水にまつわる環境問題 10212024 岡本 文香
地球上の水 地球上に存在する水 97.4%=海水 2.6%=淡水 ↓↓ 淡水の大部分は南極や北極の氷。 陸上の生物が使える淡水 =0.8% 地球上に存在する水 97.4%=海水 2.6%=淡水 ↓↓ 淡水の大部分は南極や北極の氷。 陸上の生物が使える淡水 =0.8% 0.8%のうちのほとんどが地下水 人間が直接使うことのできる水 =全体の0.001%
水質汚染の問題 1. 河川 ・主な原因は大量の生活廃水や産業廃水 ・家庭 → トイレの汚水(下水処理場や浄化槽で処理) 1. 河川 ・主な原因は大量の生活廃水や産業廃水 ・家庭 → トイレの汚水(下水処理場や浄化槽で処理) → 生活廃水(多くの地域で、まったく処理されない) ・上流にダムを建設 (水の流れが止まる→十分な酸素が溶け込まない) 2. 湖沼 ・陸地に囲まれているため、湖水が大量に入れ替わらない ・最近では生活廃水も原因のひとつに・・・ ↓ 藻やアオコが大量に繁殖 ↓ 湖水が酸素不足になり、水中に棲む生物が死ぬ
・どこかが汚染されると、海流に乗って地球全体に広がる → 広範囲の生態系を破壊 (例 : 1989年 アラスカバルディーズ号座礁事故) 3. 海洋 ・どこかが汚染されると、海流に乗って地球全体に広がる → 広範囲の生態系を破壊 (例 : 1989年 アラスカバルディーズ号座礁事故) ・大気中放出された有害物質による汚染 → 河川や雨を通して海に入ってくる ©Robert Visser/Greenpeace ©Greenpeace/Merjenburgh
魚(コイ・フナ)が棲める水に戻すためには どのくらいの水が必要か? 米のとぎ汁 600倍 コーヒー 1000倍 ラーメンの汁 5000倍 味噌汁 7000倍 おでんの汁 15000倍 牛乳 生ジュース 15000倍 ビール 16000倍 コーンスープ 26000倍 しょうゆ 30000倍 てんぷら油 200000倍 マヨネーズ 240000倍
お皿についたマヨネーズを水で洗うのとティッシュでふき取るのとではどちらが地球に優しい?
視点を変える!! 「お皿についたマヨネーズをどうするか」 ↓↓ 「お皿にマヨネーズが付かなければ 水もティッシュもいらない」
わたしたちが今すぐにはじめられること 1.水を節約する 3.資源の有効活用・再利用をする (例)・頻繁に水道の蛇口を閉める (例)・頻繁に水道の蛇口を閉める ・お風呂の残り湯を洗濯やトイレに利用する 2.洗剤・石鹸・シャンプー・化粧品の使用量を減らす 3.資源の有効活用・再利用をする (例)・雨水をため、トイレの水や洗車用水として使う ・米のとぎ汁を植木や庭の植物にやる
4Rを実践できる人になろう! Refuse ・・・ 断る Reduce ・・・減量する Reuse・・・再利用する Refuse ・・・ 断る Reduce ・・・減量する Reuse・・・再利用する Recycle・・・再生利用する
終
水不足の危険度
加速する水不足 水不足はどのような要因によって深刻になっていくのだろう? 1. かんがい (田んぼや畑に水を引いてきて土地を潤す) 1. かんがい (田んぼや畑に水を引いてきて土地を潤す) →昔はかんがい用水として川の水が使われていた。とこ ろが、かんがいの規模があまりにも大きくなってしまい、多 くの川が干しあがってしまった。 2. 「水」消費量の急増 →工業化の進展による工業用水や、都市化による生活用水が急増した。 →世界人口が増加した。
3. 開発による水源消滅 →リゾートセンターやゴルフ場をつくるために、湖や川を埋め立てた。 →水田が工場や住宅地に変わった。 4. 地球温暖化による気候変動 →気候変動が激しくなり、「降るときは集中豪雨、降らないときはまったく降らない」という極端な気候が現れやすくなった。 集中豪雨:山林地帯の過剰伐採や人口林の荒廃によって 保水能力が減少 → 集中豪雨が降ると保水能力をオーバーして、雨水が海に流れ出る 干天:・河川が干しあがる ・気温の上昇によって氷河や積雪量が減り、雪融け 水も減少する。
水不足の現状 干ばつや大規模な渇水 数十年前から、雨が降らないために干ばつや大規模な渇水が頻繁に起こるようになりました。 数十年前から、雨が降らないために干ばつや大規模な渇水が頻繁に起こるようになりました。 雨が降らないとやがて砂漠化し、農作物が収穫できなくなります。 ( 干天のために枯死したとうもろこし 滋賀県八日市市 1994年 )
巨大な湖が消滅 中央アジアにある「アラル海」は世界で4番目に広い湖でした。このアラル海が1960年当時より、水面が15メートルも低下し、面積が40%も小さくなったのです。水量で言えば60%以上も減少したことになります。このままいくと、アラル海は消滅すると言われています。