危機対応マニュアル 羽島市立羽島中学校 学校施設等の爆破予告 <未然防止のためのポイント>

Slides:



Advertisements
Similar presentations
学校における個人情報の取り扱い 京都市教育委員会総務課 企画広報係長 西田 良規. <個人情報保護の基本原則> ○ 利用目的を特定して個人情報を入手する ○ 個人情報を入手する際には本人の同意を得る ○ 利用目的を超えて情報を取り扱わない ○ 情報処理を外部委託する際はしっかり監督する ○ 本人から請求があれば,保有する個人情報を開.
Advertisements

2.校務情報の整理と管 理 6 校務の情報化. この項目のねらい 校務に関する情報の整理の考え方について理 解する。校務に関する情報の管理にかかる留 意点について理解する。
1 このプレゼン資料について ● 校内(園内)研修での使用を目的に作成しました。 ● 「個別の教育支援計画」を理解し、作成する上で大切 な事柄を整理し、図やテキストで示しました。 ● 各スライドでは、ポイントとなる事柄を吹き出しや枠 囲みで示し、強調しています。 ● 各スライドのノートには、スライドの内容とポイント.
スクールカウンセラーは心の専門家として 学校をサポートします! 生徒の不安や悩み、問題行動を解消するために 教職員のスキルアップを図るために 生徒が生活上の困難・ストレスに直面した時の 対処方法を身に付けるために 関係機関との連携を図るために.
おおた中学校サポート連絡会(仮) 2016年02月吉日 みその学校サポート事務局 細川 COPYRIGHT 2015 MISONO GAKKOU SUPPORTCOPYRIGHT 2016 OOTA CHUUGAKU SUPPORT RENRAKU-KAI.
6 校務の情報化 6.学校に関する情報の発信.
学力向上の課題と今後の具体的な取組 【 今後の具体的な取組 】 学力調査 【 課 題 】 ①授業での理解力の向上 ②家庭学習への意欲化
シンポジウム 子どもの豊かな育ちを 支援する地域力
子どもの生命・安全を守るための学校の危機管理
経営参画意識を育てる学校運営 ~校内組織と組織マネジメントの工夫~
緊急時の初期対応について ~ポジションペーパーの作成を通して~
 テーマ別解説 中学校における 情報モラル指導の実際 千葉県八千代市立八千代中学校 校長 坂本 仁.
平成25年校務分掌表 校長 教頭 職員会議 運営委員会 総務部 教務部 教科部 専門部Ⅰ部 専門部Ⅱ部 学年部 各委員会 4組 3組 2組
いじめ防止全体指導計画 【対応1】 未然防止・早期発見 【対応2】 緊急対応・早期対応 いじめ発生 基本姿勢 雲仙市立千々石第一小学校
教育環境整備に予算を効果的に運用するために 市教研財務グループ
1 はじめに 2 連携が考えられる関係機関 3 保護者との連携の例 4 地域との連携の例 5 関係機関等との連携の例 6 おわりに
子どもが主役となる明るく元気な学級づくり
三重県立杉の子特別支援学校石薬師分校いじめ防止基本方針
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
教員免許更新制の概要 平成19年6月の改正教育職員免許法の成立により、平成21年4月1日から教員免許更新制が導入されることになりました。
Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解 Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解.
校内支援体制の構築と その運用 茨城県守谷市立松前台小学校
プレゼン資料(進行者用・研修者用) 校内研修会
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
保健学習の進め方・指導案の書き方 さいたま市立三橋小学校   豊島  登.
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
趣旨  平成22年4月1日厚生労働省(医政発0401第17号) 各都道府県知事にあて発令された文章を受けて 県内各施設における医療的ケアを実践的に 指導できる看護職員を養成することを目的
教育情報化 新たなスタートを迎えて 西田 光昭 千葉県柏市立土南部小学校 教諭
Ⅲ.サービス開発の方法.
大阪府障がい者虐待防止対策支援事業の主な取組み 資料2
セッション5 情報モラルに関する カウンセリングについて 情報モラル指導者養成研修検討委員会.
