1 ④ B 3 ⑤ 7 C 5 9 Ex.1 計算方向 D ⑩ 13

<LS、LFを見つける> A B D C Ex.2 ⑤スケジュールを作成する 作業名 3 4 5 7 9 10 13 ⑨ ⑩ 1 ④ 期間 ES (最早開始日) EF (最早終了日) LS (最遅開始日) LF (最遅終了日) B 5 7 C 9 D 4 10 13 Ex.2 計算方向 3 ⑨ ⑩ A 1 ④

⑤スケジュールを作成する <クリティカルパス> A B C D 5 3 LS 7 LF 9 10 13 1 4 ES EF

ケーススタディのクリティカルパスを見つけてください。 時間10分(ひとりの方に5分程度で発表してもらいます) <練習問題4> ケーススタディのクリティカルパスを見つけてください。 時間10分(ひとりの方に5分程度で発表してもらいます) ⑤スケジュールを作成する 工事 計画 15 許可 取付 16 電気 配線 10 冷暖房 5 タイル 塗装 3 基礎 土台 壁枠・ 屋根枠 屋根 ふき 絶縁 ドア 器具 2 床総 仕上 窓 1 外壁 清掃

⑥コストを積算する (単位:千円)

⑥コストを積算する 相対的な発生確率 低い 高い Tm(最も起こりそうなケース) Tp(悲観的ケース) 期待値=(To+4Tm+Tp)/6 出現する金額 To(楽観的ケース) 出典:「PMBOK」をもとに作成

⑦予算のベースラインの設定 コスト(千円)

⑧ 進捗を管理する <プロジェクトの目標> 期限は3ヶ月。予算は200万円以内。 コスト(千円)

EVMS (Earned Value Management System) PV ベースライン AC  実コスト EV アーンドバリュー BAC 完了予算コスト VAC:完成時での差異 SV:スケジュール差異 期間表示 SV:スケジュール差異 コスト表示 CV:コスト差異 EV 予測のプロジェクトの時間遅れ 現時点 計画完了時点 PV ベースライン EV AC コスト 時間 EAC 完了予測コスト

EVMS:Erned Value Management System ・BCWS Budgeted Cost of Work Scheduled =>PV 計画された作業に対する予算化されたコストのこと。一般にS字カーブを描く。   計画された価値 PV Planed Value という。 これが 進捗測定用 ベースラインとなる。 ・BCWP Budgeted Cost of Work Performed =>EV 指定された段階で完了した作業に対する計画上の予算化されたコストのこと。完了したWPの予算化されたコストの累積で計算する。   獲得EV Earned Value という。 ・ACWP Actual Cost of Work Performed =>AC 指定された段階で完了した作業に対する実際に費やされたコストのこと。間接費も含まれる。    実コスト AC Actual Cost という。 ・CV Cost Variance       CV=EV-AC 実際に処理した作業にかかったコストの計画値からの差異 ・SV Schedule Variance    SV=EV-PV 実際に処理した作業の計画からの遅れまたは進みの絶対値 ・EAC Estimate At Completion EAC=AC+(BAC-EV)/PF  完成時予測総コスト                                 PF Performance Factor(CPI or SPI or CPI×SPI) ・VAC  Variance At Completion  VAC=EAC-BAC 完成時予測総コストと計画時総コストの差異 ・CPI Cost Performance Index   CPI=EV/AC 実施した作業の計画のコストの実質コストに対する比率の指標 ・SPI  Scheduled  Performance Index SPI=EV/PV 実施した作業の計画のコストの計画コストに対する比率の指標 ・TCPI To Complete Performance Index (BAC-EV)/(EAC-AC) 現時点以降のCPIを表す。   アーンド・バリュー・マネジメント アーンド・バリュー・マネジメントとは、予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価するプロジェクト管理の技法である。1967年に米国防総省の調達規則の一部として制定された C/SCSC(Cost/Schedule Control System Criteria)が元となっている。1990年代、クリントン大統領政権下における国家的プロジェクトのパフォーマンス改善を通じて見直され、発展してきた。プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK) の2000年版では、コスト・マネジメントの技法として言及されて (7.4.2.3) いる。進捗の進み/遅れのような指標(スケジュール差異)も日数/時間という単位ではなくコストを単位として求められる点に特色がある。 日本においても、経済産業省が実証プロジェクトを通じてアーンド・バリュー・マネジメントのガイドラインを策定しているなどの動きがあり、政府の調達案件では今後アーンド・バリュー・マネジメントの技法による管理を行うことを受注の条件とすることも検討されていると言われている。 アーンド・バリュー・マネジメントでは、ある時点までにプロジェクト・チームが完成した成果とプロジェクト開始時に予測した見積りとが比較される。この比較から、プロジェクトが完了状態からどれほど離れているかについての標準が与えられる。既にプロジェクトに投入された作業量から推定することによって、プロジェクト・マネジャーは完了時点までにどれほどのリソースが使用されるかの見積もりを得ることができる。 この技法はクリティカル・パスの概念に基づいている。プロジェクトのパフォーマンスを測定し管理する手法には、他にクリティカル・チェーン法がある。クリティカル・チェーン法では、代わりにバッファ管理を採用している。その理由は、アーンド・バリュー・マネジメントではプロジェクトの制約条件(即ちプロジェクトのクリティカル・チェーン)とプロジェクトの非制約条件(即ちプロジェクト・ネットワーク中のクリティカル・チェーン以外のパス)が明確に区別されないためである。この性質は、時によるとより良いアーンド・バリュー評価を追求しようとするプロジェクト・マネジャーに、クリティカルな作業を犠牲にして非クリティカルな作業の遂行を促進させうるものであり、その結果プロジェクトの完了は遅れてしまう。これは、部分的な評価は全体的な評価に従属するという意識が不足した結果として、局所的な最適化を行ってしまうという問題である。 アーンド・バリュー・マネジメントをプロジェクトに適用しようとするプロジェクト・ マネジャーには以下に挙げる基本情報が必要である。 ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー(WBS, Work Breakdown Structure) 階層化され詳細化された、全てのプロジェクト構成要素のリスト プロジェクトのマスター・スケジュール(PMS, Project Master Schedule) 各タスクの納期と担当者が示されたガントチャート 計画価値(PV, Planned Value) 当該期間末までに完了しているものとして計画された作業の予算 アーンド・バリュー(EV, Earned Value) 当該期間末までに進捗した作業を、その作業の計画価値に対する比から評価した価値 実コスト(AC, Actual Cost) 当該期間末までに実際に投入した総コスト 完成時総予算 (BAC, Budget at Completion) プロジェクトの完了時点におけるPV プロジェクト・マネジャーは、これらの情報を基に次のような評価値を算定することができる。 コスト差異(CV, Cost Variance) EV - AC(0以上であれば良好) スケジュール差異(SV, Schedule Variance) EV - PV (0以上であれば良好) コスト効率指数 (CPI, Cost Performance Index) EV÷AC(1以上であれば良好) スケジュール効率指数 (SPI, Schedule Performance Index) EV÷PV(1以上であれば良好) 完成時総コスト見積り(EAC, Estimate At Completion) AC + (BAC - EV)÷CPI

