TeX で数式を書くための PowerPoint アドイン Ver. 0.1 (2007/5/30)
takaTeX の概要 PowerPoint のアドインとして機能 LaTeX で数式を記述し, 画面に貼り付ける LaTeX と ghostscript を VBA から呼び出す 貼り付けられた画像ファイルを選択して起動すると、元のソースコードが表示されて編集可能になる 画像プロパティの Web代替テキスト にソースコードが含まれている コンパイルに使用した全ての命令が含まれる
システム要件 LaTeX 一式がインストールされていること Microsoft Office PowerPoint があること 次のコマンドが Windows のコマンドラインで実行できること platex dvipsk gswin32c ghostscript が出力デバイスとして pngalpha をサポートしていること Ver.7.07 か Ver.8.5 以降が必要 Microsoft Office PowerPoint があること
インストールの方法 次のいずれかの方法でアドインファイルをインストールする アドインファイル takaTeX.ppa を各ユーザーのオフィスアドインディレクトリにコピーする Windows XP なら C:\Documents and Settings\<UserName>\Application Data\Microsoft\AddIns 本プレゼンテーションを PowerPoint を使ってアドインファイルとして保存する [ファイル]→[名前を付けて保存] で、 [ファイルの種類] に[PowerPoint アドイン] を選び、そのまま保存する PowerPoint のメニューにある、[ツール]→[アドイン]で [参照] を選び、上で保存したアドインを選択する メニューリストに takaTeX が登録され、使用可能になる
使用法 メニューに登録された takaTeX ボタンを押してフォームを開き、TeX の数式を書いて、[実行] ボタンを押すと、 pLaTeX→dvipsk→ghostscript と順番に実行されて、画像が画面左上に貼り付けられる 画像ファイルの形式は png, bmp, eps から選択 png, eps は背景が透明 bmp ではPowerPointのバージョンにかかわらず、同じ表示になる 画像解像度がフォーム上で指定できる アドインのソースコードはこのファイルに含まれており、VBE上またはマクロとしても実行できる
その他 中間ファイルが環境変数 TEMP で示されるディレクトリにできるが、自動的には削除されない (%TEMP%\takatmp.*) PowerPoint 2000 では透過 png 画像の表示がかすれる 画像形式が eps のとき、解像度が default ではビットマップになるが、解像度を上げるとアウトラインになる(出力デバイス epswrite の仕様) 改変、配布は自由です By Takahiro Morimoto, Akihiro Morimoto, 2007/5/30