~連携とシールが支える新たな里海保存活動~

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受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-2:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (被災地での地域医療提供体制の再構築のための情報通信技術の活用の在り方、
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1 ( 様式8 ) 提案書雛型イ 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 イ.ⅠT活用等による介護事業者の経営効率化、安定化に資する 調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
広島県呉市は瀬戸内海のほぼ中央部に位置し,瀬戸内海 に面する陸地部と安芸灘諸島などの島しょ部で構成される 気候温和で自然環境に恵まれた都市です。また,瀬戸内海 で最も長い約300㎞の海岸線を有しています。
運動の重点推進事項(期間:10年間) (1)普及啓発 (2)資源循環システムづくり (3)土壌診断の実施 (4)環境にやさしい農業技術の実証・普及 (5)「有機の郷づくり地域」の拡大 1.
コア企業:株式会社篠田興業(標津郡標津町:一般土木建築工事業)
課題山積 ①人・農地プランとは? ②人・農地プラン策定方法 ③人・農地プランのメリット策 地域の明るい 未来図
生産拠点の整備① (1)戦略的な誘致活動の実施 (2)産業用地確保への取組 ①企業立地セミナーを東京に加え大阪でも実施
農産物一貫流通システム 農業・農村の活性化と安全・安心の確保のために
(提案者名を記載) ○○○○ 平成22年度「医療情報化促進事業」 提案書 (様式8) 提案書雛型ア、イ及びウ
第2章 経済生活とビジネス 1 経済のしくみとビジネス 5秒間待つか,クリックすると次の画面に変わります。
平成28年度SCOPE(重点領域型研究開発(先進的通信アプリケーション開発型)) 研究開発課題 ○○の研究開発
生活支援 中央研修 H26.9.4(木)~5(金) 品川フロントビル会議室 H26.9.6(土)~7(日) JA共済ビルカンファレンスホール
Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について
2012年度活動報告&ビジョン会議 2013年度戦略案&ビジョン策定 松原広美&竹内尚人
秋田県における「一社一村運動」の取り組み
ー知恵を活かして経営の安定と成長・発展をー
4 第3次障害者基本計画の特徴 障害者基本計画 経緯等 概要(特徴) 障害者基本法に基づき政府が策定する障害者施策に関する基本計画
第一回草津・箱根・熱海温泉 観光協会サミット 観光協会の将来像 平成28年3月16日
とみぐすく産業フェスタ2015企画案 豊見城市商工会.
(1)大 阪 産(もん)チャレンジ支援・表彰事業
U40(アンダー40) 「文化魅力育成プロジェクト」
Ⅲ.サービス開発の方法.
(民間企業等名)地域活性化モデルケース(地域産業)提案書(様式2)
事業の全体概要図イメージ例 事業区分:①新たなヘルスケアサービス創出支援事業 コンソーシアム等名称; 1-① 事業の背景・目的
援農者の農業技術向上と農家の作業負担低減<<大阪府羽曳野地域>>
地方におけるデータ活用人材の育成について
人と農地の問題を解決する「未来の設計図」 地域の実情に即した「人・農地プラン」の作成に向けてVer.2(たたき台)
「就労支援に係る相談支援機関」 障害者就業・生活支援センター 障がい者 自立・安定した職業生活の実現 雇用と福祉のネットワーク 福祉施設等
「地域連携による石垣島の活性化事業」.
中小企業の発展と管理会計 ~戦略とBSCに焦点を当てて~ 発表者:商学部3回生 萬徳貴久.
6次産業化の取り組みに必要な資金について、
海外展開支援 事業承継支援 中小企業庁と愛媛県等の連携協定概要 県内中小企業等の 海外展開促進 円滑な事業承継の 実現
いば旅プラン作成シート(企画提案書) チーム名 学校名 学部名 学科名 タイトル テーマ
