ArduinoによるBoe-Bot制御 H209951 蟹井 翔貴.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
TCP/IP によるチャットプログラ ム 薄井 秀晃. 基礎知識編 TCP/IP とは? IP とは・・・ Internet Protocol の略称であり通信方法の技術的なルールで あり、実際にデータを送受信する前にデータを小さなデータ に分割し、それに発信元と受信先の IP アドレスを付加させて.
Advertisements

複数の移動ロボットによる 協調的な行動: 情報共有に基づく お片づけロボットのシステム開発 中京大学大学院 情報科学研究科 可知大資 中谷聡太郎 白井英俊.
Linuxを組み込んだマイコンによる 遠隔監視システムの開発
コンピュータビジョン特論 OpenCVについて
画像処理学習用RTコンポーネントライブラリ 田窪 朋仁,大原 賢一,吉岡 健伸(大阪大学)
RoboCarTM カーロボティクス・プラットフォーム 電気自動車 充実した環境認識プラットフォーム スケールモデル ユーザアプリ
Webカメラを利用した 研究室の利用頻度調査
ARの拡張性の研究 H411023 太田智章.
ミクストメディアで自画像を描く → 写真を撮る ←
Deep learningによる 読唇システム
3DCGコンテンツの基礎 第5回授業:最終課題制作
USB2.0対応PICマイコンによる データ取得システムの開発
2008年度CANSAT活動報告 (Team SCOREs)
神奈川大学大学院工学研究科 電気電子情報工学専攻
OpenCV を使った画像処理コンポーネントの作成例 田窪 朋仁(大阪大学)
~スマートフォン利用~ 店舗管理システムのご提案 サイボウズ中国.
USB2.0対応PICを用いたデータロガーの製作
クラシック音楽普及プロジェクト KG:mao B3 wakutin.
テーマ「画像処理」 クロマキー合成 第二回.
実機を使用する際、センサ情報はとても重要
PIC制御による赤外線障害物 自動回避走行車
さまざまなシーンに合わせてご利用いただけます
RaspberryPiによるIoT機器の開発
ICT機器の種類と特性の理解 愛媛県総合教育センター 情報教育室.
KiCadで IoT電子工作を はじめよう At Kansai Open Forum 2017
プロモデル 使用カメラ 更新.
屋内施設での先導案内ロボット T213005 一柳良介.
基礎プログラミング演習 第1回.
Android端末によるロボット制御とその評価
明星大学 情報学科 2010年度後期     コンピュータ設計論  
長岡技科大オープンハウス 岐阜高専4年電子制御工学科 森 永二郎.
ICT機器の種類と特性の理解 愛媛県総合教育センター 情報教育室.
ステッピングモータを用いた 移動ロボットの制御
携帯ゲーム機の進化 情報モラル研修 ~Nintendo3DSを例に~
相川研究室 ~信号処理は世界を変える~.
①浮上(RTB準備)→ 圧力センサー(水深)
肩たたきロボットの試作 T21R009 工学部 ロボット工学科  松下 拓矢 棒読みにならず話しかけるようにやる。
Leap Motionを用いた実世界指向 アプリランチャの設計と開発
WIP中間発表 画像解析を用いた メイドの為の 無許可撮影通知システム
LEGO MINDSTORMの車両の PCによる遠隔操縦
複数の移動ロボットによる 協調的な行動: 情報共有に基づく お片づけロボットのシステム開発
中間レポート進捗状況 情報学科  番 望月大幹.
垂直多関節ロボットの製作 T19R014 笹野 博昭.
桐蔭横浜大学 工学部 ロボット学科 T21R004 清水 健多
移動ロボットの改良と遠隔操作 (Improvement of the robot and remote control)
Make: Ogaki Meeting (2010/9/25-26)
中京大学 情報理工学部 機械情報学科 H 野口裕司
垂直多関節ロボット 座標認識システムの構築
情報検索(6) メディア検索の仕組み 教員 岩村 雅一
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
魚釣り寸法計測支援 アンドロイドアプリ の構築
携帯ゲーム機の進化 情報モラル研修 ~Nintendo3DSを例に~
GPSを使わないBebop Droneの 自動飛行
AIを用いたドローンの 新たな姿勢制御方法に関する研究
パノラマ合成 電子制御工学科 4年 大久保卓也.
中京大学 電気電子工学科 白井研究室 T 久保田直樹
一方向画像からの 3Dモデル生成 電気電子工学科 白井研究室 T215049 田原 大輝.
赤外線機能を用いた牧羊犬ロボットの試作 指導教員 川中子 敬至 助教授 S03040  鈴木 良治 (共同実験者  S03060 濁川 豪)
工学部 電気電子工学科 白井研究室 T 山田 翔也
中間発表 MIRS1704 .
移動ロボットの速度制御 桐蔭横浜大学 箱木研究室 T20R001 あべ松雄太.
コンピュータの仕組み 〜ハードウェア〜 1E15M009-3 伊藤佳樹 1E15M035-2 柴田将馬 1E15M061-1 花岡沙紀
NFC Dynamic Tag “ST25DV“のご紹介
音声認識によるロボット制御 白井研究室 T 山田翔也
創造実習 (自由課題成果発表会) 障害物回避ロボット 10S6001 青森 太郎 10S6002 弘前 弘子.
サーバ(UI)とサーバ(通信)が動作する装置が必要
視覚補助のための物体検出 白井研究室 T 若松大仁
ネットワークプログラミング 05A1302 円田 優輝.
桐蔭横浜大学工学部ロボット工学科 T20R022 山下 晃
総合政策学部3年 HORN 丸山大佑(marudai) 親:shunaokiさん
Presentation transcript:

