３　演習 「発音･クラスルームイングリッシュの　　　　　　　　　　　　自己研修」

研修内容 Ice Break １０分 英語のリズム １５分 English Song １０分 単語発音クリニック １０分 英語のリズム　１５分 English Song　１０分 単語発音クリニック　１０分 クラスルーム・イングリッシュ　１５分 本研修の内容は、このような構成になっています。

Myths About English Teaching 悪い発音＝悪い先生 コミュニケーション活動に入る前に基礎・基本を身に付けなければいけない スペシャリスト オンリー 外国語を学ぶことが母語をだめにする × × 日本の英語には間違った神話があるようです。 第１に発音の悪い教師は、悪い教師という考えです。 第２に基礎・基本がしっかり身についていないとコミュニケーションができないという考えです。 第３にできるものだけが英語を使えればいいという考えです。 第４に日本語対外国語という構図です。英語を学ぶことが母語をだめにするという考えです。 × ×

外国語活動の指導力向上のために × 英語の音についての理解を深めましょう 英語の正しい発音を身に付けましょう <目標> 外国語活動を推進する担任の先生方には、児童にとって英語を学ぶよきお手本となっていただきたいと思います。 そのための研修について提案します。 第１に英語の音について理解を深めます。 第２に正しい発音の仕方を身に付けるようにします。 ネイティブスピーカーのようになること 学習者にとって英語を使うよいモデルと なること ×

英単語には強弱がある ● ● Japan ● ● ● Japanese 英語のリズムに慣れよう 英単語には強弱がある ● ● Japan ● ● ● Japanese 英語の単語には、強弱があります。 例えば、Japan 強弱といいますが、強いところを長く言う方法もあります。

Key Word Game 英語ノート１に出てくる単語の練習をします。 聞いて、どの絵のことかチェックをしてみましょう。 次に強弱に注意しながら発音してみましょう。 強いところは、長く発音します。

英文には強弱のリズムがある Kids eat cake. Kids eat the cake. The kids eat the cake. The kids will eat the cake. The kids will have eaten the cake. Please count how many cards you have. 英文の音読練習です。 英文にも強弱があります。 下線の語を強く発音しながら、どの文も同じ３拍の長さで読んでみましょう。

英文のリズムや イントネーションに慣れよう Chant・・・リズムに乗って 言語をリズムに乗って発音しながら覚える学習法をチャンツと言います。 英文のリズムやイントネーションに慣れるのにとてもよいと思います。また、リズムに乗って楽しくできますので、小学校の外国語活動では、ぜひ取り入れていただきたいと思います。

English Song 聞いてください 英語の歌を用いた研修です。

English Song 抜けている言葉を補ってください Mary ( ) a ( ) lamb ( ) lamb, ( ) lamb, Mary ( ) a ( ) lamb Its fleece ( ) ( ) as ( ), 括弧に適する語を書きましょう。 この方法は、文字指導を必要としない小学校外国語活動の授業には適しませんが、教師が英語の音に慣れ親しむには、英語の歌はとても有効です。

English Song 抜けている言葉を補ってください Mary ( had ) a ( little ) lamb ( Little ) lamb, ( little ) lamb, Mary ( had ) a ( little ) lamb Its fleece ( was ) ( white ) as ( snow ), 歌ってみましょう

発音クリニック ALTに発音チェックをしてもらいましょう CDの発音クリニックを使って練習しましょう 発音クリニックです。 愛知県総合教育センター研究指導主事犬塚章夫先生の作られたものです。 詳しい使い方は、CD内の「はじめに読んでください」にあります。 基本的には、自分の練習したい音を練習し、後にALTのチェックを受けうるという方法がよいと思います。 ※コツは、コツコツです・・・

英語発音クリニック音声練習 愛知県総合教育センター

小学校外国語活動研修ガイドブック附属CDのトラック番号 目次 小学校外国語活動研修ガイドブック附属CDのトラック番号 発音記号をクリックして練習ページへ移動 ０２　 ０３ ０４ ０５ ０６ ０７ ０８ ０９ １０ １１ １２ １３ １４ １５ １６ １７ １８ １９ ２０ ２１ ２２ ２３ ２４ ２５ ２６ ２７ ２８ ２９ ３０ ３１ ３２ ３３ ３４ ３５ ３６ ３７ ３８ ３９ ４０ ４１ ４２ 　　クラスルーム　 　　イングリッシュ 目次の中から、練習したい音を選んで、その前にある数字をクリックするとその画面に移動します。

０２ 英語 日本語 astronaut 宇宙飛行士 and そして cat 猫 panda パンダ hamster ハムスター candy お菓子 basketball バスケットボール Canada カナダ

０３ 英語 日本語 bed ベッド red 赤 neck 首 pen ペン hen にわとり（めんどり） jet ジェット機 lettuce レタス lemon レモン

０４ 英語 日本語 in 中へ ink インク India インド Italy イタリア sit 座る fit 似合う、適合する ship 船 sing 歌

０５ 英語 日本語 uncle 叔父（おじ） Umbrella 傘 onion たまねぎ sun 太陽 color 色 gloves グローブ、手袋 study 勉強する hundred １００

０６ 英語 日本語 pot なべ、つぼ got get(得る）の過去形 jog ジョギングする rock 岩 coffee コーヒー doll 人形 volleyball バレーボール dodgeball ドッジボール

０７ 英語 日本語 put 置く foot 足 cook 料理をする hook 留め金 look 見る wood 森 could can(できる）の過去 should ～すべきだ

０８ 英語 日本語 soon すぐに、そのうち noon 昼 pool プール food 食べ物 cucumber きゅうり kangaroo カンガルー June ６月 Tuesday 火曜日

