本日のセミナー内容 1.東南アジア・各国の状況や医療事情 2.渡航前の医療に関する準備等 3.東南アジアにおける感染症について.

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本日のセミナー内容 1.東南アジア・各国の状況や医療事情 2.渡航前の医療に関する準備等 3.東南アジアにおける感染症について

渡航前に準備すること 現地の情報(各国の生活状況、情勢等) 渡航前の診察、予防接種 持参する市販薬•処方薬 体調を整える 外務省HP 海外安全ホームページ、在外公館医務官情報などを参照 渡航前の診察、予防接種 持参する市販薬•処方薬 体調を整える 色々と各国の医療事情をお話ししてきましたが、病院のお世話にならないことが一番です。では、渡航前にどんなことを準備したらよいのか見ていきたいと思います。

持参する市販薬•処方薬 病気がある方 病気の例-1型糖尿病、アトピー、喘息、てんかん、アレルギー 処方薬の準備   病気の例-1型糖尿病、アトピー、喘息、てんかん、アレルギー    処方薬の準備     不規則な生活やストレスによって症状が悪化する可能性があるため 解熱沈痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど) 総合かぜ薬 咳止め 一般胃腸薬、整腸剤、下痢止め、便秘薬 日焼け止め かゆみ止め 消毒薬(手指消毒用)    手ぴかジェル、消毒薬を含んだウェットティッシュなど 虫除けスプレー やはりよくある案件は、旅行者下痢症や風邪等です。

渡航前の診察 病気がある方→ (例:1型糖尿病、アトピー、喘息、てんかん) 旅先で病気が悪くならないように 悪くなった場合に備えて   (例:1型糖尿病、アトピー、喘息、てんかん)        旅先で病気が悪くならないように        悪くなった場合に備えて        もしものためにかかりつけ医より病状            説明書を英語で準備してもらう 日本で処方されている薬は商品名で、現地の先生に理解いただけない場合が多い。一般名で記載しておくのがベター。 処方箋について いままでは、長期投与の制限というものがありました。 長期投与とは、1回の処方につき14日分を超えてお薬を出せることを意味します。 これまで多くの場合、保険診療においては原則的に最大14日分しか投与できないと決められていましたが、薬剤によって、症状が安定している疾患の方には、30日分、90日分処方しても良いという制限がありました。それを長期投与の制限といいます。 平成14年4月の医療法改正で、投与期間の見直しが行われ、長期投与の制限は、原則廃止になりました。 麻薬・睡眠薬などの向精神薬・発売されて1年以内の新医薬品は原則的に14日分と制限されています。 既往症の薬の処方については、海外では全額実費(自己負担)となり、費用が大変高額となります。こういった費用は海外旅行保険では支払われません。 可能であれば渡航前に受診し、事情を説明したうえで、できるだけたくさんの処方箋を持参することをお勧めします。念のため、処方箋のコピーなども一緒に持参するようにしましょう。(関税)

渡航前の予防接種 海外渡航者の予防接種には、二つの側面がある。 一つは、入国時などに予防接種を要求する国(地域)に渡航するために必要なもの。 一つは、海外で感染症にかからないようにからだを守るためのもの。自分自身の感染により日本に感染源を持ち込まない側面もある(二次感染予防)。

渡航前の診察 ワクチン接種についての相談 東南アジア(成人に推奨される予防接種) A型肝炎ワクチン B型肝炎ワクチン 破傷風 (日本脳炎)  東南アジア(成人に推奨される予防接種)   A型肝炎ワクチン   B型肝炎ワクチン   破傷風   (日本脳炎)   (狂犬病)★★★    東南アジアで推奨されているワクチンは次のようなものがあります。 中でも、特におすすめしたいのは、狂犬病です。後にまたお話しします。

現地で医療機関にかかる際の心得 何か症状が現れたら自己で判断せず、医療機関へ行き受診する 海外旅行保険の保険証コピーを財布に入れておく 持病がある人は、応急治療特約をつける 学校との連絡を密にとる OSSMAの緊急連絡先を財布の中に入れておく

