磯部洋明(いそべひろあき) 京都大学大学院総合生存学館

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第 21 章 私たちはひとりぼっち か? 宇宙の生存可能性についての疑 問
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磯部洋明(京都大学 宇宙総合学研究ユニット)
南極からの新赤外線天文学の創成 南極内陸は、ブリザードがなく、非常に穏やかな、地球上で最も星空の美しい場所です。この場所で私たちは新しい赤外線天文学を展開します 宇宙初期の広域銀河地図を作って、私たちの銀河系の生い立ちを解明します 137億年前 100億年前 宇宙の果て 最初の星が生まれ、銀河が成長した時代.
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磯部洋明(いそべひろあき) 京都大学 宇宙総合学研究ユニット
磯部洋明(京都大学宇宙総合学研究ユニット) 他、宇宙生存学研究会メンバー
インフレはなぜ止まらないのか?.
社会システム論 第5回 生態系(エコシステム).
夜空を見上げよう! ◆晴れた日に夜空を見上げてみましょう。このごろは,どんな星や星座が見られるでしょうか。また星座には,どんな物語があるのでしょうか。みなさんと一緒に星の世界をのぞいてみましょう。◆
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VLBI観測によって求められたプレートの移動速度
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エネルギーと地球温暖化と わたしたちの生活の関係
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磯部洋明(いそべひろあき) 京都大学大学院総合生存学館 宇宙と人間 磯部洋明(いそべひろあき) 京都大学大学院総合生存学館 大阪府高齢者大学 科学と人間の共生を楽しく学ぶ科  2015年4月13日 NASA

古事記 天地(あめつち)初めてひらけし時、高天の原(たかあまのはら)に成れる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。次に高御産巣日神(たかみむすひのかみ)。次に神御産巣日神(かみむすひのかみ)。この三柱の神は、みな独神(ひとりがみ)と成りまして、身を隠したまひき... ...天津神々は、伊耶那岐命と伊耶那美命に「この漂っている国土を有るべき姿に整え固めよ」と命じ、天の沼矛(あめのぬぼこ)をお授けになった。そこで二神は天の浮橋の上にお立ちになって、その沼矛で国土を掻きまわし、沼矛を引き上げると、沼矛の先から滴る潮が積もって島になった。これが淤能碁呂島(おのころしま)である。

旧約聖書 創世記 はじめに神は天と地とを創造された。 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。 旧約聖書 創世記 はじめに神は天と地とを創造された。 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。 神は「光あれ」と言われた。すると光があった。 神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。 神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。 神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」 そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。 神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。 ...

なぜ、どのように存在するようになったか、 これからどこに向かっているのか についての、物語的な説明 NAOJ 神話とは、 わたしたちがこの世界の中で、 なぜ、どのように存在するようになったか、 これからどこに向かっているのか についての、物語的な説明 鎌田東二(こころのみらい研究センタ—教授)

What is our place in the universe? What is our destiny? われわれはどこから来たのか?われわれは何者か?われわれはどこへ行くのか? (ポール・ゴーギャン) 宇宙探査の目的 Where did we come from? What is our place in the universe? What is our destiny? (Global Exploration Strategy 2007)

まずは宇宙がどんなところか知るために、 宇宙旅行へ行ってみましょう。 b3ちわ 4次元デジタル宇宙ビューワー “Mitaka”(国立天文台) http://4d2u.nao.ac.jp/t/

宇宙に端はある?

宇宙は膨張している 観測的発見:遠くの銀河ほど(太陽系から)速く遠ざかっている(E. Hubble, 1920年代) ということは昔は今より小さかった =>宇宙には始まりがあった a1ちわ From Wikipedia Commons

ビッグバン宇宙論 現在宇宙は膨張している つまり昔の宇宙は今より小さかった。 ずっとさかのぼるとほとんど一点になる。宇宙は超高温高圧の状態から生まれた... ビッグバン(ジョージ・ガモフ 1948) 膨張速度が分かれば、逆算すれば宇宙の年齢がわかる。 最新の観測結果では、宇宙の年齢は約138億年 a2ち

宇宙はどのように生まれたのか?〜現在の理解 宇宙は「無」から生まれた 「無」のゆらぎが、ある時「真空の相転移」を起こし、急激に広がった(インフレーション) 「真空の相転移」が起きて潜熱が解放されて云々...(難解) c3ちわ 佐藤勝彦先生のHPより http://utaprc4.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~sato/

ビッグバンの名残:宇宙背景放射 絶対温度で約2.7度(約マイナス270度)に相当する電波が宇宙空間に満ちている NASA/WMAP c2ちわ 絶対温度で約2.7度(約マイナス270度)に相当する電波が宇宙空間に満ちている 超高温のビッグバンから膨張によって冷えたなごり

できたばかりの宇宙は、水素とヘリウムくらいしかない、のっぺりとした世界 宇宙の始まりから人間まで

銀河ができ、星ができる

星の中で様々な元素(原子)が作られ 星の死とともに宇宙にばらまかれ その中から地球のような 惑星が生まれる 宇宙の中に様々な物質ができ

生命が生まれ 複雑な細胞に進化し さらに複雑な多細胞生物が誕生し 知的に進化し ↓イマココ!

