~連携とシールが支える新たな里海保存活動~ 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 ~連携とシールが支える新たな里海保存活動~ 有明海沿岸チーム
人の暮らしと自然の営みが密接な海域 里海とは… 天草地域と海との関係性 観光業 製造業 水産業 小売 業 海 天草の海は重要な「里海」である 人と自然の領域の中間点にあるエリアでもあり、陸地でいう「里山」と同じく、人と自然が共生する場所 天草地域と海との関係性 ●水産業との関係 有明海域・八代海域・天草西海域の良好な漁場 観光業 製造業 ●観光業との関係 観光客…434万人/年(平成23年度) 海鮮料理は、天草観光における最大の魅力 ●天草の産業との関係 水産業 小売 業 かまぼこなどの製造業、鮮魚等の卸売・小売業 海 天草の海は重要な「里海」である
里海環境の悪化 藻場の磯焼け サンゴの増殖 健全な藻場
漁業者による保存活動 漁業者による共同作業 稚魚の放流 里海の保存活動は 漁業者が担う 作業を終えたトサカノリを海に返す
里海の守り手である漁業者の就労状況 20年で45%の経営体、63%の漁業者が消滅 就業者の割合は、40歳未満0.2%、60歳以上63% 漁業経営体数・漁業就業者数 漁業就業者の年齢構成 (単位:経営体) (単位:人) 20年で45%の経営体、63%の漁業者が消滅 就業者の割合は、40歳未満0.2%、60歳以上63% 漁業者が担ってきた里海環境の保存活動は近い将来実施不可能な状況に陥る恐れがある
継続的な里海保存に向けて解決すべき課題 ①保存活動のための資金不足 ②関係団体の連携不足 ③関係者の認識不足 ④里海の状況が消費者にはわからない ⑤漁業者の心理
継続的な里海保存に向けた提案 関係団体の連携強化を前提とした 【組織の設立】 【資金の確保】 両面での対策が必要
【組織の設立】天草里海保存コンソーシアムの設立 漁業者 現在の里海保存組織体系 【活動内容】 ・稚魚等の放流、藻場造成等 行政 漁協 【活動資金】 ・補助金、漁協支出金等 拡大・強化 漁業者 行政 漁協 【活動内容】 ・里海保全に向けた調査・研究 ・基金の管理・運用 ・里海に関する情報発信 旅館業 天草里海保存コンソーシアム 仲買人 観光協会 小売業 【活動資金】 補助金、里海保全協力基金等 加工業
【資金の確保】里海保存シール・協力基金の活用 あまくさ里海保存 小売業者 仲買人・仲卸人 消費者・小売業者への広報による支援 消費者への広報による支援 シール あまくさ里海保存 シール あまくさ里海保存 健全な里海の保存 金銭面で里海保存を支援 保存活動の実践者 消費者 コンソーシアム プレゼント 応募
関係団体の連携強化による里海保存イメージ 効果的な 里海保存活動 関係団体の連携強化による里海保存イメージ 消費者との交流実施 藻場の造成 連携による多方面からの解決アプローチ 1.天草の里海が抱える 問題点・課題の共有 魚の売り子の教育 天草の里海 問題点・課題 稚魚の放流 2.多方面からの保存 活動の検討 里海保全資金の不足 里海の守り手減少 海岸清掃 漁業体験 関係団体の 連携強化 3.効果的な里海 保存活動の展開 不安定な漁業経営 海の環境悪化 漁師への弟子入り制度 魚のガイドブック作成 天草産水産物のPR不足 消費者の魚離れ 生産者の顔が見えない販売体制 里海の重要性の認識不足 健全な里海の保存 漁師による 共同養殖 水産物直売所の開店 生産組合の設立
継続的な里海保存活動がもたらす効果 【漁業者】 漁業後継者の増加・経営の安定化 【仲卸・小売業者】 天草の魚介類が売れる 消費者の声を里海保存活動へ反映できる 【観光業者】 イルカが住みつづけることができる 新たな観光資源を発掘できる 天草への観光客が増える 【消費者】 里海保存活動に協力してくれる 天草の新鮮でおいしい魚介類が食べられる
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