０９ 英語 日本語 August ８月 dog 犬 ball ボール fall 落ちる、秋 wall 壁 small 小さい sauce ソース draw 描く

１０ 英語 日本語 he 彼は key かぎ ski スキー sleep 眠る sheep 羊 meat 肉 sweet 甘い beetle かぶと虫

クラスルーム・イングリッシュ クラスルーム・イングリッシュです。 クラスルーム・イングリッシュとは、あいさつや指示、質問、依頼、激励など、英語の授業で使われる表現のことです。

なぜ、 クラスルーム・イングリッシュを 使うの？ なぜ、 　　クラスルーム・イングリッシュを 　　　　　　　　　　　　　使うの？ 　外国語学習の雰囲気づくり 　一生懸命英語を聞こうとする態度を引き出す クラスルーム・イングリッシュを使うと、 外国語を勉強しているという雰囲気が高まります。 児童は、担任の先生やALTの発する英語を聞いて理解しようとします。 担任の先生が、一生懸命英語を使っていることは、児童にとって英語を使うよいモデルとなります。 　学級担任が英語を使うよいモデルになることができる

クラスルーム・イングリッシュを 使う際の配慮点 クラスルーム・イングリッシュを 　　　　　　　　　　　使う際の配慮点 　子供の理解を確認しながらゆっくり、はっきりと 　できるだけ、短い文で クラスルーム・イングリッシュを使う際には、次のことに配慮します。 児童の理解を確認しながらゆっくり、はっきり言う。 できるだけ、短い文にする。 ジェスチャーをつけたり、実物や具体物を使って児童の理解を助ける。 児童の理解が不十分な場合には、繰り返したり、言い換えたりする。 　ジェスチャーをつけながら 　できれば、実物や具体物を使って 　繰り返して

クラスルーム・イングリッシュを使う場面は？ クラスルーム・イングリッシュを使う場面は？　　　　　　　　　　　　　 　はじめのあいさつ、授業の開始 　子供を褒めたり、励ましたり 　授業中の子供への指示等 クラスルーム・イングリッシュを使う場面は、次のようなものがあります。 はじめのあいさつ、授業の開始 児童をほめるとき 児童への指示 ALTへの指示 ゲームなどの始めや終わり 授業の終わり などです。 　ＡＬＴへの指示、相づち等　 　ゲーム・活動のはじめ、終わり 　授業の終わり、終わりのあいさつ

さあ、 演習のスタートです では、実際に使ってみましょう！ それぞれの場面の例を練習しましょう。 なお、ここで取り上げた各場面のクラスルーム・イングリッシュは、小学校外国語活動研修ハンドブックの中の「実習編」に収められているものから引用しました。ハンドブックには、このほかにも多くの表現が示されているので、積極的に活用していただきたいと思います。 演習のスタートです

さあ、外国語活動の授業が始まります あいさつや授業の始まりのフレーズをみんなで言ってみましょう Good morning. Hello. / Good afternoon. It’s time for English class. Let’s begin. / Shall we begin?

どんな言葉で 子供を褒めますか？ That’s right. Good! / Great! / Good job! / Well done! どんな言葉で 　　　　　　子供を褒めますか？ That’s right. Good! / Great! / Good job! / Well done! Good idea! Congratulations! 子供を褒める表現ですから、他のクラスルーム・イングリッシュより感情豊かに言いましょう。

ＡＬＴに対しては どんな言葉が必要になりますか？ ＡＬＴに対しては 　 　どんな言葉が必要になりますか？ Slowly. Pardon? Say it again. Explain the rules of the game. 経験の浅いALTほど、速くて難しい英語を使いがちです。 子供たちのためにタイミングを逃すことなくALTに指示を出しましょう。 ALTの英語が分からなかったときに分かったふりをすることなどは、児童のお手本になりませんので気をつけましょう。

ゲームの説明をしてみましょう  カルタゲームを楽しみましょう Let’s play Karuta. 　カルタゲームを楽しみましょう Each group has a set of cards. Please spread the cards on your desks. Put your hands on the desks. I’ll give you some hints. Please touch a card when you know the answer. The first student who touches the answer card can get it. We will do it eight times. ゲームの説明です。 カルタなどは、児童にとって周知のゲームですので、児童の知識を活用して説明します。また、児童の実態に合わせ、ジェスチャーや実物を用いると効果的です。 Let’s play Karuta.

授業の終わりに  子供にどんな声を掛けますか That’s all for today. / We’re finished. 　子供にどんな声を掛けますか That’s all for today. / We’re finished. Did you enjoy today’s class? See you next time. 授業の終わりの表現です。

まとめ クラスルーム・イングリッシュで 心掛けたいこと 1 Use gestures クラスルームイングリッシュを使うときに心掛けたいことをまとめました。 ジェスチャーを使うこと 児童の理解を確認しながらゆっくり発音すること 簡単な英語を使うこと 例を用いること です。 2 Break into steps and speak slowly 3 Use simple English and Japanese 4 Give examples

学級担任のあなたが、 子供にとって 「学ぶモデル」なのですから  学級担任が一生懸命英語を使う姿に 子供は勇気付けられます  英語が下手だなんて、 引っ込み思案にならないで！ 　学級担任が一生懸命英語を使う姿に 　　　　　　　子供は勇気付けられます 「発音・クラスルームイングリッシュの自己研修」に積極的に取り組むことにより、子供たちにとって英語を学ぶよいモデルとなっていただきたいと思います。 学級担任のあなたが、 　子供にとって 「学ぶモデル」なのですから