緑茶の洗浄効果に関する研究について 23030171 長谷川尚子
Ⅰ.はじめに 医療現場においてケアを行う際に臭いをともなうことが多い。 緑茶の様々な効果が証明されている。 臭いと緑茶による洗浄の関連を明らかにする。
目的 本文献レビューの目的は、以下の通りである。 先行研究により、臭いと緑茶の関係がどこまで明らかにされているのかを明確にする。 今後の課題について検討し、看護職としてのアクションプランを提示する。
Ⅱ.方法 1.検索方法 医学中央雑誌、Pub-Medによる文献検索 2.検索対象誌の基準 ・発行年が最新過去10年分(1993~2003年) の文献 ・分類:看護、種類:原著 3.論文選定の基準 タイトルにキーワード、あるいはキーワードに関 連したワードが含まれている文献
Ⅲ.結果(1) 1.医中誌<1993~2003> 2003.9.1現在 [総数] 臭い オムツ 陰部 陰部洗浄 緑茶 64 10 5 2 ― 4440 89 73 13
Ⅲ.結果(2) 2.Pub-Med<1993~2003> 2003.9.1現在 [Total] odor/smell/ stench diaper genital genital washing green tea 1131 5/5/0 2 ― 4777/3681/4 262 16011 30
Ⅳ.考察(1) 1.「臭い」について 病棟における悪臭の最大原因は排泄物であった。 臭いの測定方法には「器械による測定」と「ヒトによる測定」の2つがあった。
Ⅳ.考察(2) 臭いの対策として、 ①換気 ②汚物除去 ③身体の清潔 ④消臭・芳香剤の使用 が考えられた。
Ⅳ.考察(3) 2.「緑茶」について 緑茶には、 抗菌・殺菌作用 抗ウイルス作用 収斂作用 抗酸化作用 抗癌作用 消臭作用 抗菌・殺菌作用 抗ウイルス作用 収斂作用 抗酸化作用 抗癌作用 消臭作用 があることが明らかになった。
Ⅳ.考察(4) 緑茶抽出液による洗浄の消臭作用を証明する先行研究があった。しかし、一定の基準に基づいて行われた介入研究はなかった。 緑茶抽出液における研究は行なわれているが、その洗浄範囲・頻度・緑茶抽出液の濃度はそれぞれ異なっていた。
Ⅴ.看護職としてのアクションプラン 統一されたプロトコールに基づく介入研究 臨床で活用できるような方法の医療者・患者に対する教育 患者選定時におけるマネージメント