~ちょっとしたことから情報セキュリティ~ 情報セキュリティ研修 学校現場のネットワークについて ~ちょっとしたことから情報セキュリティ~ (研修を始める前にPC(起ちあげた状態)とUSBメモリを用意しておいてもらう。) ただ今から「情報セキュリティ研修会」を始めます。 まず初めに、お配りしてある「アンケート」用紙の「研修事前調査」にお答え下さい。 (約1分ほど時間をとる) 今日のテーマは「学校のネットワークの仕組みについて」です。 ぜひ、今日の話を参考にして下さい。【次へ】
1 課題 (1)尼崎市内の小学校内のネットワーク環境 を理解する。 (2)セキュリティに対する意識を高めよう。 ウイルスの感染を防ぐには 学校現場のネットワークについて 1 課題 (1)尼崎市内の小学校内のネットワーク環境 を理解する。 (2)セキュリティに対する意識を高めよう。 (データの整理、画面ロックの仕方など) 今回の研修では、次の2点について学習していきます。 1つは、市内小学校のネットワーク環境について理解すること。 2つ目は普段パソコンを利用するときに、セキュリティを高める方法についてです。 【次へ】
2 ネットワークによってログインする IDが異なる点について ウイルスの感染を防ぐには 学校現場のネットワークについて 2 ネットワークによってログインする IDが異なる点について 教職員用のノートパソコンの場合 ①ログイン時に「教室」と「職員室」に 分かれています。 教職員が普段利用しているノートパソコンの場合、教室と職員室の2つのログインユーザが用意されています。【次へ】 (※ログインユーザは尼崎市独自の仕様のため、スライドを編集しています) 「教室」:教室系のネットワークを使う。 「職員室」:職員室系のネットワークを使う。
②どちらで入るかによってつながっている ところが違います。 学校現場のネットワークについて ○「教室ユーザ」:教室系のネットワーク ところが違います。 ○「教室ユーザ」:教室系のネットワーク PC室にあるサーバにつながっている。 →サーバの中にあるファイルやフォルダを、児童が 自由に閲覧・編集できるようになっている。 (個人情報等の保存には適さない) ○「職員室ユーザ」:職員室系のネットワーク 職員室内にあるサーバにつながっている。 →個人情報は職員室サーバ(セキュアドライブまたは 共用ドライブ)に保存する。 それは、どちらのユーザでログインするかでつながるネットワークやサーバが異なっているからです。 教室ユーザは、コンピュータ教室のネットワークにつながっています。 コンピュータ教室では、児童・生徒がサーバ上にあるファイルやフォルダを自由に閲覧したり、編集したりすることができます。 そのため、個人情報等を保存するのには適していません。 職員室ユーザは私たち教職員が普段職員室で利用しているネットワークやサーバにつながっています。個人情報等の大切な情報は職員室サーバに保存します。 (※ログインユーザは尼崎市独自の仕様のため、スライドを編集しています)
教室系と職員室系を分けている最も重要な理由は、 児童に個人情報等の重要なファイルを見せない、見られないようにすることにあります。 学校現場のネットワークについて 教室系と職員室系を分けている最も重要な理由は、 児童に個人情報等の重要なファイルを見せない、見られないようにすることにあります。 授業(教室)で使うのか、校務(職員室)で使うのか、 しっかり区別して使うようにしましょう! 教室系と職員室系の2つに分けている最も重要な理由は、 児童に個人情報等の重要なファイルを見せない、見られないようにすること にあります。 パソコンを利用するときには、 授業、すなわち教室で利用するのか、 校務、すなわち職員室で利用するのか、 しっかり区別して利用するようにしましょう。 では次に職員室系のサーバについて、詳細に説明していきます。【次へ】
・セキュアドライブ:成績等、守るべき重要なデータを保存。 学校現場のネットワークについて ③職員室にあるサーバ(校務用)について ・セキュアドライブ:成績等、守るべき重要なデータを保存。 (教総センターで定時的にバックアップをとっています) ・共用ドライブ:教材・教務文書等のデータを保存。 セキュアドライブ 成績等、守るべき重要なデータ 校務サーバのネットワークドライブには、セキュアドライブと共用ドライブの2種類があります。 セキュアドライブは成績など、守るべき重要な情報を保存します。このドライブのデータは教育総合センターでバックアップを取っています。 共用ドライブは、それ以外の教材や教務文書などを保存します。【次へ】 (※ドライブ名は尼崎市独自の仕様のため、スライドを編集しています) 共用ドライブ 教材や教務文書等のデータ