OSSMAのデータ 弊社の大学生さん向けサービスのOSSMAの約7年間のデータを見てみました。医療に関することとそれ以外の割合はほぼ1:1くらいです。

OSMMAのアジア5ヶ国のメディカルケースの状況 そのメディカルのケースのうち、皆さんが行かれる予定のインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムのケースは合計で39件で約10%でした。 N=385

アジア5ヶ国のメディカルケースの状況 顔面骨折と頭部外傷 腸チフスの疑い デング熱 裂傷(右眉部) 発熱、腹痛、下痢 急性胃腸炎 気管支炎、下痢 膿瘍を伴う急性左頸部リンパ節炎 インフルエンザによる急性鼻咽頭炎 更にその39件のうち外来は28件、入院は9件でした。入院は炎症に関することが多いです。また、症状別にみていくと、複数の症状が一緒に出て重複されて方もいるのですが、お腹の症状と風邪のような症状に関するものが多く、残りは外傷です。

本日のセミナー内容 1.東南アジア・各国の状況や医療事情 2.渡航前の医療に関する準備等 3.東南アジアにおける感染症について

感染源別の主な感染症 1.食べ物(水、食事等)から感染 2.昆虫の媒介から感染 3.動物から感染 4.人から感染(性感染症、血液感染症)   赤痢、サルモネラ感染症、コレラ、腸チフス、ノロウイルス、A型肝炎等    2.昆虫の媒介から感染   デング熱、マラリア、日本脳炎 3.動物から感染   狂犬病、エボラ出血熱、SARS 4.人から感染(性感染症、血液感染症)   STD、B型肝炎 5.土壌から   破傷風 6.飛沫感染及び空気感染   インフルエンザ、SARS、結核 感染経路について少しお話しします。感染の経路が分かれば、予防ができます。 1. 水、食事からくるもの。 コレラ、腸チフス、A型肝炎等  2. B型肝炎、梅毒、 3. デング熱、マラリア等 こちらについては、少し詳しくお話しをしたいと思います。

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱 今回はこの6感染症を少し紹介したいと思いますが、インターネットにたくさんの情報があふれてますので、渡航前に東南アジアの感染症について情報収集されることをお勧めします。

現地の感染症情報(狂犬病) イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人。特に、近くに医療機関がない地域へ行く人、動物研究者など、動物と直接接触する人。 狂犬病を発症すると治療方法はなく、ほぼ100%死亡。犬だけではなく他の哺乳動物からも感染。 ウイルスを保有する哺乳動物に咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染。 10日から数年の潜伏期間後、発熱、頭痛、全身倦怠や嘔吐などが起こる。ついで筋肉の緊張、幻覚、けいれん、嚥下できないなどが起こり、さらに液体を飲もうとすると筋肉がけいれんするため、水を恐れるようになる(恐水症)。そして、昏睡状態となり、呼吸筋の麻痺から死に至る。 狂犬病は犬に限らず、ウイルスを持っている動物への接触で感染し、苦しんで亡くなります。

タイやマレーシアではリスクはやや低めになっていますが、日本に比べ明らかにリスクは高いので用心に越したことはありません。

狂犬病ワクチン(国産ワクチン) 狂犬病ワクチンは複数回接種する必要がありますが、国によっても指標が違うので参考程度に。ここでは、複数回接種が必要だと思っていてくだされば。

狂犬病ワクチン(輸入) ワクチン接種をしてくれる病院やクリニックがありますので、渡航前の接種を考えている方はインターネットで接種可能な医療設備を調べたり、大学の健康管理センターで相談されても良いかと思います。

暴露後狂犬病ワクチン(国産ワクチン) ワクチン接種後、6か月以内に咬まれた場合は、0日(咬まれた日)、3日の2回の接種が必要。 6か月経過後に咬まれた場合には0日、3日、7日、14日、30日、90日の6回のワクチン接種が必要。 暴露後と言うのは咬まれた後です。

もしも動物に噛まれたら 狂犬病のおそれのある動物に咬まれたら、傷口を石鹸と水でよく洗い、消毒液で消毒する。決して傷口を口で吸い出さない。ただちに医療機関を受診し、医師の指示に従ってワクチンの接種(複数回)を受ける。 受傷日、ワクチンの種類、接種量、接種日をメモに取る!

