静脈物流活用による 建設現場の廃棄物回収について ~ パナホームECOセンター設立に伴う コスト合理化、及びCO2削減 ~ 概 要 ~ パナホームECOセンター設立に伴う コスト合理化、及びCO2削減 ~ 概 要 こんにちは。 本日はパナソニックグループECO・VC活動審査会にお招きをいただき 誠に有難うございます。 発表を務めさせていただきます、 株式会社 筑波物流 営業企画開発室の佐藤と申します。 宜しくお願いいたします。 それではこれよりパナホーム株式会社様ならびに弊社が一体となって取り組んでおります、 パナホームECOセンターの内容について発表させていただきます。 テーマは「静脈物流活用による建設現場の廃棄物回収について ~パナホームECOセンター設立に伴うコスト合理化、及びCO₂削減~となります。 2011年 7月 8日 株式会社 筑波物流 1
近交グループ経営理念 経営理念 弊社のCSR 近交グループのCSR(社会的責任)として CO₂排出削減等の環境負荷の少ない 近交グループ経営理念 経営理念 弊社のCSR 時代の流れ 社会変革の中で育まれた 経営の心を基本に 「流通革新」を経営の原点として 豊かな発想と知恵で 顧客に真の満足とサービスを提供し 社業の発展と社員相互の幸せと 豊かな社会の実現に寄与する。 代表取締役会長 山田 普 近交グループのCSR(社会的責任)として CO₂排出削減等の環境負荷の少ない 事業運営、さらに従業員の福祉向上と 地域社会への貢献を念頭に 社会に役に立つ「三方よし」経営を 目指しています。 続きまして、近交グループの経営理念、 CSRを掲載しております。 我々近交グループはCSRを全うすべく、 ISO9001 14001 Gマーク取得を始め、 フェリー利用によるモーダルシフト化、 デジタルタコグラフ装備による燃料消費量の管理低減、 空車回送の削減、 又、一風変わった取り組みとして グループ会社のみのり農園による植樹活動を 通じ、環境負荷低減に努めています。 我々近交グループは ISO9001 ISO14001 Gマークを取得し、フェリーによるモーダルシフト化、 デジタルタコグラフ装備による燃料消費量の低減、空車回送の削減、 グループ会社の(有)みのり農園による植樹活動などを通じ、環境負荷低減に 努めています。 2
ECOセンター設立背景と基本機能 【課題-1】 【課題-2】 【課題-3】 【課題-4】 建設現場の課題・要望 ECOセンター4つの機能 ECOセンター設立背景と基本機能 建設現場の課題・要望 環境保全 コンプライアンス遵守 コスト削減 ECOセンター4つの機能 多便配送(5便) 狭小地配送(適正車輌搬入) 2階上げ・部屋搬入 配送スタッフ・助手による製品搬入、 部材着日平準化 電子マニフェスト管理 リサイクル管理 【機能-①】 ジャストイン配送業務 【機能-②】 製品搬入業務 資源回収(有価物・産業廃棄物)による ゼロエミッション達成! 【機能-③】 資源回収・リサイクル業務 【機能-④】 建設管理業務 【課題-1】 ①必要な時に必要な部材が欲しい ②狭小地は小さいトラックで納品して欲しい 【課題-2】 対 策 ①大工の高齢化で製品搬入が厳しい ②製品搬入の手配が大変 ③製品を使う部屋まで搬入してほしい 【課題-3】 ①産廃処理費用が高価になって来ている ②リサイクル率を向上させたい 次にECOセンターの設立背景と基本機能をご説明いたします。 過去、建設現場配送には供給側、施工側、物流側 それぞれに課題や要望があり、それらを解決するため、 パナホーム様と弊社が企画提案しECOセンターは生まれました。 その課題、要望ですが、このような課題要望となっております。 これらの課題、要望を大別し、解決するには4つの機能が必要となりました。 まず、機能①~ (機能①~④まで読み上げ) となり、 これらの機能により課題をクリアしてまいりました。 【課題-4】 ①納品の平準化が課題 ②マニフェスト伝票の発行・回収が大変 3 10
ECOセンターの配送・回収フロー 31%達成! 22%達成! B E F O R A F T E R CO₂削減率 4 ①10t車幹線配送 ECOセンターの配送・回収フロー B E F O R 物流センター 現地積替 建設現場 4t車配送 2t車配送 4t車配送 4t車配送 現場毎の製品配送 処分業者 現場毎に 廃棄物回収 ECOセンターを前線デポ拠点とし 配送車輌と廃棄物回収車輌を統合 ⇒トータルでのCO₂削減を図る A F T E R 建設現場 物流センター ECO センター ②製品配送 ①10t車幹線配送 →適正車輌配送→ ←静脈物流活用← 次に④廃棄物の集約排出についてご説明します。 CO₂削減率 31%達成! ③廃棄物回収 コスト削減率 22%達成! ④廃棄物の集約排出 20% 80% ④廃棄物の集約排出 20% 80% 処分業者 有価リサイクル 4
新築現場ゼロエミッション 廃棄物の集約排出 CO₂削減 最適配送 ECOセンター 全国8拠点 リユース 2便以降の配送5便 マテリアル 廃棄物の集約排出 新築現場ゼロエミッション 機能①配送 新築現場 物流部 CO₂削減 最適配送 機能②搬入 ECOセンター 全国8拠点 2便以降の配送5便 搬入・2階上げ・部屋毎への搬入 パレット・輸送冶具 リユース (再利用) 売却[有価物]23% プラスチック・ダンボール・紙 ・鉄・アルミ・電線など マテリアル リサイクル (再生利用) 現場資源 11分別 CO₂削減 再生原料[委託処理] 木材・石膏ボード・瓦 ・外装材 など 帰り便を利用し 資源の全量回収 5回~6回/現場 図中右側のグリーンの部分が集約排出のイメージです。 まず 上段よりリターナブルのパレット、輸送治具 はリユースし、廃棄物処理工程にて排出されるCO₂を削減しております。 次に 有価物として全体の23%を占める プラスティック、ダンボール、紙、金属類を個別に再生業者に売却し、 コスト削減の一環としております。 更にその他77%については素材単位で集約化し、中間処分業者へ 適正処理を委託契約することで大幅なコスト削減を図っております。 結果新築現場での廃棄物は全てゼロエミッション化を達成しております。 77% 複合材等[委託処理] 機能③回収 機能④管理 コンプライアンス遵守 コスト削減 5
今後の取り組みについて 【バイオディーゼル燃料 B100導入】 ■バイオ燃料車導入によるグリーン物流の提供 B100 今後の取り組みについて ■バイオ燃料車導入によるグリーン物流の提供 使用済天ぷら油再生油 バイオ ディーゼル 燃料 B100 現状でこれらの成果を達成できましたが、 パナホーム様も弊社もこれに満足することなく、 更なる取り組みを行っていきます。 今後の取り組みについて①といたしまして、 バイオディーゼル燃料を、 今回のメインテーマである パナホーム東京ECOセンター配送車輌に6月より 3台導入しております。 ごらんのように使用済み天ぷら油を再生利用するリユース効果と 2次配送におけるCO₂排出量現状比30%削減を図って参ります。 【バイオディーゼル燃料 B100導入】 ㈱筑波物流で東京ECOセンター現場配送・回収業務において、 バイオディーゼル燃料B100活用車輌を6月より3台導入し CO₂削減30%(6t-CO₂)を図って参ります。 6