コアセミナー 第4回 研究発表資料の作成要領 平成19年5月17日(木).

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コアセミナー 第4回 研究発表資料の作成要領 平成19年5月17日(木)

前回のおさらい レポートの体裁 表紙 タイトル(科目名・研究題目・実験テーマなど) 指導(担当)教員名・実験実施日・所属  表紙 タイトル(科目名・研究題目・実験テーマなど)  指導(担当)教員名・実験実施日・所属    報告者および共著者名(学生番号・氏名)  報告書提出日・実験環境など  本文 1.要旨 報告書の概要 2.緒言 着想の経緯、問題、目的の説明 3.原理および装置 基礎知識および装置の説明 4.方法 手順の説明 5.結果 観測データなどの提示(図表) 6.考察 緒言で掲げた問題および目的の検証 7.結言 報告内容の総括 8.参考文献 9.補遺

研究発表 研究発表資料の作成 学生実験の口述試問・卒業研究発表・修士(博士)論文発表・ 学会発表・講演など、研究(実験)内容を発表(公表)する 機会がたくさんあります。 研究発表資料は、レポートの作成要領と同様に、以下のような 決まった体裁があります。 1.表紙 (タイトル・演者名・所属) 2.緒言 (問題提議・目的) 3.方法 (原理・装置・手順) 4.結果 (観測データの提示) 5.考察 (解析結果を基にした議論) 6.結論 (まとめ:問題および目的の回答) レポートの内容を要領よくまとめて説明する

研究発表の形式 口頭発表   発表スライドとよばれる資料(文・絵・データ など)を、映写機でスクリーンに投影し、紙芝居 的に1人で演説する。決められた時間内に、起承 転結をしっかりつけて説明し、質問にも対応する。 自らを売り込むためのある種の Show Timeである。 ポスター発表   A0サイズ程度のパネルに、発表資料を供覧し、 演者と聴衆が対話的に議論する。また、同時平行 で多数の演者が発表する。全ての発表資料を同時 に展示することができるため、発表をしやすく、 質問もしやすい。

発表資料の作成要領(1) 資料を作成する前の確認事項 1.発表形式: 口頭発表・ポスター発表 ? 2.聴衆: 特定・不特定多数 ? 1.発表形式: 口頭発表・ポスター発表 ? 2.聴衆: 特定・不特定多数 ? 3.発表時間: 発表時間・質疑応答時間 4.発表媒体: スライド・紙・OHP 5.そのほか: 言語・会場設備・発表日時

発表資料の作成要領(2) 内容・構成:タイトル 1.発表内容を明確かつ簡潔に示すフレーズ を選ぶ。 2.サブタイトルをつけてもよい。  を選ぶ。 2.サブタイトルをつけてもよい。 3.大きな学会ほど堅く、小規模のセミナー  ほど口語調でつける。 4.発表タイトルは公表されることが多いので、  他人に着目されやすいように、汎用性の高い  用語と専門性の高い用語を併用する。

発表資料の作成要領(3) 内容・構成:序論 1.発表の最初のセクションである。 2.重要な情報を伝達し聴衆を惹きつける。 3.以下の4つの要素を必ず取り入れる。  ①問題・②意義・③既往研究(知見)・④目的 4.口頭発表で最も大切なセクションである。 5.発表の「ウケ」はこのセクションで決まる。 6.発表時間の2~3割をここに充てる。

発表資料の作成要領(4) 内容・構成:本論 1.研究(実験)の実質部分を示す。 2.以下の3つの要素を必ず取り入れる。  ①方法・②結果・③考察 3.方法は概略を簡潔に示し、図を用いるとよい。 4.結果は2~4つの鍵となるデータを示し、  グラフ・表を用いるとよい。 5.結果の解釈と示唆を提起する。 6.発表時間の4~5割をここに充てる。

発表資料の作成要領(5) 内容・構成:結論 1.発表の最後のセクションである。 2.序論の目的に再掲する。 3.鍵となる結果に簡潔に示す。 4.結果の解釈と示唆を示す。 5.序論の問題・目的の回答を示す。 6.発表時間の1割程度をここに充てる。

発表資料の作成要領(6) 資料の設計:口頭発表 1.シナリオを立てる。 2.スライド1枚あたり1分で説明するように、  コンテを作る(発表時間10分ならば10枚)。  pptの6マスにスライドの下絵を描く。 3.序論から結論へのストーリーを確認する。 4.フローチャートやグラフを作図する。 5.アニメーションを利用してもよい。

発表資料の作成要領(7) 資料の作成:口頭発表 1.重要な部分はスライド中央に配置する。 2.スライド1枚の文の行数は6~7行とし  箇条書きがよい。 3.文字サイズは18ポイント以上とする。 4.フォントはゴシック体がよい。 5.写真・図・表を積極的に採用する。 6.色の使用と色調はハイライト効果を  損なわないように配慮する(色は極力制限)。

発表資料の作成要領(8) 資料の設計:ポスター発表 1.シナリオを立てる。 2.ポスターパネル上のレイアウトを設計する。 3段組が多い。             3段組が多い。             中心に図を掲載する。             → 目の動き 3.序論から結論へのストーリーを確認する。 4.目的とまとめを明確かつ簡潔に示す。 5.「見栄え」が大切である。

発表資料の作成要領(9) 資料の作成:ポスター発表 1.問題点は論述し、目的は箇条書きする。 2.方法は簡潔に示し、詳細は口頭説明する。 3.結果は、写真・図・表を用いて示す。 4.文字サイズは28ポイント以上とする。 5.フォントはゴシック体がよい。 6.色の使用と色調はハイライト効果を  損なわないように配慮する(色は極力制限)。

発表資料の作成要領(10) 発表の練習 1.クリアで歯切れのいい声で抑揚をつけて、 少しゆっくり話をする。  少しゆっくり話をする。 2.聴衆に身体を向け、聴衆の視界を妨げ  ないように立つ。 3.リハーサルは発声しながら、発表機材を  用いて行う。 4.セリフをノートにまとめる。  5.想定される質疑の回答を準備する。

MS Power Point 発表資料の作成と発表・講演を支援するソフトウェア マイクロソフト社のソフトウェアと互換性が高く、 MS Excelなどのグラフおよび表などを共有できる。 体験してみましょう。 MS PowerPointの参考資料 http://mis.edu.yamaguchi-u.ac.jp/kaisetu/note_text/6/ http://www.tsnet.menet.ed.jp/kousyu/004/ http://www.tukaikata-g.com/powerpoint/ 色調の参考資料 http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/5894/color.html http://www.asotk.com/healthinfo/sittoku/kenkouhou/30color.html 写真など http://www.yunphoto.net/jp/photo.html

発表資料を作ろう タイトル 4年後の私 序論 生い立ちから九大に入学するまでの タイトル  4年後の私 序論 生い立ちから九大に入学するまでの エピソード(この4年間に影響する     出来事などを中心に)と4年後の目標 本論 1年目の予定または目標 2年目の予定または目標 3年目の予定または目標 4年目の予定または目標 結論 4年後(卒業後)の私 Power Pointを用いて作成してください