5.電子成果品のチェック方法について
ここでは電子成果品を提出する前に行うチェック方法について説明します。 5-1.電子納品チェックシステムについて ここでは電子成果品を提出する前に行うチェック方法について説明します。
電子納品チェックシステムとは 電子成果品(CD-R)が電子納品に関わる要領・基準(案)に従って作成されていることを確認するためのシステムのことです
電子納品チェックシステム 和歌山県における位置付け 入手方法 電子成果品を発注者へ提出する前に、その電子成果品が電子納品要領等に従っているかを確認するために利用します 入手方法 国土技術政策総合研究所の Webサイトから入手できます http://www.nilim-ed.jp/index_dl.htm 土木用(Ver6.5) 電気通信設備用(Ver3.5) 機械設備工事用(Ver1.0)
電子納品チェックシステムのチェック項目 管理ファイル(XML) 管理項目 フォルダ構成 ファイル名称 ファイル形式(特定のフォルダのみ) PDFファイルのセキュリティ CAD図面のレイヤ名(SXF(P21)形式のみ)
電子納品チェックシステムのチェック結果画面 問題のあるエラーを修正します エラー表示 (例) 事前協議で決定した事項によるエラー(注意)については問題はありません。また、和歌山県独自の規定によるエラーは問題ありません。
問題のないエラーと問題のあるエラー 電子納品チェックシステムは国土交通省の電子納品要領に従っているかをチェックするため、和歌山県の独自の運用ルールには対応していません。 和歌山県の電子納品運用ガイドラインに従った電子納品をチェックした場合、エラーが出ることがありますが、運用上問題のないものもありますので注意して下さい。 問題のないエラー 【協議によりCAD図面ファイルをP21以外とした場合】 ・CAD図面がP21形式でないことに関するエラー 【協議により写真ファイルをjpg以外とした場合(工事のみ)】 ・写真ファイルがjpg形式でないことに関するエラー 問題のあるエラー ・フォルダ構成が間違っている ・ファイル名が日本語、ファイルの命名規則に従っていない ・管理項目の必須入力項目が抜けている ・必要な管理ファイルがない など基本的な部分の間違いに関するエラー
ここではCAD図面(SXF形式のCAD図面)のチェック方法について説明します。
SXFブラウザとは SXF形式で作成されたCAD図面を、閲覧、印刷するためのソフトのことです CAD製図基準(案)に従って作成されているCAD図面か確認ができます 和歌山県における位置付け 電子成果品を発注者へ提出する前に、その電子成果品が電子納品要領(CAD製図基準(案))に従っているかを確認するために利用します 入手方法 国土技術政策総合研究所のWebサイトから入手できます http://www.cals.jacic.or.jp/cad/developer/SXFBrowserDownload.htm
SXFブラウザのチェック項目 作図されている内容(データ欠落・文字化け等) 適切なレイヤに作図(レイヤの内容確認) 紙図面との整合(印刷時の見え方とデータとの同一性確認) 表題欄(記載事項等内容確認) 図面の大きさ(設定確認) 図面の正位(設定確認) 輪郭線の余白(設定確認) 尺度(共通仕様書に示す縮尺) 線色・線種・文字
SXFブラウザによるチェック (1/6) ・図面の正位 をチェックします。
SXFブラウザによるチェック (2/6) 拡大して ・作図している内容(データ欠落・文字化け等) ・表題欄(記載事項等内容確認) をチェックします。
SXFブラウザによるチェック (3/6) 「表示」→「レイヤ表示」機能を使用し、 ・適切なレイヤに作図(レイヤの内容確認) をチェックします。
「表示」→「図面構造表示」機能を使用し、 SXFブラウザによるチェック (4/6) 「ファイル」→「印刷」機能で印刷し、 ・紙図面との整合 をチェックします。 「表示」→「図面構造表示」機能を使用し、 ・図面の大きさ を「用紙サイズ」でチェックします。
SXFブラウザによるチェック (5/6) ② 輪郭線の中心にカーソルを移動します。 ③ ・輪郭線の余白 をチェックします。 ① 余白の箇所を拡大します。
SXFブラウザによるチェック (6/6) ・尺度(共通仕様書に示す縮尺) をチェックします。