訪日人数暴増対策 Xr4205 きんしん 発表日16.07.15
目次 「観光立国」の取込み 訪日外客数 影響 まとめ 参考文献
1、「観光立国」の取込み ① ① インバウンド新時代に向けた戦略的取組 ② 観光旅行消費の一層の拡大、幅広い産業の観光関連産業として の取り込み、観光産業の強化 ③ 地方創生に資する観光地域づくり、国内観光の振興 ④ 先手を打っての「攻め」の受入環境整備 ⑤ 外国人ビジネス客等の積極的な取り込み、質の高い観光交流 ⑥ 「リオデジャネイロ大会後」、「2020 年オリンピック・パラリンピック」 及び「その後」を見据えた観光振興の加速
2、訪日外客数 ④グラフからも見て取れます が、2014年対比での伸びがす さまじく、47.1%の増加となって います。これはJNTOが統計を 取り始めた1964年以降で最大 の伸び率となっております。次 に、月毎の推移をみてみます。 主なヘッドライン 2015年訪日外客数 1,973万7千人 (前年比47.1%増) 出国日本人数対比 45年ぶりに出国日本人数を上回る 増加の主な要因 クルーズ船の寄港増加・航空路線の拡大 航空運賃の低下・円安 訪日旅行PRの成果・ビザ緩和・消費税免税制度の拡充など 最大の市場 中国 (前年比107.3%増の499万人) 市場TOP5 1.中国 2.韓国 3.台湾 4.香港 5.米国 欧米市場 米国が欧米市場で初めて100万人を突破 予測通り、2015年の訪日外国人旅行者数は2,000万人にきわめて近い、1,973万7千人となりました。2003年以降の訪日外国人旅行者数推移をみてみましょう。
④いずれも中国が1位となっており、当市場での存在感を増し続けていることが見て取れます。
3、影響 ⑤⑥ 大型バスの事故発生率上昇 地方への呼び込み 受け入れ態勢の整備不足 観光需要拡大に追いつかず 新制度で人手不足に拍車 3、影響 ⑤⑥ 大型バスの事故発生率上昇 地方への呼び込み 受け入れ態勢の整備不足 観光需要拡大に追いつかず 新制度で人手不足に拍車 12年に関越自動車道での事故があり、翌13年に新制度が始まり、夜間に1人で運転できる距離が短くなった。必要とする運転手は増えたが「実際は人手不足はより深刻になっている」(兵庫県の高速バス事業者)。 バス運行会社が事故時にハンドルを握っていたとみられる運転手について、経験不足を不安視し一般道を走らないよう指示していたことが、分かった。入社後の大型バスの運転経験が乏しく、技量不足のまま運転していた可能性がある。 受け入れ態勢の整備】 「ホテルの予約がなかなかとれない」と感じたことはないだろうか。外国人旅行者の急増を背景に、人気の高い観光地では宿泊施設不足が起きている。札幌、東京、大阪、京都などでは稼働率が9割を超えるホテルもあり、国内の観光客やビジネス客が宿泊先の確保に苦労するケースも増えている。 そのため、国は、自宅やマンションの空き部屋を外国人旅行者に有料で貸し出す「民泊」の検討を進めているが、旅館業界からは「旅館業と同様に厳しい規制を適用すべき」との意見も出ている。 一方で、既存の旅館の生産性を向上させるため、国は「旅館の経営者の人材育成」「外国人にとって不慣れな和式トイレの洋式化」「国際放送を見られるよう放送設備を整備」などの旅館の取り組みへの支援を強化することにしている。 【地方への呼び込み】 また、国が重視しているのが地方への呼び込みだ。外国人旅行者の旅先は「ゴールデンルート」と呼ばれる東京、大阪、京都などに偏る傾向にある。特に、東北地方ではいまだに東日本大震災の影響で外国人旅行者数は落ち込んだままだ。 しかし、観光による地方活性の面でも、外国人に訪日のリピーターになってもらう面でも、彼らをいかに地方に呼び込めるかが課題となっている。 こうした中、観光庁では「地方でストーリー性を持ったモデルルートの策定」「外国語の表記が不十分な観光地の案内板など多言語対応の支援」などを進め、新たな旅行需要を作ろうとしている。 また、高速バスも低価格で良質な交通サービスとして注目されており、今年春には新宿南口に1日のバス発着便数が約1600という国内最大のバスターミナルが開業予定となるなど、インフラ整備も進んでいる。 観光需要拡大に追いつかず 日本政府観光局がまとめた2015年の訪日客数(推計値)は14年比47%増の1973万人に伸びた。年2000万人達成が目前に迫り、経済活性化効果が期待されるものの、ホテルやバスの供給が不足。需要の増加に人材の育成も追いつかない。