創業希望者、創業者 市区町村 南あわじ市 南あわじ市商工会 概 要 特徴 <全体像> ※下線は特定創業支援事業 南あわじ市商工会
国産農林水産物・食品への理解増進事業 平成28年度補正予算(農林水産省)国産農産物消費拡大対策事業のうち 【事業目的】 【補助対象事業】
「高齢者雇用安定法」による高齢者雇用就業対策の概要 (1987年「シルバー人材センター」長瀬甚遠)
エコ実践 日本一を目指して 連携 推進体制 (町民)エコなライフスタイルへ (企業)エコな企業活動 (行政)エコの仕組みの整備、活動の支援
(事業名) 事業概要を表す図・イラスト等を記載 提案者 (株)○○、○○大学、○○市 事業費 ○○,○○○千円 (千円未満切り捨てで記載)
チーム“T-3”(田口雅也、塚本秀子、立邊義広)
創業希望者、創業者 連携 市区町村 雲仙市 創業支援事業者 概 要 特徴 雲仙市商工会、日本政策金融公庫長崎支店、長崎県 創業前 創業後
市区町村 奄美市 認定連携創業支援等事業者 奄美大島商工会議所、あまみ商工会、奄美群島振興開発基金 概 要
大阪モノレール第二期中期経営計画(素案) <2010-2012>
ポスト・マスツーリズムと2050年の地域性 - Post mass-tourism and the Region in 2050 -
管理的側面 管理者に必要な経営知識 経営学の基本 ②環境と戦略と競争優位.
? 中小企業向け環境経営体制構築支援事業(エコクリップ)
④ 新規用途開拓による地域農林水産物の需要拡大、ブランド向上
未利用資源を利用した循環型低炭素社会づくりのシステム=
第1回平成23年度知的資産経営レポート作成検討委員会 参考資料
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(スマートネットワークロボット)) 研究開発課題 ○○の研究開発
生物多様性保全推進支援事業 1.地域における生物多様性の保全再生に資する活動への支援
2018ビジネスモデル発見&発表会エントリーシート 今後のブラッシュアップや支援のため下記アンケートをお願いします。
しごと創生:農林水産品の輸出拡大等の農林水産分野
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
生活支援 中央研修 H26.9.4(木)~5(金) 品川フロントビル会議室 H26.9.6(土)~7(日) JA共済ビルカンファレンスホール
Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について
オール大阪による事業実施(行政、経済界、文化団体、府民)
○○大学(○□県□△市) プロジェクト名:「○○(人材育成像を明確にしたプロジェクト名をつける)※30字以内」 18pt
②生産履歴の明確化や減農薬栽培等による付加価値向上
平成31年度 環境保全基金を活用して実施する事業(案) 府民がつくる暮らしやすい、環境・エネルギー先進都市
社会的企業(Social Business)
公募期間 平成30年10月1日(月)~平成30年10月31日(水)
障がい者多数雇用事業所サポート事業 【大阪府商工労働部雇用対策課】
+ うつのみや産業振興ビジョン【概要版】 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について
創業希望者、創業者 市区町村 茂原市 茂原商工会議所 千葉県信用保証協会 概 要 特徴 <全体像> ※下線は特定創業支援事業
JA出資型法人(コスモスアグリサポート)
調査項目:(事業環境/健康投資/品質評価から選択) コンソーシアム等名称:
高校卒業程度「水産」 業務内容 (№ 1) 1.魚介類の飼養に係る技術管理 (1)研究用魚介類の飼育及び種苗生産における採卵受精等
目標 … 自律的で創造性を発揮する行財政運営体制の確立
マーケティング・チャンネル戦略.
中山間地の環境保全と集約型農業の促進を目的とした
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~連携とシールが支える新たな里海保存活動~ 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 天草の里海保存に向けたネットワークの構築 ~連携とシールが支える新たな里海保存活動~ 有明海沿岸チーム