EVMS:Erned Value Management System EVMSによる進捗管理手法  1.CV、SVが10%の閾値を越えると異常と言う判断を下す。  2.CPI、SPIが0.9を下回る場合を異常と判断する。    異常を発見一時は、何らかの対応策をとる。    また、CV、SV、CPI、SPIが7回連続して悪化の傾向を示したら、    そのプロジェクトまたはWPを重点管理する。  ☆ VAC<CV 最終結果が現在地よりもよくなるという報告が上がったらおかしいと判断できる。  ☆ TCPI>CPI 現時点以降のCPIが過去のCPIより改善される報告が上がったらおかしい。  ☆ 算出したEAC>>報告された完成時総コスト     完成時総コストがEACよりも大幅に改善された報告書はおかしい。  ★ 変更管理 CCB Change Control Board の判断を仰ぐ    EVMSの基盤となるベースラインはスコープ(マネジメントまたは成果物)の変更が    行われたときのみ変更となる。つまり予算の見直し。   ・プロジェクト全体の変更管理 スコープ、スケジュール、コスト、品質、契約・・・の変更管理 EVMS:Erned Value Management System  

<EVMS(アーンドバリュー分析> BAC(Total budget) PV(BCWS) EV(BCWP) SV (PV-EV) CPI ⑧進捗を管理する <EVMS(アーンドバリュー分析> (アーンドバリューとは、出来高のこと) BAC(Total budget) PV(BCWS) <計画予算コスト>その時点までにどれだけの仕事が終わっていなければならないか EV(BCWP) <出来高>実際にはどれだけの仕事が終わっているのか <実際発生コスト>終わった仕事にいくら費用がかかったのか <コスト差異> CV=正:予算以内  CV=負:予算超過 SV (PV-EV) <スケジュール差異> SV=正:計画より早い  SV=負:計画より遅れ CPI (EV/AC) <コスト効率指標>CPI>1:コストが計画より少ない  CPI<1:コストが計画より多い SPI (EV/PV) <スケジュール効率指標>SPI>1:作業が計画より早い  SPI<1:作業が計画より遅い <完成時総予算> <完成時総コスト見積り> VAC (BAC-EAC) 完成時での差異 AC(ACWP) CV (PV-AC) EAC コスト(円) 日 現在 納期 AC CV BAC EAC VAC PV EV SV

<PMの手法を用いて仕事の効率化を図る> <戦略計画の策定> ・戦略的中期経営計画策定 ・地域活性化ビジョン策定 など 1.現状把握   -作業①   -作業②   -作業③ 2.課題設定 3.対策の検討 -作業① 4.計画書作成 作業① 1.現状 作業② ③-1 作業③ ③-2 2.課題 戦略策定 ③-3 3.対策 4.計画書

現在の仕事にどう活かせるか 作業順序の設定 スケジュールの作成 WBS 所要期間の見積り 予算ベースラインと進捗管理 コスト積算 ③-2 ③-1 ④-1 スケジュールの作成 ③-3 ③-1 ③-2 ③-3 ④-1 5 3 4 WBS 現状 課題 戦略策定 作業② 作業③ 作業① ③-2 ③-3 ③-1 対策 計画書 所要期間の見積り 予算ベースラインと進捗管理 ③-1 コスト(円) 日 現在 納期 ACWP CV BAC EAC VAC BCWS BCWP SV ③-2 ③-3 ④-1 ④-2 コスト積算 ③-1 ③-2 ③-3 ④-1 ④-2

1.現状把握 2.課題設定 3.対策の検討 4.計画書作成 Why? So How? <原因追求> <解決策の具体化> どの部分を? 現在の仕事にどう活かせるか 1.現状把握   -作業①   -作業②   -作業③ 2.課題設定 3.対策の検討 -作業① 4.計画書作成 問題 Why? So How? 重点 課題 ・問題の根本原因を把握し、それに対する重点課題を設定する。 ・その上で、重点課題を具体的なアクションが行えるところまで分解する。 <原因追求> <解決策の具体化> どの部分を? 具体的にどのようにして? ・問題の根本原因の解決を効率的、効果的に行うことが可能となる。 ・結果、お客様の満足度の向上が期待できる。 その効果は?