徳島中央公園【徳島市】 例:徳島③ 日本を訪れる外国人旅行者の急増を受け、外国人宿泊者数が全 都道府県で45位の徳島県は、2018年度に現在の2・2倍の8万 人に引き上げる目標を掲げた(徳島) 県国際戦略課の担当者は「日本を訪れる外国人は、地方に目を 向け始めている。周遊ルートとして認知度が高まるので、豊富な自 然と文化を強調していきたい」と話している。【蒲原明佳】 事故死者数 新制度で人手不足に拍車 12年に関越自動車道での事故があり、翌13年に新制度が始まり、夜間に1人で運転できる距離が短くなった。必要とする運転手は増えたが「実際は人手不足はより深刻になっている」(兵庫県の高速バス事業者)。 バス運行会社が事故時にハンドルを握っていたとみられる運転手について、経験不足を不安視し一般道を走らないよう指示していたことが、分かった。入社後の大型バスの運転経験が乏しく、技量不足のまま運転していた可能性がある。 受け入れ態勢の整備】 「ホテルの予約がなかなかとれない」と感じたことはないだろうか。外国人旅行者の急増を背景に、人気の高い観光地では宿泊施設不足が起きている。札幌、東京、大阪、京都などでは稼働率が9割を超えるホテルもあり、国内の観光客やビジネス客が宿泊先の確保に苦労するケースも増えている。 そのため、国は、自宅やマンションの空き部屋を外国人旅行者に有料で貸し出す「民泊」の検討を進めているが、旅館業界からは「旅館業と同様に厳しい規制を適用すべき」との意見も出ている。 一方で、既存の旅館の生産性を向上させるため、国は「旅館の経営者の人材育成」「外国人にとって不慣れな和式トイレの洋式化」「国際放送を見られるよう放送設備を整備」などの旅館の取り組みへの支援を強化することにしている。 【地方への呼び込み】 また、国が重視しているのが地方への呼び込みだ。外国人旅行者の旅先は「ゴールデンルート」と呼ばれる東京、大阪、京都などに偏る傾向にある。特に、東北地方ではいまだに東日本大震災の影響で外国人旅行者数は落ち込んだままだ。 しかし、観光による地方活性の面でも、外国人に訪日のリピーターになってもらう面でも、彼らをいかに地方に呼び込めるかが課題となっている。 こうした中、観光庁では「地方でストーリー性を持ったモデルルートの策定」「外国語の表記が不十分な観光地の案内板など多言語対応の支援」などを進め、新たな旅行需要を作ろうとしている。 また、高速バスも低価格で良質な交通サービスとして注目されており、今年春には新宿南口に1日のバス発着便数が約1600という国内最大のバスターミナルが開業予定となるなど、インフラ整備も進んでいる。 観光需要拡大に追いつかず 日本政府観光局がまとめた2015年の訪日客数(推計値)は14年比47%増の1973万人に伸びた。年2000万人達成が目前に迫り、経済活性化効果が期待されるものの、ホテルやバスの供給が不足。需要の増加に人材の育成も追いつかない。
4、まとめ ②これから日本を訪ねる観光客は物凄いスピードで増加していくで しょう。それに対して、現在日本の受容体制はまだまだ完全ではあり ません。(宿泊施設がほぼ満室状態、観光バスやガイドが足りないと か)東京オリンピックが開催まであと4年、それまで受け入れ体勢を空 ればならない。 そして、「観光立国」という政策に沿って、ただ「数」を追うためではな く、「質」が先だと考える。長期的継続可能な観光都市を作ることだ。 先の徳島のように地方の豊な自然や文化を強調するように。
参考文献 ①木本 白書の白書(2015年版)木本書店:参照日2016-06-13 ② 「1000万人」で早くも混乱 観光の原点回帰を (訪日外国人2000万人時代へ 脱・常識の 観光立国) http://bizboard.nikkeibp.co.jp/houjin/cgi- bin/nsearch/md_pdf.pl/0000358055.pdf?NEWS_ID=0000358055&CONTENTS=1&bt=NB&S YSTEM_ID=HO 参照日2016-07-15 ③県:外国人宿泊者増へ 文化、自然アピール 目標、18年度に8万人 /徳島 - 毎日 新聞 http://mainichi.jp/articles/20150825/ddl/k36/020/620000c :参照日2016-07-15 ④訪日観光業界メディア http://inboundnavi.jp/2015-summary-stats 参照日2016-07-15 ⑤バス運転手が足りない 「観光立国」に影響も:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO96318610Q6A120C1000000/ 参照日2016-07-15 ⑥「観光立国」実現への課題|日テレNEWS24 http://www.news24.jp/articles/2016/01/02/07318819.html 参照日2016-07-15 ⑦日本政府観光局(JNTO) http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/