GPS携帯電話を用いた 大規模避難誘導システム 京都大学情報学研究科 社会情報学専攻 石田研究室 メガナビゲーショングループ 中島 悠
背景 ユビキタス環境の進展 都市上の人々に対する誘導システム 携帯端末の普及,測位システムの発展 従来のシステム: スピーカーや看板などを用いて,群衆に対して同じ誘導情報を配信 本システム:GPS携帯電話を用いることで,それぞれの人に個別誘導情報を配信 位置情報 経路情報 GPS 携帯電話 GPS GIS 個人誘導 誘導システム
過去のプロジェクトとの関係 災害空間 GPS 避難誘導システム 地下鉄駅(屋内) 都市(屋外) 位置情報 カメラ 音声・メールによる誘導 個人サービスを 提供する プログラム 環境情報 位置 GPS 都市(屋外) 広域誘導 個別誘導
大規模避難誘導システム・プロトタイプ 1. 避難者の位置情報をGPSで取得 2. 管制官は群衆の位置情報を俯瞰 ②集約された災害地情報 ①位置情報 ④個別誘導 ③広域誘導 1. 避難者の位置情報をGPSで取得 2. 管制官は群衆の位置情報を俯瞰 3. 管制官は広域的な誘導を指示 4. 誘導システムは避難者毎に個別誘導情報を送信
大規模避難誘導システムの設備 大規模情報管理 サーバ 全体の 情報・誘導 地理情報 DB 災害地を俯瞰する インタフェース GPS ユーザID 位置情報 位置情報 誘導情報 (HTML) GPS携帯端末 Webブラウザ HTTP その他の通信
ユースケース 災害の発生が通知されると,管制官はエリアを選択し,群衆に対して誘導を行う. 誘導エージェントは,避難者の位置情報を受けて,現在位置周辺の地図を作成し,最寄りの避難場所と付近の災害地の情報を地図上に印して,被験者に送信する. 仮想空間上で二次災害が発生すると,その情報が被験者の端末に表示される. 二次災害により,避難経路が塞がれた群衆がいることを観測した管制官は,避難方向の変更を行う. 誘導エージェントは,指示された方向の中で最寄りの避難場所を再計算す. 群衆に対してではなく個別な指示を行いたい場合には,メールを送ることで誘導を行う
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