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
平成29年度 大阪の子どもを守るネット対策事業(文部科学省委託事業)
高齢者の救急搬送に係る意見交換会 資料7 1 意見交換会開催に至る経緯と今年度の取り組み  平成26年度    病院連絡会議にて,高齢者の救急搬送に関して,患者及び家族の延命治   療の希望確認ができているかの課題提起がなされた。  平成27年度   (1)介護サービス事業者協議会主催研修会および施設ごとの講演会の開催.
<校訓> つよく・あかるく・たくましく 【目指す宇佐支援学校の児童生徒像】
「ネット上のいじめ」 ネット時事課題 ○子供たちは、スマートフォンや携帯ゲーム機を使い、毎日様々なインターネットサービスを利用しています。
別 紙 児童相談体制の強化に向けた緊急対策 平成30年9月14日 東京都福祉保健局.
日本学校保健会 平成29年度学校欠席者・ 感染症情報システム研修会 「中学校における活用事例」
スライド資料 E1 教育校務の情報化 〈タイトル〉 ここでは、教育の情報化とICT活用について学びます。 兵庫県版研修プログラム.
高齢者虐待や不適切なケアが 起こってしまった時は(事後対応)
既存の計画への追記による避難確保計画の作成
「不登校対策委員会」とは? B チーム支援ガイド Bー4 宮城県総合教育センター
安全管理体制とリスクマネジメント.
「ネット上のいじめ」 ネット時事課題 ○子供たちは、スマートフォンや携帯ゲーム機を使い、毎日様々なインターネットサービスを利用しています。
不登校対策担当者の役割 キーパーソン? 学校の 組織的な対応 不登校対策担当者ナビー1 宮城県総合教育センター ②校外研修に参加
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 2 計画作成③ 重症心身障害児者等の ニーズ把握事例 ~久留米市のコーディネートの現状~
生活支援 中央研修 H26.9.4(木)~5(金) 品川フロントビル会議室 H26.9.6(土)~7(日) JA共済ビルカンファレンスホール
福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
関係機関との連携とは? B チーム支援ガイド Bー5 チーム支援を促進するための研修として,「B-5 関係機関との連携とは?」を始めます。
大阪府域における太陽光発電施設の地域との共生を推進する体制<大阪モデル>(案)
歓迎のあいさつ [年度を挿入] 学年度 学校名 教員名 学年 2019/5/5.
大阪府子どもの未来応援ネットワークモデル事業 <取組のポイントと成果>
「直接支援チーム」とは? B チーム支援ガイド Bー1 宮城県総合教育センター
既存の計画への追記による避難確保計画の作成
緊急連絡SMS導入について (2009年9月運用訓練報告 及び 今後の送信対象者拡大)
1 はじめに 2 防災主任配置に至る経緯 3 防災主任の役割 4 具体的な業務の例 5 教職員の連携・役割分担 6 おわりに
第一避難場所に避難の指示をする。(生徒へ)
宇佐支援学校 学校評価実施計画 改善 教職員自己評価 自分らしく 生活する 子ども 保護者・ 地域から 愛される 学校 のびのびと 過ごせる
■ はじめに サッカークラブの運営においては、常に怪我/事故の可能性はある。
高等学校において留意願いたい事項について
健康教育導入について 宮崎県薬剤師会 健康教育推進委員会  鈴木 啓子.
