産業空洞化と低賃金化 ● 企業活動の国際化 + コンピュータの利用 ⇒ 先進国の産業空洞化 ⇒ 先進国での低賃金化 ● 企業活動の国際化 + コンピュータの利用 ⇒ 先進国の産業空洞化 ⇒ 先進国での低賃金化 ● 例: 米国: プログラミング、電子カルテ、コールセンターは インドで。 ● 賃金比較: 日本 アメリカ ドイツ 韓国 中国 ベトナム (日経連、2002) 100 93 76 44 3 1 ● 日本企業の利益額: 国内生産 ≒ 海外生産 ● 日本産業の質の転換: 規格品大量生産型 ⇒ 知識集約型産業(個人の才能に依存) ( 「知価社会」の到来) ● 従業員に求められるもの: 「考える力」、「提案する力」 ● 先進国の産業空洞化: 途上国への産業・技術移転、雇用拡大、生活レベル向上 ⇒ 途上国の急速な工業化の可能性 ⇒ 富の平準化(「フラット化する世界」)
産業構造の変化 (各産業が全体に占める比率) 就業者ではサービス業が多いが、GDP では製造業が多い。 内閣府「国民所得統計」
製造業とサービス業の構成比 サービス業は今後も増加? 労働集約的で雇用創出に有効? 金融危機で質的変化が起こるのでは?
主な産業の付加価値額 コンテンツ産業(情報サービス、映像制作など) の伸びが著しい 総務省
主要産業別就労者数 製造業等への派遣労働は、派遣元がサービス業 総務省
業種別就労者の増減 (90-2001) 「プロフェッショナル」な就労者が増える。 総務省「労働力調査」
ホワイトカラー労働者数 ホワイトカラー労働者数はほぼ一定 総務省
日本のGNC(国民総文化力)輸出額 日本の対米輸出額: 1位は自動車、2位は「アニメ関連商品」(鉄鋼輸出額の4倍) 10年で3倍 商品輸出は 21%増 日本の対米輸出額: 1位は自動車、2位は「アニメ関連商品」(鉄鋼輸出額の4倍)
世界のコンテンツ市場のシェア 2002年 経済一計資料から日経作成 「世界に最もよい影響を与える国」: 日本が 33カ国中31カ国で1位 「好ましくない」が過半数を超えたのは、韓国と中国だけ。 BBC(英)、メリーランド大(米)調査(2006)
特許登録件数 世界知的所有機構(08) 日本の特許登録件数は世界一だが国富と結びつきにくい
技術輸出額 科学技術白書 日本の技術貿易収支は 2003年以後黒字。 05年の輸出額は十年前の3.4倍。
日本の特許収支 日本の特許収支の黒字額が、米国に次いで2位になった 特許で稼げるようになった
所得収支>貿易収支 輸出立国から投資立国へ
海外資産からの受け取り 受け取り額 GNPは海外投資収益を含む 海外投資による収益が増えつつある。
直接投資残高 海外収益の拡大 ⇒ 経済の成熟化 国内雇用への影響(競争力の弱い企業は国内でも生き残れない?) (財務省)
海外生産比率 円高対策としても、海外生産比率が増えつつある 国際協力銀行
研究者、技術者数の減少 2005 理科離れ 2005経済財政白書 科学・技術者数の減少で、研究開発力が低下する?