人類はこの先宇宙へ出てゆくだろうか?

人類の宇宙進出に伴う様々な問い 宇宙空間はどんなところで、そこへ行くにはどのような技術が必要か?(理学、工学) 宇宙空間や天体で犯罪が置きたら誰が捕まえて裁くのか?(宇宙法、国際政治) 日本が有人宇宙船を開発するとする。事故確率が何%になったらよしとするか?(工学、倫理学) 他の天体の環境を地球由来の生命で汚染してよいのか?(惑星科学、生態学、倫理学) 人間が宇宙へ行く事の、身体及び精神への影響は?(医学、心理学、宗教学) 人類が宇宙で新たな社会を作るとしたら、それはどのようなものになるか?地球社会への影響は?(社会学、人類学) そもそも誰が何のために宇宙へ行くのか?行く「べき」なのか? ....

7.5 2.5 1,500 6 宇宙を開拓するのは誰? メイフラワー号 モルモン教徒 巨大宇宙コロニー 小惑星への移住 年 1620 F..ダイソン「宇宙をかき乱すべきか」より メイフラワー号 モルモン教徒 巨大宇宙コロニー 小惑星への移住 年 1620 1847 2??? 人数 103 1,891 10,000 23 積荷(トン) 180 3,500 3.6 million 50 費用(1975の米ドルで) 600万ドル 1500万ドル 1000億ドル 100万ドル 積荷1ポンドあたりの費用 $15 $2 $13 $10 1家族当たりの費用を年収で割った値 7.5 2.5 1,500 6

宇宙と、人類の多様性、グロテスクな未来 創造に満ちた偉大な時代とは、遠く離れたパートナーと刺激を与え合える程度に情報交換ができ、しかもその頻度と速度は、集団・個人間に不可欠の壁を小さくしすぎて交換が容易になり、画一化が進み多様性が見失われない程度に留まっていた時代 レヴィ=ストロース講義 今西錦司『民族文化などは、人間が意識的につくりあげようとしてできたものではなくて、自然にそうなってきたものでしょう。こういう文化と、サピエンスとして人間が意識的に努力して作り出した文化とは、はっきり分ける必要がある』 梅棹忠夫『目的的発想は自然的所与とちごうてかなり自由度が高い。洋々たる可能性をはらんでいるとともに、一面大変恐ろしいところがある』

『私なんかは、自分の一生については自然が破壊されていくのを悲しんだりしている。けれども人間の一生を考えたらサイボーグでもなんでもいいから、もっと発展してほしいという気持になるね』(今西錦司)

そのずっと先はどうなるのだろう

気候変動 暖 寒 今の地球氷河期の中で比較的暖かい「間氷期」 +0.5℃ 最近の温暖化 ±0℃ 恐竜がいたころは今よりずっとあたたかかった 1000年前 +0.5℃ ±0℃ -1℃ 最近の温暖化 今の地球氷河期の中で比較的暖かい「間氷期」 恐竜がいたころは今よりずっとあたたかかった 実は地球は今、氷河期。恐竜がいた数千万年前は、今よりずっと暖かかった。氷河期にも寒い時とあまり寒くない時があり、今はあまり寒くない時。 恐竜が生きていた数千万年前には、逆にいまよりずっと暖かい時期もありました。 人間が石油や石炭を燃やして出す二酸化炭素によって、地球が温暖化していると言われていますが、地球の歴史ではごく最近のこと。 長い目で見ると、今の温暖化より激しい気温の変化は何回も起きています。いずれまた氷期もくるでしょう。 二酸化炭素をださないようにして、人間のせいで起こる温暖化をなるべく防ぐことはとても大切です。 ですが、同時に、地球の環境はもともと変化するものだということも知っておいて欲しい。

地形の変動 2億年前、地球の大陸は「パンゲア」というひとつの巨大大陸だった。 なので、あと1億年もすれば日本は日本でなくなります。 2億年前、地球の大陸は「パンゲア」というひとつの巨大大陸だった。 これからも2億年ごとに、地球の大陸はくっついたりはなれたりする。

星も動いている ベガ(織女星)とアルタイル(彦星)の間の距離は、今15.3光年。 今の北斗七星 5万年後の北斗七星 ベガ(織女星)とアルタイル(彦星)の間の距離は、今15.3光年。 7万年後に15.0光年まで近づき、その後はずーっとにはなれてゆく。 京都情報大学院大学・作花一志 http://www.kcg.ac.jp/acm/a1014.html

隣りの銀河の影響 銀河系のおとなりにある大マゼラン雲と小マゼラン雲は、 20億年に一回銀河系に近づく。 そのとき、銀河系では星がたくさん生まれたり、隕石が多くなったりする

37億五千万年後に天の川を見上げたら

太陽系の終わり 誕生(45億年前) 太陽の年齢は45億才 生まれたときは今よりちょっと暗かった。 60億年すると今の2倍明るくなる その後、急にふくれあがって赤くなる(赤色巨星) この時地球を飲み込む。 現在 50億年後

太陽系の終焉

宇宙の遠未来

ちょっとした希望