電子黒板活用研修 兵庫県教育委員会
(拡大・動画・ソフト・フラッシュ型教材) 本日の研修内容 1 電子黒板の操作と機能 2 主な種類と特長 3 接続方法(準備) 4 様々な活用方法 (拡大・動画・ソフト・フラッシュ型教材) 今日は電子黒板の活用について研修していきましょう。 今日の流れですが、 まずは電子黒板の操作方法と機能(何ができるのか)についてお話します。 2つ目に電子黒板の種類について… 3つ目に実際に教室で活用するための準備(接続方法)について… 最後に様々な活用方法をお伝えして、授業のどの部分で活用できるかそれぞれイメージを持っていただきたいと考えています。 電子黒板活用研修
操作 書き込み 保存 拡大表示 1 電子黒板の操作と機能(書き込み・保存・拡大表示) 電子黒板の画面からPCを直接操作することができます。電子黒板から離れずにその場で操作ができるので、児童生徒の視線が集めやすくなります。 操作 画面上に書き込むことができます。ペンの色も豊富で表現力も豊かです。画面上に書き込むので、元の画像や作品を汚すことはありません。 書き込み 画面に表示されている状態を保存(呼び出し)することができます。保存することにより、次の授業との連結も大変スムースに行えます。 保存 電子黒板は拡大提示ができるだけではありません。今から電子黒板のメリットについて考えていきましょう。 まず、電子黒板は画面上でパソコンの操作ができます。 普通の黒板と同じように、黒板から離れずその場で操作ができるため、児童操作の視線が集めやすいというメリットがあります。 2つ目に書き込みができるというメリットがあります。 教科書や子どもの作品をパソコンに取り込み、画面の上から重ねて書き込むことができます。 ペンの色も豊富で見やすく提示することができます。 3つ目に保存ができます。 普通の黒板では不可能な「保存ができる」ということが大きなメリットです。 保存することによって、次の時間の導入で活用することも可能になります。 授業の連結が大変スムースになります。 最後に拡大表示です。 部分的な拡大表示ができ、焦点化したい時や後ろの席に座っている児童生徒へも見せることができます。 ペンで囲んだ部分を拡大表示することができます。焦点化したい時や、後ろの座席の児童生徒に見えにくい時などに有効です。 拡大表示 電子黒板活用研修
2 電子黒板の主な種類と特長 ユニット型 ボード型 一体型 ●軽量、コンパクト ●マグネット式で黒板に直接貼 り付けられる り付けられる ●3タイプの中では最も安価 ●画面が大きく視認性が高い ●指で操作可能な種類もある ●画面がきれい ●影ができなので書き込みがし やすい 次に電子黒板の種類についてです。 大きく分けて3種類あります。 まずユニット型ですが、軽量でコンパクトであるという利点があります。 各教室にプロジェクタとパソコンが常備してある環境であれば、手軽に持ち運びが可能です。 また、3種類の中で最も安価なものです。 次にボード型ですが、画面が大きく視認性に優れているという利点があります。 また、指で操作可能なタイプもあり操作性に優れています。 最後に一体型ですが、プロジェクタ(やパソコン)への接続が不要なので、準備が短時間でできます。 また、影もできず書込みがしやすい利点もあります。 電子黒板活用研修
3 接続方法(準備)…(1) ユニット型 種類と 設置のイメージ 準備する機器 設置手順 手順1 手順2 手順3 ①パソコン、②プロジェクタ、③電子黒板ユニット、 ④マグネット式スクリーン(黒板に直接照射も可) 設置手順 手順1 手順2 手順3 パソコンとプロジェクタを接続します。 パソコンと電子黒板を接続します。 位置調整(キャリブレーション)をします。 次にそれぞれの準備物と接続方法についてです。 まずユニット型ですが、 準備物は ①パソコン ②プロジェクタ ③電子黒板ユニット ④マグネット式スクリーン(直接照射の場合は不要) を準備します。 次に接続方法ですが、 手順1:パソコンとプロジェクタを接続します。 手順2:パソコンと電子黒板を接続します。 手順3:位置調整(キャリブレーション)を行います。 以上の手順で使い始めることができます。 電子黒板活用研修