科学技術が貢献すべき分野 「新たな社会問題が科学技術で解決される」: 2004比で倍増 科学技術への関心も8.4%増 内閣府調査(08)
「真面目さ」と価値観の多様性 ●真面目であること 学生時代: 必ずしも賞賛されない 社会人: 周囲のすべての人から期待される ←「不真面目な人」は運命共同体を危機に陥れる (親がまじめでなかったら、大学で学べない。) まじめさこそ社会存立の基盤 ● 「疲れた」と感じたとき ⇒ ①身近な人との比較を止める ②比較の対象を遠くの人や抽象的なものにおく ③競争から一歩退く ●価値観の多様性 (幸福の定義は各人ごとにことなる?) メーテルリンク(「青い鳥」の著者): 「幸福を探し求めるのは一種の病気である」 ●能力の高い若い時を、真面目に、有意義に過ごす。
大学まで(22年間)の子育て費用 全て公立でも3千万円 ⇒ 少なく生んで大切に育てる。 AIU保険(05)
若者(20歳台)の意識 07年から、「現在を楽しむ」よりも「将来に備える」が多くなった。 毎月貯金している20代は80%(いざという時のため) 不安が「遠い将来」から「近未来へ」 内閣府09
学力と親の社会経済階層 親の階層が高いと子供の学力も高い 国立教育政策研究所
自殺者数 山一証券自主廃業(97) 長銀破綻(98) 自殺者は、10年連続で3万人を超えた 警察庁
男女別自殺者数 自殺死亡率 日本は世界2位 男性 72% 40歳以上 73% 理由 ①健康問題 39% ②経済・生活問題 32% 40歳以上 73% 理由 ①健康問題 39% ②経済・生活問題 32% (警察庁) ●「死ぬほどのことではない」理由で死ぬ人が多い?
職場で強いストレスを感じる労働者の割合 競争社会では、ストレスも多い? 厚労省(労働者健康状況調査)
ストレス解消法 女性の方が男性より積極的にストレス解消を試みている? 日経産地研 09
増加する労働時間(厚労省) 企業競争の激化 ⇒ リストラの進行 ⇒ 新人を教育して使うよりも、熟練者に超過勤務をさせた方が効率的 ⇒ 労働時間の増加
余暇時間 余暇時間の減少が続いている 社会生産性本部
年次有給休暇の取得率 年休は取りにくくなっている? ビジネスパーソン調査
年間の休日数 (06) 日本は、休日は多いが有給休暇の取得率が低い 厚労省
犯罪と失業率の相関性 犯罪白書(〇六) 犯罪件数と失業率の相関性が高いことは、失業の打撃の大きさを示す。
一般刑法犯の認知件数/年(06) 日本はまだ世界一安全な国 0.16 世論調査:「日本は治安がよい国か」; Yes 46.1% No 52.5% 「社会に対する漠然とした不安」のためか (内閣府 06)
年代別 純貯蓄 全年代で10年前より貯蓄が減少。貯蓄率も低下。 高齢者世帯: 月に5万円程度の貯金を取り崩している。 厚労省 33
高齢者の万引き 警察庁 孤立する高齢者。かまってもらうために万引きをする?
高齢者の万引きの増加 高齢者の割合: 2.5%⇒23%(20年間で); 独身・1人暮らしが多い。 警視庁 09
5、60才台未婚者の急増 女性でも、未婚者が死離別者を上回る みずほ情報総研(09)
性別、年齢別 孤独死者数 孤独死は、男性、60~79歳で多い 30年には、中高年男性の4人に1人は未婚 松戸市 2008
見合い結婚の増加が未婚率を上げる? 未婚男性の増加は、未婚女性の増加をもたらすはず? 結婚: 社会生活に不可欠⇒個人の選択;コンビニ;収入格差の拡大 出生動向調査
嫌い、苦手な先輩 成果主義の浸透で、先輩が後輩を指導する余裕がない? 3ナイ(責任感、指導力、忍耐・包容力) 成果主義の浸透で、先輩が後輩を指導する余裕がない? 3ナイ(責任感、指導力、忍耐・包容力) 20代会社員へのアンケート 調査(マクロミル社、06/9)
職場の同僚との望ましいつきあい 雇用の流動化 ⇒ 同僚との付き合いも淡白? NHK放送文化研究所
一人暮らしの大学生の食費 ここ30年間で最低。 家事手伝いの経験が少ないので食への関心が低い? 大学生協連
小学生の就寝時刻と学力 8~9時に寝る子は学力が高い。 高校生では十時半以後就寝で成績が落ちる(米) 小野田市教育委(06) 42
4才未満児の就寝時間 早寝早起きは心身の健康によいが、日本の子供は夜更かし P&Gパンパース赤ちゃん研究所 04
保護者の子供に対する感想 PTA全国協 09
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