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱

破傷風について 破傷風菌(Clostridium tetani )が産生する毒素のひとつである神経毒素(破傷風毒素)により、けいれんをひき起こす。亡くなる割合が非常に高い病気。 感染機序:破傷風菌は芽胞の形で土壌中に広く常在し、 創傷部位から体内に侵入し、発芽・増殖して破傷風毒素を産生する。 症状:強直性痙攣が潜伏期間(3 ~21 日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に 移行する。重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがある。 治療:抗破傷風ヒト免疫グロブリン(TIG) の投与や、さらに感染部位の充分な洗浄やデブリードマンを行い、抗菌薬や抗痙攣剤の投与を行う。 破傷風になった少女の映画で「震える舌」と言うのがあります。

破傷風ワクチン 子供の頃(11~12歳)にDPTワクチンという形で破傷風ワクチン(破傷風トキソイド) が投与されていれば、約10年の有効免疫を既に得ています。 ご家族の方に確認されるのが良いかと思います。 ・DPT-IPV(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ) ・DPT(ジフテリア・百日せき・破傷風) ・DT(ジフテリア・破傷風) Dジフテリア、Tテタヌス、P百日咳 パータッシス

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱

現地の感染症情報(デング熱) デング熱のワクチンはない デングウイルスによる感染症で、蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)を媒介し人から人へ感染する。蚊は、空き缶などに溜まった水でも発生するため、都会で流行することも多い。 感染してから2~15日(通常2~7日)潜伏期間後、38~40℃の発熱、激しい頭痛、関節炎、筋肉痛、発疹がみられる。風疹様の小さな紅斑が現れるが、痒みや痛みはない。デング熱を起こすウイルスは4種類報告されている。   1種類のデングウイルスに感染後回復し、その後別の種類の   デングウイルスに感染すると重症型デング熱になる危険。 血小板が減少した例では、鼻出血、歯肉出血、生理出血の過多を見ることもある。 虫除けスプレーにより予防

デング熱の発生状況 日本では、海外において感染し帰国後発症するいわゆる輸入症例が、近年は年間約200例報告されている。2012年は221例、2013年は249例報告されている。 過去60年以上国内における感染報告はなかったが、2014年8月、国内感染事例が確認 2014年8月以降に発生しているデング熱の国内感染事例:160名(平成26年10月31日時点) 現地でかかっても大変ですが、帰国後も体調が思わしくない時には医療機関への受診を忘れずに。