研修会の内容 時間の目安・・・1時間程度(規模による) ①危機管理・・・・15分 ●「プール開放」の説明 ●監視時の留意点
実習プログラミングシート 時間 実習課題(ねらい) 具体的実習内容 必要となる知識等 指導担当者の留意点 例) アセスメント演習 例)
基礎情報の収集・・・前年度の出欠席状況、配慮の必要性、長期欠席経験者への対応
プレゼン資料(進行者用・研修者用) 校内研修会
長野大学における科研費等の運営・管理について
学校における教育の情報化の推進と校内研修の企画運営
特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
個人情報に関する基本方針 基本方針 具体的な取り組み 相談体制
Presentation transcript:

危機対応マニュアル 羽島市立羽島中学校 学校施設等の爆破予告 <未然防止のためのポイント> ○定期的な校内巡視等を行い、校内に不審な物がないかの確認を行う。 ○受付での来校者の確認を徹底する。 <対応のポイント> ○警察への速やかな通報と連携した対応 ○安全確保を最優先にした対応 ・状況に応じた避難場所の設定 (1)不審電話を受けた(不審な掲示板への書き込みを見つけた、不審なメールを受け取った)教職員は、校長(教頭、生徒指導主事)へ報告する。 ・電話のメモを残す。掲示板の書き込みは、削除依頼せず、印刷し、保存する。メールは削除せず、印刷し、保存する。 (2)教職員・生徒へ緊急連絡する(教職員・生徒が学校にいる時間帯の場合) 。 ・校内放送により教職員を招集し、速やかに情報(予告電話、避難場所、避難時の注意点等)の共通理解を徹底する。 ・生徒を動揺させないように留意しながら、校内放送等により緊急避難させる。 (3)警察へ通報する。 ・警察が校内を調べるときは、校長(教頭、生徒指導主事)が同行する。 (4)生徒及び教職員、保護者の安全を確保する。 ・生徒の安全を最優先する。 ・避難の際の教職員の役割分担を明確にする。 ・学校敷地外の安全な場所に避難させる。(あらかじめ第2避難所等を学校敷地外に想定しておく) ・保護者が校内にいる場合には同じ場所に避難するよう依頼する。 ・避難にあたっては、不審物に触れないよう指導を徹底する。 ・避難終了後、人員確認を徹底する。 <避難の際の留意点> ・生徒の名簿、施設台帳等施設設備の配置が分かる書類を携行する。(事後の捜索活動に必要となるため) ・最終確認者は校内に残留者がいないことを確認する。 ・避難後、業者等の部外者が学校に入らないよう注意消防署・教育委員会への通報をする。 ・場合によっては休校の措置をとる。 (5)消防署・教育委員会へ通報する。 ・以後の対応について関係機関の指示や意見を得る。 ・生徒や保護者への説明に関しては、捜査との関係から警察と十分協議する。 ・必要に応じて教育委員会に職員の派遣を要請する。 (6)緊急職員会議を開催する。(他の教職員は避難場所で指導にあたる。) ・関係機関からの指示や意見の集約 ・当日の下校、翌日の授業実施の有無 ・保護者への説明内容 ・教職員の以後の対応や役割分担 ・全教職員へ対応策の周知徹底等 (7)避難している生徒に対して状況を説明し、不安の払拭に努めるとともに以後の行動について指示する。(不審者や不審物の目撃があれば、情報提供を呼びかける) (8)保護者へ連絡する。 ・生徒の安全確保について連絡する。 ・以後の対応について理解を得る(緊急連絡網の活用) (9)窓口を一本化(校長、教頭、生徒指導主事)する。 (10)対策本部を設置し、役割分担に基づき行動する。 (11)警察署と連携しながら、状況を可能な限り情報収集する。 ・情報の共通理解と予告者等の特定に関する協議を行う。 (12)事件の全容等収集した情報を整理する。 ・教育委員会や関係機関と連携しながら協議する。 (13)校長、教頭、教務主任、生徒指導主事、保健主事、学年主任、PTA役員等で今後の対応について話し合う。 (14)生徒理解に努め、学校生活に不安を持つ生徒がいる場合は、関係機関とも連携して個別の指導・援助にあたる。 (15)PTA役員等と連携を図り、必要に応じて緊急保護者会の開催等により保護者への説明を行う。 (16)役割分担に基づき教育再開準備、再発防止のための指導を行う。 (17)事故報告書を作成し、教育委員会へ報告する。 迅速な連絡 全職員での対応 共通理解避難 生徒・保護者対応 通報1 プレス対応 安全確保 情報収集 概要整理 事件解決後の対応決定 状況説明 教育再会準備 防止対策実施 通報2 報告書作成 危機対応マニュアル                                                     羽島市立羽島中学校