ArduinoによるBoe-Bot制御 H209951 蟹井 翔貴

Boe-Botとは? 独立した2つの車輪で 動くロボット 各種センサーの搭載が可能 CPUとしてArduinoを使用  動くロボット 各種センサーの搭載が可能 CPUとしてArduinoを使用  (ArduinoとはAVRマイコン、入出力   ポートを持ったマイコンでC言語に   より構成されるシステム)

研究背景 研究目的 ゼミの授業で行ったロボット制御をさらに発展させ、より実用的なロボットを作りたいと考えた。  ゼミの授業で行ったロボット制御をさらに発展させ、より実用的なロボットを作りたいと考えた。 研究目的   無線通信によるロボットの操作、写真を撮りその画像をPCに表示させる。

研究の流れ Bluetoothを用いてPCからBoe-Botに命令を送り移動の制御をする Boe-Botにカメラを取り付け、撮った写真をPC上に画像として表示させる

使用したBluetooth機器 使用するモジュールは「RBT-001」 このモジュールは3.0V対応 のため専用のシリアルコン   のため専用のシリアルコン   バータを使い5.0V環境でも   使えるようにする。 最大の ボーレートは115200

サーボモータは色々な種類があるが、連続回転仕様のものをつかう。 Boe-Botの制御 ArduinoにはBoe-Botのサーボモータをコントロールするservoライブラリがある。 対応するキーを押すことにより   移動するプログラムを書く。   (例:Fを押すと、前進     Bを押すと、後進     スペースを押すと、その場回転 サーボモータは色々な種類があるが、連続回転仕様のものをつかう。

スマートフォンからの制御 Bluetoothが内蔵されているスマートフォンで同じように制御する。 フリーソフトの「Blue Term」   からコマンドを送信する。

実演 PC、スマホからの操作を実演する。

Boe-Botにカメラを取り付ける 使用するカメラはJPEGカメラ(LS-Y201) カラーの静止画を撮ることが でき、出力はシリアル。  でき、出力はシリアル。  電圧は3.0Vと5.0Vで選べる。 初期状態でのボーレートは   38400

JPEGカメラの処理 ArduinoにはJPEGカメラを扱うためのライブラリがあるのでそれを使用する。 Arduinoには撮影を開始してJPEG画像をPCに送るプログラムを書く。   データが送られるので何らかの方法で    画像処理をしなければならない。   PC上のProcessingで表示。

Processingとは? デザイナー向けの言語で様々なアート表現が可能。 Arduinoとの連携もしやすく扱い易い。 今回はJPEGカメラから受け取ったデータを画像として表示させるために使用。

実際に写真を撮る 実際に写真を撮り、PC上に 表示させることが出来た。 ピントを合わせるためには レンズのネジを調節しない   表示させることが出来た。 ピントを合わせるためには   レンズのネジを調節しない   とならないため時間と手間   がかかる。