学校フォルダ 共有フォルダ 学校現場のネットワークについて 校長用PC・教頭用PC・ 職員室PCのみ見る ことができる。 「セキュアドライブに入ると・・・」 学校フォルダ 校長用PC・教頭用PC・ 職員室PCのみ見る ことができる。 共有フォルダ 職員室PC・事務室PC から見ることができる。 (例) セキュアドライブの中は、学校フォルダと共有フォルダに分かれています。 学校フォルダは、校長用PC・教頭用PC・職員室PCのみ見ることができます。 共有フォルダは、校長用PC・教頭用PC・職員室PC・事務室PCから見ることができます。 書類の内容によって保存するフォルダを変えると良いでしょう。 共有フォルダ内は、例のようにフォルダ分けしておくと整理できます。 参考にしていください。【次へ】 (※ドライブ名は尼崎市独自の仕様のため、スライドを編集しています)
<サーバ内のデータ整理の例> 例1:共用ドライブ内は、教務部・事務部・ 教務部 年代別 学校現場のネットワークについて 例1:共用ドライブ内は、教務部・事務部・ 先生個人、学年に分ける。 事務部 教務部 年代別 次に共用ドライブについてです。 共用ドライブは、先ほど説明したように、教材や教務文章などのデータを保存します。 だからといって、好き勝手に保存していいわけではないですよね。 例えばこのスライドように、 ・利用する先生の役割によってフォルダを分ける ・年代ごとでフォルダを整理する など、「どのデータがどこにあるかがわかるように整理すること」 を心がけましょう。 これは、あくまでも一例です。学校に合わせて整理の仕方を考えてください。【次へ】 ※あくまでも例の一つなので、各学校の実情に合わせた整理の仕方を考えて下さい。
3 画面ロックの仕方 (1) Ctrl+Alt+Delete を押した後、 「このコンピュータのロック(K)」を選択する。 ウイルスの感染を防ぐには ちょっとしたことから情報セキュリティ 3 画面ロックの仕方 セキュリティ上、パソコンを使っている時に、席を離れる 際は、「画面をロック(ログオフ)」する必要があります。 (ロック解除(ログイン)にはパスワードが必要です) (1) Ctrl+Alt+Delete を押した後、 「このコンピュータのロック(K)」を選択する。 情報を管理するという意識が情報セキュリティにつながる訳ですが、「データを安全なサーバに整理して保存しておく」以外にも、ちょっとしたことから情報セキュリティを意識していただきたいと思い、演習を用意しました。 まずは、「画面ロックの仕方」についてです。 この中で、操作中のパソコンから離れる際に、画面をロックしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。(挙手してもらう) セキュリティ上、パソコンを使っている時に、席を離れる際は、「画面をロック(ログオフ)」する必要があります。 ロック解除(ログイン)にはパスワードが必要です。画面ロックの方法を3つ紹介します。 1つ目は、 Ctrl+Alt+Delete を押した後、「このコンピュータのロック(K)」を選択する。というやり方です。 2つ目は、 Windowsキー + L キー(Windowsキーを押しながら、Lのキーを押す。)というやり方です。 キーボードを見て、これらのキーを見つけてみてください。【次へ】 (2) Windowsキー + L キー (Windowsキーを押しながら、Lのキーを押す。)
(3) メニューから「ロック」する。 →実際にやってみましょう! ちょっとしたことから情報セキュリティ 3 2 1 3つ目はメニューからロックする方法です。 画面の左下にあるスタートボタンを左クリックし、「シャットダウン」と表示されている横の右三角を左クリックします。 するとメニューが表示されます。メニューの真ん中あたりに「ロック」があるので、それを左クリックすると画面ロックされます。 実際にやってみてください。【次へ】 2 1 →実際にやってみましょう!
