第2章 ソフトウェアの基礎知識
ソフトウェアの分類
ソフトウェアの分類
OS (Operating System) ハードウェアとソフトウェアの間を仲介し,応用ソフトウェアが動作するように設定したり,ディスプレイやプリンタなどの周辺機器を管理・制御したりする基本ソフトウェア 例)Windows,MacOS,Linuxなど
ユーザインタフェース(UI) ユーザがコンピュータを利用したり,アプリケーションソフトウェアに対して情報の受け渡しを行ったりする仕組み ユーザインタフェースではGUIによるOSとCUIによるOSに分類される
GUI (Graphical User Interface アイコンのような図柄を冷す操作によってコンピュータの サービスを受けるユーザインタフェース
CUI(Character User Interface) キーボードからコマンドを入力することによって, コンピュータのサービスを受けるユーザインタフェース
GUIによる操作 名 称 操 作 利用方法 クリック 左ボタンを1回押す 命令の選択など 右クリック 右ボタンを-回押す 名 称 操 作 利用方法 クリック 左ボタンを1回押す 命令の選択など 右クリック 右ボタンを-回押す 補助メニューを表示など ダブルクリック クリック続けて2回行う すばやく2回 プログラムの起動など ドラッグ クリックしたまま マウスを移動する 範囲の選択など ドラッグアンドドロップ 対称をドラッグして 目的の場所で離す アイコンや図形の移動など スクロール 指でスクロールボタンを上下に回転させる 画面表示範囲を上下に移動させる時に利用
ソフトウェアの分類
ミドルウェア OSとアプリケーションソフトウェアの情報の受け渡しを担当。 データベース管理(DBMS)や運営管理を担当
ソフトウェアの分類
アプリケーションソフトウェア 応用ソフトやアプリとも呼ばれる CAD:2次元、3次元の製図を行う フリーソフトから数百万円に至るソフトまで様々。 他にも文書作成、表計算、圧縮解凍、 ウィルス対策など
アプリケーションソフトウェア 上位互換と下位互換 ソフトウェアに改良が加えられると、新しいバージョンが公開・発売 古いバージョンで作成したデータ ⇒ 新バージョンで使用可能 :上位互換 新バージョンで作成したデータ ⇒ 古いバージョンで使用可能 :下位互換
文字の処理 文字コードの種類 文字コード 説 明 ASCII 7[bit]文字.ANSIが制定 EBCDIC 説 明 ASCII 7[bit]文字.ANSIが制定 EBCDIC 8[bit]文字.IBM汎用コンピュータで使用 JISコード 2[byte]文字.JISが制定 S-JISコード 2[byte]文字.Microsoft社が制定 EUC 複数[byte]文字.AT&T社が制定.UNIX Unicode 複数[byte]文字.すべての言語体系,プラットフォーム,OSに対応すべくユニコードコンソーシアムにて制定
文字の処理 文字コード 文字化けが発生する原因 外国から送ったメールのタイトル(日本語) “$B$3$l$O(JJIS$B$NJ8$G$9!#(J ” “これはJISの文です。” メールソフトやインターネットブラウザなどのソフト内部の エンコード機能を用いて解読
文字の処理 日本語入力 MS-IMEやATOKが一般的 “あいう”,“アイウ”,“aiu”,“アイウ”,“aiu” 辞書機能 特別な読み方の漢字や,正式名称を略称で, または顔文字などを登録 ぎふこうせん⇒岐阜工業高等専門学校, しょぼーん⇒(´・ω・`)ショボーン 書体(文字フォント) ゴシック“あいう” ,明朝体“あいう” ポップ体“あいう”etc…
ファイル(属性) ファイルの主な属性は以下の4つ 属性 説 明 読み取り専用 書き込み,削除不能のファイル. CD-ROMのファイル等 説 明 読み取り専用 書き込み,削除不能のファイル. CD-ROMのファイル等 隠しファイル システムやプライベートで設定するファイル.通常は表示されない アーカイブ データのバックアップに関係 システム システムで利用するファイル.OS等の動作に関連した重要なファイル等
ファイルの拡張子 ・○○○.dxf ・○○○.dwg ・○○○.doc ・○○○.xls ・○○○.bmp ・○○○.gif ・○○○.pdf ・○○○.cpp ・○○○.exe Autodesk社AutoCAD専用の図面中間ファイル Autodesk社AutoCAD専用の図面ファイル Microsoft社Word専用のファイル Microsoft社Excel専用のファイル ビットマップ形式のグラフィックファイル GIF形式のグラフィックファイル Adobe社Acrobat専用の書類ファイル C++プログラムのソースファイル プログラムなどの実行ファイル(要注意)