2008年10月31日 大学評価委員会.

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2008年10月31日 大学評価委員会

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 1.はじめに、評価の開発視点 ■教育力評価の開発視点 U-MA21大学評価の基本姿勢  教育力評価の開発視点   大学の個性を尊重し、 質的向上の改革努力を促す 水準把握やランキングといった 「結果」ではなく、教育力強化に向けた「改革の方向性」が示されること 教育の実態(組織・制度・状態)と 付加価値形成力に基づいた評価 であること 大学設置基準の項目全般を評価する大学自身の評価ではなく大学卒業生に教育ニーズへの対応状況や効果を聞く 大学の規模の差や財務基盤、 既存評価にとらわれない 一般機能型ではなく 重点機能型を指向する Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 1.はじめに、評価者 ■卒業生を調査するねらい    卒業生を大学評価の測定者にすることの利点は次の点にある。  1)大学教育の受け手として、大学教育の理解度が高い。  2)大学卒業生は、入学時と卒業時の学力を認識し、在学中の学力向上    (付加価値)を実感している。  3)大学卒業後数年を経過した人は、実社会経験を通して大学教育の有効性を評価    できる。  4)つまり、大学教育の内容理解が高く、自らの学力向上認識も把握でき、かつ、    社会における教育の有効性を同時に回答できる。これらを一つのデータ    (シングル・ソース・データ)として扱うことで、教育施策とその成果の関係性    が把握できる。   ここで見えてきた評価は、大学の改革(教育、研究,経営全般)を進めていく上で  の大きな指針を提供するものである。   さらに、個別大学に限定して本調査を実施した場合、今回の結果と照らし合わせ当  該大学の教育力の特徴が浮かび上がることになる。そして、個々の大学がどのような  面にリソースを投入し学生満足度あるいは教育付加価値を向上させていくかの検討が  可能になる。 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 1.はじめに、評価項目のフレーム ■教育力測定のフレーム 教育充実度 校風         6項目 教育内容 10項目 研究水準      3項目 社会的交流    5項目 サポート体制   5項目   計29項目 大学を卒業した社会人に、        (教育力の評価者) 大学在学時の教育環境や 教育内容を質問し、   (教育の組織・制度・状態評価) 教育付加価値度 人間力       6項目 思考力       4項目 実践力       5項目  計15項目 そこで獲得された教育付加価値が、      (教育付加価値の評価) 教育力(総合評価) 「仕事や生活への役立ち度」など               計5項目 社会でどの程度役立っているかを 把握する     (満足度・有効性の評価) Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 2.調査概要 ■調査目的    大学の規模やブランドなど既存評価にとらわれることのない新たな評価モデルを構築する。そこで、大学卒業者を対象に在学時の教育環境や卒業後の教育役立ち度に関する基礎データを取得し、大学の分類別に教育の実態評価や付加価値形成力の分析を行う。 ■調査方法   † 調査対象 当社と提携関係にある全国のインターネットモニターの中から25歳から32歳までの一般個人男女50,000人。      † 調査手法 インターネットによるweb調査 † 調査期間 2008年5月26日2008年6月2日  8日間   † 有効回答 7,597サンプル(15.2%)         回答者総数15,770サンプル、うち高卒者等および不備         サンプル(8,173サンプル)を除く   † 調査実施機関 ㈱マーケティング・オペレーションセンター (日経リサーチ100%子会社) Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 2.調査概要 リニュアル1 ■3つのリニュアル点 ◆競合する大学との比較が可能 ◆大学のより細かい種別によるポジショニングが可能  例)首都圏女子大17校におけるJ女子大のポジショニング ◆個別大学で実施した調査結果と本調査結果との比較・検証が可能  例)本調査回収50サンプル以上の大学、28校 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 2.調査概要 リニュアル2 ■分析例 参加される大学が考えるグループを構成することが可能。 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 3.調査結果 回答者属性(1) H20年度学校基本調査 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 3.調査結果 回答者属性(2) H20年度学校基本調査 平成19年就業構造基本調査から  全国25~34歳の「派遣社員」「パート アルバイト」「嘱託・契約」の構成比は 、24.0%。 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 3.調査結果 回答者属性(3) 今回の調査結果=大学所在地 地域区分 :関東 :茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県        中部 :新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 山梨県 静岡県愛知県 三重県        近畿 :滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 3.調査結果 大学生活 ■志望大学 ■大学での学業成績 ■学生生活の中心活動 ■授業の出席状況 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 3.調査結果 大学への期待 ■大学への期待内容 これらの期待の内容に対して大学の教育は期待通りだったか? ■期待評価 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 4.調査結果 総合評価 ■大学別、難易度別にみた教育力の総合評価 ※「世間一般的に難易度の高い大学である」の質問で、「非常にそう思う」+「ある程度そう思う」を「難」、「どちらともいえない」を「普」、「あまりそう思わない」+「そう思わない」を「易」とした Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 4.調査結果 教育付加価値度(1) ■大学別、難易度別にみた教育付加価値度 ※「世間一般的に難易度の高い大学である」の質問で、「非常にそう思う」+「ある程度そう思う」を「難」、「どちらともいえない」を「普」、「あまりそう思わない」+「そう思わない」を「易」とした Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 4.調査結果 教育付加価値度(2) ■教育付加価値度と社会的ニーズ 社会が必要としている能力・知識 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 4.調査結果 教育充実度 ■大学別、難易度別にみた教育充実度 ※「世間一般的に難易度の高い大学である」の質問で、「非常にそう思う」+「ある程度そう思う」を「難」、「どちらともいえない」を「普」、「あまりそう思わない」+「そう思わない」を「易」とした Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