デング熱 (1)概要 ウイルスを持っているネッタイシマカやヒトスジシマカなどに刺されることで感染する。ヒトスジシマカは、ヤブ蚊とも呼ばれ、日本にも生息している。不顕性感染を含めて感染した人を蚊が刺すと、1週間ほどでウイルス量が増える(脊椎動物の中でヒトがもっとも感受性が高い)。 その蚊に人が刺されると感染する可能性があるが、人から人へ直接感染することはない。 (2)症状 潜伏期間2~14日(通常3~7日)の後、およそ2割~4割の人に38~40℃の発熱が発症し激しい頭痛・関節痛・筋肉痛、発疹が現れる。通常3~5日で解熱し、解熱とともに発疹が現れる。発疹は治りかけたときに出現する。 デング熱を起こすウイルスには4種類あると言われており、同じ型のウイルスに再び感染しても免疫によって軽症ですむが、異なる型に感染すると免疫が過剰に働き重症化することがある。 重症化したものは、デング熱出血熱またはデングショック症候群と呼ばれ、稀に死亡することもある。 (3)デング熱発症率 感染症は人類最大の脅威と言われている。蚊を媒介するウイルス感染症は100種類以上あるが、特にデング熱は、アジア、アフリカ、中南米のほとんどの熱帯地域で多発しており、WHOの推計では年間1億人がデング熱に罹患していると見積もられている。 また、2015年には、世界人口が83億人になると予測されており(2000年時で55億人)、新たな人口増加は新興国の“新しい都市”に集中する(既存都市の人口は飽和状態)と想定されている。新興国には熱帯地域が多いことから、デング熱の罹患率は世界人口の増加に伴って、今後さらに増加することが予測される。 (4)ワクチンの開発 これまで、デング熱に特化したワクチンは開発されなかった。この背景として、デング熱の多くは、軽傷の急性熱性疾患であり、ありふれた感染症という点がある。しかし、二次感染で重症化する症例が認められており、そのほとんどは小児であり、毎年平均して21,000人が命を落としている。開発途上国や医療機関が不足している国での重症デング熱の発症は、潜在的に致命的な合併症であり、東南アジアでの主要な入院の原因疾患のひとつとなっている。 このため、限られた医療財源を大きく圧迫しているともいわれている。WHOでは今後西太平洋地域でデング熱の大流行が発生する可能性があると警告している。 フランス大手の製薬会社サノフィパスツール社はWHOおよびビル&メリンダ基金が出資する国際ワクチン研究所のプログラムである小児デングワクチンイニシアチブと提携して、4つの血清型を網羅するワクチンの開発に成功した。 すでに、タイや南米で治験がおこなわれ、感染リスクを60.8%減少できたことが確認されている。重症化して入院するリスクは80.3%減ったというデータがでており、本年度の実用化を目標としている。 詳しくはインターネットにあります。

<蚊について知っていますか?> Q1.蚊のオスとメス、血を吸うのはどっち? A.オス B.メス C.両方 Q2.蚊は体重の何倍くらい吸血する? A.7~8倍 B.5~6倍 C.2~4倍 Q3.蚊は花の色やニオイにも”誘惑”される? A.イエス B.ノ- ここで一息、デング熱に関係して蚊のクイズです。

答え Q1.蚊のオスとメス、血を吸うのはどっち? A.オス B.メス C.両方 B メス。 B メス。 蚊が吸血するのは、卵巣を発達させて産卵するためのタンパク源を血に求めるから。オスは花の蜜や果物の汁などはもっぱらエサとしていて、メスもふだんは同じようなエサをとります。家庭では果物の皮などの生ゴミにも蚊の用心。

答え Q2.蚊は体重の何倍くらい吸血する? A.7~8倍 B.5~6倍 C.2~4倍 C 2-4倍。 C 2-4倍。 蚊の吸血意欲は交尾後が特に盛んになり、1回の吸血で2~4倍もの血液を吸いだめし、2~3日かけて消化します。消化すなわち、血液からの栄養で卵を発育させているわけです。この間は吸血の休憩期で部屋のどこかに止まって休んでいることもあります。

答え Q3.蚊は花の色やニオイにも”誘惑”される? A.イエス B.ノ- A. イエス 光反射率の低い緑の葉を背にした白い花によく誘引されます。特有の強いニオイもそれを助けるようです。ちなみに蚊も花に集まる昆虫に属し、飛行エネルギ-源となる糖分を花蜜に求めています。

オスとメスの見分け方 雄と雌の違いです。 頭の先にある触角で見分けます。触角に鳥の毛のようなふさふさした羽毛状の毛がはえているのがオスで、メスはあまり毛がはえていません。またメスの方がオスに比べ、少しおなかが出っ張っています。 右がメス

ユーカリ油(レモンユーカリ) DEET

DEET濃度と効果時間 DEET 24% ⇒ 約5時間 DEET 20% ⇒ 約4時間 DEET 6.65% ⇒ 約2時間 DEET 7.75% ⇒ 約1.5時間 日本で市販されている虫除けスプレー製品のディート最高濃度は12%です。 気温、発汗、雨降り、水遊び等で状況は変化するため、あくまで参考まで DEETとは忌避剤に使用されている化合物の名前。