危機対応マニュアル 羽島市立羽島中学校 自殺予告 <未然防止のためのポイント> ○普段と違う発言や行動がみられる場合には、それらを生徒が発しているサインと考え、それを見逃さないようにし、担任や養護教諭等と連携しながら、悩みの早期発見に努める。また、それらの情報を全教職員で共有する。 ○全校集会等で、「命の大切さ」「教師や友人への相談の大切さ」を考えさせるような指導を行う。                                                                                       ○地域の電話相談等へ相談が入る場合もあるので、相談機関と自殺予告の電話を受けた際の学校への情報提供について、あらかじめ協議しておく。 <対応のポイント> ○警察への速やかな通報と連携した対応 ○教師と生徒の信頼関係の構築 (1)複数の教職員で事実確認や状況の確認を行う。 ・電話、掲示板、メールを嘘と決めつけず、落ち着いて真剣に対応する。 ・電話のメモを残す。掲示板の書き込みは、削除依頼せず、印刷し、保存する。メールは削除せず、印刷し、保存する。校長(教頭、生徒指導主事)へ報告する。 <対応の仕方(電話の場合)> ・メモにより周囲の教職員に自殺予告であることを知らせる。 ・他の教職員がいる場合には他の者がメモをとる。 ・訴えを理解したり、力になりたいということが伝わるように話す。 ・できるだけ時間をかけ、友人関係や家族関係、動機、具体的な希望などの情報を得るとともに、本人が特定できるような情報を少しずつ聞き出す。 ・叱咤激励や説教はせず、批判的な態度も見せない。 ・本人を支える立場になれることを伝えながら、死ぬことだけは避けるように説得する。 (2)警察署に通報し、連携する。 (3)校長(教頭、生徒指導主事)は、教育委員会へ第一報を入れる。 ・必要に応じて教育委員会に職員の派遣を要請する。 (4)校長(教頭、生徒指導主事)は、状況を全教職員に知らせ、役割分担に基づき、学校の対応を指示する。 ・全ての生徒の所在を確認し、生徒の行動に関する情報交換等を行う。 (確認する際、自殺予告者がいることが伝わらないように配慮する。) ・自殺予告者の特定は、自殺防止がねらいであることの共通理解を図る。 (5)校長(教頭、生徒指導主事)は、PTA役員等へ状況を連絡し、連携を図る。 (6)窓口を一本化(校(園)長、教頭、事務長)する。 (7)対策本部を設置し、役割分担に基づき行動する。 (8)警察署と連携しながら、状況を可能な限り情報収集する。 ・情報の共通理解と予告した生徒の特定に関する協議を行う。 (9)事件の全容等収集した情報を整理する。 ・教育委員会や関係機関と連携しながら協議する。 (10)校(園)長、教頭、事務長、生徒指導主事、保健主事、学年主任、PTA役員等で今後の対応について話し合う。 (11)警察や教育委員会と連携しながら対応する。 ・いたずらであった場合には、威圧的な態度や叱責は避け動機や背景を理解するよう努めながら、ことの重大さを理解させる。 ・担任を中心に養護教諭やスクールカウンセラー、心の相談員等が協力して心のケアに努める。 (12)当該生徒の保護者と連絡(必要に応じて家庭訪問や来校を求めるなど)し、当該生徒の立ち直りに向けた学校の指導方針について理解を得る。 (13)PTA役員等と連携を図り、必要に応じて緊急保護者会の開催等により保護者への説明を行う。その場合は、当該生徒のプライバシーの保護には十分配慮する。 (14)必要に応じて、報道機関等へも情報提供する。 (15)役割分担に基づき教育再開準備、再発防止のための指導再発防止対策の実施を行う。 (16)事故報告書を作成し、教育委員会へ報告する。 迅速な連絡 保護者対応 プレス対応 対策本部設置 情報収集 概要整理 当該生徒への対応 通報 当該保護者対応 状況説明 共通理解 教育再会準備 防止対策実施 報告書作成 危機対応マニュアル                                                     羽島市立羽島中学校