①パソコン、②プロジェクタ、③ボード型電子黒板 3 接続方法(準備)…(2) ボード型 種類と 設置のイメージ 準備する機器 ①パソコン、②プロジェクタ、③ボード型電子黒板 設置手順 手順1 手順2 手順3 パソコンとプロジェクタを接続します。 パソコンと電子黒板を接続します。 位置調整(キャリブレーション)をします。 次にボード型ですが、 準備物は ①パソコン ②プロジェクタ ③ボード型電子黒板 を準備します。 次に接続方法ですが、 手順1:パソコンとプロジェクタを接続します。 手順2:パソコンと電子黒板を接続します。 手順3:位置調整(キャリブレーション)を行います。 以上の手順で使い始めることができます。 電子黒板活用研修
①パソコン、②大型デジタルモニタ一体型電子黒板 3 接続方法(準備)…(3) 一体型 種類と 設置のイメージ 準備する機器 ①パソコン、②大型デジタルモニタ一体型電子黒板 設置手順 手順1 手順2 手順3 パソコンと電子黒板を接続します。 ー 最後に一体型ですが、 準備物は ①パソコン(不要の場合あり) ②大型デジタルモニタ一体型電子黒板 を準備します。 次に接続方法ですが、 手順1:パソコンと電子黒板を接続します。 (種類によっては、パソコンが不要なものもあり、電子黒板のみで使用できるものもあります) 以上で使い始めることができます。 電子黒板活用研修
4 様々な活用方法…(1)教科書や資料等の拡大 次に活用方法についてです。 教科書や資料等の拡大提示について説明します。 必要な資料をパソコンから呼び出し、拡大表示し、重要なポイントを確認することができます。 書き込み機能を活用すれば、ノート指導にも役立てることができます。 設問などを拡大表示することによって、重要なポイントを一緒に確認し、これから学習する課題を一斉に把握することができます。 電子黒板活用研修
児童生徒の演技や運動の様子をデジタルカメラ等で撮影しておけば、後から映像で確認しながら、自分の課題を見つけさせることができます。 4 様々な活用方法…(2)動画の活用 次に動画の活用について説明します。 デジタルカメラやビデオで動画を撮っておけば、その動画を拡大提示できます。 一時停止機能や書き込み機能を活用すれば、技術的な指導にも大変効果的です。 また、体育科においては、自分では確認できない自分自身の体の動きを見ることができ、確認・修正に役立てることができます。 出典:Nicer IT ナビ http://www2.japet.or.jp/itnavi/jirei/teacher.html 児童生徒の演技や運動の様子をデジタルカメラ等で撮影しておけば、後から映像で確認しながら、自分の課題を見つけさせることができます。 電子黒板活用研修
4 様々な活用方法…(3)シミュレーションソフトの活用 次にシミュレーションソフトの活用について説明します。 インターネット環境が整っていれば、画面上からの操作で、Web上のシミュレーションソフトを活用することができます。 自由に使えるシミュレーションソフトがWeb上に多く存在します。 言葉では伝わりにくいこともシミュレーションソフトを活用することによって、イメージをつかませやすく理解が深まる場面も多くあります。 出典:理科ネットワーク http://rikanet2.jst.go.jp/index.php 複雑な事象等はシミュレーションソフトを活用すると、分かりやすく説明することができます。 電子黒板活用研修
4 様々な活用方法…(4)フラッシュ型教材の活用 次にフラッシュ型教材の活用について説明します。 振り返りや知識の定着に有効なフラッシュ型教材です。 紙媒体より電子媒体を活用することによって短時間で作成でき、動きも加えることができ、興味関心を高めながら授業を展開することが可能です。 画面上で操作することができるため、児童生徒の反応を見ながら授業を進められます。 Web上に無償で提供されている教材も多くあります。 振り返りや知識の定着にフラッシュ型教材がよく活用されます。Web上に無償で提供されている教材もありますが、自作してもそれほど時間を要しません。 電子黒板活用研修
《校内研修で共有を》 授業での活用場面を話し合い 模擬授業で交流 5 話し合い・・・電子黒板を活用したオススメの授業 〈演習後の話し合いとして〉 グループで話し合って、発表しましょう。 ・電子黒板を、授業のどの場面でどのように活用するのがよいと思いますか? これからも研修を深めるためには、教員のアイデアの共有が必要になります。 電子黒板活用研修