カラーの静止画を撮ることができ、小型なので場所を選ばない監視カメラを作ることができる。 考察 画像内に「特定のマーカー」があるときだけ、画像を取得してPCに表示させる。   ↑OpenCVやARとの組み合わせで   物体や人の検出に使える。 カラーの静止画を撮ることができ、小型なので場所を選ばない監視カメラを作ることができる。

ここで使うサーボモータは180度回転仕様のもの。 Boe-Botにカメラを載せる JPEGカメラはサーボモータを使った回転台に乗せる。 目的の場所までBoe-Botを操作し、PCからコマンドを送り写真を撮る。 ここで使うサーボモータは180度回転仕様のもの。

サーボモータを使った回転台 電源をいれた直後は必ず 正面を向くようにする。 回転域(0~180度)を超えて 回転させようとした場合に   正面を向くようにする。 回転域(0~180度)を超えて   回転させようとした場合に   初期位置(正面)を向くように   制御する。 (サーボモータへの高負荷   を防ぐため。)

結果 無線通信によりBoe-Botの操作が出来た。 (スマートフォンでの操作も同じように出来た)   (スマートフォンでの操作も同じように出来た) JPEGカメラで写真を撮り有線による通信でPC上に表示させることが出来た。   ↑しかし、無線で画像を表示させようとすると   出来なかった。

何故出来なかったか?? 単純な設計orプログラムのミス?? (有線と同じプログラムを使っているため 可能性低)   可能性低) Bluetoothモジュールの通信速度の限界??  (スペック上では十分だが電力不足等で   通信速度が下がっているため可能性中) 無線通信によるデータの欠落??  (有線より不安定なため可能性大)

データの欠落を防ぐには?? 有線では「64byte」ずつ送信出来たのに対し、無線では「2byte」ずつしか送信出来ない。 フロー制御を試してみたところ、多少改善 することが出来た。 さらに通信速度を落とすことにより 「32byte」ずつ送信が出来るようになった。 しかし、画像の表示には至らず。

対策案 別のbluetoothモジュールを使用する。 Bluetoothではなく、wi-fi等の無線通信を試してみる。 カメラを無線機能を搭載したネットワークカメラに変更する。

今後の展望 無線通信により画像データを転送出来るようにする。 人の手の届かない場所の写真を撮れる。  人の手の届かない場所の写真を撮れる。 各種センサーを取り付けその情報をPCに転送する。  物体までの距離などがわかるようになる。

最終目的 目標(ゴール)を定め、その目標に向かって自律走行させる。 人がわざわざ操作する必要がなくなり  人がわざわざ操作する必要がなくなり  ロボットが自ら考え、自身のセンサーを使い  目標まで辿り着く、自律走行型のロボットを  作りたい。

御清聴ありがとうございました。 御質問、御意見お願い致します。 御清聴ありがとうございました。 御質問、御意見お願い致します。

おまけ 質問をあらかじめ予測し、それに対するスマートな回答を用意しておく。

予測される質問とその回答 Q,AVRマイコンってどんな特徴?? A,フラッシュメモリ搭載、フリーのコンパイラ が使える Q,実用的ってどう実用的なの?? A,人が入れない環境(狭い、汚染)で人の かわりに活動する。

Q,いっそのこと全てスマホですれば?? A,JAVA等の知識に乏しく、スマホアプリ開発は 難しいが、今後の課題として是非やりたい。 Q,キー入力ではなく傾けて操作とかは?? A,同上 ここで、先行研究(2012年度 神戸)の」紹介 をしてもいいかも

Q,Boe-Botの各種センサーって具体的に Q,Boe-Botの各種センサーって具体的に?? A,赤外線センサー、光センサーの紹介をする BasicStampを出しても面白いかも Q,何故Arduino?? A,初心者オススメのマイコンボードだから 今後はラズベリーパイ等にも手を出したい。

Q,壮大な最終目的だがアテはあるのか?? A,ロボットに目標を認識させる方法を探す。 自己位置推定の勉強を頑張る。 ロボットシミュレータ(ゼミでやったBonanza) を使い上手く行けば、現実のロボットにも 対応出来る…はず。