虫よけと日焼け止め 併用OK 日焼け止めを最初に塗布し、その上に虫よけを使用する

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱

STD(Sexually Transmitted Diseases)について   ⇒ 性行為により感染する病気 (接触感染) ★海外では開放感で油断したりハメをはずしやすくなったりします? ●症状を感じにくいものもあるため、感染して気づかないでいると、知らない間に体が  むしばまれていきます。 ●病原菌を含む精液、腟分泌液、血液などが、口や性器の粘膜、皮膚などに接触す ることで感染がおこります。 STDの種類 性器クラミジア感染症 淋菌感染症 HIV感染症/エイズ 梅毒 腟トリコモナス症 性器カンジダ症 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス) 非クラミジア性非淋菌性尿道炎  ケジラミ症 疥癬 軟性下疳 A型肝炎 B型肝炎 C型肝炎 赤痢アメーバ症 細菌性腟症 伝染性単核球症(キス病) サイトメガロウイルス感染症 成人T細胞白血病 等々

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱

MERSとは MERSの確定症例のうち、症状が悪化して死亡する割合は、 約40% 。死亡例の約90%は、基礎疾患のある人。 中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)の略。 2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症。感染経由は不確定。 原因ウイルス-MERSコロナウイルス 発生地域-中東地域(アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン等) 感染経路-不明。ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。中東地域への渡航歴のある人もしくはその接触者からの飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。 主な症状-発熱、せき、息切れなど。下痢などの消化器症状を伴う場合もあり。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。 治療-現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はない。患者の症状に応じた治療(対症療法)。 MERSの確定症例のうち、症状が悪化して死亡する割合は、 約40% 。死亡例の約90%は、基礎疾患のある人。 ウィルスの好む環境は低温で乾燥している状態。 (東南アジアのような)高温多湿状態ではウィルスは活性化しにくいだろう。 しかし、病院やモールなどの涼しく乾燥した場所もあるので注意。 数か月前にソウル中でパニックを引き起こした病気です。

<旅行前> 糖尿病や慢性肺疾患、免疫不全などの持病(基礎疾患)がある方    ―渡航前にかかりつけ医師に要相談。 渡航前に現地の最新の情報を確認(検疫所ホームページ、外務省 海外安全ホームページ、    在外日本国大使館ホームページなど) <旅行中> こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさける、果物、野菜は食べる前によく洗う。←一般的な衛生対策を心がけてください。 咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避ける。 咳、発熱などの症状がある場合は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケット([1]マスクをする、[2]咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむける、[3]使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て、手を洗うなど)を実行しましょう。日常生活に支障が出る程の症状がある場合は、医療機関を受診してください。 <旅行後> 帰国時に発熱や咳などの症状があるときは、空港内等の検疫所へ相談する。 帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられたら、直接医療機関には行かずに、事前に最寄りの保健所に連絡・相談する。 症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、手洗いと咳エチケットを実行してください。

コロナウイルス 最初に写真に出したバンコク病院とは別の病院が日本人患者や駐在者に行ったセミナーの資料を借りてきました。このように日本人にも分かりやすく説明されています。

現地で考慮すべき感染症 狂犬病 破傷風 デング熱 STD MARS エボラ出血熱

エボラ出血熱とは 2014年3月以降に西アフリカを中心に広がった感染症 (1970年代から既に確認されている) 原因ウイルス-エボラウイルス 発生地域-西アフリカ(ギニア、リベリア、シエラレオネ等) 感染経路-エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。  一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。  また、流行地では、エボラウイルスに感染した野生動物(オオコウモリ(果実を餌とする大型のコウモリ)、サル、アンテロープ(ウシ科の動物)等)の死体やその生肉(ブッシュミート)に直接触れた人がエボラウイルスに感染することで、自然界から人間社会にエボラウイルスが持ち込まれていると考えられています。 主な症状―2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状。 治療―現在、エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療法はない。患者の症状に応じた治療(対症療法)。  エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます! きっと飛行機でも該当国にいらっしゃった方は申し出てくださいと言うCAさんのアナウンスを聞くと思います。

ご静聴ありがとうございました! 楽しい留学生活を!!