「人間力」は高められたが「実践力」の付加価値形成力が弱い 5.調査結果 課題 (1)大学全体 教育の付加価値形成力における課題   大学教育や大学生活で習得できたこと 1位 感性や人間性の豊かさ           (63.6%)人間力 2位 豊かな教養による社会を見る広い視野 (60.9%)人間力 3位 すべきだと思ったことを実践する姿勢  (58.7%)人間力 大学での教育の成果として役立った能力や知識 1位 感性や人間性の豊かさ (39.0%)人間力 2位 豊かな教養による社会を見る広い視野 (33.0%)人間力 3位 集団生活に必要な社会性         (32.3%)人間力 もっと学んでおけばよかった能力や知識 1位 語学など国際化への対応能力       (51.3%)実践力 2位 IT時代に対応した情報スキル      (42.0%)実践力 3位 「資格の取得」による専門知識と活用能力 (40.3%)実践力 「人間力」は高められたが「実践力」の付加価値形成力が弱い Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 5.調査結果  課題 (2)大学種別 「論理力」と「研究水準」で特徴。課題は「実践力」と「サポート体制」。 大学全体の課題(前頁) 教育充実度 教育付加価値度 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 5.調査結果 課題 (3)期待通りではなかった 大学への期待と評価 ■国立全体(n=1781) 期待通りではなかったと評価した卒業生たちの入学前の期待内容 ■私立全体(n=4751) Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 5.調査結果 課題 (3)期待通りではなかった 「期待通りではなかった」と評価した卒業生(国立)は、全体平均に比べ「広い視野」「実践する姿勢」「社会性」等の『人間力』の評価が低い。同様に私立では、「体系化された知識」「論理的思考力」「解決能力」「創造力」等の『論理力』で全体に比べ評価が低くなっている。 大学で習得した能力・知識のうち社会で役立ったもの Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 5.調査結果 課題 (4)難易度別 大学への期待結果で格差顕著 ※「世間一般的に難易度の高い大学である」の質問で、「非常にそう思う」+「ある程度そう思 う」を「難」、「どちらともいえない」を「普」、「あまりそう思わない」+「そう思わない」を「易」とした 大学の教育成果として役立った 能力・知識 ■教育付加価値の中で「難」と「易」 の差が大きかった上位3項目 教育力(総合評価) Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved. 5.調査結果 課題 (4)難易度別 ご参考 Copyright 2008 ©21世紀大学経営協会 All Rights Reserved.

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