4 USBメモリの抜き方 (1) デスクトップ上のアイコンから、取り外す。 USBメモリをパソコンからいきなり抜いてはいけません。 ウイルスの感染を防ぐには ちょっとしたことから情報セキュリティ 4 USBメモリの抜き方 USBメモリをパソコンからいきなり抜いてはいけません。 データが壊れる恐れがあるので、手順を踏んで抜くように しましょう。 (1) デスクトップ上のアイコンから、取り外す。 ①デスクトップの右下にある「▲」 を左クリックする。 のアイコンを左クリックして、 対象のリムーバルディスクを 選択する。 次にUSBメモリの抜き方についてです。 USBメモリを使い終わった後、パソコンからいきなり抜いてはいけません。データが壊れる可能性があります。手順を踏んで抜くようにしましょう。 この方法にも複数のやり方があります。 1つめはデスクトップ上のアイコンから取り外す方法です。 ①デスクトップの右下にある上矢印を左クリックします。 ②スライドのようなアイコンがありますので、左クリックして「対象のリムーバブルディスクを選択します。【次へ】 2 1
(2)コンピュータのアイコン上から、取り外す。 ちょっとしたことから情報セキュリティ (2)コンピュータのアイコン上から、取り外す。 ①コンピュータのページにある 対象のリムーバルディスクの アイコン上で右クリックをする。 ②「取り出し」の部分で左クリック をする。 1 2つめはコンピュータのアイコンから取り外す方法です。 ①コンピュータのページにある対象のリムーバブルディスクのアイコンの上で右クリックをする。 ②取り出しの部分で左クリックする。 実際にやってみましょう。【次へ】 2 →実際に やってみましょう!
5 まとめ 学校内でパソコンを扱う場合は、職員室系ネットワークなのか、教室系ネットワークなのかを意識して取り扱うことが大切である。 ウイルスの感染を防ぐには ちょっとしたことから情報セキュリティ 5 まとめ 学校内でパソコンを扱う場合は、職員室系ネットワークなのか、教室系ネットワークなのかを意識して取り扱うことが大切である。 ※個人情報や児童の目に触れると問題になるようなファイルは、 PC室のサーバではなく、校務用サーバに保存する。 校務で扱うデータは、情報管理の観点からも整理して保存する。 日頃から〝個人情報を扱っている〟という意識を持ち、「離席時の画面ロック」や「USBメモリの安全な取り外し」に取り組む。 では、本日の研修のまとめです。 学校内でパソコンを扱う場合は、職員室系ネットワークなのか、教室系ネットワークなのかを意識して取り扱うことが大切です。 個人情報や児童の目に触れると問題になるようなファイルは、 PC室のサーバではなく、職員室系(校務用)サーバに保存するようにしましょう。 校務で扱うデータは、情報管理の観点からも整理して保存しましょう。 日頃から〝個人情報を扱っている〟という意識を持ち、「離席時の画面ロック」や「USBメモリの安全な取り外し」に取り組みましょう。 これからは、これらのことを意識してパソコンを扱うようにしていきましょう。【次へ】
クイズ Q 次の1~3は、セキュリティを高めるための行動のように見えますが、改善できる点があるのはどれでしょうか。 ウイルスの感染を防ぐには ちょっとしたことから情報セキュリティ クイズ Q 次の1~3は、セキュリティを高めるための行動のように見えますが、改善できる点があるのはどれでしょうか。 1.USBメモリをコンピュータから取り外すときは、開いていた データのすべてのページを「×」で閉じたのを目で見て 確認をして、すぐに抜くようにしている。 2.学級・学習指導で作成したデータや校務分掌のデータは 重要なので、常に学校で貸し出されているパスワード付き USBメモリに保存している。 3.「離席時のコンピューターの自動ロック」までを「5分」と短めに 設定している。 では、最後に今日の研修の内容に関わるクイズに挑戦してみましょう。 (スライドを見ながら読む) (挙手などをしてもらう) (終了) (クリック→)
答え 解説 すべて改善することができます。 ちょっとしたことから情報セキュリティ ウイルスの感染を防ぐには ちょっとしたことから情報セキュリティ 答え すべて改善することができます。 解説 1.開いたページを閉じたのを目で見て確かめることも大切だが、 急に抜くとデータが壊れる恐れがあるので、「取り出し」で確認してから、 取り外すことが大切である。 2.USBメモリは長期的な保存用ではないので、重要なデータは校内で 決めてあるネットワークドライブ内に保存するようにする。 (児童の目に触れてはいけないデータは、PC室に繋がっているドライブには保存しない。) 3. 離席時には必ず自分の手でロックする意識が大切である。 ※ 「離席時のコンピューターのロック」 ・・・コンピュータ操作がある設定時間行われなかった場合、 自動的にロック画面(ログオフ状態)になる機能。 (スライドを見ながら、答え、解説を読む) これで「情報セキュリティ研修会」を終わります。 ありがとうございました。 最後に、お配りしてある「アンケート」用紙の下の部分の「研修事後アンケート」にお答え下さい。