人の暮らしと自然の営みが密接な海域 里海とは… 天草地域と海との関係性 観光業 製造業 水産業 小売 業 海 天草の海は重要な「里海」である 人と自然の領域の中間点にあるエリアでもあり、陸地でいう「里山」と同じく、人と自然が共生する場所 天草地域と海との関係性 ●水産業との関係 有明海域・八代海域・天草西海域の良好な漁場 観光業 製造業 ●観光業との関係 観光客…434万人/年(平成23年度) 海鮮料理は、天草観光における最大の魅力 ●天草の産業との関係 水産業 小売 業 かまぼこなどの製造業、鮮魚等の卸売・小売業 海 天草の海は重要な「里海」である

里海環境の悪化 藻場の磯焼け サンゴの増殖 健全な藻場

漁業者による保存活動 漁業者による共同作業 稚魚の放流 里海の保存活動は 漁業者が担う 作業を終えたトサカノリを海に返す

里海の守り手である漁業者の就労状況 20年で45%の経営体、63%の漁業者が消滅 就業者の割合は、40歳未満0.2%、60歳以上63% 漁業経営体数・漁業就業者数 漁業就業者の年齢構成 (単位:経営体) (単位:人) 20年で45%の経営体、63%の漁業者が消滅 就業者の割合は、40歳未満0.2%、60歳以上63% 漁業者が担ってきた里海環境の保存活動は近い将来実施不可能な状況に陥る恐れがある

継続的な里海保存に向けて解決すべき課題 ①保存活動のための資金不足 ②関係団体の連携不足 ③関係者の認識不足 ④里海の状況が消費者にはわからない ⑤漁業者の心理

継続的な里海保存に向けた提案 関係団体の連携強化を前提とした 【組織の設立】 【資金の確保】 両面での対策が必要

【組織の設立】天草里海保存コンソーシアムの設立 漁業者 現在の里海保存組織体系 【活動内容】 ・稚魚等の放流、藻場造成等 行政 漁協 【活動資金】 ・補助金、漁協支出金等 拡大・強化 漁業者 行政 漁協 【活動内容】 ・里海保全に向けた調査・研究 ・基金の管理・運用 ・里海に関する情報発信 旅館業 天草里海保存コンソーシアム 仲買人 観光協会 小売業 【活動資金】  補助金、里海保全協力基金等 加工業

【資金の確保】里海保存シール・協力基金の活用 あまくさ里海保存 小売業者 仲買人・仲卸人 消費者・小売業者への広報による支援 消費者への広報による支援 シール あまくさ里海保存 シール あまくさ里海保存 健全な里海の保存 金銭面で里海保存を支援 保存活動の実践者 消費者 コンソーシアム プレゼント 応募

関係団体の連携強化による里海保存イメージ 効果的な 里海保存活動 関係団体の連携強化による里海保存イメージ 消費者との交流実施 藻場の造成 連携による多方面からの解決アプローチ 1.天草の里海が抱える   問題点・課題の共有 魚の売り子の教育 天草の里海 問題点・課題 稚魚の放流 2.多方面からの保存   活動の検討 里海保全資金の不足 里海の守り手減少 海岸清掃 漁業体験 関係団体の 連携強化 3.効果的な里海   保存活動の展開 不安定な漁業経営 海の環境悪化 漁師への弟子入り制度 魚のガイドブック作成 天草産水産物のPR不足 消費者の魚離れ 生産者の顔が見えない販売体制 里海の重要性の認識不足 健全な里海の保存 漁師による 共同養殖 水産物直売所の開店 生産組合の設立

継続的な里海保存活動がもたらす効果 【漁業者】 漁業後継者の増加・経営の安定化 【仲卸・小売業者】 天草の魚介類が売れる 消費者の声を里海保存活動へ反映できる 【観光業者】 イルカが住みつづけることができる 新たな観光資源を発掘できる 天草への観光客が増える 【消費者】 里海保存活動に協力してくれる 天草の新鮮でおいしい魚介類が食べられる

END